令和3年5月21日知事会見記録

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開催日時

令和3年5月21日10時00分から10時37分

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。本日は知事からの発表はございません。

 

 

幹事社
 本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればよろしくお願いいたします。

記者
 新型コロナに関係する部分ですが、盛岡市のほうで1週間の新規患者数が22.25(人)と、高い数値、ステージ3の15(人)を超えるような数値になっていますが、この辺りの盛岡市と協力した対策等、具体的なお考えがあればお願いいたします。

知事
 県全体としては、昨日のデータに基づいて(1週間10万人当たり新規感染者数)11.9人ということで、医療体制もまず逼迫には至っていない状況で、10万人当たりの感染者数を盛岡市で見ると、今、指摘あったくらいの人数になっているのですけれども、宿泊療養施設も含め、この医療体制については逼迫している状況にはないというところがあります。
 一方、感染が増えてきているというのは、やはり警戒すべき状況です。県としては、5月7日、ゴールデンウイーク明けの(新型コロナウイルス感染症)対策本部員会議で決定した変異株を踏まえた、そして、緊急事態宣言、全国で増えているような状況を踏まえた、そういう感染の多いところとの行き来の問題と、あとは県内における基本的対策の強化という、その2つを引き続き盛岡市民の皆さんを含め、県民の皆さんにお願いしているところであります。
 盛岡市さんのほうでも、今週、盛岡市長の動画メッセージ、ユーチューブで見られるようになっているのを見ました。ワクチン接種の案内と併せて動画メッセージをしていらっしゃいましたけれども、今このワクチン接種が進む中、住民の皆さんと市町村との間のやり取りが増えている状況でありますので、そういう中で市町村毎のリスクコミュニケーション、市町村毎に感染状況を踏まえた、警戒すべきときは、そういうメッセージを出すみたいなことを既に盛岡市さんはやっていらっしゃるので、そういうのと合わせ技で県と市とそれぞれ必要な対応をしていけばいいなと思っています。

記者
 県内でいうと、突出した数字として22.25(人)というのは盛岡市でも過去最大ということなのですが、特に今の段階では県全体では11.9(人)なので、ステージ3相当ではないのですが、現時点で行動制限等、そういった注意喚起といったレベルでは、県全体としてはないということでしょうか。

知事
 そうですね。県全体としては、盛岡市の感染者の増大、それも理由となって、県全体の感染者が(1週間)10万人当たり(新規感染者数)15人を超えるようであれば、そこは今、日本全体として各都道府県の緊急事態宣言があって、まん延防止の措置があって、そして、その前の段階として都道府県独自の緊急事態宣言とか、そういう都道府県独自の対策を講じるということがまずありますので、岩手県としてもそこに入っていく。そこに入っていくに当たっては、まん延防止というのは市町村毎に分けて対応を求めますので、ですからそこに至る前の県独自の緊急事態宣言のようなものを出す場合にあっても、感染の多い市との連携というのが第一になってくると思います。

記者
 そうすると、今はそういった独自の宣言等をまだ出す段階ではなくて、今は封じ込めに向けた市町村と連携した注意喚起、感染対策の徹底の部分という段階でしょうか。

知事
 そうですね。

記者
 わかりました。あと、先ほど出たワクチンの関係なのですが、高齢者接種、県内の各市町村でも準備が進んで、実施が始まっていますが、北上市のほうで31回分余分に充填したワクチンを廃棄するという事案がありました。こういった貴重なワクチンを廃棄してしまう事態が起きてしまったことについて、知事の所感、受け止めをお願いいたします。

知事
 その数をはるかに上回る百何回分だったかの充填超過というのでしょうか、それがあって、そして夜遅くまでかかって、打てる人にどんどん打っていって、最後そのくらいの本数残ったということで、まずその日、その日の接種人数といいますか、回数といいますか、そこをきちんと押さえて正確にやっていただくよう、県からもお願いしたいところではありますけれども、急なキャンセルなどの接種を受ける側の事情で余るというほかに、市町村側のミスによって、あるいはその中間の不可抗力といいますか、誰かのミスで余るという場合に、臨機応変に対応するということも求めたいと思います。

記者
 各市町村でそういった不測の事態、余った部分とか出た場合に対応するために、事前にあらためてやはりその対策というか、そういった部分を想定した対策をきちんと取っていただきたいというようなことでしょうか。

