知事からのメッセージ 平成25年1月

ID番号 N11619 更新日 平成26年1月16日

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平成25年1月28日

1月26日、大阪府高槻市の関西大学高槻ミューズキャンパスにおいて、阪神大震災と東日本大震災津波の2つの教訓を未来へ伝える「いわて三陸復興フォーラム つながりを力に」を開催しました。
本フォーラムは本県に継続的な被災地支援をいただいている関西大学の全面的なご協力のもと、関西圏を中心とする西日本の皆様に、東日本大震災津波からの復興への取組や被災地域の状況について積極的な情報発信を行うことで、震災の記憶の風化防止や多様な主体との持続的な連携の促進を目的として開催したものです。

基調講演をいただいた五百旗頭真(いおきべまこと)復興推進委員会委員長からは、ご自身の阪神大震災の被災体験から得た教訓を政府の復興構想会議で主張し取りまとめに当たられたことや、これからの東日本大震災の復興に大切な論点など熱く語っていただき、被災地の我々に大きなエールをいただきました。その後行われたパネルディスカッションでは、地元で復興にがんばっているパネリストから「地域の底力」の取組が、また関西からご支援をいただいているパネリストからは県外からの「つながりの力」の取組が紹介され、被災地の復興がオールジャパンで進んでいることを参加された皆様にご理解いただきました。

また会場では、宮古工業高校機械科の生徒が制作した宮古市藤原・磯鶏地区の縮尺模型を使った津波発生の様子の実演や、県内報道機関による震災写真の展示などが行われ、津波の怖ろしさを伝え、命を守るための減災やまちの復興について活発な意見が交わされました。「いわて三陸復興フォーラム」は今後、東京(2月6日)、県内(2月9日 宮古市)で順次開催する予定です。

平成25年1月28日

展覧会の写真1
震災からよみがえった東北の文化財展

1月27日、いわて三陸復興フォーラムの出張に併せて、兵庫県神戸市の阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターで開催されていた「震災からよみがえった東北の文化財展」(12月11日から1月27日)を見学しました。


展覧会の写真2

東日本大震災津波では地震や津波により貴重な文化財がたくさん失われました。一方で、被害から文化財を守る「文化財レスキュー」の活動が全国の博物館関係者の協力により展開され、復興のシンボルとなっています。本展示会では、岩手県内でレスキューされた文化財が中心に展示され、被災地の文化財をいかに守るかはまちの再生や人々のこころの復興と深く関わるものであることを訴えていました。これからも引き続き文化財レスキューの活動に全国各地から継続したご支援をお願いいたします。

展覧会の写真3

平成25年1月21日

1月9日、10日の両日、香港において、牛肉を中心とした岩手の農林水産物と、観光についてPRを行いました。

9日夜は、香港の小売・流通業者、観光関係者ら約100名をお招きし、私より「いわて牛」と「観光」についてのプレゼンテーションを行い、昨年から始まった県産和牛の取扱い拡大のお願いと、香港の人たちの関心が高い桜や雪の回廊を中心とした本県への観光をアピールしました。参加者からは牛肉・あわびなど本県の農林水産物の生産状況について質問が出るなど関心の高さが伺われました。その後行われた「いわての夕べ香港レセプション」では、「いわて牛」ステーキなど県産食材を使った料理や岩手の日本酒を来場者に堪能いただきました。

翌10日には、「いわて牛」を取り扱いいただいている現地の食肉卸会社を訪問し取扱い拡大を要望したほか、香港市内のイオンの店舗で開催された県産品のフェアに参加し、香港の消費者の皆様に本県の産品をセールスいたしました。香港のお客様の日本の牛肉に対する関心の高さを実感するとともに、いわて牛の継続的なPRの重要性を強く認識しました。

日本の食材が広く普及し、また日本の観光情報について触れる機会の多い香港において、昨年から輸出が可能になった牛肉を中心に本県の安全安心な農林水産物の情報発信を継続するとともに、豊かな自然と歴史に触れることができる本県の観光を広くPRすることで、県民一人一人の元気と復興につなげて参りたいと思います。

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