令和3年6月16日岩手県知事・盛岡市長共同臨時記者会見記録

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開催日時

令和3年6月16日17時30分から17時56分

会見記録

岩手県広聴広報課
 ただいまから岩手県、盛岡市の共同記者会見を行います。最初に市長から発表を行い、その後、知事から発表を行います。それでは、市長お願いします。

盛岡市長
 盛岡市長の谷藤でございますが、私の方から最初に発言をさせていただきたいと存じます。
 はじめに、新型コロナウイルス感染症対策に奮闘されている医療従事者、そして介護従事者の皆様、そして感染防止に御理解、御協力をいただいている市民の皆様に心から感謝を申し上げたいと存じます。
 盛岡市、4月以降、市の中心部、特にも繁華街と言われているところですが、そこの中でも特にも接待を伴う飲食店、そこの中でカラオケを設置した飲食店に関連した感染例が多数確認をされる状況であります。感染した本人はもとより、そこから発生する御家族、友人、同僚、会社でのクラスター、医療関係、高齢者施設、学校など、感染の連鎖がずっと続いている状況になったところでございます。
(盛岡市の)人口10万人当たりの直近の1週間の新規感染者数は、国の基準、ステージ3相当を上回って、この状況が続くと盛岡市の場合は医療供給体制の逼迫も予想され、国のまん延防止等重点措置や緊急事態宣言の対象となる可能性もあるというふうに捉えておりまして、予断を許さない状況かなと、盛岡の場合。そういうところまでかなり広がりを見せているので、かなり緊張感を持って対応しなければならない局面に入ってきているのかなと思っております。
 先日もチャグチャグ馬コ、それから聖火リレーの公道での開催、これらも中止ということになったわけですが、これ以上感染拡大が続いた場合、皆さんが心待ちにしているイベントの開催についても検討が必要になることも想定をされることになるのかなとは思って、心配しているわけであります。既に市中感染とも言われる状況で、これ以上の感染拡大、これは絶対に避けなければならないと思っておるわけであります。
 この状況を踏まえまして、感染が連鎖している接待を伴う飲食店のあるエリア、新たにPCR検査を行い、事業者の皆さんの協力を得て、感染者の早期発見に努めることとしております。今日は皆さん方のところにも資料を配付させていただいておると思いますけれども、そのエリアのところにPCR検査センターをセットするような形で進めていきたいと思っております。
 接待を伴う飲食(店)、酒類を提供する飲食店、カラオケの利用は、感染予防対策が徹底されていない店、非常にリスクが高いわけでありますので、その辺を十分に理解して、今まで以上に注意をお願いしたいと、このように思います。全ての事業者の皆様には、いま一度、業種ごとにガイドラインというのがあるわけでありますので、再度確認をお願いしたいと思っています。
 まさに盛岡市の場合は、赤信号が点滅、点灯状態というふうに思っております。これ以上の感染拡大を防ぐには、今まさに正念場を迎えていると、このように思っておりますので、引き続き皆さんの御協力、御理解を賜れればありがたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

