令和3年7月6日知事会見記録

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開催日時

令和3年7月6日10時30分から10時59分

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。最初に知事から発表があります。それでは、知事お願いします。

知事
 「#iiiwate(ハッシュタグいい岩手)SNSキャンペーン2021」を実施します。今日、7月6日から12月31日までです。これは、岩手県民や岩手ファンの方々がSNSを使って岩手の魅力や復興の状況を発信するキャンペーンです。今年で3回目となります。今年は平泉世界遺産登録10周年でもあり、御所野縄文遺跡の世界遺産登録も見込まれています。フォトコンテストに特別部門を設けます。
 具体的な企画としては、ツイッターとインスタグラムがありまして、ツイッター企画は岩手のおすすめ観光地や県産品などに関する投稿を募集します。インスタグラム企画は、「岩手の食」や「岩手の技」など、毎月のテーマに沿った投稿を募集します。
 そして、フォトコンテスト、これは「岩手の四季」「三陸復興」「岩手の世界遺産」というテーマを設けて写真を募集し、入賞作品を選びます。写真は、過去に撮影したものでもオーケーです。この機会に岩手の様々な魅力をSNSを通じて全国、世界に発信していきたいと思います。

広聴広報課 
 以上で知事からの発表を終わります。

幹事社
 それでは、ただいまの発表事項1件について、各社から質問があればお願いします。

記者
 今年で3回目ということで、今年は特別部門を設けるということですけれども、あらためて年々、写真のレベルは上がっていると思うのですけれども、知事としてどんな写真を期待したいか、コメントをお願いします。

知事
 既に自分の頭の中にイメージがあるような、そのイメージに沿った作品が寄せられて、なるほど、なるほど、そのとおりというような作品もありましたし、また、今まで全然見たことがないような一瞬を取り上げたり、また、そういう新しい角度から捉えた作品もあります。世界遺産についても、そのようないろんな作品が寄せられることを期待します。

幹事社
 ほかには発表事項に関して質問ございませんでしょうか。それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブを代表して幹事社質問の用意はありませんので、各社から質問がありましたらお願いします。

記者
 東北銀行の(経営統合の)件なのですけれども、フィデアホールディングスと経営統合への協議入りについて基本合意をされたということがあります。このことについて、知事の受け止め、所感というものをお伺いいたします。

知事
 経営統合の目的は、東北全域をカバーする金融グループとなって、各行が相互にそれぞれの強みやノウハウを共有することで、金融仲介機能、金融サービスの強化による収益力増強、ガバナンス体制の強化による経営の効率化などによって、今後のさらなるビジネス拡大、経営基盤の強化を目指すものと伺っております。統合によって、グループ各社の強みを生かし、岩手県、また東北の地域金融機関として発展されることを期待します。

記者
 ありがとうございます。続きまして、熱海市で発生している土砂災害の件なのですけれども、今回この熱海の災害を受けて、岩手県としての対応というもの、検討されていること、予定されていることがありましたら教えてください。

知事
 テレビのニュースなどで大変衝撃的な土砂崩れの映像も流れていて、あらためて大雨による土砂災害の脅威というものが実感されたのではないかと思います。県では、土砂災害(防止法に基づく)基礎調査というのをやってありまして、1万3,316カ所、土砂災害が発生するおそれのある区域があり、そのうち土石流に関連するものが6,348カ所あります。今、県土整備部において県の広域振興局の土木部などに対して、この基礎調査結果の再確認を行っているところであります。

記者
 ありがとうございます。あと、土砂災害に関連してなのですけれども、行方不明者の名前を公表するという対応を静岡県は取りました。岩手県におきまして、同様の大規模災害が発生した際に行方不明者の公表についてどのように対応するのか、知事の考えを教えてください。

知事
 昨日から今日にかけ、行方不明者の氏名公表があり、そして、どんどん情報が寄せられて、無事が確認されたり、また、その中にない行方不明者がさらにあるというようなことも分かって、やはりその効果というのが示されていると思います。基本的に御家族の了解というのが求められるとは思うのですけれども、やはり人命救助のために氏名公表というのが有効なのだなと思いました。

