令和4年度からの新たな取組として「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催しました!!

ページ番号1060926  更新日 令和4年10月27日

印刷大きな文字で印刷

 県では、将来インフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との協働による橋梁点検に取り組んでいますが、令和4年度からの新たな取組として、早い段階から高校生にインフラメンテナンスに興味・関心を持ってもらうことを目的として、土木系学科の1~2年生を対象とした「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催しましたので、お知らせします。

~道路メンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を推進~

 県が管理する橋梁(約2,800橋)は、建設後50年以上経過する橋梁の割合が現在の約4割から20年後には約8割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。

 県では、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手確保・育成を推進するため、令和元年度から県内の土木系学科を有する高校との協働による橋梁点検に取り組んでいますが、令和4年度からの新たな取組として、早い段階から高校生にインフラメンテナンスに興味・関心を持ってもらうことを目的として、1~2年生を対象とした「橋梁メンテナンス工事現場見学会」を開催することとしました。

 県内の土木系学科を有する5校(盛岡工業高校、久慈工業高校、黒沢尻工業高校、一関工業高校、花巻農業高校)を対象に、県が工事を進めている橋梁補修工事等の現場見学会を開催し、延べ132人の生徒が参加しました。現場見学会では、間近で橋梁の損傷状況や工事状況等を見学したほか、生徒に橋梁メンテナンス工事を実感していただくため、工事で使用するボルトの締付作業等の現場体験などを行いました。

 現場見学会に参加した生徒からは、「橋の安全を守るため老朽化を防ぐ重要さが分かった」、「人から見えないところでやる仕事こそ人のためになっていると思った」との感想が寄せられました。

 県では、今後とも本現場見学会や高校生との協働による橋梁点検等を通じて、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解を深めてもらうとともに、将来のインフラメンテナンスなどを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進していきます。

対象高校 人数 実施年月日 工事名 受注者
久慈工業高校
建設環境科1・2年生
14人 R4.6.22 一般国道395号猿越橋耐震補強工事 株式会社中央コーポレーション
主要地方道一戸葛巻線薬師橋橋梁補修工事 株式会社中舘建設
一関工業高校
土木科1年生
39人 R4.7.13 一般国道343号板木橋橋梁補修補強工事 株式会社小山田工業所
花巻農業高校
環境科学科1年生
24人 R4.10.6 一般県道東和花巻温泉線宮野目跨線橋橋梁補修工事 株式会社船野組
一般国道396号早池峰大橋橋梁補修工事 株式会社たかしん興業
黒沢尻工業高校
土木科1年生
19人 R4.10.12 一般国道107号鬼ヶ瀬橋橋梁補修工事 岩手基礎工業株式会社
盛岡工業高校
土木科1年生
36人 R4.10.25 一般国道106号中の橋橋梁補修工事 株式会社タカヤ
主要地方道盛岡横手線新田町跨線橋橋梁補修工事 株式会社タカヤ

 

 

i
【久慈工業高校】高力ボルトの締付作業体験(猿越橋)
i
【久慈工業高校】コンクリートテストハンマーで強度測定(薬師橋)
i
【一関工業高校】高所作業車に乗車して工事状況を間近で見学(板木橋)
i
【一関工業高校】VRによる労働災害の模擬体験
i
【花巻農業高校】打音検査により橋脚の状態を確認(宮野目跨線橋)
i
【花巻農業高校】高所作業車に乗車して床版の状況を確認(早池峰大橋)
i
【黒沢尻工業高校】鬼ヶ瀬橋の工事内容を勉強(鬼ヶ瀬橋)
i
【黒沢尻工業高校】コンクリートテストハンマーで強度測定
i
【盛岡工業高校】床版の状態を確認(中の橋)
i
【盛岡工業高校】剥落防止の最終仕上げの作業体験(新田町跨線橋)

このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。