知事からのメッセージ 平成27年7月

ID番号 N37465 更新日 平成27年7月31日

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平成27年7月12日

7月12日、奥州市と金ケ崎町において、「平成27年度岩手県総合防災訓練」を行いました。

49回目を数える本年度は、(1)地域住民等に対する防災知識の普及啓発及び防災意識の高揚、(2)参加者・防災関係機関における的確な対応の習得、(3)災害現場における防災関係機関の連携強化の3項目を訓練の重点とし、奥州市、金ケ崎町及び奥州金ケ崎行政事務組合消防本部との共催により実施しました。

具体的には、大雨による洪水と、その後発生した地震により被災地域が拡大するという複合災害を想定し、避難準備情報や避難勧告等を発令する判断とそれに基づく住民の迅速な避難について、103機関、約1万人に参加いただき、74項目の訓練を行ったところです。

私自身も、災害発生時の現場の実態に対する理解を深めるため、震度5強の地震を想定して、地震が発生した直後に自らの身を守るための行動を一斉に行う「シェイクアウト訓練」や、応急食料炊出し訓練に参加したほか、避難者や救助を行う方々の視点で訓練を視察しました。

東日本大震災津波から4年以上が経過した今、震災の記憶の風化や防災意識の低下が懸念される中で、多くの方々に訓練に参加していただき、皆さんの防災意識を高めることができたと感じています。災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。災害への備えは、何よりも日頃の訓練で培われた対応力が大切であり、今後も、このような訓練を通じて、防災意識の高揚や地域防災力の向上に努めていきます。

避難所開設運営訓練
避難所開設運営訓練を視察


ペット同行避難所受入訓練
ペット同行避難所受入訓練を視察


応急食料炊出し訓練
応急食料炊出し訓練に参加


閉会式
閉会式での講評


平成27年7月26日

7月21日から26日にかけて、イタリアとドイツを訪問しました。

現在「食」をテーマに開催されているミラノ国際博覧会の日本館において、岩手県は7月24日から27日までの4日間、宮城県、石巻市、東北経済連合会と共に「チーム東北」として出展し、「県産ひとめぼれ」や「前沢牛」、日本酒、伝統工芸品の出品に加え、わんこそばや一関地方の餅文化のPR、さんさ踊りの出演等により、いわての魅力を世界に向けて発信しました。

私も、24日のオープニングイベントに参加し、「チーム東北」の各団体の代表者とともに東北や岩手をPRしました。さらには、今後の経済交流や観光誘客などに向けて、現地経済団体や旅行会社を訪問し、岩手の食、県産品、観光などの魅力をまるごと売り込んできたところです。特に、「食」に関しては、本県の高品質で物語性もある特徴ある食材や食文化に対する現地の方々の興味・関心の高さを実感し、今後の展開に手応えを感じました。

また、東日本大震災津波発災後に多大な支援をいただいたドイツのラインラント・プファルツ州政府、同州カイザースラウテルン市政府をそれぞれ訪問し、これまでの支援に対する感謝の意をお伝えしました。現地では、今も復興支援への取組が続いており、改めて感謝の念を強く抱いたところです。

今回の訪欧をきっかけとして、岩手とヨーロッパとの更なる相互交流を進めていきます。

ミラノあいさつ
ミラノ万博オープニングイベントであいさつ


ミラノ酒
ミラノ万博で岩手県のお酒をお振舞い


ライン
ラインラント・プファルツ州政府を訪問し復興支援に感謝


カイザー
カイザースラウテルン市政府を訪問し復興支援に感謝


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