知事からのメッセージ 平成26年8月
ID番号 N27580 更新日 平成26年9月4日
平成26年8月1日
8月1日、二戸市で現地県北振興会議を開催しました。
この会議は、県が推進する県北・沿岸圏域振興施策として毎年開催しているもので、私のほか県幹部職員が地域に赴き、県北振興の現状や課題等について現地の方々と認識を共有し、より効果的な取組を進めていこうとするものです。
当日は、二戸管内の市町村長の皆さんと、優れた地域資源を生かした産業振興と人材の育成、地域からの効果的な情報発信の取組などについて広く意見交換を行いました。大変有意義な時間を共有することができたと感じています。
今後もこのような機会を捉えて、現地に入り、活力ある地域づくりに取り組んでいきます。
平成26年8月2日
8月2日、神奈川県横浜市の中央卸売市場南部市場で「夏祭り&岩手県デー」が開催され、私も参加してきました。
この催しは、協同組合横浜南部市場共栄会と神奈川新聞社が被災地の風評被害の払しょくや農林水産物の生産者支援といった被災地支援活動の一環として開催したものです。
今回の主催者の皆さんにはこれまでも様々な支援活動にご尽力いただいてきたところであり、ここに改めて厚く感謝申し上げます。
当日は、私から、復興支援への御礼、復興状況の報告のほか、「新生岩手県を目指して」と題して神奈川新聞社の林編集局長との対談を行いました。また、会場内では岩手県内から出店した企業などによる三陸の食材等の販売や県職員による観光PRなども実施しました。たいへんな暑さの中ではありましたが、多くの方々が来場され、買い物などを楽しんだものと思います。
今後も引き続き全国の方々からのご支援を力として、一日も早い復興に向けて取り組んでいきます。
平成26年8月3日
8月3日、私が理事を務めています日本の次世代リーダー養成塾で講義を行いました。
この養成塾は、日本の明日を担う若き人材を育てるため、国内外から集まった高校生を対象に、講義やディスカッション、集団生活等を通じて、考える力はもとより、社会性や自立心、責任感を養ってもらおうと、毎年開催されているものです。
当日、私からは「東日本大震災津波~災害対応と未来に追いつく復興」と題して、大震災津波災害への対応や現在進めている復興に向けた取組、また昨今話題となっている人口減少問題への対応などについてお話ししました。
また、日本の次世代を担う皆さんに対し、この危機的な時代にあって、リーダーに求められる資質として、注意深さと好奇心、知ることの大切さ、についても伝えました。
講義の最後には、塾生たちから復興応援ソング「花は咲く」の合唱をプレゼントされましたが、心が通った素晴らしいものでした。さまざまなつながりが復興の力であり、まさに大きな復興の力をいただいたと感じました。
次代を担う若い皆さんには、感受性の豊かな今、さまざまなことを吸収し、人間としての力を磨きながら、将来の夢に向かってまい進されることを期待します。
平成26年8月29日
8月23日から29日までの期間、日・韓・中ジュニア交流競技会岩手大会が開催されました。
この競技会は今回で22回目を数えますが、日本、韓国、中国の3カ国のジュニアトップアスリート約千人が参加し、花巻市や北上市など県内5市で、陸上競技やサッカー、テニス、バレーボールなど11の競技が行われました。
期間中、3カ国の代表のほか、開催県である本県代表選手も参加し、競技力の向上はもちろんのこと、選手間の交流と相互理解に大きな成果を上げることができました。
私も24日の開会式に出席したほか、26日には、開催競技のうち、北上市で開催されたソフトテニスと奥州市で開催されたウエイトリフティング競技を視察し、その白熱ぶりを実際に肌で感じてきたところです。
東日本大震災津波以降、日本全国、韓国及び中国をはじめ、さまざまな国や地域からご支援と励ましをいただいている中にあって、参加された選手及び関係者の皆さんにはたいへん感謝を申し上げますとともに、今回の大会が友情を深める得がたい機会となったことをたいへんうれしく思います。
また、競技が行われた5市はもとより、県としても、再来年開催される希望郷いわて国体・希望郷いわて大会に向けた機運の醸成につながったものと感じています。
平成26年8月30日
8月29日、30日の両日、盛岡地域において「平成26年度岩手県総合防災訓練」を行いました。
48回目を数える本年度は、昨年度に引き続き、広域災害に備えた広域対応訓練をテーマに、八幡平市、滝沢市、雫石町及び盛岡地区広域消防組合消防本部との共催により実施しました。
具体的には、岩手山火山噴火による降灰と大雨による土石流災害の発生によって、広域的な災害が発生したとの想定のもと、県災害対策本部員会議の開催や、県や市町、防災関係機関相互の広域連携と協力体制の強化を図るための訓練を実施したところです。
私自身も、災害発生時の現場の実態等に対する理解を深めるため、土のうを積み上げる土石流せき止め訓練や学校・家庭・地域が連携した防災学習の様子などを視察したほか、避難者や救助を行う方々の視点で、避難訓練や心肺蘇生法による救命講習、応急食料炊出し訓練などに参加しました。
参加された地域の皆さんの熱心な訓練の様子や関係機関の的確な災害への対応の状況を確認することができ、所期の目的を達成することができました。
災害への備えは一朝一夕に得られるものではなく、日頃からの訓練で培われた対応力が大切であり、今後も、このような訓練等を通じて、防災意識の高揚や地域防災力の向上に努めていきます。
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