記者
 ありがとうございます。あくまで家族の同意というものを前提にお考えになっているということでしょうか。

知事
 それぞれ具体的に場合分けをしながら、たしか人命救助最優先で対応するということとしているはずです。

記者
 同意を得ない場合も、最優先という考えの下ではあり得るということでしょうか。

知事
 そうですね。これはちょっと大事な問題で、ちょっとした言葉の間違いとかが、それこそ人命に関わったりもしますので、今回の大雨による一連の災害を踏まえて、あらためて県で行方不明者氏名の公表など、県としての基準をこの機会にまたあらためて発表したいと思います。

記者
 新型コロナのワクチンについてなのですけれども、7月末に一応、高齢者の接種完了を目標にされているとは思うのですが、4日時点で6割程度、1回目の接種が完了している方は60%ぐらいということで、3週間後に2回目を打つ(接種)とすると、完了というのは少し難しいのかなとも思うのですが、知事として現段階で接種がどれぐらい進んでいるかというのをどう感じているかというのと、そこについてお考えがあればお伺いしたいです。

知事
 それぞれの市町村による接種と、それを補うように進んでいる県による集団接種、そして、さらに後から加わってきた職域接種などで、7月末までに希望する高齢者の接種完了というのは見込めるような状況で今進んでいるというふうに聞いています。

記者
 現時点で60%ぐらいの1回目の接種完了ですが、7月末までに大体は完了するということを知事としては聞いているということですか。

知事
 そうですね。現場からの情報としては、そういうふうに聞いています。

記者
 ありがとうございました。あと、64歳以下の方の接種も徐々に県内で始まっていると思うのですが、例えば大船渡市さんとかはワクチンの供給量が見込みより少なく来ていて、ちょっと難しいみたいな話も出ていますが、県として国のワクチン供給量、若い世代とかのはどういうふうに伺っていますか。

知事
 第9クール、第10クールと呼ばれている7月前半の配送と7月後半の配送、それぞれ県全体で希望量の半分とか、3分の1の供給数になっていますので、ここはやはり計画の変更とか見直しの可能性というのはあると思っております。

記者
 何度もすみません。予定より少ないよと情報が届くのが結構ぎりぎりになっているという話もあって、高齢者のときも国のほうにスケジュールをもう少し伝えてもらうように訴えていたと思うのですが、そこら辺、知事として国に何か訴えることは考えていたりしますか。

知事
 そうですね。基本的には、全国知事会で、そういう要望を取りまとめて、全国知事会の代表の方から担当の大臣に直接申し入れる。その様子については、報告を受けるような形で働きかけています。

記者
 私も今の(新型コロナ)ワクチンの関連なのですけれども、県内の自治体でも供給量が不足ということで、現場が大分混乱している自治体もあるみたいですけれども、先ほど知事は、計画の見直しというのもあると、接種計画としては基本的には各市町村の方で計画を立てていると思うのですが、その計画の見直しというのは、どの辺を言及されて計画の見直しというふうにおっしゃっているのかという部分と、供給不足について国から何か理由等の説明があったかどうかという、この2点をお伺いいたしたいと思います。

知事
 市町村の状況で計画の変更というのは、希望した数量を前提に予定していた接種を、それをしないことになるという意味での計画の変更があり得るような状況になってきているということです。

記者
 あと、具体的な供給不足等に陥っている状況について、何か国からそういった説明等はあったのかどうかという部分だけ。

知事
 これは、ある意味、日本中で大騒ぎになっていることで、報道で最新の総理大臣とか担当大臣の発言が日々聞ける、見られる状態になっていますけれども、何か送るべき量は送っているというような趣旨のことを政府は言っているようです。ただ、市町村の現場として足りないという現実がありますので、県はそれをきちっと国に伝えて、供給不足にならないように、プラスいつどのくらい供給できるかという数字をきちんと早め早めに出すようにということは言い続けているところです。

