令和3年8月20日知事会見記録

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開催日時

令和3年8月20日10時00分から11時05分

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。本日は知事からの発表はございません。

幹事社
 今日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありません。各社から質問をお願いいたします。

記者
 まず、昨日のコロナ対策本部員会議の件からお伺いいたします。まん延防止等重点措置の準備に着手ということになりました。あらためて、知事のまず御所感から伺えますでしょうか。

知事
 先週、県独自の緊急事態宣言を出して、1週間10万人当たり(新規感染者が)15人を超えたということで、この特別なさらなる感染対策、そして、不要不急の外出の自粛を中心に対策を県民の皆さんにお願いしたわけですけれども、その頃から2週間で倍ぐらいに増えるようなペースでさらに岩手県も増えるだろうと考えていたのですが、1週間経って10万人当たり(新規感染者が)25人を超えるということで、予想よりもさらに速いスピードで感染者が増えているという状態です。ここは、既にお願いしている県独自の緊急事態宣言を徹底していただくということもあるのですけれども、それに加えて国が指定する、まん延防止等重点措置、こちらの適用の方もやらないと感染を抑えられない状態にもうすぐなるという見通しを持っています。それは、具体的には10万人当たり(新規感染者が)30人を超えて、さらに増え続けるであろうということで、まだそこには至っていないのですけれども、今のペースですと1週間を待たずに10万人当たり(新規感染者が)30人まで行く可能性が高いので、そうなったときのための措置は今から準備しておかなければならないという考え方です。
 また、県として、国に、まん延防止等重点措置を要請するに当たっては、要請して直ちに、ではやりますと、岩手にも対象を拡大しますという速やかな国の対応が行われるように、その下準備をした上で要請をすることが適当であろうということで、岩手で、まん延防止等重点措置を行う場合の岩手県内における様々な制限の仕方、時間短縮の要請の仕方など、ある程度、国とすり合わせながらそこは詰めていって、即実施できると、国として実施を決められるというところまで詰めた上で要請をしようという考え方です。それで、準備とか準備に着手とかいう言い方をしているものです。

記者
 ありがとうございます。国との調整もあると思うのですけれども、まさに1週間、前回、これまでの1週間から本当にどんどん、どんどんペースが上がってきている状況ですけれども、スケジュール感について知事としてはどのようにお考えでしょうか。

知事
 今週の国の緊急事態宣言等の対象拡大は、(人口)10万人当たり(新規感染者が)30人以上のところを対象に、まん延防止等重点措置を拡大するというやり方で決まっていますので、岩手を含め、国が決めたとき30(人)に満たなかった5つの県が既に30(人)を超えているという非常に速いペースですので、そういう意味では、今までのペースだと、まん延防止等(重点措置)の拡張は2週間とか間が置かれることが多かったと思いますが、それほど間を開けずに決定されるのではないかなという感じがしている。岩手に特に集中すれば、30(人)を超えればというのが一つの目安になると思っておりますが、そこで出てくるのは、もはや全国一斉に緊急事態宣言を拡張すべきではないかという論です。これは、今日、午後に行われる全国知事会の緊急ウェブ会議の主要なテーマになるでしょう。どう発言するかは、ちょっと直前になってから決める格好になりますけれども、私も既に(全国知事会)飯泉会長がそういう発言をしている全国一斉の緊急事態宣言を支持するような発言をしようかなと思っています。昨日の数字で秋田県も10万人当たり(新規感染者が)15(人)を超えまして、もはや秋田でも緊急事態宣言の対象にしても良いくらいの事態の急速な進展だと思います。25(人)を超えていない県がもう4つしか残っていないとか、そこも25(人)を超えて、30(人)を超えてという増加傾向も見てとれますので、もはや全国一斉緊急事態宣言ということもあり得る事態だと思います。そこを国がどう判断するのか、今やっているような10万人当たりの数字を見ながら緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、そして特にそういうもの(宣言や措置)はなしという3段階方式を徐々にやっていくという国の進め方でいくのか、それともそれを転換して国で一気に緊急事態宣言を全国に拡大するのか、いずれにせよ岩手は、まん延防止等重点措置の対象か、緊急事態宣言の対象か、どちらかにはなっていくという前提で、岩手県内的には準備していきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。最後に、まん延防止等の措置で、特措法に基づくものですので、ある程度どういったことが想定されるかというのはあると思うのですが、現段階で柱となる行動制限であるとか、施設の時短であるとか、どのようなことを想定されているのか伺えますでしょうか。

知事
 飲食店の時間短縮営業の要請ということが一番大きいと思います。全ての人に対する不要不急の外出自粛のお願いというのは既にしていますので、それは当然、飲食店の利用が減っていくことにつながるわけですけれども、それをさらに制度的に、より確かなものにするために時間短縮の要請を導入するというところが転換点になると考えます。