知事
 近代日本というか、近代以前からも含め、日本が歴史上初めて行う全国民への完全ワクチン接種ということを市町村が主体となって行っているという、そう簡単なことではないと理解しておりますので、それでも成功させなければなりませんので、よくよく注意をし、知恵と力を集めて市町村においてはやっていただきたいですが、そう簡単ではないというのは我々もよくわかっていますので、県としても様々支援していきたいと思います。

記者
 先週の知事会見のときから、盛岡市は人口10万人当たりの新規患者数6人増えているということですが、知事のほうでこの1週間で6人増えたということはどういう状況か、今の認識を聞かせていただいてもよろしいでしょうか。

知事
 ゴールデンウイークで人の動きが盛んになったところがあるというのが1つ、もう一つはイギリス変異株に置き換わっていくことによって、前より感染しやすくなっているということです。以前と同じような感染対策であると、以前よりも多い感染者数になってしまうということが表れてきていると思いますので、やはり従来株の頃以上の基本的な感染対策を徹底するということ、あとはゴールデンウイーク、県境を越えた移動も多かったと思いますが、県境を越える移動については、相手先、往来先の状況に応じて自粛をしたり、慎重に対応したりなど、あらためて気をつけていただきたいと思います。

記者
 やはり県内でも変異株というのは増えているという認識はありますでしょうか。

知事
 これは、やはり感染者数が増えてきていること、そしてクラスター対策をきちんとやっても、また次から次に感染者が出てくるような状況から、ひしひしと感じるところです。

記者
 ありがとうございます。あと、高齢者のワクチン接種についてもお伺いしたいのですが、ワクチンの供給量は全市町村に行き渡るということなのですが、まずその前段階の予約の仕方が分からない、どういうふうに接種までたどりつくかわからないという高齢者も多くいらっしゃる中、県としてまず、前段階の予約の支援というのは、何か今のところ考えていらっしゃいますでしょうか。

知事
 これも日本が初めてやることで、しかも市町村が主体だというところが大変なのですが、岩手県内、町村によっては予約というやり方を取らずに、町村のほうで、もうあなたは何日、どこでと、時間と場所を決め、バスなども仕立てて、それでどんどん接種していくというやり方が軌道に乗っている町村もあります。そういう意味では、やはり市町村毎に工夫していただくというのがもう基本でありまして、予約の部分というよりは、それを側面的に一般的な電話相談を県のほうで受けるとか、特に外国人県民も含め、多言語対応とか、そういう専門的な部分、特に力を入れて電話相談を県が引き受けるとか、あとは実際接種する段取りの部分で応援を派遣するとか、あとは県が主体というか、県が編成した集団接種応援というのですか、来週の臨時議会で提案する補正予算の事業にもありますけれども、そういう追加的な集団接種を県のほうでアレンジするというようなことで支援していきたいと思います。

記者
 私もワクチン接種に関して伺いたいのですけれども、昨日、東北大、宮城県、仙台市がワクチンの大規模接種会場を設置する方針というのを発表しまして、ほかの自治体でも、岡山県の知事とかも、たしか検討するというようなことをお話しされていたと思うのですけれども、ワクチンの迅速な接種のための対策だとは思うのですけれども、岩手県としては何か検討しているというような状況なのか教えていただけますか。

知事
 大規模になるかどうかはともかく、集団接種を県として追加的にアレンジしてやるということは、もうこれは補正予算として事業を提案しているところで、そういうことはやります。規模については、それぞれ関係する市町村と相談しながら確定していくことになりますけれども、これは場所によっては、ある程度の大きさになるかもしれませんけれども、大規模接種ありきというよりは、それぞれの市町村がより助かるような形での集団接種応援をするという形で進めたいと思います。

記者
 東京オリンピックの関係でお伺いしたいと思います。先週、陸前高田市のほうへ(東京2020組織委員会の)橋本会長もいらっしゃいまして、イベントが行われました。あらためて復興五輪としての開催ということで、まず陸前高田市の高田松原のあったところで大規模なイベントが行われたわけですけれども、御覧になっての所感というのはいかがでしたでしょうか。

