<令和3年2月19日>令和2年度の岩手県立久慈工業高等学校との協働による橋梁点検の報告会を実施しました!!

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ページ番号1037734  更新日 令和3年2月22日

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 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づく橋梁点検を行っており、岩手県立久慈工業高等学校との協働による橋梁点検(報告会)を実施しましたので、お知らせします。

~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木業界の担い手の確保・育成を推進~

写真:報告会1

 県が管理する道路橋(約2,800橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約3割から20年後には約7割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。

 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法施行規則に基づき、5年に1回の頻度で橋梁点検(近接目視点検)を行っていますが、令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えることとなる土木の魅力を感じてもらうことにより、土木業界の担い手の確保・育成を推進するため、県内工業高校との協働による橋梁点検に取組んでいます。

 令和2年度は、主要地方道一戸山形線蒲野橋等4橋について、岩手県立久慈工業高等学校(建設環境科2年生・環境土木コース8人)との協働による橋梁点検を実施し、令和2年11月25日(水曜)に現地点検、令和3年1月20日(水曜)に健全性診断を行ったところですが、その結果等について、令和3年2月19日(金曜)に県への報告会を開催しました。

 報告会には、協働による橋梁点検を行った建設環境科2年生(環境土木コース)の8人の生徒が出席し、生徒から県北広域振興局土木部 佐野部長に点検調書を手交した後、県に対して点検結果や健全性診断結果等の報告を行いました。

 現地での点検結果等を踏まえて、岩手県道路橋定期点検要領に基づいて橋梁の健全性を1~4の4段階に区分しますが、今回点検を行った4橋の健全性は、丹内橋、岩井橋、広内橋の3橋が健全性2(予防保全段階)、蒲野橋が健全性3(早期措置段階)と判定されました。

 健全性3(早期措置段階)と判定された橋梁は、道路橋の機能に支障が生じることが懸念されるため、次回点検(5年後)までに修繕を行うことが望ましいとされています。県では、今回の久慈工業高校からの報告結果を踏まえて、健全性3と判定された蒲野橋について、令和3年度からの橋梁補修設計着手に向けて検討を進めていきます。

また、今回の協働による橋梁点検の点検調書は、それぞれの橋梁の今後の修繕計画等に活用する予定であり、点検調書には点検を行った生徒8人の名前が記載され、橋とともに残り続けます。

県では、今後とも、老朽化が進む道路施設の計画的な修繕等を行うとともに、県民の生活を支える道路インフラの良好な利用環境等を確保するため、県民との協働による維持管理を推進していきます。

【協働による橋梁点検実施橋梁】

  路線名 橋梁名 橋長(m) 完成年(西暦) 橋梁形式 健全性
1 主要地方道一戸山形線 蒲野橋

13.5

1962 単純RCT桁橋 3
2 一般国道281号 丹内橋 20.0 1991 プレテンション方式PC単純中空床版橋 2
3 一般国道281号 岩井橋

24.4

1996 プレテンション方式PC単純T桁橋 2
4 一般県道野田長内線 広内橋 28.5 2012 ポストテンション方式PC単純T桁橋 2

 

写真:報告会2
県北広域振興局土木部 佐野部長の挨拶
写真:報告会3
久慈工業高校生徒から点検結果の報告(1)
写真:報告会4
久慈工業高校生徒から点検結果の報告(2)
写真:報告会5
集合写真

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このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。