<令和2年12月18日>岩手県立盛岡工業高等学校との協働による橋梁点検を実施しました!!

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ページ番号1036198  更新日 令和2年12月25日

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 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づく橋梁点検を行っており、この度、岩手県立盛岡工業高等学校との協働による橋梁点検を行いましたので、お知らせします。

~インフラメンテナンスの知識向上及び土木業界の担い手の確保・育成を促進~

写真:橋梁点検1

 県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約3割から20年後には約7割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が大きな課題となっています。

 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法施行規則に基づき、5年に1回の頻度で橋梁点検(近接目視点検)を行っており、令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えることとなる土木の魅力を感じてもらうことにより、土木業界の担い手の確保・育成を推進するため、県内工業高校との協働による橋梁点検に取組んでいます。

 先般実施した岩手県立久慈工業高等学校に引き続き、令和2年12月18日(金曜)に岩手県立盛岡工業高等学校(土木科3年生・橋梁調査班7人)との協働による橋梁点検を実施しました。

 橋梁点検当日は、岩手県の道路メンテナンスへの取組等について学校で学んだ後、県や点検業者(株式会社吉田測量設計)の指導を受けながら、一般県道矢巾西安庭線林平橋等5橋の橋梁点検を行いました。

 橋梁点検を行った生徒達は、橋梁点検車に乗車し、クラックスケールを用いたひび割れ計測等により橋梁の劣化状況等を熱心に点検していました。今後、現地での点検結果を踏まえて、岩手県道路橋定期点検要領に基づく各橋梁の健全性診断及び点検調書の作成を行う予定としています。

 県では、今後とも、県民の生活を支える道路施設の良好な利用環境等を確保するため、計画的な点検や修繕等の適切な維持管理を推進していきます。

【協働による橋梁点検実施橋梁】

1 一般県道矢巾西安庭線林平橋(岩手郡雫石町西安庭第49地割地内)、橋長:34.7m、幅員:9.2m、完成年:1992年(平成4年)、構造形式:単純合成鈑桁橋

2 一般県道矢巾西安庭線林平陸橋(岩手郡雫石町西安庭第48地割地内)、橋長:15.0m、幅員:9.2m、完成年:1992年(平成4年)、構造形式:プレテンション方式単純PC中空床版橋

3 主要地方道盛岡横手線黒沢川橋(岩手郡雫石町黒沢川地内)、橋長:18.0m、幅員:8.8m、完成年:1956年(昭和31年)、構造形式:3径間連続RCT桁橋(車道部)、 単純H形桁橋(歩道部)

4 主要地方道盛岡横手線桝沢橋(岩手郡雫石町南畑第33地割地内)、橋長:55.0m、幅員:14.0m、完成年:1998年(平成10年)、構造形式:単純合成鈑桁橋2連

5 一般県道矢巾西安庭線白根沢橋(紫波郡矢巾町煙山第1地割地内)、橋長:47.0m、幅員:9.2m、完成年:1990年(平成2年)、構造形式:単純合成鈑桁橋

写真:橋梁点検2
岩手県の道路メンテナンスへの取組等の学習状況
写真:橋梁点検3
主桁鋼部材の劣化を点検(1:林平橋)
写真:橋梁点検4
橋台のひび割れをスケッチ(2:林平陸橋)
写真:橋梁点検5
主桁コンクリート部材の損傷を点検(3:黒沢川橋)
写真:橋梁点検6
橋梁点検時の留意点等を確認(4:桝沢橋)
写真:橋梁点検7
地覆の損傷を点検(5:白根沢橋)

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このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。