知事
 陸前高田市で東北の祈りを象徴する「モッコ」という存在が立ち上がって、そして岩手から宮城、福島を経て東京に行くというのが岩手から出発したということ、大変意義あるイベントができたなと思います。非常にクオリティーの高いパフォーマンスで、オリンピックの開会式本番の一場面のようなクオリティーがあったと思います。大道具、小道具が大変クオリティーが高いのももちろんですけれども、パフォーマンスとしての人の動き、せりふ、そういったもののクオリティーが高いことと、あとはやはり主題として東北の自然、風土、いろいろ苦労を重ねてきた歴史、そこに東日本大震災もあって、今も復興というのは完了しているわけではないと。そこまできちっとお互いに確認し、確認し、そこでも頑張っている東北、また、いろいろ苦労している東北のいろんな祈り、願いをオリンピックに合わせて東京に運ぶという主題も非常にいい主題がクリアに出てよかったと思います。
 せりふが日本語、英語、フランス語で3か国語で話されていて、日本語の後、英語までは、ああ、なるほど国際的なのだなというくらいの感想でしたが、その後フランス語のせりふを聞いたときに、これはもうオリンピックだなと思いました。オリンピックがもう岩手で、ここで、陸前高田市内でもう始まっているじゃないかというような気持ちになりました。オリンピックそれぞれの競技があって、開会式や閉会式があり、そして関連イベントがあって、「モッコ」のイベントというのはその不可欠の一部だったと思います。それを岩手でやれたということは、本当によかったなと思います。
 思えば去年の3月にもギリシャから来た聖火が宮城に入って、岩手に来て、福島に行ってという、そういう日本にやってきた聖火を希望の火として、聖火リレーに向かって送り出すということを岩手できちっとやれたというのを思い出すのですけれども、そういう意味でやれるところでやれることは、やはりやることに意義があるなと思います。新型コロナウイルスの感染対策をきちんとやって、あくまでコロナ対策ということが最優先になるのですけれども、それをやった上で、できることについてはどんどんやればいいというふうに思いました。

記者
 橋本会長には(東日本大震災津波)伝承館等も御覧いただいたかと思いますけれども、知事も御一緒にいらっしゃって何かお話しされた中で、橋本会長のほうから何か印象に残るようなお言葉というのはありましたでしょうか。

知事
 初めて見る被災の現場の動画や写真、印象に残っていらしたようですし、それから、(津波)てんでんこをはじめ避難の大切さ、そして釜石の子供たちの避難とか、そういう避難の大切さということについて、あらためて感心していらっしゃったなということを思い出します。

記者
 先ほどコロナ対策をやりながらやれることはというお話でしたけれども、県内でももう聖火リレーまで1か月切っている中で、先ほど感染状況のお話ありましたが、なかなか下がらないという状況になっています。あらためて東京五輪開催のためにどのようなことがこれからの五輪に求められるとお考えでしょうか。

知事
 今、岩手県は、(1週間)人口10万人当たり(新規)感染者数が15(人)を超えていないということもあって、オリンピック・パラリンピック組織委員会のほうからは公道での聖火リレーもやっていいと、やるということは発表されています。あくまでそういう感染状況であることが前提ですので、状況が悪化すれば見直さなければならないということです。考え方としては、コロナ対策がまず最優先で、コロナ対策をきちっとやらなければならないので、感染者数を増やさない、むしろ減らす努力を県としてもやっていかなければと思うわけですけれども、その努力が実を結べば、岩手県における聖火リレーというのはきちっとやれるのではないかと思います。

記者
 国内全体としては、今まだ緊急事態宣言の対象地域も拡大しているような状況になっていますけれども、どういった対策が必要だと思われますか。

知事
 やはりコロナ対策をきちんとやれば、オリンピック・パラリンピックは後からついてくるといいましょうか、コロナ対策というところに集中することで、オリンピック・パラリンピックもやれることが増えてくるということだと思います。逆にコロナ対策が不十分だと、これはやれない、これはやれないと、やれないことがどんどん増えていって、今いろいろ事前キャンプなどについても中止が相次いでいるのは、やれないことがどんどん見つかって増えてきているということだと思うのですけれども、それがこれ以上増えないように、まずはコロナ対策最優先で感染者を減らすということを日本全体としてもやっていくべきときということだと思います。