岩手県広聴広報課
 続きまして、知事お願いします。

知事
 では、続いて岩手県知事、達増拓也から発言をさせていただきたいと思います。私からも医療、保健、新型コロナウイルス対策の最前線で日夜活動されている皆さんに、敬意と、そして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
 岩手県全体の感染状況については、今日6月16日現在で、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は6.7人、確保病床使用率は350床のうちの61床ということで、17.4%、医療提供体制は直ちに逼迫する状況ではなく、ステージは2相当であると判断しています。
 一方、盛岡市では急激な感染拡大には至っていないものの、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は20人を超える日が続くなど高止まりの状況が継続しています。このことから、県では盛岡市と共同して、盛岡市の一部地域におけるエリアPCRの実施や盛岡市保健所の検査体制の強化により、感染の封じ込めに全力を尽くしてまいります。
 また、飲食店の感染対策として、県の認証制度を設け、今月末には認証を開始できるよう取組を進めます。認証を取得した店舗には、10万円の支援金を給付するほか、いわてGoToEatキャンペーンの第2弾のプレミア付き食事券を使用できるよう、県議会6月定例会に第3号補正予算案を提案することとしています。飲食店等の皆様には、県の認証基準に対応した感染対策に取り組んでいただきますようお願いします。
 ワクチン接種については、65歳以上の高齢者の早期接種ができるよう、県の集団接種会場を用意しました。今週末から接種を開始します。昨日から予約を開始しましたので、御利用ください。
 県の変異株スクリーニング検査結果では、アルファ株による感染に置き換わってきています。全国的には、さらに感染力の強いデルタ株による感染も確認されています。変異株による感染拡大を防ぐためにも日々の新規感染者数を増やさないことが重要です。県民の皆様には、あらためて手洗い、常時マスクの着用など基本的な感染対策の徹底、3密だけではなく1密でも感染リスクが高まる場面の回避、会食の場でも会話の時はマスクの着用をお願いします。そして、発熱、せきなどの体調不良時には、かかりつけ医や受診・相談センターに電話相談の上、早期に医療機関を受診するようお願いします。
 今後、さらなる感染拡大や医療が逼迫するおそれがある場合には、県独自の緊急事態宣言や、また、まん延防止等重点措置により、県民の皆様に行動抑制を含む強い感染対策の実施も検討しなければなりません。そのような状況にならないように、県、盛岡市が一体となって感染の早期収束に取り組んでまいりますので、県民の皆様にも感染対策の徹底をよろしくお願いします。

岩手県広報広聴課
 以上で発表を終わります。

幹事社
 それでは、ただいまの発表事項について各社さんから御質問があればお願いいたします。

記者
 今回のPCR検査の実施なのですが、資料を読み、さらに今市長と知事の御発言を聞く限り、市が主体となって、県がそれに協力するという形に聞こえたのですが、どのような体制でやるか、詳細を教えていただけますでしょうか。

盛岡市長
 これは、盛岡市の方がこういう企画というか、こういう取組をしようというところに県の方で全面的な御協力をいただけるということで進める方向になるということであります。

記者
 県は、どのような形で協力をされるのでしょうか。

知事
 場所を決めたり、時間を決めたりという辺りは盛岡市さんの方で進めていただいて、そしてPCR検査の仕方といいますか、テントを立てて、そこに並んでもらうとか、その辺は県にPCR検査のノウハウとか、人手や道具類もありますので、そちらは県がやるという感じです。

記者
 今日の(県の新型コロナウイルス感染症対策)本部員会議の方で、岩手県の人口10万人当たりの(新規)感染者数が昨日時点で全国で13番目に高いという状況の中で、今回の盛岡市の繁華街のPCR検査を実施する、協力するということの知事としての狙いについて、あらためて伺ってもよろしいでしょうか。

知事
 全国的に緊急事態宣言やまん延防止(等重点)措置などを行ったところの都道府県の感染者数がどんどん減って、県によっては、もうステージ1といいましょうか、(一週間人口)10万人当たり(新規感染者)2.5(人)を下回って、ゼロに近いようなところも出ています。 そういう中で、岩手県は、県全体でステージ3には達していないのですけれども、ステージ2の中に長期間いるような格好になっておりまして、その原因となっている地域、そして業種、業態といいますか、経済、社会的に感染が集中しているような地域については、今までの対策の延長だけでは駄目だということで、県としても盛岡市と力を合わせて、そこを減らしていかなければならないということで、今回のこういうことになっています。

記者
 ありがとうございます。盛岡から県全体に感染を広げないというような狙いもやはりあるのでしょうか。

知事
 まず、盛岡市内の特定の地域、また特定の経済、社会的な部分において感染を少なくしていかなければならないということがあります。岩手県全体について、どこに由来しようと感染を防ぐということは、これは常に県として対策していくことになります。

