令和元年5月17日知事会見記録

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ページ番号1020535 

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開催日時

令和元年5月17日10時00分から10時29分

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表があります。それでは、知事お願いします。

知事
 まず、令和元年度県勢功労者の決定についてです。県勢の発展に多大の功労があり、その事績が極めて顕著であって、県民の模範となる方々を県勢功労者として昭和55年度から顕彰してまいりました。今回が第40回目となります。
 本年度の顕彰は、岩手県食生活改善推進員団体連絡協議会会長等として食生活改善などの健康増進に貢献された桑原文子(くわはら・ふみこ)様、沢内村国民健康保険沢内病院院長等として保健、医療の充実に貢献された増田進(ますだ・すすむ)様、岩手県経営者協会会長等として企業経営の安定化に貢献された佐藤安紀(さとう・やすのり)様、そして、プロサッカー選手としての活躍に加え、東日本大震災津波からの復旧・復興に貢献された我らが小笠原満男(おがさわら・みつお)様の4名であります。表彰式は5月29日、午前10時半から知事公館で行います。基本的には、5月25日(明治9年、1876年に岩手県の県域が現在の形に決定した日)をこの表彰の日にしているのですけれども、その日、今年、私は中国に出張していますので、5月29日に実施させていただきます。
 次の発表事項は、三陸防災復興プロジェクト2019の開幕についてです。あと15日というカウントダウンは県庁1階にも掲示されていますが、いよいよ三陸防災復興プロジェクト2019、6月1日土曜日の開幕です。復興に力強く取り組んでいる地域の姿を発信し、東日本大震災津波の風化を防ぐとともに、国内外からの復興支援に対する感謝を示し、復興支援で得られた多様なつながりを更に深めていくことを目指して開催するものであり、オープニングセレモニーでは、日本政府や米国政府、国連の防災部門をお招きし、復興や防災に関するスピーチをいただくとともに、岩手県の復興支援に御尽力いただいている八神純子さんから歌による応援をいただきます。
 また、東日本大震災津波の記憶と教訓を伝えることにより、国内外の防災力向上への貢献を目指して実施するシンポジウムや、復興支援でつながりのある著名人が参画する文化芸術事業、県内全市町村の郷土芸能が一堂に会して県内で初めて開催されるお祭りイベント、三陸の食やジオパーク、三陸鉄道などの三陸地域の魅力を生かした事業を展開します。
 会期中、実行委員会が主催する事業や、市町村や関係機関等が展開する事業の実施に当たっては、NPOや企業・団体、若者など、様々な分野からの参画・協力をいただいて、オール岩手の体制で実施します。このプロジェクトを端緒とし、「いのちを守り 海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」につなげるとともに、あらゆる主体が参画することで、「東日本大震災津波の経験に基づき引き続き復興に取り組みながらお互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」の実現を目指していきたいと思います。
 最後に、知事の中国出張についてですが、5月22日から26日まで中国・遼寧省に出張します。まず、大連市人民政府主催の国際的な観光イベント「第30回アカシア祭り」開幕式に出席し、挨拶を行い、関連行事である「2019中日文化観光大連交流大会」におきまして、岩手県の観光情報や取組についてのプレゼンテーションを行います。
 また、瀋陽市で遼寧省人民政府及び大連市人民政府を訪問し、友好交流に関する意見交換を行います。岩手県は、平成17年に岩手県大連経済事務所を開所し、平成19年には大連市と地域間連携の推進に係る協定を締結して、これまで大連市と県産品輸出や職員相互派遣など、経済、行政分野での交流を主に行ってきました。今回の出張によって、岩手県と大連市、さらに遼寧省との交流を進展させていきたいと思います。
以上です。

広聴広報課
 以上で知事からの発表を終わります。

幹事社
 質問の前に記者クラブへの転入者を紹介します。転入者から一言挨拶をお願いします。

(記者紹介)