記者
 分かりました。ありがとうございます。あと、話が行ったり来たりして申し訳ないですけれども、熱海(市)の土石流の関係なのですけれども、基礎調査点検のほうを再確認するようにということですが、それ以外で例えば静岡県への応援部隊の派遣であったり、物資の供給とか、そういった部分の支援について、今現状時点でどのようになっていらっしゃいますか。

知事
 全国知事会の枠組みで、まずは近隣県、そして、ブロックである関東ブロックから、あと(災害が広域にわたる場合は)近畿ブロックからの支援というのがまず原則で、今のところ岩手の方に応援要請というのは来ていないところです。

記者
 ちょっと話題が変わるのですけれども、メジャーリーグで岩手出身の大谷選手と菊地選手が共にオールスターゲームに選ばれました。大谷選手はホームランダービーも出るということで、期待が高まっておりますが、知事としての期待であったり、メッセージなどありましたらお願いします。

知事
 岩手県からメジャーリーグのチームに入るということだけでもすごいことですし、レギュラーとなって試合に出るというのは、公式戦に出るというのは、それだけでもすごいことなのですけれども、大谷翔平君、菊池雄星君、それぞれ大活躍をして、オールスターにも選ばれると、しかも2人同時に選ばれるというのは空前のことだと思います。もう全然予想も想定もしていなかったような、びっくりするようなことでありまして、その2人の今までの努力、精進、そして、本番での力を発揮できるすばらしさ、あらためて本当にすごいなと思いますし、また彼ら2人を育て、支え、応援してきた岩手の人たちも、その手柄を誇っていいと思います。岩手の皆さんは大いに自慢しながら、このメジャーリーグオールスターでの岩手県人選手の活躍を応援して楽しんでほしいと思います。

記者
 先ほど熱海(市)の土砂災害の件につきまして、土砂災害基礎調査の結果の再確認を行っていらっしゃるというふうにおっしゃっておられました。この再確認というのは、具体的に言うとどのようなことをして、どのようなことに結びつけていこうと現段階でお考えでしょうか。

知事
 非常に専門的な視点、論点があるのだと思います。そういったことをちゃんとプロの目で見て、プロの判断で生かしてもらえばと思っています。

記者
 6月25日に立(憲)民(主党)県連さんと階猛さんの裁判の関係で、書面の準備の関係の話がまたありまして、衆院選を前にして資金問題の解決が困難というような見通しになったと双方の代理人弁護士を取材したところ伺ったのですけれども、このことについて以前も伺っていましたけれども、あらためて、少し前のことで恐縮なのですけれども、知事の見解を教えていただけたらと思います。

知事
 そのような取材の結果なのかと思いますけれども、報道を思い出しますと、裁判所が和解を提案したけれども、和解は成立しなかったという経緯なのでしたか、それは残念なことだなと思います。

記者
 和解が成立しないような方向になっていますけれども、衆院選は早くとも9月頃にはやってくる中で、県内の岩手1区の野党共闘など、どうあってほしいとお考えでしょうか。

知事
 まず、議席というのは、そこの選挙区の有権者のものでありまして、それは誰か特定の政治家、現職の人を含めて、そういう1人のものではありませんので、あとは岩手1区の有権者が、貴重な小選挙区1議席をどのように生かしていくのかということだと思います。そこで選挙権というものもあれば被選挙権というものもありますので、人材豊富な選挙区でありますから、適した人が立候補し、そして有権者の賢明な判断で選ばれていくということを期待します。

記者
 ありがとうございます。以前、知事は和解のお話の中で、階氏のほうに覚醒したほうがいいのではないかとかというような御発言もありましたけれども、現在、階氏の現状をどのように見られていらっしゃるのでしょうか。

知事
 今回は、和解すればよかったのになという感想です。

記者
 (新型コロナ)ワクチンに関連して御質問させていただきます。先だって大阪府の吉村知事が、今の状況を見たときに、大都市から優先してワクチン供給を進めてもらえないかということを政府に働きかけを行いました。達増知事御自身としては、現時点での国の中でのワクチンの供給の順番といいますか、プライオリティーについてどう考えるか。そして、例えば今後、全国知事会を通じて何かの働きかけというのはまたあるのかどうかというところについてお聞かせいただけますでしょうか。