記者
 ありがとうございます。
 あともう一点、先ほど知事の発言の中で、これ以上感染が広がった場合、まん延防止等重点措置の適用でしたり、あと、県独自の緊急事態宣言も考えなければならないということもおっしゃっていましたけれども、現時点では盛岡市に関しては感染状況が下げ止まっているというか、そういう状況なので、まん延防止等重点措置を国に適用を求めるなど、そういった措置は考えていないということでよろしいでしょうか。

知事
 今まで日本で新型コロナウイルスの流行が始まってから、繁華街におけるクラスターの発生や、そこでの感染者の増大というものは、いろいろな都道府県で急激な感染者の増大を引き起こしたりしていますので、そういう可能性には備えなければならないと考えています。ですから、国にまん延防止等重点措置の要請をするという可能性については、これはリアルに考えていかなければならないと考えています。

記者
 今回、この検査は無料ということですけれども、これにかかる予算というのは県、市が負担することになるのでしょうか。

盛岡市長
 これは、市の方で負担をするというような形になります。

記者
 規模感としては、今あれ(どのくらい)ですか。

盛岡市長
 それは、行ってみなければちょっと分からないところがあるのですけれども。できるだけ多くの方に検査に参加していただければと思います。

記者
 先ほど(県の新型コロナウイルス感染症対策)本部員会議でも、今回のPCR検査については専門委員会の見解というのがございました。これを受けての判断ということかなと思っているのですが、そういうことでよろしいでしょうか。

知事
 PCR検査というのは、具体的なことも専門家のコメントの中にはありますけれども、それは去年から日本各地の感染の状況を見ていれば、同じ頃、私もやっぱりそうかなと思っていましたし、専門家と行政の方で、ほぼ同時に同じ結論に至ったというところかなと思います。

記者
 承知しました。
 もう一点、盛岡市長にお尋ねしたいのですが、先ほど市中感染しているような状況ということでしたが、市長としては市中感染しているという御認識ということでよろしいでしょうか。

盛岡市長
 そうですね、かなり広がりが出てきているというふうに捉えていますので、そういう状況に入ってきているのかなと思って、ここはかなり意識を高く持って対応していかなければならない場面ではないかなと思っています。

記者
 達増知事に伺いたいのですけれども、先ほど、まん延防止(等重点)措置の国への要請について、かなり可能性としてリアルに考えているというふうにおっしゃいましたけれども、現時点で要請する基準といいますか、例えば盛岡市に関して、何日までに1週間当たり10万人の(新規)感染者が15人を下回らないとやるとか、そういった基準というのは現状で考えていらっしゃるのでしょうか。

知事
 基本は、県全体の(人口)10万人当たり(直近)1週間の新規感染者数が15(人)を超えて、さらに上がっていくような状況、また15(人)に至らなくても盛岡市の感染急増が異常なペースになってきたとき、その辺が目安になると思います。

記者
 現状というか、今回の対策というのは、まさに盛岡市、県全体というよりは盛岡市で増えているからということでの対策だと思うのですけれども、盛岡市に関する人数での基準というのは、現状では特にないということですか。

知事
 ステージの考え方は、都道府県にとっての基準ということで組み立てられているところがあり、県としてステージ3に突入するというのは、県の中には人口の少ないところで感染がほとんどないようなところがあっても、県全体としてそのくらいの数字になってくるというときは、やはり人口の多い県庁所在地などで、かなりの高い感染の度合いになっているという、それが県にとってのステージ3でありましょうから、日本でまだステージ3に入ったことがない県は、秋田と鳥取と岩手と新潟の4県なのですけれども、やはりステージ3に入っていくときには、今までやったことないようなことをやらなければならないと考えていました。