記者
 現在の県の独自の緊急事態宣言でも県民への不要不急ということで、飲食店を中心とした事業者の皆さんも大変苦労をされていらっしゃいます。前回の知事会の会見の方では事業者の支援の方は今のところ用意はしていないという発言をなされていたと思うのですけれども、今回の、今現在の緊急事態宣言と今後も視野に入っている、まん延防止(等重点措置)の適用も含めて、今後事業者の皆さんに岩手県としてどのような新たな支援をしていくのか、知事のお考えを教えてください。

知事
 感染対策を強化することで、飲食店をはじめとする事業者の皆さんの収入が減るというのは、これはあることですし、1週間前に県独自の緊急事態宣言を行ったとき、それはさらに悪化するということで、それまでも30万円を上限とする事業者支援(地域企業経営支援金)を行っていたわけですけれども、さらに10万円上乗せするということを1週間前に決めたところであります。それはそのまま継続しておりますので、緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が、岩手も対象にするとなった場合には、それにさらに国の財源を元にした協力金がそこに重なってくるわけですけれども、それが決まるまでの間においても、今もやっている県独自の事業者支援の強化ということは続けて行います。

記者
 県独自の支援の強化というのは、現時点で達増知事が描くものとして、どのような支援を行っていきたいというふうにお考えでしょうか。

知事
 コロナ前と比べて収入が月当たり半分以上減ったところ、あとは3か月で同様の減少があったところ、それぞれに月10万円、3か月で30万円、そういう支援を行うということがありますし、過去から様々テナントでやっている事業者に対しては家賃補助というのを行ってきましたし、それから感染対策を徹底させるための県による認証に合格するためのパーティションの導入などに関する費用の支援、これも10万円規模で行っていますし、それからバスやタクシーなどの交通関係は、交通関係独自の支援を、バスやタクシーの保有台数に合わせるなどして行っています。ホテル、旅館関係も独自の支援を行っていて、特にホテル、旅館で大規模な改修などがある場合には100万円単位の支援をしているところであります。それらはずっと続いているところでありまして、1週間前、さらにそれを強化するということで10万円の上乗せを決めました。これら全部ホームページなどで確認できるようになっていますし、商工団体や事業者組合などを通じても情報が行き渡るようにしています。

記者
 ということは、現状支援していることを続けていくのか、現状やっていることに加えて、例えば、まん延防止(等重点措置)が適用になった際に、それにプラス新たな支援は考えているのか、それはどちらになるのでしょうか。

知事
 まん延防止(等重点措置)、緊急事態宣言の対象になりますと、もう1日3万円という規模の協力金が国の財源を元にできるようになりますので、それが追加されることはかなり大きな支援になると考えています。

記者
 現状の出している、支援している金額が、上限をさらに上げていくとか、そういうことも可能性としてあるということなのでしょうか。

知事
 今の支援もかなりの水準の支援と考えておりますけれども、それはそれで続けながら、さらに非常に大きな国のスキームによる支援を行うことができるようになるということです。

記者
 緊急事態宣言と(まん延防止等)重点措置が全国で過半数の都道府県に適用されている中で、それでも感染拡大が収まっていない状況になっていると思うのですけれども、そもそも(緊急事態)宣言とか(まん延防止等重点)措置の効果がどれぐらいあるのかというのが、結構疑問視されている中で、あらためてその経緯として措置を適用しようとする際に、その効果を高めるためにどうすればいいかというのを知事はどうお考えでしょうか。

知事
 運用の仕方だと思いますけれども、かなりの額の協力金を出せるようになれば、それと対にした休業要請、プラス一定期間に及ぶ消費の落ち込みに耐える体制というものを事業者の皆さんにお願いできるようになりますし、それと対にして、それだけ事態は切迫しているので、外出を控えて、そして他の人と接触することも今まで以上に控えてほしいということを消費者サイドの皆さんにも訴えることができると思います。
 それから、デルタ株によって、第4波までとはもう決定的に違う桁違いの感染爆発、感染の増大になっていますので、その実態もあらためて岩手であれば岩手県民と共有することで、感覚的に言えば10万人当たり30人の(新規)感染者数になってくれば、一頃岩手は10万人当たり3人ぐらいの(新規)感染者数でいたこともあるわけですけれども、リスクは10倍に高まっています。外に出て同じようなことをして感染する確率が10倍に高まっているのだということで、その点で行けば10倍対策を強化しなければならない、外出を10分の1に減らすぐらいやって、かつて10万人当たり3人の(新規)感染者数だった頃の安全性に戻すことができるという、そういったことを丁寧に説明していくことで、感染の増加を減少に転換できると思います。
 その場合、やはり収入が減る事業者の皆さんへの補償をちゃんとやるということ、県も一貫してそういう姿勢で、1週間前もそれをさらに強化しているのですけれども、それが行政として様々お願いしていくときの説得力の基本になると考えておりますので、緊急事態宣言やまん延防止(等重点措置)の適用については、協力金ということにやはり期待したいと思います。

