畜産学科1年生が好成績!~県の政策提案コンテスト「Wild Cup2023」で優秀作品「第3位」と学生グループ最優秀賞を受賞~
令和5年8月9日~10日に盛岡市で開催された「岩手県農林水産部政策提案型調査研究コンテスト Wild Cup 2023」において、畜産学科肉畜経営科1年生が発表した「ETが切り拓く酪農と肉用牛生産の未来」が全体3位となる優秀作品「第3位」、同じく酪農経営科1年生が発表した「牛の能力を牛っと!~ゲノムで新しい酪農を~」が「学生グループ部門最優秀賞」をそれぞれ受賞しました。
Wild Cupは、従来にない野心的な政策立案に向けた調査・研究を通じ、農林水産業の活性化及び職員のスキルアップを目的に、県農林水産部が2016年度から毎年1回開催しているコンテストであり、通算8回目となる今回は47演題がエントリー。農業大学校からは、これまで最多となる4演題を発表しました。
肉畜経営科の学生達は、岩手県議会令和5年2月定例会で提言された「酪農家がETに積極的に取り組めるよう県が支援すべき」との質問に着目し、県として何ができるのかについて、様々なデータを根気よく収集し、受精卵移植師養成の強化やET基金の設立などデータに基づいた意見を取りまとめて提案しました。
また、酪農経営科の学生達は全国の酪農家の85%が赤字となるなど経営存続の危機に陥っていることに着目し、その対応のため、ゲノミック評価と受精卵移植技術の組み合わせによる高能力牛の作出により生産効率を向上させていくことなどを提案しました。
さらに、果樹経営科1年生の学生達は「みんなでの果物の新品種を作りましょう-世界有数の果樹産地への1歩-」、野菜経営科1年生の学生は「全ては有機物から」と題し提案しました。
岩手農大の学生達は夏休み返上でスライド原稿や読み原稿の作成に取り組んできました。
発表当日は、県の小野政策企画部長や藤代農林水産部長など6名の方が審査員席に座る中、学生達は緊張しながらも、会場に駆けつけたクラスの仲間や先生達の応援を受けて、無事発表を終えました。
今回の発表は、これから始まる卒業研究に向けて貴重な経験になったことと思います。 皆さんお疲れ様でした。
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