記者
 確認させていただきたかったのですけれども、1週間当たりの新規感染者数について、いわて旅に関してなのですけれども、こちらは15人超えていないので、このまま引き続きやる予定なのか、それともどこか見直す予定とかあるのか教えてください。

知事
 厳密には、医療体制という要素も非常に大きいのですけれども、まず岩手県の場合、県全体として(1週間10万人当たり新規感染者数)15人を超えなければ医療体制が直ちに逼迫する状況にならないということが続くと見込まれます。クラスターの発生などで地域的に非常に負荷が高まった場合など、事情が変わる可能性というのはあるわけですけれども、よほどそういう特別なことが起きない限りは(1週間)10万人当たり15人以上というところを目安にして、県独自の強い対策を発動するという考え方で今いるところです。

記者
 ありがとうございます。あともう一点、補正予算のほうで決まりました飲食店の認証制度についてだったのですけれども、先週、基本的な対策として、アクリル板の設置が必須条件であるというようなお話があったのですけれども、昨年度飲食店に対して行ったコロナ対策の補助金では、10万円のものでは、アクリル板ではなくて、店のサイズによって高性能の空気清浄機など導入された店もあったと思うのですけれども、そういった店はアクリル板ではなくそっちのほうを選んだ、その結果認証が受けられないみたいなこともあるかもしれないのですけれども、その辺り基準とかというのは、あらためてどうなっているかをお聞きしたいです。

知事
 県の担当のほうで飲食業界ともいろいろ調整しながら基準を詰めていき、6月下旬には開始できるようにしていくということで今作業しています。その中で参考になるのは、国が示している目安からしますと、たしか4つの必須項目というのがあって、パーティション(の設置)と(食事中以外の)常時マスク(着用)の指導と、あともう2つありますよね。その辺はやっぱり基本になるのかなと思っております。

記者
 そうすると、アクリル板がある店、パーティションとかあるところは、間違いなく認証制度を受けられると思うのですけれども、そうしたものがない店、現状、売上げとかがかなりない状況で、またあれも安いものではないですから、対応するのは大変だと思うのですけれども、あらためてその辺りの補助とか、その辺りのお考えとかというのはございますでしょうか。

知事
 まず、認証を受けられる飲食店には10万円の補助があります。過去もそのくらいの補助で感染対策をやってもらうような事業をずっとやってきたこともありますので、県内でもパーティションをいろいろ作る業者さんも出てきているし、あるいは通信販売で簡単なものであれば、非常に簡単に買ったりもでき、私も自分専用の簡単なパーティションは1つ持っていて、何か必要な場合には自分で持っていってそこに立てられるように、自分の安いやつを買って持っていますけれども、パーティションを準備するのは、そう難しいことではないし、あと非常に効果的だということが全国の例でわかっているので、そこはやっぱりやってほしいと思います。

記者
 今朝の朝刊の記事で、宮城県の村井知事が「5選出馬9月表明か」というような記事がありました。達増知事にも伺いますけれども、今4期目の途中でありますけれども、5選に対する知事の考え方というのはどのようなものを持っているのか聞きたいです。お願いします。

知事
 基本的には、公職のポストというのは、それは有権者の皆さんといいますか、国会議員なら国民、自治体の長であればその自治体の人たちのものでありますから、その在り方については国民や住民の皆さんが決めていくということが基本になるのだと思います。東日本大震災があり、復興があって、そしてそこに新型コロナウイルス(感染症)流行ということが重なっている現状、一方で人間がやることですから、そういう人的要素ということも大きいのだと思いますし、そういう中で国民の皆さん、住民の皆さんが決めていくことかなと思います。

記者
 有権者、住民が決めるという部分もあると思うのですけれども、秋までには衆議院の選挙というのも控えています。これまでの知事経験を生かして、また国政の舞台で活躍していく、政治家としてやっていきたいといった考えは、今の段階で選択肢として持っているのでしょうか。

知事
 私は、この間、知事選やったばかりという頭がありますので、そこでいただいた負託に応えて知事の仕事をするということに集中しているところです。

記者
 先ほど質問のありましたワクチンの共同接種についてなのですけれども、今般の補正予算で計上された分というのは、先ほどの御説明ですと、あくまでも医療従事者の打ち手が不足している地域に対して県としてバックアップするというような集団接種の支援の在り方というふうに考えてよろしいのでしょうか。

