令和元年6月19日知事会見記録

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開催日時

令和元年6月19日10時30分から11時10分

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表があります。それでは、知事お願いします。

知事
 後ろにもポスターが張ってありますけれども、第9回いわてマンガ大賞コンテストの開催についてです。
 第9回いわてマンガ大賞コンテストを開催し、6月21日から作品の募集を開始します。募集する部門は、「一般部門」と「1~4コマ部門」の2部門でありますが、今回は応募要項を英語、フランス語、中国語でも公開しますので、海外からの募集もお待ちしております。
 「一般部門」では、岩手県を題材とした未投稿のオリジナル作品を募集します。
 「1~4コマ部門」では、ラグビーワールドカップ2019™・釜石開催や岩手出身のスポーツ選手の活躍、岩手の幸福、岩手の食、岩手の伝統工芸など、岩手をイメージさせる作品で1コマ・4コマのほか、2コマ、3コマでも募集できます。
 一般部門の大賞作品は、コミックいわてWEBで公開するほか、来年3月発行予定の「コミックいわてシリーズ」第9弾にも掲載します。
 審査の過程では、漫画雑誌編集者をお招きし、1次審査通過作品を対象に、作品添削会を行うなど、漫画技術の研鑽の機会も設ける予定です。
 回を追うごとに応募作品のレベルが高まっており、知る人ぞ知るというような、余り知られていなかった岩手の魅力なども次々に発掘されていますので、新しい、また、面白い作品が寄せられることを期待しています。
 以上です。

広聴広報課
 以上で知事からの発表を終わります。

幹事社
 それでは、ただいまの発表事項1件につきまして、各社から質問があればお願いします。

記者
 先ほど説明がありましたけれども、応募資格にも年齢、国籍、居住地等不問とあり、海外向けの要項を多言語で発信するということですけれども、今回、踏み切った理由というのはどこにあるのでしょうか。

知事
 そうですね、先週、岩手を訪問しました、フランスのパリの漫画を学ぶフランス人の若い皆さんの作品を見せてもらったりして、海外からの応募の可能性というのもあるなと、改めて思いました。岩手のことを題材にした漫画も先週、フランスの若い皆さんに描いてもらったりしていて、地元の人とか、あるいは、岩手になじみのある日本の人が描いた作品とはまた違う絵柄だったり、視点だったり、ストーリーの構成だったり、大変興味深いものがあったなと思います。

記者
 クールジャパンに代表される漫画アニメーションというのは海外でも高く評価されているというのは、報道等で見ていてもそのとおりなので、そういう趣旨もあるのかなと思いました。

知事
 そうですね、今、イギリスの大英博物館で空前の規模で漫画展が開催されていて、そういう情報も入っています。

記者
 あと、加えて言うと、ラグビーワールドカップだったり、来年は、東京オリンピック・パラリンピックがある中で、ILCもそうですけれども、そういった国際的な視野で国内にとどまらずと、そういう発想もあるのかなと思いましたけれども、どうでしょうか。

知事
 はい、そうですね。

記者
 チラシとかを見てちょっと気になったのですけれども、1~4コマ部門で、岩手の広告とかリニアコライダーの推進とかという例が出ているのですけれども、これは、漫画で県の施策を応援してほしいというふうに読み取れたのですけれども、そういう狙いもあるのでしょうか。

知事
 面白ければ、審査員の方は必ずしも県を応援するスタンスでなくても選ぶのではないかなと思います。

記者
 お考えではないということ、応援していただきたいというだけではないということなのでしょうか。

知事
 ここに書いてあるのは例示で、例えば、1コマ漫画というのは、何をテーマにするかということでかなり決まるようなところもありますので、例示されていることにこだわらず、色々なアイデアも考えてほしいなと思います。

幹事社
 それでは、発表事項以外について、本日記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はございませんので、各社から質問があればよろしくお願いします。

記者
 昨日の夜遅くですが、新潟県と山形県で被害のありました地震が発生しました。今の段階で、岩手県の出身者であったり、関係する方々であったりの被害の状況がわかっているようだったら教えてください。
 あと、岩手県の方から人的、物的な支援をされる御予定があるのであれば、それも教えてください。

