知事からのメッセージ 平成25年6月
ID番号 N9788 更新日 平成26年1月16日
平成25年6月21日
6月20日、一戸町の御所野縄文博物館で現地県北振興会議を開催しました。
この会議は、県が進める県北・沿岸圏域振興の取組の一つで、県の幹部職員が地域に赴き、その地域の方々を交えながら現状や課題を共有し、より効果的な施策を進めていこうというものです。
当日は、県北地域でご活躍されている方々から地域の生の声をお聞きし、産業振興や雇用機会の創出、人材育成などについての取組のご提案をいただくなど、大変有意義な意見交換を行うことができたと感じています。
本年度は今後、沿岸地域での開催も予定しており、引き続き活力ある地域づくりに向けて取組を進めていきます。
平成25年6月21日
6月はいわて男女共同参画推進月間。その主要行事であるいわて男女共同参画フェスティバル2013が6月16日に盛岡市のアイーナで開催され、私も参加してきました。
当日は、ニットデザイナーの広瀬光治氏による基調講演や様々なテーマの分科会が開催されたほか、復興庁の男女共同参画班をはじめとした関連団体のパネル展示や復興バザーなど多彩な催しが行われ、多くの方々に参加いただきました。
県では、男女が互いに尊重し共に参画する社会の実現を目指して様々な取組を進めており、大震災津波からの復興においても大変重要な視点の一つとして位置付けています。
男女共同参画社会の実現を目指す取組が家庭、職場、そして地域で一層浸透していくことを期待しています。
平成25年6月12日
6月6日、宮古水産高校で行った県立学校共同実習船建造の調印式に出席してきました。
この調印式は、公益財団法人日本財団と公益財団法人岩手県漁業担い手基金からの支援を得て、県立高校の水産実習に欠くことのできない共同実習船の建造をスタートさせる式典で、本県水産業の担い手育成に寄与することはもとより、大震災津波からの復興を象徴するものの一つとして、とても意義深く、改めて多くの方々の支援に感謝する次第です。実習する生徒の皆さんにとって未来への希望となるとともに、本県水産業の復興の加速にもつながるものと確信しています。
また当日は、同じく日本財団からの支援により整備した同校の食品実習室設備の完成披露会も行われ、生徒の皆さんの生き生きとした実習の様子を見て感慨深いものがありました。
平成25年6月12日
日本ジオパークの認定に向けて、現在手続きを進めている三陸ジオパーク。
6月6日は、このジオパークを構成するジオサイトの一つ、県の天然記念物にも指定される宮古市の三王岩を視察してきました。学術的な貴重性もさることながら、太古の昔から脈々と造りあげられてきたその姿は壮観そのもので、まさに地球のダイナミズムを肌で感じることができました。三陸地域の「大地の魅力」を多くの方々に伝える三陸ジオパークが早期に認定されることを切に望みます。
またこの視察と併せて、田老地区で行われている「学ぶ防災ツアー」も体験してきました。大震災津波による被災の状況をとどめる建物や防潮堤を前に、丁寧でわかりやすいガイドの方の説明を受け、改めて津浪の記憶とそこから得られる教訓を後世に伝える活動の重要性を再認識しました。多くの方々がこのツアーを体験されることを期待します。
平成25年6月3日
5月30日に東京都で開催した東北ILC推進協議会主催のシンポジウム「日本再生」に出席してきました。
当日は、ILC計画や世界に開かれた地方都市の創造などについて、東京大学素粒子物理国際研究センターの山下准教授と日本創生会議の増田座長から講演いただいたほか、村井宮城県知事や私も参加したパネルディスカッションが行われました。
お集まりいただいた多くの皆さんには、ILC計画が日本の国家プロジェクトとして非常に大きな意義を有することや建設候補地としての北上山地の地盤の安定性について、また何より大震災津波からの復興を目指す東北にとって大きな希望であることが伝わったと感じています。
翌31日には、東北ILC推進協議会として、山本一太内閣府特命大臣や丹羽文部科学大臣政務官、河村リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟会長ほかの皆さまに、国家プロジェクトとしての誘致について強く要請してきました。
平成25年6月3日
県は、岩手医科大学のご協力を得て、子どものこころのケアを中長期にわたって担う「いわてこどもケアセンター」を矢巾町に設置しました。
このケアセンターは、これまで沿岸3地域に順次設置してきた地域ケアセンターを包括する全県的な拠点施設として、クウェート国からの救援金を原資とした日本赤十字社からの義援金で整備したもので、5月29日には、駐日クウェート国大使であるアブドル・ラーマン・アル・オタイビ氏にもご出席いただいて、クウェート国との友好記念プレート除幕式も行われました。
クウェート国からはこれまでも心強い励ましや多大な義援金をいただいており、このケアセンターのほかにも三陸鉄道の復旧・復興などに活用させていただいてきたところです。改めて県民を代表して感謝の意を表したいと思います。
今後、この「いわてこどもケアセンター」を拠点として、震災によるストレスなどを抱えた子どもたちの心身の健康を継続して守るため、多様な事業や支援活動を行い復興を力強く進めて参ります。
平成25年6月3日
5月24日、ウミネコの繁殖地として有名な八戸市蕪島から階上町までの海岸と、天然ツツジが群生する階上岳が陸中海岸国立公園に編入されて、新たに「三陸復興国立公園」として指定されました。東日本大震災津波からの復興に貢献することを目的として創設された大変意義のあるものです。
翌25日には記念式典が八戸市で開催され、私も出席してきました。式典は石原環境大臣をはじめ多くの関係者の列席のもと、八戸・階上両市町の小学校児童百数十名の皆さんによる「花は咲く」の合唱などもあり、大変盛り上がりました。
今後、人と自然との共生はもとより、人と人との交流、観光産業の発展による地域の活性化などにより、今まで以上に魅力ある地域となることを期待しています。
平成25年6月3日
5月23、24日の両日、「第26回全国経済同友会セミナー」が「復興から始める新生日本」をテーマに開催され、岩手の地に全国各地から多数の企業経営者の方々がお集まりになりました。
復旧・復興の支援に多大なご尽力をいただいたジョン・V・ルース駐日米国大使による基調講演のほか、復興や日本の再生などの課題について分科会を通じた討議・意見交換が行われ、私もルース大使による講演を大変関心を持って聴講させていただきました。
さまざまな復旧・復興の支援の取組を継続して行っていただいている経済同友会が、「被災地の復興は日本の復興である」との考えの下、このようなセミナーを本県で開催されたことは誠に意義深いものと受け止めています。
このような全国の皆さまとのつながりを力とし、引き続き復興の加速化に努めて参ります。
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