農場HACCPの認証を取得！！～県内教育機関で初めて～

　本校の畜産学科は、農場HACCP方式による衛生管理に取り組んでいる農場であることが認められ、令和3年3月3日付けで農場HACCPの認証（対象種畜：乳用牛、肉用牛）を取得しました。

　これは、県内の教育機関では初めての取得であり、肉用牛では県内初、乳用牛では県内2番目の取得となります。

　本校では、学生が高度な農場管理手法を身に付けられるよう、平成30年度から新たなカリキュラムとして農業生産工程管理に関する教育に取り組んでいます。

　今回、その取り組みの一環として、令和元年4月から農場HACCPの取組みを開始し、令和2年10月に内部審査を実施、令和3年1月18～19日の認証取得審査を経て認証を取得しました。　

　この農場HACCPの認証取得は、飼養衛生管理向上の入り口であり、今後もより良い農場運営に向けたシステムの見直しと更新を行い、高度な技術と経営感覚を身につけた学生の育成、並びに、消費者へ安全な生産物の提供に努めてまいります。

　また、本校の取組みが、農場HACCPの普及拡大、そして本県の畜産物の安全性確保の取組につながることを期待します。

 

注農場HACCPとは、畜産農場における衛生管理を向上させるため、農場にHACCPの考え方を採り入れ、危害要因（微生物、化学物質、異物など）を防止するための管理ポイントを設定し、継続的に監視・記録を行うことにより、農場段階で危害要因をコントロールする手法で、国がこの取組みを推進している。