幹事社
 それでは、ただいまの発表事項3件について、各社から質問があればお願いします。

記者
 県勢功労者の小笠原さんについてなのですが、改めて小笠原さんの県への貢献について知事のお考えを教えてください。

知事
 まず、Jリーグ鹿島アントラーズ等でのプロサッカー選手としての活躍が素晴らしく、日本代表選手として、岩手県人で初めてFIFAワールドカップに出場されています。また、県内サッカーチームの指導に尽力され、岩手のスポーツ振興に大いに貢献していただいています。そして、東日本大震災津波の発災後も、その直後から東北出身のサッカー選手とともに東北人魂を持つJ選手の会を発足させて積極的に被災地の支援活動を行うなど、東日本大震災津波からの復旧・復興に貢献されているということが大変素晴らしく、今回の県勢功労者表彰となったものであります。

記者
 震災からの復旧・復興への貢献というのが大きいかなと思うのですけれども、それについて知事はどう考えていますか。

知事
 小笠原満男選手が来てくれて良かったとか、小笠原満男君がいてくれて良かったとか、そういう声を色々なところから聞いていますし、岩手が一番大変な時に率先して動いてくれて、アスリートによる被災地支援、復興支援の大きな流れをつくってくれたことを大いに感謝したいと思います。

記者
 私も県勢功労者で小笠原選手の関係を確認させていただきたかったのですけれども、歴代の受章者を拝見いたしますとスポーツの団体、チーム等で受章されているケースというのはあろうかと思いますけれども、スポーツ選手個人として県勢功労を受章されるのが初かどうかということと、あと年齢も40歳ということで大変若いかと思うのですけれども、受章者の中で最年少であるかどうか、もし把握されていれば教えていただければと思います。

知事
 これはやっぱり正確を期するために、かつ調べればわかることでもあるので、事務的に調べてもらいたいと思います。

記者
 中国出張の件で、最近でも一帯一路フォーラムの方に訪中されましたけれども、中国は、今アメリカとの関係で色々ぎくしゃくしていますけれども、地方は地方でということが一帯一路フォーラムの時にも知事からお話があったのですけれども、改めて中国に行く意義といいますか、何度か頻繁に足を運ばれるということの意義みたいなものを知事はどう捉えているか教えていただけますか。

知事
 大連に対しては久しぶりで、御無沙汰していたことにじくじたるものがあるのでありますけれども、大連にある岩手県の事務所が、大連との交流、更にそれが遼寧省との交流にも繋がり、そこを基盤に上海での上海万博への参加などの活動、そして雲南省との交流でも、雲南省との交流を進めていくための、私の色々な雲南省出張に大連事務所がついていくのはもちろんなのですけれども、大連市の職員がついてきてくれたりとか、非常に大連市にお世話になっていますし、また、大連という街の力にもお世話になっているところでありまして、岩手の中国での様々な活動や、それから物産や観光、ビジネスの進展を図るに当たって、やはり大連は大事だなと思っています。
 「アカシア祭り」というのは、世界中から様々な来賓やゲスト、出席者などが大連に訪れて、大連そのものの観光PRというのもあるのですけれども、同時に大連を舞台にした国際的な観光PRの場でもありますので、そこに岩手から参加することで、改めて岩手の観光の魅力プラス物産の魅力を大連から世界に発信、中国はもちろん世界に発信していきたいと思います。

記者
 観光、物産という視点と、あと、上海の定期便も開設されましたけれども、新たにまた違う場所での花巻空港との定期便みたいなもののチャンスも、その観光、物産の振興の一つとお考えでしょうか、可能性として。