知事
 今朝の庁議で、防災担当の総務部の方から報告がありましたけれども、その中に、そういう岩手に関係ある方の被害という情報はありませんでした。そして、地震発生時には岩手県内で、消防とDMAT(ディーマット。災害派遣医療チーム)が一時は待機したのですけれども、結局、応援には行かずに待機が解除されたという経緯があります。
 朝になって、北海道・東北知事会議や全国知事会の枠組みで様々な動きがあり、例えば、北海道・東北知事会議の枠組みでは、いざという時には、山形県については宮城県がまず応援する。新潟県については、福島県がまず応援するという、そういうのがあって、今は、宮城、福島においてリエゾンの派遣とか、情報の収集とかやってもらっています。全国知事会の方でも対策の事務局といいましょうか、それが動き始めているところですので、そういったところや、あるいは、直接現地から寄せられる情報などに基づきながら、要請があればそれはすぐ対応していきますし、まずは情報収集という段階です。

記者
 岩手県立博物館で不適切なサンプリングが行われていた件に関して、知事の所感と、今後どうやって対処していくべきかということを教えてください。

知事
 文化財は国民、県民共有の財産であり、それを守るべき博物館において無断サンプリングなどの不適切な行為が行われたことは大変遺憾であります。発生した原因を含めてこの事案の全容については県教育委員会が主体となって調査を行うと聞いていますので、まずは調査をしっかりとやってもらいたいです。その上で、今後、県教育委員会においては本県の文化財行政への信頼回復に努めて欲しいです。

記者
 国政の関係なのですけれども、老後資金に2,000万円が必要と指摘した金融庁の報告書について、麻生金融相が受け取らないというような態度を表明していますが、これについて知事はどのように捉えていますでしょうか。

知事
 「ううむ」という感じですね。報告書は報告書として受け取った上で、金融大臣の名において諮問した結果で、結論の妥当性とか、また、国民に対する影響とかとは別にし、手続において瑕疵がなく、また、委員の人たちが誠実に審議した上で作成した結果であれば、やはり、政府として正式に受け取って、そして、何か質問があったときは政府がちゃんと答えられるようにした方がいいのだと思います。
 年金の問題は、まず、そもそも論的なところから誤解や不安というものが生じやすいものですからね。仕組みとか、機会を捉えて政府の側から積極的にどんどん説明していかなければならないものですし、まして、聞かれたことにはきちっと答えていかなければならないことだと思うので、そのように対応すべき局面だと思います。

記者
 今、知事もおっしゃいましたが、そもそも老後資金に2,000万円必要だという試算結果について、年金制度の崩壊ではないかというような声もありますが、そもそもそういった報告書自体の2,000万円が必要だということに対しては、知事はどのように思われますか。

知事
 私の理解だと、日本の平均的な世帯の老後の支出額と65歳時点の貯金額を比較したときに、年金の収入があっても月々足りなくなって、90歳までに2,000万円足りない、というような数字が出ているのですけれども、ただ、所得とか、資産とか、支出額というのは平均をとるとかなり高めに出ますからね、物凄く巨額のお金持ちという人たちがいますので、かなり支出額が多いケースにおいて2,000万円足りないということが示されているのだと思います。
 そして、金融庁の報告書、金融庁としての諮問で、それは金融市場の活性化というところに目的があり、今流行っているような様々な資産運用の金融商品を売ることに目的があったと解されます。テレビで日曜朝の情報番組など見ていますと、お金持ち向けの資産運用のコマーシャルが多く出ていますけれども、そのような発想での報告書なのだということを、特に2,000万円という数字については、きちっと説明しなければならないのだと思います。
 他方、老後の生活ということについて、国民全体を視野に入れれば、そういう富裕層は悩みがない、日本の平均以上の人たちというのはそんなに悩まないで済んで、どの金融商品で資産運用しようかなというような悩みのところに政府が力を入れていくのではなくて、かなりの高齢になっても貯金ゼロが何%、何十%もいるというような統計の方にこそやはり政府は意を注いで、そういうなかなか貯金をつくれないような人たちが老後安心して生活できるようなことが今ちゃんと行われているのかどうか。行われていないのであれば、どういう年金改革とか、税と一体化した改革が必要なのかというのを示していかなければならないということなのだと思います。

記者
 そうすると、先ほど言ったように誤解が生じないよう、しっかりと政府の方で説明責任を果たしていくべきだというようなことですよね。

知事
 はい。

記者
 あと、この点について、野党の方は参院選の争点だというふうに言って、与党は火消しをしていますが、知事御自身は参院選の争点になるというふうには捉えていますでしょうか。