知事
 打ち手の不足というのは、裏を返せば接種が必要な人の人数、人口ということ……そうとは限らないのか。医療体制が充実している地域であれば、人口が多くてもいいのですものね。基本的には、早く打ち始めて早く打ち終わるということがやっぱり望ましいので、市町村のそういう努力に県としてそれを支援するということになり、全体としてより早く終わるようにという中で調整していく格好にはなりますけれども、一方で地域バランスというのも大事だと思っておりまして、県としての支援ですから、あまりにどこか1つの市にばかり応援というふうでは、やっぱりいかがなものかということも考えています。

記者
 わかりました。ありがとうございます。それから、県内の市町村長さん、基礎自治体の首長さん方でもワクチン接種、対象年齢の方々が受ける例が出てきております。あらためて一定の高齢者とか医療従事者とかという原則はあると思うのですけれども、先週もありましたけれども、知事として危機管理上のところでワクチンを先に打つとか、その辺りのお考えというのは今のところいかがでしょうか。

知事
 順調にいけば年内には全て終わるぐらいのペースで、年内というか、それほど遅くまでかからずにワクチン接種が終わるのであれば、その中であればどこで打つことができても、それは必要な時期に打てたということになると思っております。最後の一人になってもいいとは思っているのですけれども、ただ、住んでいる市から案内が来たら、すぐそれに反応しようとは思っています。いたずらに遅れるというのもよくないと思っていますので、手続は迅速にして、結果は最後の一人でもいいと思っています。

記者
 お住まいの居住地の自治体の手続に沿って、あくまでも進めるというようなお考えで。

知事
 今のところそうです。ただ、1人分が余っていて、ほかに誰も打たれる人がいない、もう知事以外にいないのです、知事が打たなければ、これ捨てますけどと言われたら打ちます。捨てないでくれと、そっちを優先させたいと思います。

記者
 そこは、貴重なものを活用するということで。

知事
 ここにそういうのが1人分あるよと今飛び込んでこられたら、年齢を優先させ、年齢の高い人を優先したいと思いますけれども。

記者
 ちょっと話題は変わるのですけれども、高校再編計画についてお伺いします。来週、臨時で教育委員会会議が開かれて、高校再編計画についての議題が上がることになっています。各地区で説明会を行ったり、意見聴取したりしている状況ですが、このタイミングでの決定というのは適切なのかどうか。あとは、この計画についてどうあるべきであるかお聞かせください。

知事
 昨年度中に結論を出すというような構想も当初あった中で、まず関係の深い地域の皆さんからもっと時間をかけるべきだ、もっと我々の意見も聞いてほしいということがあり、県議会でもそういう趣旨の意見があって、それで年度をまたいで広くさらに意見交換をした上で決めていこうというふうに調整して、今度の教育委員会の会議で決めるという段取りに固まってきていると理解しております。教育委員会としても、今までのやり取り、意見交換の内容を踏まえた結論を出すというふうに期待しておりますし、そのような形で出た結果というのは、岩手のためになる、岩手の高校教育、そして将来の子供たちのためになる結論になるだろうと期待しています。

記者
 私から1点だけ、聖火リレーについてなのですけれども、岩手県では公道での実施ということなのですけれども、ほかの県の中継を見ているとやっぱり密集対策というのは結構呼びかけだけでは難しいのかなと思うところもあるのですが、呼びかけ以上の追加的な措置を行う用意とか、お考えはございますか。

知事
 いろんなところでの人数制限とか、密にならないようにする工夫は、組織委員会のほうからもガイドラインが出ていて、今、県の実行委員会のほうでちゃんとそれに沿った形でコロナ対策を確保できるように準備を進めているというふうに承知しています。それぞれの場所毎に、あるいは有名な著名なランナーの場合には特に配慮するとか、そういうことも含めて実行委員会のほうで、今、準備を進めていると承知しています。

記者
 今後何か、そうしたら発表する機会があるという可能性もあるのですか。

知事
 これは、多分本番が近づくに従っていろんな案内がどんどん、案内と同時に注意事項なども出ていくことになると思います。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は5月28日(金曜日)の予定です。

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政策企画部 広聴広報課 報道担当
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