令和元年12月11日知事会見記録

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開催日時

令和元年12月11日10時30分から10時55分

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。本日は、知事からの発表はございません。

幹事社
 本日は、記者クラブを代表しての幹事社質問の用意がありませんので、各社から質問があればお願いします。

記者
 神奈川県庁の行政文書の入ったハードディスクが外部委託で処理する予定だったのですが、ネットオークションに流出していたと。この件に関して、知事の受け止めをお聞かせください。

知事
 岩手県では、岩手県情報セキュリティポリシーに基づいてハードディスクの処分を行っていて、原則、職員がデータの完全な消去又は物理的破壊を行うこととしており、それが困難な場合には業務を外部委託することがありますけれども、その場合であってもデータの完全な消去又は物理的破壊を確実に履行したことを確認することとしています。
 今回の事案で、端末廃棄の作業時の職員の立ち会いなど、人的セキュリティー対策の重要性を改めて認識したところでありまして、また、今回のことを受け、総務省通知で、「当面、住民情報等の重要情報が大量に保存された機器内部の記憶装置に係る抹消措置の具体的な方法については、物理的な破壊又は磁気的な破壊の方法により行うとともに、地方公共団体の職員が当該措置の完了まで立ち会いを行うなど、確実な履行を担保すること」とありますので、それを周知徹底していきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。外部委託という話も今触れられたので、こういった外部委託者が徹底して管理した上でハードディスクに記憶されたものの処理をしてくれていれば、こういうことは起きなかったと思うのですが、そういう怖さも露見したと思うのですが、その点に関してはいかがでしょうか。

知事
 やはり会社が契約を徹底して、そして結果として持ち出しのようなことが起きないようにすることを確保する、そういう工夫が求められるのだと思います。

記者
 ありがとうございます。あと、別件でもう一点、今データの処理の話がありましたけれども、同じくデータの処理が今国会で話題になっている桜を見る会なのですけれども、今回県議会で請願が出て、委員会の審査では請願を採択すべきと決しております。改めて一連の報道等をご覧になって、今回の桜を見る会の件に関して、知事受け止め、考えなどお聞かせいただければ。

知事
 アメリカの情報の扱いなど、秘密にしておく必要があるものなどは一定期間秘密にして、その期間が終われば公表、つまり秘密にしておかなくていいものは公表する。桜を見る会の招待者なり出席者なりというのは秘密にしておく必要はないし、現に桜を見る会をやっている新宿御苑の中の様子というのは撮影禁止になっている訳でもないし、出席者に対してほかにどういう人が出席していたかは秘密にしてくださいとか、そういうことが言われている訳でもなく、自由に写真を撮ったり、自由にこういう人に会ったということを外でしゃべってもいいような運用が行われており、また、趣旨からいっても全然秘密にする必要はないと思うのです。国に対して功労のある人でありますとか、何か社会的に注目すべき人等が呼ばれている訳ですから。
 園遊会の方は毎年公表されていて、それで岩手県のメディア、県内の地方メディアにおいては、今年は岩手県からは誰それが出席するとか、そういう県ごとに誰が出るとか公表されますし、それは桜を見る会についても、やはり地元から誰が行くのか、行ったのか、あと過去にさかのぼって、当時どういう人たちが活躍していたのかとか、あとは初期の桜を見る会では外国の大使、そういう外交団が招かれたほか、どこかのテレビで民生委員でしたか、地域で福祉に携わっているような方々も招待されたとか、その時代時代、国あるいは社会がどういうところに重点を置いていたのかということもわかりますので、自由に毎年毎年のものを閲覧できるように、一旦公表すれば、それは国会図書館が保存してもいいのでしょうし、公表すればそれを文書の保存とかということで、国も悩まなくてよくなるのではないですか。
 いずれそういう趣旨からいっても、今年の桜を見る会の招待者、出席者は公表されるべきだと思いますし、また色々疑惑が持たれている、その疑惑を解決するために、今国民的な話題にもなっていますから、その疑惑を解き明かすためにも公表されるべきだと思います。

記者
 ちなみになのですけれども、知事は過去、桜を見る会の招待の案内が来たことがあるか、あと出席したことがあるかをお聞きしたいのですが。

知事
 一度、衆議院議員時代に招かれて、そして何名か近親者を伴っていいということで、妻と、あと身近な人と何人かで行った記憶があります。

記者
 知事になってからは、招待も出席もなかったのでしょうか。

知事
 知事になってから、記憶で話しますけれども、全国知事会の方で出欠を取りまとめて、全国知事会の方で一度に知事全員ということになるとちょっと多過ぎるという配慮でしょうか、希望を募るような形で取りまとめて、政府側と全国知事会が調整していると記憶していますけれども、私は参加の希望を表明したことはなく、参加はしていません。