知事
 中国国内における航空路線というのはどんどん発達して、それは中国周辺のアジア各国とも地方から地方へというような、そういう路線もどんどん増えていますので、今、花巻空港には台北便、上海便とあるわけですけれども、香港便とか、更に増やしていきたいと思っている便もあるのですが、いきなり定期便でなくて、チャーター便でもいいのですけれども、北の方の空港路というものも視野に入れたいと思います。
 私が中学生、高校生、大学生のころ、中国語を勉強していた時にテキストに出てくるのは鉄道での中国の国内での移動で、それも一等車、二等車が幾らだとか、そういう表現が多かったのですけれども、今は飛行機の移動というのが普通になってきていて、その辺はすごいなと思っています。

幹事社
 それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問は用意していませんので、各社から質問があればよろしくお願いします。

記者
 報道等でも衆参同日選挙というような報道が増えてきていますが、知事は衆議院が解散することについて、まずどう思われるかというか、このタイミングをどう考えるか教えてください。

知事
 衆議院の解散というのは、基本的に確か憲法で4年の任期というのは決まっていたんじゃないかな、いずれ憲法体系の中で4年の任期が決まっているわけで、よほどのことがない限り、それは不信任案を受けたとか、まさに憲法に書いているようなことがない限り解散をしないということが基本だと思っております。選挙で投票する場合も4年任期を前提に投票しているわけですから、有権者に対しても、安易に解散をするというのは有権者の国民の政治的権利、投票する権利などを脅かすものでもあると思います。内閣不信任を受けた時に匹敵するような民意を問わなければならない局面でならあり得ると思いますけれども、最近、消費税増税の延期をめぐってでありますとか、最近解散が、軽い理由で行われているなと思っていますので、それは良くないと思います。

記者
 こちらでまとめるわけではないのですけれども、このタイミングの解散には否定的なお考えということでよろしいのでしょうか。

知事
 そうですね、民意からして、いわゆる一強多弱でいいのかという民意がどんどん積み重なってきて、そういう中で政権側といいますか、そっち側の方での失言、暴言なども相次いで、今回の丸山議員の発言も、あれは結局、今、安倍政権でのロシアとの交渉の中、ロシア側は北方領土はロシアのものだという原則をかえって強くしようとしている中、戦争でもしないと返ってこないのではないかという、政府寄りの発言だったと思うのですけれども、そういうような国会の状況を見て、いわゆる一強多弱な国会の不正常な状況を是正するための解散総選挙であれば、国民も歓迎するということはあると思います。
 そういうふうな形をつくって、政権交代を目指そうという動きもあるので、そういう民意がきちんと問われるような形の解散であればいいと思います。

記者
 私も今の関連なのですけれども、そうすると、知事の今のお答えですと、大義なき解散というのはすべきではないし、増税の延期について、間接ですけれども、信を問うというのは余り大義にはならないということなのでしょうか。

知事
 今なら勝てそうだから解散というのは、昔の55年体制時代の自民党政権の下でも行われていたのですけれども、そういうことをやっていたということが、そういう55年体制の崩壊、細川連立政権の誕生や民主党による政権交代にもつながっていたと思うので、やはり勝てるから、今なら勝てるから解散というのは、やってはいけないことだと思います。

記者
 一強多弱を維持するための解散という部分は……。

知事
 そうですね、特に野党といいますか、反対党といいますか、今の政権にかわる選択肢というものが色々ハプニング的な連続の中で無いような状態で、それを克服しようとする動きもある中、それが実を結ぶ前にやってしまおうというのは、余りにこれは前時代的、近代民主主義以前の時代感覚で、中世、戦国時代的な考え方で、そういう発想で近代の憲法や民主主義を運用するのはよくないと思います。

記者
 ありがとうございます。そして、一方で野党の方なのですけれども、国民民主党の方では、階猛さん含め3人が離党表明するような形になりましたが、まず階さんの離党表明についてどのようにお考えですか。