記者
 ありがとうございます。あと、おとといの夜に知事がツイッターで(まん延防止等)重点措置の適用を決定する予定というようなツイートをされて、その趣旨としては、準備するという形に昨日の本部員会議で、ちょっと違いがあるのかなと思ったのですけれども、そこはあの夜と本部員会議の間で何か御心境が変わられたりしたのでしょうか。

知事
 知事の意思、そして、対策本部会議の意思としてはもう、まん延防止等重点措置をお願いしていこうと決めているわけですけれども、ただ、その要請するに当たっては、ちゃんと国が決定できるような準備が必要なので、行政的には、まずその準備に着手するという、そういう理屈です。

記者
 私も今の質問で出たおとといの知事のツイッターの書き込みについて伺いたいのですけれども、知事はその当時の書き込みに、明日要請を決定する予定ですというふうに書かれていたのですけれども、結果的に準備に着手するということになって、それは書き込まれた時点では、昨日の会議でもう要請を決定するというふうに考えていらっしゃったのか、それとも、その時点で準備に着手するということを決めていらっしゃったのか、どういう趣旨で書かれたのかというのを教えていただいてよろしいですか。

知事
 簡単な話で、10万人当たり(新規感染者数が)30人というのが、もうすぐ来るなというのが見えてきたので、これはもう、まん延防止等重点措置をお願いするしかないなというふうに考えました。一方、そのための作業を翌日事務方と詰める中で、かなり事前にすり合わせておかないと、そういうことをなしにいきなり一方的に県から国に要請するよりも、事前にどういう内容のやり方で岩手はやっていくのかというのがある程度見える形にした上で要請する方が国も早く的確に動きやすくなるということが分かってきたので、昨日の段階では国に対してそういうシグナルを送る意味でも準備に着手という言葉を使いました。

記者
 つまりこのツイッターに書き込まれた時点では、昨日の本部員会議で正式に決めて、すぐ国に要請するつもりだったけれども、その後の事務方とのやり取りですぐにはできないということで、準備に着手という表現にするというふうに変えられたというか、方針を変えられたということでいいのですか。

知事
 ツイッターの段階では、もう感染がここまで拡大した以上、県として、まん延防止(等重点措置)を決めるしか、それを要請することを決めるしかないなということは決めていました。そういうある種、漠然とした私の意思をツイッターに書いたわけで、そこには何の変化、変更もありません。対策本部会議として正式に発表する文書、それには知事メッセージも含まれますけれども、そこはもう少し国の方でも分かりやすい用語を使って正確に表現したほうが良いということで書いたものであって、私のツイッターの中身と昨日の対策本部の決定事項に相違はありません。

記者
 相違がないというふうにおっしゃいましたけれども、ツイッターだと、はっきり要請を決定する予定というふうに書かれているので、これを見た人は普通に考えれば、19日にも正式に決定して、すぐ国に要請するのだなというふうに思われると思うのですけれども、そこはわかりづらい情報発信だったとか、そういう認識はあまりないということですか。

知事
 まず、国に対して準備に着手というアナウンスをしたことは、県と国が連携しながら岩手への、まん延防止等重点措置の拡充を広げていく、そこへ進めていく段取りとして適切だったと考えていますし、それを昨日の会議で県は国への、まん延防止等重点措置の要請を決めたと、そういう理解を県民がしていただくことは、それは間違いではないですし、現にジャーナリスティックにはそういう書きぶりで報道しているところも、昨日、今日、見られますけれども、ジャーナリスティックな表現としては、昨日の県の対策本部員会議で国への要請を決めたと言って良いと思います。

記者
 何点か伺いたいのですけれども、まん延防止等重点措置の要請するタイミングは、人口10万人当たりの(新規)感染者数が30(人)が目安になるということだったと思うのですけれども、まず現時点で出ています県独自の緊急事態宣言の効果について、どのように評価しているのか、知事、この1週間近くたってどのように見ているのか教えていただけますでしょうか。

知事
 県民の皆さんの外出の自粛や帰省の自粛など、日本全体として去年より今年のほうが人流が多くなっているにもかかわらず、岩手県の皆さんには全国のトレンドよりはずっと抑制的な強い自粛をしていただいていること、これは県の岩手緊急事態宣言を出したことと軌を一にして、お互い共通の状況認識で足並みをそろえて行動していただいていると考えます。その効果が出てくるのは、さらに1週間経ってからになるわけでありますけれども、また、今から2週間先なども考えた場合に、今までの対策ではまだ足りないというところも同時にありますので、県民の皆さんにはこの岩手緊急事態宣言の内容をさらに徹底いただくことをお願いしたいと思います。

記者
 ありがとうございます。まだ独自の宣言が出てあまり時間が経っていない中で、まん延防止(等重点措置)の要請となると、混乱もあると思うので、その辺りはやはりしばらく様子を見なければいけないということもあるのでしょうか。