知事
 平均以上ではない国民の多数ですね、資産とか支出とか所得に関しては国民の中央値、国民の人口的な大多数というのは平均よりかなり下のほうに中央値があって、ですから、人数としての国民の平均は、平均的な国民にとっては2,000万円云々ということが的外れというのは全くそのとおりのことであって、平均的な国民、更にはそこまでも所得が無いというような困っている人たちの方にこそ注意を向けて、その人たちが安心できるような社会保障体制を、そしてまた、経済政策をとっていくべしということは、やはり今の日本が直面する大きな問題の一つだと思います。日曜日の特別な記者会見でも言いましたけれども、いわゆる地方創生、人口減少問題と、あとはその背景にもなっている格差や貧困の問題が進行するような今の経済、そして社会保障の問題、その2つが今日本が直面している大きな課題なので、選挙の争点にもなり得るものだと思います。

記者
 今の俗に言う2,000万円問題で重ねてお尋ねします。金融庁の姿勢というのは、国民の老後の資産形成を呼びかけたものというふうにも言えようかと思いますが、今朝の新聞にも安倍さんが「金融庁は大ばか者だ」という台詞を側近に話したというふうに載っておりました。政権の姿勢というのが、役人がやったことだと、スタンドプレーだというふうな姿勢として受けとめる意見もあります。知事としては、知事選に立候補表明されましたが、政権、特に自民党に対するスタンスはどのようなお考えでいらっしゃいますか、どのようなお考えで臨まれますか。

知事
 まず、金融庁の動きについては、平均以上の所得があり、平均以上の支出をするような人たちが新たな資産運用を、新しい金融商品を活用する。それを促すという政策は決して悪い政策ではないと思うので、一生懸命準備して推進しようとしている金融庁のそういう部分は、それ程非難には値しないと思います。問題なのは、ゆとりのある国民以外の、平均的な国民とか、あとは困っている国民向けの政策をもっと充実させなければということでありまして、そこをやるならどんな政党でも私は支持します。

記者
 その特別な日曜日の記者会見でもお話を伺いましたが、今回、県民党という言葉を使われなかったことについては、そうした自民党とのスタンスが何か影響したのかなとは、私としては思った次第なのですが、それは関係ないということですか。

知事
 国民民主に、あとは社民、共産、立憲民主、そこで既に県民党的広がりはあると思いますし、更に希望郷いわてを実現する会に参加する無所属の県議会議員さんとか、そこに参加しない無所属の県議会議員さんにも広がる可能性はあると思うのですけれども、そのような広がりのことは、私は県民党と呼んでいいと思いますよ。

記者
 分かりました。ちょっと話は変わりますが、もう一点、禁煙のことについてで、7月から県立施設の原則禁煙が決まりました。議会棟部分については例外的措置がとられていまして、このことが議論されつつあります。例外的措置というのが県民にどう映るかというふうなことを考えたとき、知事はこの辺どのようにお考えでしょうか。

知事
 県民の皆さんに伝えたいのは、健康増進法が改正されて、新たな受動喫煙防止対策が実施されることとなっていることに対応して、岩手県内でも受動喫煙防止対策を進めていこうということでありますので、まず、県民の皆さんにもそういう受動喫煙防止対策は大事なのだということを御理解いただきたいですし、また、これをきっかけに御自分や周りの皆さんの健康ということを考えて、そして喫煙の問題についても考えていただきたいということです。

記者
 議会棟の例外的措置という点についてはどうでしょうか。

知事
 一方、全体としては敷地内禁煙を、受動喫煙防止対策を進めているところでありまして、県の対策の趣旨としては、決して受動喫煙防止対策を進めなくていいという事では無いと理解しています。

記者
 改めて年金問題のところなのですけれども、先ほども知事もおっしゃっていましたけれども、麻生大臣が受け取らないとか、安倍首相が役人を罵倒したとかという、このようななかったようなことにするような政権の姿勢のあり方、ここについてはどういうふうに思われますか。

知事
 そこはそうしないようにして欲しいと思います。

記者
 安倍政権でこの5年、6年の間に陸上自衛隊の隠蔽問題とか、森友問題とか、資料とかなかったことにするような事態が続いているのですけれども、これもこの一環かなというふうにも捉えることができるのですが、知事はどのように思われますか。

知事
 確かに情報や、それの根拠になる資料というものを大切にしなければという考え方をきちっと持っていれば起きないようなことが起きているのかなとは思います。

記者
 あと、お隣の秋田県の話ではあるのですけれども、イージス・アショアの問題で、防衛省がいいかげんな、ずさんな調査結果を出して大騒ぎになっている部分があるのですけれども、こういった今の防衛省の姿勢、政府の対応についてはどういうふうに見ていらっしゃいますか。