記者
 分かりました。
 あと、盛岡市長にも伺いたいのですけれども、ちょっと質問が重複するのですけれども、今日発表したような対策をされて、今後の経過を見るということにはなると思うのですけれども、どのような状況になったらまん延防止措置の適用が盛岡市に対して必要になると、どういうふうに考えていらっしゃるかを教えていただけますか。

盛岡市長
 これは、状況を見て、県の方でいろいろ判断もしていただくことになるのだろうとは思いますけれども、一応、今のところは盛岡の分でいくとステージ3という状況です。(人口)10万人当たり(直近一週間の新規感染者数が)25人を超える、これは2週間以上続いていくというような局面に入っていったとき、これはステージ4に当たるというようなことというのですか、そういうこと。25人以上、そういうことの局面に入っていったとき、それが2週間以上続いていくというような局面になったときには、市の方から県の方にそういう要請というものもする局面があると思いますし、その上で県の方で国に対して、そういう措置を伝えていただくというようなことになるのだろうと思います。

記者
 繁華街でのPCR検査なのですけれども、昨年、仙台の国分町で実施したときには、周知不足というのが原因だったのですけれども、募集に対して半分くらいしか集まらなかったというふうなことがありました。そういうこともありますので、今後、飲食店に対しての周知であるとか、その辺りはどのようにお考えですか。

知事
 これは、何でもやっていくというか、相手に向いたやり方をいろいろ工夫しながらやっていくということでしょうか。

記者
 相手に向いたやり方というのは。

知事
 それぞれ保健所関係者とか、アイデアがいっぱい頭に入っていると思います。

記者
 当時のそのときの声として、感染が確認された場合に店を閉めなければならないというふうな不安が現場からはあったのですけれども、そういった不安に対してはどのように応えるお考えでしょうか。

盛岡市長
 それは、当然消毒だとか、そういうものをきっちり、店内の方の換気の問題だとか、その辺もしっかり保健所としても指導していくことになると思います。その上で、それらが満たされて、お客さんが(感染対策を)して、感染防止もちゃんとなったということ、そういうことであれば再開というのは十分対応できると思いますけれども、危険な状態というか、そういうことになることはできるだけ避けるように指導していかなければならないだろうなと思います。

知事
 感染があるのに、その実態を分からないようにしていて起きるような最悪事態というのは、明らかにしたことで起きるいろんな不利益よりもはるかに大きいということを理解してほしいと思います。

記者
 先ほどの質問に関連する部分なのですけれども、知事、市長にそれぞれお伺いできればと思います。こちらのPCR検査は、受けられる方の協力が必要だということで、先ほどおっしゃられたように心配事も出てくるかと思うのですけれども、これから受けられる方々に受けてもらうために、あらためてメッセージというか、協力を、呼びかけのメッセージをお願いできればと思います。

盛岡市長
 まず、PCRの検査センターを大通の周辺に設置した場合に、特にもこのエリアの方々の多くの方々に検査を受けていただきたいと(思います)。このエリア内の人だけではなくて、(お店の利用者や従業員で)そこを通行している方々、希望される方もいいわけでありますけれども、そういう方々を含めて多くの方々に検査を受けていただいて、なおかつ早期に発見するということが大切なことだと思います。そういうことで、このエリアの方々で、それぞれ営業されている方々へのチラシなり何らかでお知らせをしていくという、検査をやっていますから、ぜひ御利用くださいということのお知らせはする必要があるだろうなと思います。

知事
 変異株が岩手にも入ってきていますので、他の都道府県で起きているように若い人でも一気に重症化したり、若い人でも一人で家の中にいたりしたら、命の危険に関わるようになる可能性もあります。そして、それが感染率も高いので、周りの人にも広がる可能性もあるということで、できるだけ早く陰性だということを確認できるようにしてほしいと思います。

広聴広報課
 以上をもちまして、共同記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は6月22日(火曜日)の予定です。

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政策企画部 広聴広報課 報道担当
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