知事
 (県独自の緊急事態宣言の)結果が新規感染者数の数字に出るには2週間かかりますので、そこは県民の皆さんに理解いただきたいところであります。結果に至るための行動変容については良い方向に向いているので、そこは県民の皆さん、自信を持っていただきながら、それをさらに徹底していただくと、より確かな効果が出る対応になっていくと思いますので、そこを御理解いただきながらやっていただければいいと思います。
 しかし一方で、全国の増え方というのが非常に爆発的で、著しいものがありますので、今やっている対策のさらなる強化という中に国のまん延防止(等重点措置)、緊急事態宣言等を取り入れていくと、そういう対策をどんどん重ねていくというようなことがさらに有効になるのだということも御理解いただければと思います。
 いずれ新規感染者数をとにかく低く抑えるということが肝腎要であります。新規感染者数が増えれば増えるほど、ある個人が外に出て感染する確率がどんどん高まっていきますし、それはイコール、県で見た場合、国で見た場合の新規感染者数がさらに増える可能性を高めるわけですので、とにかく増やしてはならない、新規感染者数を減らす。ですから、10万人当たりの(新規)感染者数といった数字にも毎日気をつけていただいて、それが増えない、減っているということを確認しながら、それぞれイベントの中止、延期を決めたり、検討したり、あるいは自分の外出する、しないを検討したりしていただきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。あともう一点、国政の話題で、立憲民主党岩手県連の方で、岩手1区と2区で候補者を擁立することを先日発表になりました。1区に佐野利恵氏、この方について、ちょっと伺いたいのですけれども、会見で知事の方から出馬を巡って打診というか、お声がけがあったとちょっと伺ったのですけれども、知事の佐野氏の印象というか、どのように人物を評価しているのか教えていただけたらと思いました。

知事
 8月14日の記者発表で、私からのメッセージというものも、私の後援会の会長さんから読み上げていただきまして、それに尽きるところがあるのですけれども、私が25年前に立候補したときと同じような年齢で、同じような国際感覚、同じような感性で政治の世界に入っていける人だなと思っております。

記者
 どういった場面でお会いしたことがあって、どういう経緯で立候補の御依頼というか、そういった経緯になったのか等、また教えていただけたら。

知事
 しゃべればしゃべるほど応援演説っぽくなって、あまりこういう場で話すのはどうかということになるのですけれども、いろいろ1対1で話す機会もありましたし、木戸口参議院議員とか、横沢参議院議員とか、小沢一郎衆議院議員とか、一緒に話すこともありましたし、後援会の人と一緒に話すこともありましたし、いろいろなそういう話をする機会があったということです。

記者
 全くの政治経験がない方であると思うのですけれども、知事の方からどのように今後期待していきたいかと。コメントいただければ。

知事
 あまりしゃべり過ぎると応援演説になるので、一般論にしますけれども、アメリカにアレクサンドリア・オカシオ=コルテスという31歳の下院議員さんがいるのですけれども、そういう議員が今、日本にいてもいいなと思っています。アメリカ下院議員には最年少で当選しているのですけれども、オバマ大統領時代が終わって、そして、トランプ時代も終わって、さあその次のアメリカの新しい政治で、それまでアメリカ政治の中であまり語られていなかった格差是正の問題を強く発言したり、あとはインターネットを活用して若い人たちにも浸透したりとか、今までにない全く新しい政治を展開して、今、アメリカで一番人気のある若手議員と言って良いでしょうし、そういう人が日本にもいた方が良いなと私は思っております。

記者
 佐野さんについて、引き続きお聞きしたいと思います。佐野さんと複数回、話す機会があったということで、佐野さんの国政感覚とか、そういったところを評価したということですが、政策などについてはどのような点に共感したのでしょうか。

知事
 国際性、国際感覚とかさっき言いましたが、それだけではないところもあるのですけれども、やっぱりしゃべればしゃべるほど応援演説になりますから、ちょっと例えで言えば、「スター・ウォーズ」の最新3部作というのは、最初の3部作の主役だったルーク・スカイウォーカーとかその仲間たちはもう年を取って、後進の指導をする世代になっていて、自分の子供の世代のレイという女性の主人公がいたり、カイロ・レンというライバルみたいな男のキャラクターがいたりしているわけですけれども、そういうイメージでいまして、つまり古い世代に考えつかないようなことを考えて、そして古い世代が実行できなかったようなことを実行してくれるということを新しい世代には期待します。

記者
 分かりました。ありがとうございます。もう一点、知事は普段、県議会等で、知事が党派を超えた県民党の支持を受けて、県民党のスタンスで県政運営を行っているというような発言をよくされていると思うのですけれども、佐野氏、知事が立憲民主党の方に推薦してというふうなことだったのですけれども、知事のスタンスとしては県民党というのは立憲民主党になるのでしょうか。