記者
 ハードディスクの件で、関連なのですけれども、やむを得ない場合は外部の業者に処理を委託するという発言がありましたけれども、今回問題になっているブロードリンク社に、あるいはその関連企業に渡っている可能性というのはあるのかどうか、そういったところというのは調査されているのかどうか教えていただけますか。

知事
 担当に確認してもらったところ、平成29年度に職員ひとり1台端末を処理するということで、1,000台以上のパソコンを一度に処分するということで、ブロードリンク社と契約し、ブロードリンク社に依頼したことはあります。その際は、再利用可能なディスプレー以外の物品は、金属資源以外としての再版は認めないということを仕様として、契約条件として定めておいて、そして記憶媒体は職員立ち会いのもと物理破壊を行うことということで、県職員立ち会いのもとに物理破壊されたということです。

記者
 ということは、基本的に個人情報の流出だとか、そういったことはまずないと考えてよろしいですか。

知事
 そうですね。まず、物理破壊を担当が直接確認していますし、その後金属資源以外としての売り払いはないということです。

記者
 わかりました。ブロードリンク社以外の関係の富士通リース社の関係者から、サプライチェーンで回っているという可能性も確認されていますか。

知事
 報告は、県が直接ブロードリンク社と契約して処分したことは、今言ったとおりなのですけれども、県がリースなどをしているものについて、リース会社のその先で、まさにブロードリンク社とか、そういうところに行っていないかということについては、今調査中ということでした。

記者
 現在、国会の方で立憲民主党の枝野さんが野党合流を呼びかけているかと思うのですけれども、それについての受け止めと、あと野党合流そのものについての受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。

知事
 今年は選挙イヤーで、岩手県でも参議院議員選挙、知事選挙、2大全県選挙があり、その2大全県選挙において野党結集、野党から推薦を受けた候補が県民の支持を得て当選するということが起きていて、岩手県内でもいわゆる政党が四分五裂している状態から、結集して広く県民の支持を受けられるような形になることが望ましいという、そういう県民の思いもあって、今年の選挙結果が出たと思っております。これは、日本全体でもそうあるべきと思っておりまして、まずは野党結集、それが今国政において、結集からさらに合流というところまで話が進んでいるというのは、さらにいい展開になっているなと思います。

記者
 今、知事のお言葉の中でも、選挙イヤーだった、今年は岩手が選挙イヤーだったとありましたけれども、改めて今年2大全県選挙があった選挙イヤーをどのように思われますでしょうか。

知事
 鳩山内閣誕生で政権交代ということが大きい。しかし政党、また政権交代したときには大きくて強かった民主党と、亀井静香さんの国民新党と、そして社民党の連立政権として政権交代して立ち上がっていたところから、社民党や国民新党が連立から離れ、そして民主党についてもそこから分裂、新党が立ち上がるような格好になり、民主党政権というのは終えんを迎えた訳です。そして、その後、2年前になりますか、いわゆる小池新党、希望の党騒動というようなことがあって、あれでまた民主党がざっくり国民民主と立憲民主に分かれるというようなことが大きい。
 このように、今の政権与党に対峙し、あるいは政権交代の可能性を持つもう一方の勢力がどんどんばらけていくことについては、広く国民にこのままではだめだと、もっとちゃんとやってほしいという思いが広くあり、そして対峙する側がきちっとした形をとって、きちっとした政策で選挙を戦えば、また政権交代もあり得るとなることを国民も望んでいると思います。

記者
 ありがとうございます。あと、県内に限ったことではないのですけれども、地方の選挙だと無投票がかなり多い部分もありまして、議員のなり手不足というのも特に地方で顕著化しているかと思います。そういうなり手不足については、どのように思われますでしょうか。

知事
 都道府県サイズの場合は、やはり政党が頑張って候補者を発掘、擁立していくべきところがあって、そこで民主党が分裂していったということが一方にあり、もう一方で今与党になっている側も党勢を拡大していくという力がいま一つ弱いがゆえになっているというところがあると思うのです。
 市町村の場合ですと、人口減少に伴う担い手不足というのは、政治の分野にも及んできているという背景がありますけれども、ただ市町村部分も政党が頑張れば、発掘したり、あるいは落下傘でもありだと思うのです。そういう形で、基礎自治体にしっかりした政党政治の力が及ぶように頑張れば、政治の担い手不足ということも解消できるのだと思います。

記者
 今おっしゃいましたけれども、一方で議員という仕事自体に魅力を感じないという声もあるのですけれども、若手にかかわらず、議員という仕事にかつてと比べて魅力を感じないというような声が若干出てきつつあるというのは、どのようにお思いでしょうか。

