令和3年5月28日知事会見記録
開催日時
令和3年5月28日10時00分から10時38分
会見記録
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。最初に知事から発表があります。それでは、知事お願いします。
知事
新型コロナウイルスワクチン接種の実施主体である市町村を支援し、ワクチン接種の加速化を図るため、6月1日に保健福祉部に「ワクチン接種・市町村支援チーム」を設置します。今、市町村では、ワクチン接種を担う医師、看護師等の医療従事者の確保が課題となっています。市町村支援チームは、医療政策室の職員を含め8名体制で市町村が進めるワクチン接種体制確保の支援をします。職員3名が県医師会に駐在し、県医師会とともにワクチン接種に係る各種調整をサポートします。医師、看護師の広域的な派遣調整や市町村のワクチン接種体制構築のコーディネートに取り組みます。県としては、希望する県民が早期に接種を受けられるよう、県医師会や県立病院、関係団体等の協力をいただきながら、市町村の迅速かつ円滑な接種体制の確保を支援します。
広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
幹事社
それでは、ただいまの発表事項1件について、各社から質問があればお願いします。
記者
あらためて市町村支援チームを設置するに当たって、現状の課題をどのように認識されているかというところと、あと、このコーディネート等々によってどのような期待される効果を持っていらっしゃるかというのをお伺いできますでしょうか。
知事
新型コロナウイルスのワクチン接種は、市町村が行うこととなっています。ただ、注射(接種)ができるお医者さんや看護師さん、それから接種会場にいるお医者さん、市町村の中だけでは足りないところがありますし、また、自分の市町村の外から応援に来てもらうときに、どこにどのぐらいの人手があるのかとか、その辺は医師会として調整ができるところもありますけれども、県は県でいろんな情報やノウハウを持っていますので、東日本大震災津波のときにもやったような行政と関係の団体の連携によって、より円滑に市町村支援ができるようになるということを期待します。
記者
ありがとうございます。国のほうでは、高齢者のワクチン接種を7月までに終えましょうということになっておりますけれども、これは高齢者のみならず、一般の県民、若い方々含め、そちらのほうも見越した措置というようなことでよろしいのでしょうか。
知事
そのとおりです。
記者
市町村(支援)チームの関係ですけれども、先日の補正予算の中で出た内容の具体的な取組が出たというところだと思うのですが、以前にも会見でお話しいただいていたのですが、県として集団接種の会場を設けるということではなくて、あくまでも市町村が実施するワクチン接種体制を迅速かつ支援していく、バックアップしていくためのチームという捉え方でよろしいのでしょうか。
知事
県は県で集団接種のやり方で市町村のワクチン接種を支援するわけですけれども、そことの調整ということもありますので、そういう意味では間接的には県による集団接種などにも関わってきます。
記者
各自治体、各市町村で接種会場等は今盛んに取り組んでいるところだと思いますが、市町村を越えてとか、二次医療圏を越えてとか、例えば共同で何か接種するような案とかというのは、例えばどこか1か所に設けて、ここは何医療圏の方とか、そういった構想みたいなのは今お考えはあるのでしょうか。
知事
県は、医療従事者の方々への接種で、結構大きい大会場集団接種をやったノウハウもありますので、それがうまくいくのであればそういうやり方、オール岩手を対象に集まってきてもいいくらいの大規模会場設置ということも視野に入れて準備しています。
記者
あと、この関連で最後ですが、国のほうでも7月末までに各市町村での接種体制を終わらせるようにというお話でしたが、こういった支援チームを設けることによって、県内の自治体、各市町村の接種の完了というのは、7月末をめどに終了できるというお考えでしょうか。
知事
市町村のペースを速める効果がありますし、それに加えて県のほうでの集団接種がそこに加わるということで、ちょっと前の時点でも岩手県内33市町村、7月末までに完了予定ということで報告されているわけですけれども、それをより確かなものにしていくことができると思います。
幹事社
それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありませんので、各社から質問があればお願いします。
記者