知事
 イージス・アショアはそもそも不要なのではないかと思います。あれを配備すると決めたのは、北朝鮮ミサイル脅威がピークに達している一昨年の終わり頃の事であった訳で、その後、米朝首脳会談などもあり、当時とは全然違う雰囲気になっていて、むしろミサイル問題も含め、対立を終息させて、朝鮮戦争を正式に終わらせるというような方向に国際社会が進んでいる中で、あえて北朝鮮のミサイルに備えるということを大々的にやる必要はないのではないかと思います。
 また、一昨年に実際にミサイル発射があったと記憶していますけれども、ハワイに向けてミサイルを発射すると秋田県上空を通り、そして、グアムに向かって発射すると中国、四国地方上空を通ると。ですから、イージス・アショアを配備しようとしているのは、アメリカのハワイ、グアムを狙った長距離の弾道ミサイルを撃ち落とすためと見えてしまう訳でありますけれども、そもそもアメリカはそういう事態に備えては、アメリカ自身のミサイル防衛システム、日本海にアメリカのイージス艦を浮かべるとか、あるいはグアムやハワイの周辺でミサイル防衛を行うとか、アメリカは自国のミサイル防衛に関しては、他国の援助がなくても絶対自国を、アメリカを絶対守り切ることができるような体制という考え方できちっとそれを構築しますので、そこに日本が助太刀のためにイージス・アショアというのは不要なのだと思うのです。それは、多分防衛省の内部にも、元々要らないものだという、何かそういう認識が広まっているがゆえに、熱心な調査や分析を行わない、あるいは居眠りをするというような形にそれが出ているのかなと思っております。

記者
 であれば、なおさらのこと、何であんなものが逆に政府が押しつけようと、秋田県に設置しようというふうにお考えになりますでしょうか。

知事
 要らないものなのだと思うのですけれどもね、両方合わせて物すごい額になりますから。それでILCをつくれるというところまではいきませんけれども、日本の防衛を考えたときも、もっと生身の自衛官の人たちをエンパワーする(力をつける)ようなところに予算が使われる方がいいのだと思います。だから、そういう日本の防衛体制の議論の中で、つい装備偏重となっていて、生身の自衛官の日ごろの訓練でありますとか、生活でありますとか、またいざというとき対処できるような備えという、そういう生身の人間をきちっとエンパワーする(力をつける)ようなところにお金をかけていくというところが弱いのではないかと思います。

記者
 先ほども出ていました、日曜日の特別な記者会見の話の続きではあるのですけれども、今リニアコライダーが出ましたけれども、掲げている公約、第一に県民計画だというふうにおっしゃっていましたけれども、県民計画はまだできたばかりで県民の方にどれだけ普及しているのかまだ怪しい部分ではあると思うのですけれども、改めて県民計画の中でどの部分、つまり幾つか項目ある中で、どの部分を特に強調して県民の方に理解してもらいたい、この辺をアピールしたいという部分を教えていただけないでしょうか。

知事
 まず、10の政策分野という整理で一人一人の県民の皆さんに直接関わるようなことを向上させて、それに関する幸福の度合いを高めることにつなげていく。例えば、農業振興や、また、農村の生活改善のようなことに取り組むなど、10の政策分野の取組を推進して幸福の度合いを高めることにつなげていきたい。加えて11のプロジェクトがあります。このILCもプロジェクトに入っている訳ですけれども、先端科学、先端技術を活用した岩手の発展ということも力を入れていくということで、11のプロジェクトについても強く発信したいと思っています。

記者
 県民党的な枠組みの中に自民党は入っていないというお話をこの前伺いましたけれども、県民計画についていえば、議会での承認を、自民党も含めて、受けているところではあります。であれば、自民党も県民計画を進める仲間というふうに捉えることもできると思うのですが、その辺、推薦も含めて要請を出してもいいのではないかという気もするのですが、いかがお考えでしょうか。

知事
 自民党は、県民計画には賛成だけれども、それを県民に説明する独自候補を擁立すると公にされているわけで、私がそれを言って歩くのではだめで、独自候補がそれを言って歩くようにするということを公にされているので、推薦要請は予定していないわけですけれども、過去に県議会で相談があれば話は伺うということを言っていますし、私がそうやって言って歩くことに県民計画に賛成するだけではなくて、それを私が広めて歩く、さらにはそれを推進するということに賛成だというのであれば相談には乗ります。

