<令和5年10月6日>県立黒沢尻工業高校のインフラメンテナンス工事現場見学会を開催しました!!
県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の4割から20年後には約8割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
県では、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との協働による橋梁点検に取り組んでいます。生徒のインフラメンテナンスに関する早い段階からの興味・関心を促進するため、令和4年度は1~2年生を対象とした橋梁メンテナンス工事現場見学会を開催しましたが、令和5年度は、新たにトンネルや大型道路構造物を含めたインフラメンテナンス工事現場見学会を開催しています。
令和5年10月6日(金曜)に県立黒沢尻工業高校土木科1年生を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。
~道路メンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~
現場見学会には、土木科1年生の生徒16人が参加し、県南広域振興局土木部北上土木センターが工事を進めている県道北上東和線上野町跨線橋及び国道107号大荒沢スノーシェッドを見学しました。
上野町跨線橋では、受注者の北海建設工業株式会社の指導を受けながら、コンクリートテストハンマーを使用しコンクリートの強度を確認しました。
大荒沢スノーシェッドでは、受注者の有限会社木村塗装工業の指導を受けながら、高力ボルトの締付作業や金属溶射作業の体験も行いました。
現場見学会に参加した生徒達たちは、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、インフラメンテナンス工事を興味深く学んでいる様子でした。
県では、本現場見学会を通じて、高校生に道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を進めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手確保・育成に取り組んでいきます。
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