知事からのメッセージ 平成28年3月

ID番号 N43620 更新日 平成28年3月29日

印刷

平成28年3月11日

3月11日、大船渡市で開催した東日本大震災津波岩手県・大船渡市合同追悼式に出席しました。

東日本大震災津波から5年が経ちました。平成23年、2011年の今日、マグニチュード9.0の巨大地震によって引き起こされた圧倒的な高さの大津波は岩手県沿岸部全体を襲い、多くの方々の尊い命を奪い、今もなお多くの方々を行方不明のままにしています。

県民をあげて犠牲者を慰霊し、岩手県全体が復興を成し遂げる決意を新たにする機会として、被災地である大船渡市で、御遺族の方々とともに追悼式を開催しました。

私たち、岩手県民は、犠牲になられた方々のふるさとへの想いを受け継いで、この大震災の経験と教訓を後世に伝えていくよう努めながら、復興の道を歩んでいかなければなりません。

県では、本年を本格復興完遂年と名付け、市町村や国と一体となり、また、企業、団体、個人と連携し、防災施設の整備等による安全の確保、住宅・宅地の整備をはじめとする生活の再建、水産業などのなりわいの再生を更に進め、海洋研究拠点の形成強化など、未来につながる施策も併せて、復興を強力に推し進めて参ります。

すべての岩手県民が心をひとつにして復興を成し遂げ、「いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」を実現させましょう。

追悼式
尊い命を失われた方々の御霊に哀悼の誠を捧げるとともに、復興を成し遂げる決意を誓いました

平成28年3月25日

3月25日、盛岡市で、今年の秋にデビューする岩手県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」の生産・販売キックオフイベントを行いました。

当日は、私も参加して、「銀河のしずく」のロゴマーク発表や、作付する農家の方々への登録証の交付と種子の引渡しを行いました。

岩手県が約10年の歳月を費やして開発した「銀河のしずく」は、「白くてつややか、かろやかな食感」が特長です。「銀河のしずく」は、先に発表された平成27年度産米の食味ランキングで、本県オリジナル水稲品種では初めて、最高の「特A」評価を取得しました。首都圏の米穀専門店や消費者の皆さんからも、品質・食味ともに高い評価をいただいており、これから新しい岩手の顔として県内外から広く愛されるお米になると確信しています。

今後は、このロゴマークのもと、生産、流通、販売に関わる機関・団体が想いを一つにして、高品質の「銀河のしずく」を全国の皆様にお届けし、早期にブランドとして確立できるよう努めて参ります。

ロゴマーク
「銀河のしずく」のロゴマークを発表


種子引き渡し
「銀河のしずく」を作付される農家の方々に登録証を交付


勝鬨の声
関係者が一致団結し、おいしい「銀河のしずく」をお届けします


平成28年3月26日

3月26日、盛岡駅で行われた北海道新幹線開業盛岡駅出発式に参加しました。

昭和57年の東北新幹線大宮・盛岡間の開業から34年を経て、いよいよ新幹線が津軽海峡を渡り、北海道と本州、さらには九州まで結ばれました。北海道新幹線の開業により、岩手県はじめ北東北地域と北海道の産業や観光、文化の交流・発展が大いに期待されます。

岩手県と北海道は、歴史や文化的な面においても非常に深い結びつきがあります。函館・小樽・釧路で過ごした石川啄木や、札幌農学校で学び、教鞭をとった新渡戸稲造、また、函館市内の南部藩の陣屋跡や「南部坂」などからもその繋がりが偲ばれます。そして現在は、北海道・北東北3県で連携して、縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた活動を推進しています。

岩手県では、北海道新幹線の開業を契機に、昨年世界遺産に登録された橋野鉄鉱山や、登録から5周年を迎える平泉の世界遺産など、それぞれの地域資源を組み合わせた魅力ある広域観光ルートの構築により、一層の誘客拡大を図るとともに、北海道との歴史的、文化的な繋がりのもと、一層の交流・連携を強化して参ります。

出発式

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 秘書課 管理担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5506 ファクス番号:019-623-9337
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。