花巻市地域おこし協力隊　佐藤　真衣子　さん

　岩手県花巻市大迫町の地域おこし協力隊の佐藤真衣子です。2018年12月から、ぶどうの産地大迫町のぶどう農家候補として採用して頂きました。

以前は大きな農場に勤めておりましたが、私の体はキャパシティーオーバーをしてしまいました。

　これからは、自分の食べるものを自分でつくれるようになろう。小さな自給をはじめよう…。そう思い、父の故郷である花巻市大迫町、祖父の畑と田んぼがあるこの町に、協力隊として移住しました。

　協力隊としてのミッションは、「ぶどう農家の後継者」でした。一年目から突然、自分の農地を得てぶどう栽培をすることになりました。

たくさんの先輩方からご指導を頂きつつ、手探りでぶどうを栽培し一年。

…どうもぶどう栽培が楽しくない。

　どうしたら楽しくなるか。そう考えていた時に出会ったのは、果樹の下で動物を放牧し、空間を立体的に活用する「立体農業」という農法。これだ！！と思った矢先、なんと、羊を飼ってみないかという声がかかり、二年目からは羊との生活がスタート。

　協力隊になってから様々な縁に恵まれ、普通に生きていたら起こりえないことも様々体験しました。趣味のイラストを活かしたご依頼も、数々やらせて頂きました。大きな渦を起こしてはいないけれど、等身大の自分でいるために学ぶ日々を過ごしております。