記者
 個別に応援も受けてみたいなというふうなお考えということなのですか。

知事
 ただ、今、独自候補擁立ということを様々な場で公言されているところにそれを前提としない話を持ち掛けるのは非礼だと思うので、そういうことは、こちらからはしないつもりです。

記者
 今の話で、日曜日の特別な記者会見で、次の日に自民党の幹部に取材したところ、自民党は県民党的な広がりの枠組みに入っていないということで、自民党は県民ではないのかと物凄く反発する声もあったのですが、その点はいかがですか。

知事
 もし自民党内でそこに入ろうと決断すれば、それは相談に乗ります。

記者
 安倍首相の在職日数が今月、伊藤博文さんを抜いて歴代3位になり、8月、11月を越えると憲政史上最長となるという報道がありまして、桂太郎さんとか、そういう歴史の近現代史の方を更新するような在職日数になっているのですが、いわゆる長期政権、これに対しては知事、今の安倍さんがどうというより、長期政権ということは安定した運営が行われていると、そういうふうに解釈されますか。

知事
 総理大臣に何年ついているかとか、そういう形式で良い悪いということは言えないのだと思います。短期政権であってもその国を取り巻く情勢に対応するために総理大臣を早目に切り替えて対応する方が国としては良い事ができる場合もありましょうし、また、長期政権であるがゆえに、そのことをもってだめというふうにも一概には言えないと思います。

記者
 ありがとうございます。それを実は聞いたのは、特別な記者会見でもあった多選についてのことでちょっと知事御自身にもお聞きしたいと思って、前振りで聞いたのですけれども、記者会見では、いわゆる多選の弊害というマンネリだったり、いわゆるワンマンというのでしょうか、そういう体制がないように努めたいというふうに知事はおっしゃっておりますし、やればやるほど知事の仕事をよりよくやれるようになると経験上感じているということで、御自身としては常に律して、いわゆる多選の弊害がないように努めていらっしゃると思うのですが、県庁という組織としては、やはりトップがずっと同じということで、あうんの呼吸とか、仕事のやりやすさということが出てくると思うのです。反面、仕事のしやすさとかという悪いほうにとった場合に、言い方悪いですけれども、忖度みたいな形で組織自体が硬直するおそれがあるのではないかと思うのですが、その点知事はどうお考えですか。

知事
 私が実感しているところでは、かえって自由に私に向かって意見を言ってくるなと感じることが増えています。特に部局長とか、あとは総括課長、担当課長から説明を受けたり、あるいはそういう人たちと意見、議論することが多いのですけれども、年が近づいているがゆえか、かなりここまで言うかみたいに言ってくることが多くなってくるなと感じていて、私も負けないようにきちんと主張すべきところは主張していかなければなと思う最近であります。

記者
 今のお話ですと、知事御自身もそうであるように組織あるいは組織の構成員である県職員の皆さんもそういう状況には無いのかなというお考えだということなのですけれども。

知事
 1期目の頃の方が何か腫れ物に触るぐらいな感じで言うべきことを言ってきてくれなくて、後で困ったなということがあって、1期目の頃に比べると皆から、がんがん言ってきてもらって助かるなと思っています。

記者
 職員憲章等あるのですけれども、改めてマンネリとか、あるいは忖度とか、そういうことで仕事が停滞したり、県民に届けるべき支援やサービスが滞ることがないような、何か制度というか、仕組みをつくったり、あるいは監視する組織みたいなのをつくるというようなお考えは特にはございませんか。

知事
 監視組織。

記者
 監視まで言うと堅苦しくて動けなくなりますけれども、チェック機能みたいな。

知事
 この質問にはちょっとびっくりして、どう考えていいかわからない状態なのですけれども、岩手というか、広く世の中全体行政に対するチェック機能というのはかなりあると思うので、議会であったり、また、マスコミであったり、マスではないネットのような、そういうコミュニケーションも何かあれば問題提起できるような格好になって、個人、県民一人一人が何かあれば声を上げられるようにもなっているので、いいのではないかなと思います。

記者
 端的にお尋ねしますけれども、そうすると今、県庁は、知事部局だけではなくて、県の組織というのは、風通しのいい組織だと、そういうふうにお考えですか。

知事
 私に対しては、1期目以上に風がびゅうびゅう、びゅうびゅう吹いてきていて、負けないように力を入れて頑張らなければと思っています。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は7月3日(水曜日)の予定です。

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