昨日、盛岡市保健所の矢野所長が記者会見を行いまして、盛岡市内は市中感染レベルにあり、赤信号真っただ中というような会見を行いました。来月には聖火リレー、オリンピック関連のイベントなども行われます。盛岡市では、イベントの延期や中止を求めるというような会見の内容も出てきましたが、今のところ県としての聖火リレーもしくは盛岡でのイベントについての規制や考え方などありましたら、教えていただいてもよろしいでしょうか。
知事
盛岡市から発表された盛岡市における新型コロナウイルス感染症発生状況、最後には基本的感染予防策の徹底、同居者以外との濃厚接触の回避、不特定多数の者が集まる機会等の中止、延期、開催方法変更など、特定の者が集まる機会等は参加者間の接触を可能な限り減らすという4つのお願いしたいことが発表されました。それぞれ今の段階では必要なことだと思います。今週日曜日ですけれども、先週というか前の日曜日、盛岡市内でお弁当パラダイスというイベントの中止が決まっていたりしますけれども、今現在そういうことが必要な局面なのだと思います。6月18日に聖火リレーが盛岡に回ってくるわけですけれども、まだ2週間以上先のことですので、それを計画どおり行えるように、今、盛岡市から発表されたお願いしたいことが行われて、2週間後にはその効果も現れて、新規感染者数が大きく減っていることを期待します。
記者
あと、(盛岡市保健所)所長は会見の中で、イベントをすること自体が悪いことではなくて、イベントの前後に人が集まったり、集まって会食の場が行われたり、そういったこと、イベントの前後にも隙が出るというようなのを話されていたのですが、イベントを開催することだけではなくて、その前後についても知事はどのようにお考えでしょうか。
知事
東京とか大阪とか緊急事態宣言が出ているようなところは、前後の会食機会を減らすためにも、映画館に休業要請がかかったりとか、デパートにも休業要請がかかったりしているわけで、新規感染者数が多くなっているところには、そういうことが必要になってくるのだと思います。
記者
今のところ、盛岡市限定で考えたときに、そのような措置というのはどのようにお考えでしょうか。
知事
今は、さっき紹介した(盛岡市が発表した)4つのお願いしたいことの励行を通じて、休業要請とか時間短縮要請をしなくても新規感染者数が減っていくようにするというのが基本戦略だと考えています。
記者
まん延防止等重点措置の適用について、盛岡市の保健所長は県と検討しているところだということが昨日のお話しだったのですけれども、そのことについて何か知事のお考えはありますでしょうか。
知事
県と市は、毎日午後3時から共同で(新型コロナウイルス感染症に係る検査状況等を)記者発表もしていますし、普段からコロナ対策については情報の共有や、あと意見交換をしています。県のほうから見れば、岩手県で1週間の10万人当たり新規感染者数が15(人)を超える場合には、県独自の緊急事態宣言も必要になってきて、そして、それでも新規感染者数が減らないようであれば、まん延防止(等重点措置)に進んでいく。そして、まん延防止(等重点措置)というのは市町村毎に対象を絞ることができて、岩手県として、まず想定されるのは盛岡市と、そういう一般論のような形での情報共有とか意見交換はしているところです。
記者
では、実際に(まん延防止等重点措置の)適用を政府に要請するかどうかは、盛岡市の判断になるというお考えでしょうか。
知事
たしか緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の国への要請は都道府県からということになっていますし、まん延防止(等重点措置)の対象の市を決めるのも県となっていますので、そこは盛岡市と岩手県が一緒になってやっていくような格好になります。
記者
実際に多分、盛岡市のほうは、そういったことも検討していかなければいけないという考えで県のほうに相談されている、相談というか、お話しされていると思うのですけれども、そこに関しては達増知事は、全県的に見れば(1週間10万人当たり新規感染者数)7.8人でしたか、それぐらいなので、まだ出さなくていいのではないかというお考えなのでしょうか。
知事
盛岡市としては、昨日のような記者発表をやって、そしてABCD、4つのお願いしたいことを市民の皆さんに求めていくというやり方で対応するということで、県としてもその線で、それを応援していくという形になっているところです。そして、岩手県として、まん延防止(等重点)措置に進んでいくに当たって、その前に県独自の緊急事態宣言的なもののほうがまず先にある、これはもう全ての都道府県がそういうパターンで基本的にやっています。ただ、それは今言ったように、基本的に全ての都道府県がそういう順番でやっていますというような、一般的な情報共有をしているような今の岩手県と盛岡市の間の関係です。
