<令和4年6月22日>県立久慈工業高校の「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催しました!!

ページ番号1057382  更新日 令和4年6月24日

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 県では、将来インフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との協働による橋梁点検に取り組んでいますが、令和4年度から新たな取組として、早い段階から高校生にインフラメンテナンスに興味・関心を持ってもらうため、1~2年生を対象とした「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催することとしており、6月22日に県立久慈工業高校建設環境科1~2年生を対象とした現場見学会を開催しましたので、お知らせします。

~道路メンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~

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 県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約4割から20年後には約8割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。

 県では、将来インフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との橋梁点検に取り組んでいますが、令和4年度からの新たな取組として、早い段階から高校生にインフラメンテナンスに興味・関心を持ってもらうため、1~2年生を対象とした「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催することとしています。

 第1弾として、令和4年6月22日(水曜)に県立久慈工業高校を対象とした現場見学会を開催しました。

 現場見学会には、建設環境科1~2年生の生徒14人が参加し、県北広域振興局土木部二戸土木センターが工事を進めている一般国道395号猿越橋耐震補強工事(九戸郡軽米町)、主要地方道一戸葛巻線薬師橋橋梁補修工事(二戸郡一戸町)を見学しました。

 猿越橋の工事では、受注者(株式会社中央コーポレーション)から工事の進め方を動画で説明を受けた後、床版下面の老朽化状況や支承交換による耐震補強の状況等を間近で見学したほか、部材を補強するボルトの締付作業の体験を行いました。

 また、薬師橋の工事では、県や受注者(株式会社中舘建設)の指導を受けながら、コンクリートの強度を確認するためのコンクリートテストハンマ―を使用して、健全なコンクリートと老朽化により劣化したコンクリートの強度の違いを測定しました。

 現場見学会に参加した生徒達は、県や受注者の説明を熱心に聞きながら、初めて見学した橋梁メンテナンス工事を興味深く学んでいる様子でした。

 県では、本現場見学会等を通じて、高校生に道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手確保・育成を推進していきます。

 

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猿越橋の耐震補強工事の進め方等を動画で勉強
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ボルトの締付作業体験(1)
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ボルトの締付作業体験(2)
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耐震補強状況を間近で見学
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猿越橋の床版下面の状況
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猿越橋の前で集合写真
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薬師橋の工事内容説明
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コンクリートテストハンマーで強度測定
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薬師橋の前で集合写真

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