<令和5年7月19日>県立久慈工業高校のインフラメンテナンス工事現場見学会を開催しました!!

ページ番号1066820  更新日 令和5年7月31日

印刷大きな文字で印刷

 県が管理する道路橋(約2,800橋)は建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約4割から20年後には約8割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
 県では、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との協働による橋梁点検に取り組んでいます。高校生のインフラメンテナンスに関する早い段階からの興味・関心を促進するため、令和4年度は1~2年生を対象とした橋梁メンテナンス工事現場見学会を開催しましたが、令和5年度は、新たにトンネルや大型道路構造物を含めた「インフラメンテナンス工事現場見学会」を開催することとしており、第1弾として、7月19日に県立久慈工業高校建設環境科1~2年生を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。

~道路メンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~

 現場見学会には、建設環境科1~2年生の生徒9人が参加し、県北広域振興局土木部が工事を進めている主要地方道岩泉平井賀普代線の和野山1・3・4号ロックシェッド及び普代浜トンネルの補修工事を見学しました。

 和野山1号ロックシェッドでは、受注者の北星鉱業株式会社の指導を受けながら、高所作業車に乗車し、劣化した箇所を間近で確認した後、劣化したコンクリートの撤去作業を体験していただきました。生徒たちは、使用した機械の振動に驚きながら、楽しそうに撤去作業を体験していました。

 和野山3・4号ロックシェッドでは、受注者の兼田建設株式会社からコンクリート保護等の補修工事の進め方の説明を受けた後、補修の状況を間近で見学したほか、コンクリートを保護するために使用する含浸材の塗布作業を体験していただきました。

 また、普代浜トンネルでは、受注者の株式会社小山組の指導を受けながら、トンネル内の舗装を補修するために使用するコンクリートの受入れ検査から打設作業まで、補修工事を行う一連の作業を体験していただきました。

 現場見学会に参加した生徒たちは、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、インフラメンテナンス工事を興味深く学んでいる様子でした。

 県では、本現場見学会等を通じて、高校生に道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を進めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成の推進に取り組んでいきます。

i
高所作業車に乗車し劣化箇所を間近で確認(和野山1号ロックシェッド)
i
劣化したコンクリートの撤去作業を体験(和野山1号ロックシェッド)
i
補修工事の進め方等を勉強(和野山3号ロックシェッド)
i
含浸材塗布の作業を体験(和野山4号ロックシェッド)
i
受入れたコンクリートの品質をタブレットに記録(普代浜トンネル)
i
コンクリートの打設作業を体験(普代浜トンネル)

このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。