記者
今現在の数字を見れば、盛岡市内の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数というのが昨日の時点で21.22(人)で、今までの中でも結構多いほうの数字になってきていると思うのですけれども、まだ、この段階では、まん延防止(等重点措置)に進む段階、もしくは県独自の緊急事態宣言のようなものに進む段階ではないということでよろしいでしょうか。
知事
県も注意深く盛岡市の状況を見ているところで、昨日、盛岡市から記者発表の形で(盛岡市における発生)状況の説明と、そして4つのお願いしたいことを市民の皆さんに発表したということが県の理解の基にそういうふうに今進んでいるわけです。恐らく既に報道もされて、昨日の発表の内容は盛岡市民の皆さんにどんどん浸透しているところだと思いますけれども、テレビのニュースを見ていない人、地元新聞を読んでいない人もいますでしょうし、盛岡市から盛岡市民の皆さんに昨日の発表内容を徹底するということにしばらく力が注がれると思います。
記者
では、まん延防止等重点措置を県が適用しようという判断する基準のようなものはありますか。
知事
県として検討したのは、県独自の緊急事態宣言のようなものは、ステージ3相当、1週間10万人当たり(新規感染者数)15(人)を超えたらそれをしなければならないだろうということを内々に固めているところです。
記者
それは全県の話ですよね。でも、盛岡市に関して適用できるわけではないですか、まん延防止(等重点措置)というのは。盛岡市に適用するかどうかというのを政府に依頼するのが県だというお話でしたよね。盛岡市に適用するかどうかを判断する基準というのはありますか。
知事
今そういう基準については、少なくとも昨日、盛岡市からの発表にあったのは、4つのお願いしたいことを市民の皆さんに浸透させるというふうに理解しています。気持ちとしては、まん延防止(等重点措置)を適用するに至らないように盛岡市が全力を尽くすし、県もそれに協力ということだと思います。
記者
例えばなのですが、昨日、そういう盛岡市のほうから注意報のようなものが出ていて、例えば1週間経ってみて感染者数が減らなければ、県独自の緊急事態宣言に進むとか、そういう日付の基準ですとか、あとは人数の基準ですとか、そういった具体的な数字での基準は持っていらっしゃいますか。
知事
盛岡市にせよ、岩手県にせよ、市民の皆さん、県民の皆さんに伝えたいのは、昨日、盛岡市が発表したような線で対応が行われて、これ以上感染が増えるような事態にはしないようにするということです。
記者
では、まん延防止(等重点措置)を適用するには至らない、もしくは、しなければいけないというのは、いつ判断されますか。
知事
あと、これは一般的な、誰もが持っている知識ですけれども、誰もが持ち得る知識ですけれども、まん延防止(等重点措置)がどのようなタイミングで適用されるかは、都道府県と国との間の様々なやり取りの中でかなりケース・バイ・ケースになってきていて、一概にある数字の時点でこうなるというふうにはなっていないというのが実際の運用ですよね。
記者
今日現在は、まだ県に要請する考えはないということでよろしいでしょうか。
知事
県としては、昨日、盛岡市が発表したことがちゃんと盛岡市民の皆さんに浸透していくように、県としても盛岡市と一緒に取り組んでいきたいと思います。
記者
私も盛岡市の感染拡大の件でお伺いします。先ほどの知事のお話ですと、まずは県全体の人口10万人当たりの新規感染者数が15(人)を超えた場合に、県独自の国の緊急事態宣言のようなものを出す可能性があると。それでも収まらなかった場合に、国に要請する、まん延防止(等重点措置)の適用ということなので、まずはこれだけ盛岡市で感染者数が増えている状態であっても、県全体としての数字が基準に至っていない以上、県としては独自のことをやらずに、あくまでも盛岡市の主体的な行動を求めて、それに対する支援を行っていくという、そういう順番の考え方でよろしいでしょうか。
知事
これも誰もが持ち得る一般的な物の考え方だと思うのですけれども、盛岡市以外で新規感染者が全く出ないで、岩手県全体が1週間10万人当たり(新規感染者数が)15(人)に達する、それが全て盛岡市でそうなるというのは、盛岡市の人口は岩手県の4分の1ぐらいですから、15(人)を4倍して、盛岡市で1週間10万人当たり60人に達して、初めて岩手県が15(人)まで行くのですけれども、盛岡市で1週間10万人(当たり新規感染者数)60人なんていう数字は、これはやはりあってはならない数字ですので、そういうことが起きる前に県もかなりのことを盛岡市と一緒にやっていかなければならないと思います。ただ、それは今の20人くらいの水準の3倍ぐらいに増えるときのことで、そういうことというのは、もう今後来ないかもしれませんけれども。