知事
 野党結集を目指すということはおっしゃっているようですから、そこは岩手においては、今参院選に向けて野党結集しようと、その中で共通政策まで作ってあるわけですからね、4党共通政策というのが作られて、それを掲げて戦いますという人も出ていて、そこについては国民民主党以外はもう推薦を決めて動いているという実態もある中、一日も早く、半日でも早く、そちらと一緒に戦うという姿勢を示さないと、時間が経てばたつほど反対側を利することになるわけですから、そのほかの候補者の方を利することになるわけですから、そのほかの候補者というのは、一強多弱の一強側から立候補しようとしているわけですから、そっちの味方をさせてはよくないわけでありまして、できるだけ早くほかの野党結集をしようと、岩手的には四分五裂を克服し、広い県民的な支持を得られる大きな塊をつくっていこうという方に早く参加しなければだめだと思います。

記者
 そうすると、階さんも含めですけれども、国民民主党県連、旧自由党県連も県連同士の合流というか、合併がなかなか進んでいない現状かなと思うのですが、やはりそれも早期に決着を図って参院選に臨むべきだというようなことでしょうか。

知事
 平成の始めの頃からやってきた政治改革は、衆議院選挙における小選挙区制の導入や、比例区の導入など、政党を中心とした政策本位の政治をするのだということが一つの大きいテーマでありまして、そういう意味で政党としての対応ということをぐずぐずしていたのでは、それは政治の改革に逆行することだと思います。
 4年前の私の選挙、3年前の木戸口参議院議員の選挙も色々な政党、更には無所属の人プラス市民の皆さん、そういうあらゆる主体が結集して広く県民的な大きな力となって新しい政治を作っていこうという、そういう中には政党を経ない参加の仕方もあるのですけれども、ただ、政党として既に存在している政党は、やはり責任ある行動をしていかなければだめだと思います。
 政党助成金とかも受けて、決して私的な結社ではないので、特に政党助成金を受けているような政党はですね。そこは政党として、きちんと恥ずかしくない期待される動きをしなければならないですね。

記者
 先ほど政治の話で出ていた部分で消費税の件なのですけれども、10月には消費税が10%に税率引き上げになりますけれども、他方運動として、消費税を上げる必要はあるかもしれないけれども、ただ、今上げるべきなのかという議論があって、その一点に絞って10月の税率引き上げは中止という議論あるのですけれども、知事は今の国際情勢や国内の経済情勢あるいは本県の今の情勢を踏まえると、消費税率の引き上げ、10月の引き上げということに対しては今どのように受けとめていらっしゃいますか。

知事
 幹事長代理の方でしたか、政権の中枢からまずいのではないか、危ないのではないかという声が上がるくらいの経済の状況にはなっているのだと思います。構造的にも日本経済、家計の力が弱い、消費が伸び悩んでいる、そして中小企業がやはり苦しんでいる、なかなか発展できないというところ、消費増税をアップするのは、また直撃することになりますからね、消費者、そして中小企業を。既に法律でそう決まっていることですから、法律に則してその法律を変更すべきかどうかという具体的なことが論点でありましょうから、ただ変えるならどう変えるかということが大事で、まずは日本経済を強くすることでイコール消費者、家計や中小企業を強くして、それで日本経済全体を強くし、そういう強い日本経済からはより多くの税収を国も獲得できるわけですから、またその税収についても力のあるところから税を納めてもらって、そして、それで力が弱いところを補っていくというような体系として考えていかなければならないことだと思います。

記者
 そうすると、今の段階で、10月は中止すべきだということを、かちっと、すっぱり言えるようなものではなく、もっと議論して決めたことに則って実施するかどうかを国が判断すべきことだったのですか。

知事
 ただ、国家としての金のやりくりの問題ですから、それはいろんなやり方があるのだと思います。

記者
 御自身としての感想を知事の立場ではなかなか言いづらいですか、今の段階で。

知事
 2月議会で消費税増税を前提とした条例等を提案し、また可決いただいていて、それを執行する務めがありますので、軽々しくそれをやらないとは私からは言えませんね。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は5月31日(金曜日)の予定です。

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