知事
 私のスタンスは、また「スター・ウォーズ」で例えると「最後のジェダイ」という作品の中で、年取ったルーク・スカイウォーカーが、ほかの惑星からみんながいるところに自分の映像をそこに出して、みんなと戦うというシーンがあり、それでもうルーク・スカイウォーカーは自分の役割は終わって、その後はもう出てこなくなるのですけれども、私の役割も8月14日の記者発表でまず一段落したと思っておりますので、新型コロナウイルス対策、県政の方に集中していきたいと思います。

記者
 佐野さんをそういったところ、後進育成というところで推薦するというのは分かるのですけれども、それを立憲民主党に推薦した理由は何でしょうか。

知事
 これは8月14日の記者発表で関係者の皆さんが話していましたけれども、ここ5、6年ぐらいの野党共闘、そして、そういう野党共闘には野党支持者以外からの支持や、また、投票行動などもあって、広く県民的な新しい政治の運動がここ5、6年、岩手県の中で展開していたわけで、そういう枠組みでさらにやっていくのだということが8月14日の記者発表でそれぞれから語られたのだと思います。そういう形が8月14日にスタートしましたので、私としては、もう自分の役割はこれで一段落、そして、そういう枠組みがきちっとできれば国政選挙というのは岩手においてもうまく行われていって、ハッピーエンドになると思いますので、私はより今まで以上に県政の方に、知事の仕事に集中することができるというように考えています。

記者
 ありがとうございます。だとしたら、推薦するのは立憲民主党とかではなくて、完全に無所属で推薦すればいいのかなと思ったのですけれども、それを立憲民主党の推薦する候補予定者に据えたのはなぜでしょうか。

知事
 そこは、もう少し事態の推移を見ていただけると見えてくると思いますが、非常に大事なこととして、「スター・ウォーズ」ではカイロ・レンも最後は救われてハッピーエンドになります。私は、そういうハッピーエンドに岩手の政治が向かっていくスタートを8月14日に切れたと思っているので、私はもうそこで「最後のジェダイ」という映画の中で、ルーク・スカイウォーカーは、もうそこで実体は消滅してしまうのですけれども、私も国会議員達増拓也の可能性というのは今回の記者発表で消滅したと思っていますので、より知事としての仕事に力を入れていきたいと思っております。

記者
 そうすると、佐野さんが立憲民主党から出ればハッピーエンドを迎えられる、知事も含めてハッピーエンドを迎えられるというようなことでしょうか。

知事
 むしろカイロ・レンが救われるところがハッピーエンドの重要なところで、そしてあとは世の中全体がより民主的になり、そして命の危険に常にさらされているような人たちもそういうことがなくなって、命と健康を守り、繁栄していくような世の中になるということです。ただ、そこはもう私がつくっていく世界というよりは、今、国政に携わっている皆さん、携わろうとしている皆さんがつくる世界でありますので、私は新型コロナウイルス対策を中心に県政の方に力を入れてまいります。

記者
 分かりました。すみません、もう一点、新型コロナの対策の中で、達増知事が会見でも挙国一致内閣のような体制で臨むべきという話をよくされていたと思うのですけれども、そういった政党内外の連携を重視したほうが良いというふうな考え方をよく示されていますが、1区で現職の階猛(衆議院議員)さんが立っているわけなのですけれども、そういった党の分裂をあおるような形の行動に出たのは理由は何かあるのでしょうか。

知事
 繰り返しになるかもしれませんが、5、6年前から始まっている岩手における野党共闘を中心にして広く県民が政治参加しながら新しい政治をつくり、そのときの課題により的確に対応できる体制を岩手の中にも国政にもつくっていくというそういう流れの中で、8月14日の記者発表で良いスタートが切れたと考えています。

記者
 階猛さんではそれができないというようなことでしょうか。

知事
 そこは、彼はカイロ・レンだと思って見ていれば、この後見えてくると思いますよ。

記者
 分かりました。最後に1点だけお聞かせいただきたいのですけれども、佐野さんと会われることというのは知事にとっては公務外のことになるのかなとは思うのですけれども、今、コロナの感染者がすごく増えている中で、佐野さんに、どうして時間を割いていたのかというような声もちょっとこちらでは聞いていたのですけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。

知事
 端的に分かりやすく答えれば、岩手1区から達増が出るべきという話がずっとあるわけです。それがいつまでもあり、また私が出るみたいになってしまったのでは、私が知事として岩手を守る、新型コロナウイルス対策を進めるということができなくなってしまいますので、私が知事として県民の負託に応えて新型コロナウイルス対策により力を入れていくために必要と考えてやっていました。

記者
 すみません、「スター・ウォーズ」、全く私知らなくて、ちょっと県民への説明の在り方としてはどうかと思うところがあるので、今後の質問等での回答ではちょっと例えはできればやめてほしいなと思ったのが1点なのですけれども。ちょっと質問を変えまして、まん延防止等重点措置の件なのですけれども。