記者
となりますと、県の人口10万人当たり15(人)に達しない状態であっても、盛岡市の感染拡大状況によっては、県としても盛岡市に対する何かの宣言であるとかを行う可能性があると認識してよろしいでしょうか。
知事
当面起きる可能性というものが、はっきり見えてこないような状況の中で、ああなったらこうする、こうなったらこうするというのをいろいろ発信しますと、かえって現場が混乱、市民、県民の皆さんが混乱すると思います。特に盛岡市として、昨日、盛岡市民の皆さんにやってほしいこと4つ、基本的感染予防策の徹底、同居者以外との濃厚接触の回避、不特定多数の者が集まる機会等の中止、延期、開催方法変更など、そして、特定の者が集まる機会等は参加者間の接触を可能な限り減らす、これを今、浸透させることだけでも、かなりのリスクコミュニケーション、手間暇がかかりましょうし、まずはこのことを盛岡市民の皆さんに徹底してほしいということを発信すべき時期と私は考えます。
あとは、感染者数が何人になったらどうするというような具体的なやり方というのは、(今現状として)日本のどこでもやっていないですよね、(1週間10万人当たり新規感染者数が)15人を超えたら、県独自の緊急事態宣言をしなければならないと思っているという言い方をしているのは、我々だけだと思います。他のどの都道府県でも、あるいは国でもそういう言い方はしていなくて、常に総合的に判断する、医療の逼迫とかも含め、総合的に判断するとか言っているのですけれども、そういう状況が今日本にはあります。
記者
私も盛岡市の関連なのですけれども、盛岡市でステージ3相当の22(人)、1週間新規当たり22(人)と。もはやステージ4も見えてくるような可能性の段階なのですけれども、盛岡市、岩手の中心部でこれだけ感染が拡大すると。要は、ここで封じ込められないと、盛岡からさらに往来がある市町村への、今、小康状態にある市町村とかへのさらなる感染の広がりということが懸念されると思うのですが、現時点で緊急事態宣言等のお考えはないということですが、行動制限とか、人流の抑制であったり、その辺り、前もって打つ手があるのかなとは思うのですが、その辺りの知事のお考えは、そういう段階にあるのかどうかというところも含めて。
知事
5月に入ってから起きているのは、盛岡市の新規感染者の数が大体1日10人ぐらいずつで横ばいになっていて、盛岡市以外の感染者数はどんどん減ってきて、それで県全体としては10万人当たりの数字が一頃12(人)まで行ったのですけれども、今もう8(人)を切って、昨日の数字で7.8(人)にまで下がっているということで、逆に盛岡だけになって、そのほかはどんどん減ってきている状況ではあるのです。そういう中で、昨日県のほうもそういうことをすると分かっていることを前提に盛岡市がやったことが、記者発表の機会をもって4つのお願いを市民の皆さんにしたということで、県としても今はそれを徹底するというふうにしていきたいと思います。
記者
話題はがらっと変わって、プロ野球の話題でお伺いしたいのですけれども、昨日、大船渡高校出身の佐々木朗希選手、甲子園での登板でプロ初勝利を挙げました。知事として、御感想があればぜひ伺いたいのですが、いかがでしょうか。
知事
佐々木朗希君が岩手県大会、高校野球、甲子園を目指して大船渡高校が勝ち進み、あと一歩で甲子園には行けなかったということを県民みんなでどうなる、どうなると思いながら見ていたわけで、あの朗希君がついに甲子園のマウンドに立ったということだけで感動なのですけれども、そこで勝ち投手になるというのは本当によかったなと思います。大谷翔平君や菊池雄星君のメジャーリーグでの活躍が大きなニュースになっているのですけれども、それに勝るとも劣らぬ佐々木朗希君の活躍で、全国からも注目されていて、大変うれしく思います。
記者
今後のさらなる活躍について、知事として何か御期待があれば、激励なりなんなり、メッセージをいただきたいのですが、いかがでしょうか。
知事
甲子園も、高校野球と違って年に1回とか2回だけではなく、これからもどんどん機会があると思いますので、いい記録を積み重ねていくのか、また記録もさることながら記憶に残るような選手として育っていくのか、いろんな可能性があると思いますし、伸び伸びやってもらって、岩手から、そしてまた東日本大震災津波の被災地から羽ばたくアスリートとして、大きな活躍を期待したいと思います。
記者
ちょっと話を戻して恐縮なのですけれども、コロナ関係で9都道府県に出ている緊急事態宣言が6月20日まで延長されると、そのことを受けて県としての御対応、現時点での考えというのはございますでしょうか。
