釜石市地域おこし協力隊　由木　加奈子 さん

釜石市地域おこし協力隊の由木です！
私は釜石市で高校生と地域を繋げるコーディネーターとして活動しています。
具体的には、地域側の窓口として、高校生のプロジェクトやボランティア活動のサポート、釜石高校の敷地内のスペースを活用し、高校生がミーティングや勉強、バスの時間待ちなど自由な使い方ができる、官民学連携での放課後の場づくり「774プロジェクト」の立ち上げ・運営を行なっています。
活動していく中で、最初は「地域をよく知らない」、「あまり好きではない」と言っていた高校生が、地域の大人と関わったり、実際にアクションを起こしたりしていくことで、地域に対する意識が変化していく様子をたびたび見てきました。
高校生が活動しやすい環境を整えていくことで、地域の若者が郷土愛を育むきっかけが生まれ、結果的に地域の将来を担う人材が育つことに繋がると思います。

一方で、高校生のやりたいことだけで、地域のニーズを無視してしまうと、受け入れる地域側の負担になってしまい、継続性が担保できないこともあります。
だからこそ、高校生の思いに寄り添いながらも、地域のことも理解し、両者がwin-winな関係をオーダーメイドで構築していくためのコーディネーターの役割が必要だと実感しています。

今後も、釜石の若者と一緒に活動する地域の人の層をより厚くし、釜石ならではの”育ち”を地域のみなさんとデザインできるように頑張ります！