知事
 昔の55年体制のころの自民党政権は、もう都道府県、さらに市町村まで政治のネットワークを張り巡らせて、細かい要望事項を次々に国政で実現していくというようなところがあって、そういうやりがいがあったのだと思います。ただ、それというのは市町村の商店街のリニューアルとか、そういうところも国の予算でという話になっていき、地方分権からすると、いつまでもそうあるわけにはいかないという構造だったと思います。ということで、だんだん今国政がそういう市町村のきめ細かいところに力が及ばなくなっている反面、そうであれば今度は逆に市町村、草の根から、今を生きる人たちの暮らしや仕事の現場の声を政治の形にしていくというような、そういう運動を今政権を持っている反対側の方が頑張って、それが地方から国政を変えていくとしてもいいのだけれども、それもできていないというところがあるのだと思います。

記者
 今の野党の動きに関連してですけれども、今、知事から政権与党に対峙する側がきちんとしないといけないと、そういうような趣旨のお話ありました。桜を見る会など、様々な問題ある中で、今、安倍政権が長期政権になっている訳ですけれども、その要因として野党がまとまらないというようなところが一つ要因になっているという見方もあると思いますが、知事、この点どうお考えでしょうか。

知事
 それは本当にそのとおりで、一強他弱と言われるような状況で、他弱ということが一強を支えている。他弱でなくなれば、一強ではなくなるということ、そのように言っていいと思います。

記者
 一方で、国民民主党と立憲民主党を見れば、やっぱり政策的な違いというのもあるのだと思います。政策的な違いを持ちながら1つの党になるというのがいいのかというような見方もあると思いますが、その点いかがですか。

知事
 これは、自民党も憲法改正に本当は反対な人とか、原発はやっぱりよくない、もうこれ以上はつくってはだめ、今あるのも早くとめたほうがいいと思っている人は、自民党の中にもいるのだと思います。そういう一人一人の政策の幅というのは、今の日本の自民党も大きいし、それは諸外国の政党においても幅の広さというのはかなりあると思います。
 そもそも自由主義的な民主主義の考えを突き詰めると、もう政治にかかわる人たち一人一理念、政策であって、例えば岩手の盛岡を選挙区として国政に行くという場合には、まず岩手の農林水産業を重視しとか、一方で地方都市の文化を発展させるとか、そういうところに力を入れようというのは、東京都のどこかの区のさらに一部を選挙区としている人とか、あるいは長崎県の離島部分を選挙区としている人とかとは、やりたいことが違うし、また思想信条というのはもう一人一人違って、クリスチャン、キリスト教的な価値観をベースに生きていこうという人もいますでしょうし、仏教的な価値観でとか、あるいは自分は科学的な何かでとか、それは特に脳死の問題とか、臓器移植の問題とかになってくると、結構もう一人一理念みたいなふうにもなってくると。そういう自由主義的に突き詰めれば、もう一人一人それぞれの理念、政策を持っている人間がいかに共同体の中で多数を形成して物を決めていくかというのが民主主義の腕の見せどころですから、今野党にはそれが期待されているのだと思います。

記者
 県議会のお話になりますけれども、先日、松倉県議、岩手県では初めて当選無効ということが確定しました。50日以内に再選挙が行われるということになるわけですが、岩手で初めて当選無効ということが出たと、このことに対して知事どのような印象をお持ちでしょうか。

知事
 知事としては、岩手県選挙管理委員会の決定に対しては中立でいなければならないし、選挙管理委員会も中立の立場でそういう判断をしたのだと思いますが、今選挙管理委員会の判断が確定していますので、そうしますとやはりそういうことは今後ないようにということだと思います。

記者
 再選挙、まだ構図が固まったわけではないわけですが、今年の県議選では、知事は様々な応援をされた訳ですけれども、次の二戸選挙区で何か現時点で対応、考えていることあるのでしょうか。

知事
 今具体的に私に対して相談を持ちかけてくるような動きは特にありません。

記者
 わかりました。あと、最後にもう一点、昨日、玉澤徳一郎さんが盛岡市の中心部で銃撃されるという事件があった訳ですが、様々ショッキングな事件であると思いますが、過去には衆院選でも戦ったことがある相手ではありますけれども、今回の事件、盛岡市の中心部でこういった事件が起きたと、これについて知事、どんな印象をお持ちですか。

知事
 報道上は、発砲ということですけれども、また一方、色々報道を見ていると、周りで銃声を聞いた人はいないという話もあったりして、まだ何が起きたのかということが、事実関係が明らかになっていないと思いますし、まして動機とか背景とか、そういったことについてはこれから明らかにされていくと思われますので、今の段階ではこの件についてのコメントは控えたいと思います。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は12月20日の予定です。

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 報道担当
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