知事
 そこは申し訳ないけれども、私の25年間の政治生活の中で「スター・ウォーズ」に例えるというのは、私にとってなくてはならないものなので、そこはちょっと。どういう意味かを知りたいのであれば、今聞いてもらえば良いと思います。

記者
 ぱっと県民の人が中継等を見て分かるのかなというのが。

知事
 そこは、説明の仕方はそれぞれのマスコミの責任で、私は私の今までの生き方全てを背負った上で「スター・ウォーズ」に例えているのであって、それをそのまま伝えるのか、それとも分かりやすく言葉を言い換えて伝えるのかは、それぞれのマスコミのやり方でありましょう。

記者
 分かりました。質問をまん延防止等重点措置の方にしますけれども、岩手県では人口10万人当たりの(新規)感染者数が30人に達する時点を要請のタイミングとしていると思うのですけれども、これまで政府はグループで、都道府県単体で適用を決めるということはしていなくて、岩手だけ決定ということにはならないと思うのですけれども、これは岩手でそういう要請をするというタイミングには、ほかの県からも要請が出ているので、決定までは時間がかからないというふうに思っていらっしゃるのか、その辺の認識はどうなのでしょうか。

知事
 岩手から国に要請する(まん延防止等重点措置の)準備の中には、同様な状況にある他県との調整というものも入りますので、いずれ国が決定しやすいような形になるよう県の側からも努めますし、また、国の方にも岩手はじめ地方の実情というのをよく理解いただき、全国知事会でもしょっちゅう提言していますけれども、都道府県からの要請があった場合には柔軟に直ちにそれに応えるようにということをあらためてお願いしたいと思います。

記者
 グループ毎に幾つかの県でまとまってではなくて、それぞれの県の事情に基づいて決定してほしいというふうな。

知事
 さっきの私の答えから、そういう可能性を引き出すようであると、やっぱり幾ら「スター・ウォーズ」を見ても、さっき私がしゃべった意味は分からないかもしれませんね。

記者
 分かりました。あとは、昨日の本部員会議で来週の火曜日から宿泊施設の稼働数を増やすというふうなお話がありました。一市民としては、病床の方は増やせないのかなと思うのですけれども、今後、自宅療養をする人が増えないためには、病床ではなくて宿泊施設のほうを増強していくというふうなお考えなのでしょうか。

知事
 岩手県は、昨日の数字でも新規感染者の数よりも入院等調整中の人数を低く抑えていて、あまりこういうのを都道府県毎に比較して、ほかの都道府県を批判したりしている場合ではないのですけれども、大抵新規感染者数以上の入院等調整中の人数が言わば滞留しているのが全国的な実態の中であって、岩手においては入院等調整中の人数を低く抑えて、陽性と分かったらCTを撮って、血液検査もして、必要な医療で、医療が必要でなければ宿泊療養中へというふうに整理しているわけですけれども、それを今の実情に合わせて強化するに当たって、昨日発表したような病床の方のフル回転対応、プラス回復期の退院日程を早めるという措置の検討、そして、プラス宿泊療養施設の追加という対応を発表したところです。

記者
 私もそこまでちょっと「スター・ウォーズ」は詳しくないのですけれども、ハリソン・フォードの最初の頃は見ていましたけれども、新作についてはまだ見ていないので、ちょっと分からないのですけれども。ちょっと選挙の話に戻って大変恐縮ですが、岩手1区から達増拓也が出るという目は消滅したというふうに先ほどおっしゃいましたが、そうすると今、立候補を表明した佐野氏というのは、もともと岩手1区は衆院時代から達増知事の地盤でもあるし、それは後継指名というふうに捉えてよろしいのでしょうか。

知事
 選挙で選ばれる公職のポスト、議員だったら議席というのは当選した人のものではなくて、あくまで有権者のもの、国会議員であれば究極的には全国民のものであります。そういう意味での後継とかそういうのはないのですけれども、ここでルーク・スカイウォーカーとレイの関係とか、ルーク・スカイウォーカーとカイロ・レンの関係とか言うと嫌がられるかもしれませんが、シェイクスピアとかに例えればいいのですかね。でも、シェイクスピアに例えるよりは「スター・ウォーズ」に例えたほうが分かりやすいのだとは思っているのですけれども。まずは次に岩手1区から選ばれる衆議院議員は誰が良いかは、それは岩手1区の有権者の皆さんが決めることであり、私はその有権者の皆さんがいい決定をしてもらえるように、もう8月14日の段階で私の役割は一段落したとは思っております。

知事
 そうですね、8月14日にもう私の役割は一段落終わっていると思っているので、本来今日は国政の話は一切しないという選択肢もあるのですけれども、「スター・ウォーズ」に例えると、個人を傷つけたりしないでいろいろ本質的なことを言えるから例えて言っているのですけれども、私の気持ちとしては8月14日以降は、あとはもう選挙の主役は有権者ですから、岩手1区であれば岩手1区の有権者の皆さんがいよいよ大体候補予定者が出そろってきたなと、どういう人たちなのだろう、誰が良いのだろうと、そういうことを見て、自分がどこまでそこに関与するか、選挙事務所に手伝いに行くか、そういうことも考えながらやってもらえば良いと思います。