知事
 原則としては、どこに住んでいようと、また、どういう職業であろうと平等にワクチンが行き渡ると、平等にワクチン接種が進んでいくというのが基本なのだと思います。その中で高齢者が優先とか、基礎疾患が優先とか、そういう科学的根拠に基づく優先順位というのが出てくるのだと思いますけれども、人口が多いところにワクチンを優先させなければならないという科学的根拠は今のところないということかなと思います。それで政府もそうはしていないし、世界中でもあまり、まず都市からとかいうような打ち方(接種)はしていないのではないかなと思います。

記者
 ありがとうございます。(新型コロナ)ワクチンに関連して、もう一問質問させてください。今、知事は科学的根拠というお話をされました。その科学的根拠というところでいきますと、そこがあやふやな情報というのが今、我々テレビとはまたちょっと違ったところを通じて全国を駆けめぐっていて、それが場合によっては今後のワクチン接種の進捗に一定程度の影響を及ぼすかもしれないというふうに我々は懸念しているのですけれども、そういった状況に関しまして、どうお考えで、そして、今後それに対応するために、県としてはどういった施策が必要になるというふうにお考えでしょうか。

知事
 政府の責任のある立場にいる人や、また専門家の専門性に基づいた人たちがワクチンの効果と、それから安全に関する問題については、折に触れきちんと発表はしているのだと思います。ただ、県は県でコロナ対策ホームページでも、そういうワクチンの効果と、それから安全に関わる問題についてはちゃんと読めるようにしてありますし、また、身近なところでワクチン接種が進んでいけば、副反応の出方についても直接経験者から聞いて知ることもできてきましょうし、効果と安全に関する情報も、よりしっかり受け止められる状況になっていくと思いますので、そこの相乗効果で、公からの発表と、そして、そういう経験が進んでいくことで、一人一人が適切に判断できるようにしていければと思います。

記者
 土砂災害についての質問になります。これから台風期でありますとか、確実に近年豪雨災害も全国的に発生していますし、岩手でも危険箇所が多いということで、土砂災害のリスクは高まってくると思います。何か県民へのメッセージ等あればお願いします。

知事
 あらためて気象情報に日頃から注意していただきたいということをお願いしたいと思います。注意報、警報と来て、より災害のおそれがある場合には、より高度な情報が発せられますし、それと並行して地元自治体からの避難指示とか、またそれ以上の情報が出たりしますので、そういうことに注意していていただきたいと思います。プラス、ハザードマップが、それぞれ市町村毎、あるいは地域毎に作られていますので、日頃からハザードマップを見て、自分の住んでいる場所、働いている場所などのリスクを普段から知っていていただきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。それで話が変わって国政に関連してなのですが、先ほど岩手1区の話が出ました。岩手2区についても立(憲)民(主党)さんのほうで候補選定が進んでいますが、なかなか決まらない状況にあります。そのことについての受け止めをお聞かせください。

知事
 岩手2区は選挙区割りの変更が大きかったところで、次はその2回目となるのだと思いますけれども、あらためて有権者の皆さんが選挙権の行使でいくか、あるいは被選挙権も行使するのか、それぞれ考えながら地域の課題、そして、その地域から国政に発信するにふさわしいテーマなど、この機会にいろいろ考えていただいて、やはり岩手2区も人材豊富なところですので、プラス東日本大震災津波から10年という節目があり、10年間の復興の経験があり、そして、県北・沿岸振興という、日本全体の地方を、地域振興を進めていく上での縮図といいますか、ここで成功すれば日本全体も成功し得るというような非常に大事な地域だと思いますので、そういうことをいい方向に持っていき、また、全国にも発信できるよう有意義な選挙にしてほしいなと思います。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は7月16日(金曜日)の予定です。

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