知事
それぞれの地域で、やはりまだ新規感染の水準は高い状態にありますので、そことの往来について、岩手県のほうでも気を付けていかなければならないので、緊急事態宣言が続くという、それに応じた対応を引き続き岩手県のほうでもしていきたいと思います。
記者
延長で、(新型コロナウイルス感染症対策)本部員会議をあらためて開くとか、何か強い今まで以上の行動制限をかけるだとか、そういったお考えというのはありますでしょうか。
知事
そこは、5月7日に決めた県としての感染防止の対応と、それを基にした知事メッセージの呼びかけ、それを引き続き徹底していただきたいというのが今のお願いになります。
記者
県境を越えた移動が制限される中で、県民の需要を拡大、喚起するためのGoToEat食事券、また、あと、いわて旅応援プロジェクトなのですけれども、これは現状どおり運用を継続していくという方向で考えていらっしゃるのでしょうか。
知事
そうですね。また、それぞれ当初の予定からさらに延長が可能になったり、あるいは延長する方向で調整中だったりしていますので、そういう延長も視野に入れて取り組んでいきたいと思います。
記者
くどいようですが、運用方法の変更等は、まだ今のところでは検討されていないということですか。
知事
(いわて)GoToEat(キャンペーン)のほうについては、販売が5月末で、利用が6月末で一旦終わって、別途延長が今検討されているところですけれども、飲食店の県の認証、コロナ対策認証の制度と関連づけて、認証を受けたところを利用可能なお店にするというようなこと、GoToEatの運用自体は農林水産省ですか、だから決めるのは農林水産省になるのですけれども、その辺は県として調整していきたいと思います。
記者
先ほど飲食のお話が出ましたので、関連なのですけれども、盛岡市の感染拡大の状況があるということでの関連なのですけれども、今、飲食店でのクラスターが多発していたり、飲食の場で感染が広がっているという現状があります。その一方で、やっぱり経済との両立というのも大切な視点であると思いますし、認証制度もこれから始まるということですけれども、あらためてこういう感染が拡大しているときの飲食店の利用であったり、飲食の考え方について、知事の考えを教えていただけないでしょうか。
知事
マスクなしで会食しているとか、そういったことで感染しているということも聞きますし、あらためてしゃべるときには必ずマスク、しゃべるときには必ずマスクということ、これは昨日盛岡市から発表されたこともそういうことを含んでいると理解しますけれども、それを徹底すべきときなのだと思います。そして、特に家族等の同居者が相手である場合と、不特定多数の人が相手である場合とで、また違ってきますので、そこはできるだけ慎重な対応をするということが今求められているのだと思います。
あと、県の認証制度、これは国のガイドラインを基にしながら決めていくわけですけれども、国のガイドラインに書いていて、あと他県でもやっているような例なのですが、お店の人がお客さんにマスク着用を促したりとか、あとは入り口で手を消毒することを促したりとか、お店側がお客さんに働きかけて、ちゃんとお客さんが感染対策するように徹底するというのも認証基準に入っていく、県としてもそれを入れていく方向で検討していますので、それによってより飲食の場での感染対策を徹底できると考えています。
記者
聖火リレーに関してだったのですけれども、昨日、(盛岡市保健所)矢野所長の会見で、聖火リレーに関して内容、イベントの実施の対策方法とかによって、イベント中の人の動きとかを制限できるという話があったのですけれども、それ以外、その前後、参加者の打ち上げであったりだとか、見る方々の前後の移動だったりとかで密になったりすることがあるということで、その辺り、2週間と迫っていますので、何か検討が進んでいるか、ちょっとお聞きしてもいいですか。
知事
昨日の段階で盛岡市さんから発表されたのは、さっきから言っているような内容だったのだと思います。あとは、聖火リレーのやり方については、随時県の実行委員会と国の組織委員会とがやり取りしながら、その進め方について改良すべき点は改良していくような方向でやっていくようになっていると思いますので、いずれにせよ聖火リレーが原因になって感染が拡大するというようなことがないように、岩手でも徹底していきたいと思います。
広聴広報課
以上をもちまして、記者会見を終わります。
次回記者会見
次の定例記者会見は6月4日(金曜日)の予定です。
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