記者
 まさにちょっとその部分をお伺いしたかったのですけれども、参院選の横沢議員が当選したときは全県選挙だったので、知事も大分一緒に活動されていましたけれども、今回の1区について今おっしゃったように、御自身としてはこれで県政に集中できるというお話ですが、今後その1区についての支援というか、活動というのはどの程度までというのは、お考えが現時点であればお聞かせください。

知事
 私は、もう消滅してしまいましたので。だから、「スター・ウォーズ」によくあるシーンですけれども、ぽやぽやっと出てくることはあるかもしれませんけれども、クリアな形で出て活躍ということはないと思っていただいていいと思います。

記者
 では、マイクを握るようなことはないということですか。そこまで断言できるかどうかですが。

知事
 8月14日以降、もう国政については答えませんと言ってもいいのですけれども、それはそれで何か無責任なところもありますので、「スター・ウォーズ」を例えに引いているのですけれども、基本、私の役割は8月14日で終わったと考えています。

記者
 ただ、後援会等はバックアップして支えるというふうに、この間、連合会長さんもおっしゃっていましたので、その辺は後援会のほうで。

知事
 まさに有権者が主役ですから、有権者の皆さんが団体の自治としていろんな団体を通じて取り組んだりとか、民主主義の原理原則に基づいてやってもらえれば良いのではないかと思います。

記者
 分かりました。私の質問の最後なのですけれども、岩手競馬の禁止薬物の問題だったのですけれども、昨日、調教師4人の方が会見されて、禁止薬物は自然発生的なものと結論づけられたのにもかかわらず、戒告と賞典停止の処分は納得いかないと、不当だ、違法だといって、取消しを求めて審査請求したと会見で示されましたが、管理者でもある知事にこの件についてどのように捉えているかお伺いします。

知事
 岩手競馬の規則では、禁止薬物を使用してはならない、その禁止薬物を使用してはならないということを事情を知らないで出走させた場合も処分の対象にするというふうに決められており、競馬組合としてはそれに従った処分を行ったところでありますが、行政不服審査請求というのは大事なことですので、あとはこの審査員の方々にきちっと手続に従って審査していただくということだと思っております。

記者
 ちょっとその調教師4人の方々は、またさらに戒告と、そういった賞典停止処分を4人が受けてしまうことで、実質、自然発生だと言われているにもかかわらず、処分を受けると、自分たちの責任もある、責任が問われかねないというか、名誉回復にも妨げられるみたいなお話があったのですけれども、今後そういった手続を経ての審査請求になるとは思いますが、知事の現時点での所感であったり、その辺についてはいかがでしょうか。

知事
 規則を知らなかったとしても処分の対象になる、事情を知らなかったとしても処分の対象になるのだという規則の趣旨については、競馬組合から説明がなされているのだとは思います。今、手続上もう行政不服審査の手続に入っていますので、あまり私からとやかく不服審査請求を出している当事者に対して何か言うのは好ましくないのだとは思いますけれども、かといって何も言わないというのも、情に欠けるような印象を出すのもよくないなということも考えるわけですが、行政不服審査の手続を丁寧にやっていくことで、問題解決されていくことを期待いたします。

記者
 すみません、選挙と「スター・ウォーズ」の話にちょっと戻らせていただきたいのですけれども、お話を聞いていますと、知事はレイを佐野さんに例えて、カイロ・レンを階さんに例えて、御自身はルーク・スカイウォーカーに例えられているということでよろしいのですか。

知事
 はい、そのとおりです。

記者
 カイロ・レンに階さんを例えた理由というのは、何かあるのですか。

知事
 いろいろフォースを教えたり、トレーニングをしたりしたこともありましたもので。

記者
 最終的に敵、反乱軍に入っていくというのがストーリーとして似ているということなのでしょうか。

知事
 少なくとも途中の段階でそういう局面になっているというところがぴったり一致しているなとは思います。そうですね、私がいろいろ教えたということだけではなく、誕生に当たっても、ルーク・スカイウォーカーとその仲間たち、レイア姫とか、ハン・ソロとか、そういう人たちが一緒になって生み出した存在というところも、比喩として適していると思っております。

記者
 すみません。私も「スター・ウォーズ」との関連で伺いたいのですけれども、先ほど知事は「スター・ウォーズ」のストーリーの良いところは、カイロ・レンが最終的に救われるところだというふうにおっしゃいましたけれども、今回の場合、階さんが救われるというのは、これはどういうことなのでしょうか。それは、レイが佐野さんだとすると戦いになると思うのですけれども。「スター・ウォーズ」だと、たしか最終的にカイロ・レンは死んでしまうと思うのですけれども、死んでしまいますよね、最後。あれは救われたと言えるのかどうかよく分からないのですけれども、今回の選挙の場合に、救われるというのはどういうことになるのかがちょっとよく分からなかったのですけれども。

知事
 それは、もう今起きている現実が最後まで行けば分かります。逆に言うと、最後まで行かないと、それは臆測というか、分からないでありましょう。最後まで行けば、ああ、なるほど、そういうことだったのだなと分かると思います。

記者
 「スター・ウォーズ」(衆議院議員選挙)の関係で、1区の野党共闘というのは、今、共産党の方も候補者を出そうとしているという中で、佐野氏はそういった共闘の候補者としてなり得ると、御自身はどのようにお考えでしょうか。

知事
 これも最後まで、現実が最後まで行ったときに、「スター・ウォーズ」の話と比べると、このシーンがこれだったのだなというふうに分かると思います。

記者
 見ていかないと分からないというところ等あると思います。

知事
 ハッピーエンドになるということを今日はまず言っておきましょう。それは、当然6年、5年、岩手において新しい政治の流れをつくろうとしてきた全ての人たちにとってもハッピーエンドになるのだと私は確信しております。という部分は、「スター・ウォーズ」は引用していないので、分かりやすいのではないかと思いますが。

記者
 ありがとうございます。あと、階氏と佐野氏で、立憲(民主党)の県連は、佐野氏を推薦というか、公認を申請すると思いますけれども、階氏も岩手1区の支部長であったりされると思うのですが、そういう中で党本部はどういう判断をすべきか、公認としてはどのようにしてほしいと思っていますか。

知事
 そこは、もう政党の自治の問題なので、ちゃんと全体としてハッピーエンドに行くように適切にやってほしいと思います。

記者
 話題はちょっと替わってしまうのですけれども、東京パラリンピックの件です。新型コロナにも関連しますが、この感染が全国的に拡大している状況での開催についての可否、どうお考えか、まずお聞かせいただけますか。

知事
 感染対策と社会経済活動の両立というのが日本全体として今までずっと目指してきたところだと思うのですけれども、今の全国の感染状況、ひいては東京の感染状況というのは、かなりひどいわけでありまして、まずこのままスタートさせたのでは、とてもそんな両立とは言えない形での開催になってしまいますし、そもそもパラリンピックに関係する皆さんの命と健康というのを今のままで守れるのかということだと思います。
 オリンピックが始まる前に、やはり東京をほぼゼロにする、10万人当たり(新規感染者が)2.5(人)以下にした上で、オリンピック・パラリンピックは開催すべきと言ってきていたわけですけれども、2.5(人)以下にしてこそ感染対策と社会経済活動の両立ができるのですが、東京は今や、昨日(8月19日)の時点で240.1(人)です。あるべき姿の100倍ぐらいのリスク、2.5(人)であれば、外に出てそこで感染するというリスクは、その100倍のリスクがあるということで、まずはとにかく東京の感染状態をどうにかしなければならないのではないかということだと思います。これも繰り返し言っているのですけれども、ロックダウンのようなこと、幾ら100倍のリスクがあっても、外に出なければ感染はしませんから。だから、人の動きが止まって、人と人との接触がなければ、どんなに感染が拡大していても、それを止めることはできるわけでありまして、そのくらいのことをやりながら、入国してくる人、パラリンピック関係で動く人たちの安全を確保するというやり方は、専門家の知恵と日本国民の力を結集すればあり得るのだと思います。
 だから、私は今の段階で絶対無理とは言わないのですけれども、東京ロックダウンぐらいのこととセットで、また今のプレイブックですか、それ以上の徹底したルールでパラリンピック関係者を守るということをやれば、できるのではないかと考えます。そういうことを祈りながら、小池百合子知事からもらった指で触ると分かる東京オリンピック・パラリンピックのロゴのバッジを今日はしているのですけれども、そういうことを祈っております。

記者
 ありがとうございます。すみません、私からもう一件で、スポーツ関連なのですけれども、今、インターハイと夏の高校野球が進んでいます。実際に参加している学校の中でもコロナ陽性が確認されて辞退する学校があったり、あとは高校野球なんかでは日程消化のために大雨の中でやったり等あります。学生スポーツの在り方として、この辺りはどうあるべきとお考えでしょうか。

知事
 開催地の感染リスクと、そして行事毎の感染対策の徹底ぶりとの関係で決まってくると思うのですけれども、今日本のあちこちで行われている中学生、高校生の様々な全国大会は、オリンピック・パラリンピックに近いような徹底的な感染対策を講じながら行っているとは思うのですけれども、それぞれ決して油断はできず、高校野球の場合、ブラスバンドはオーケーとか、オリンピック・パラリンピックよりちょっと自由度が高い部分があったりし、かつ雨で順延ということで、当初の計画と、宿泊とか食事とかが違ってきているということで、甲子園野球はかなり要注意になると思います。ほかは、まずこの調子で安全にやっていただきたいというふうに思います。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は8月27日(金曜日)の予定です。

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