<平成30年11月21日>【復興支援道路】一般国道107号(仮称)梁川トンネルの銘板御披露目式を開催しました!!

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ページ番号1016977  更新日 平成30年11月21日

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 県が「復興支援道路」として整備を進めている一般国道107号(仮称)梁川トンネルについて、トンネル名称が決定し、地元小学校児童が揮毫したトンネル銘板が完成したことから、平成30年11月21日に御披露目式を開催しましたので、お知らせします。

~地元小学校児童が書いたトンネル銘板が完成~

起点(奥州市)側坑口部のトンネル銘板を囲んで記念写真(奥州市立梁川小学校)の状況
起点(奥州市)側坑口部のトンネル銘板を囲んで記念写真(奥州市立梁川小学校)

終点(北上市)側坑口部のトンネル銘板を囲んで記念写真(北上市立口内小学校)の状況
終点(北上市)側坑口部のトンネル銘板を囲んで記念写真(北上市立口内小学校)

 県が「復興支援道路」として奥州市江刺梁川から北上市口内町地内で整備を進めている一般国道107号(仮称)梁川トンネル(L=1,022メートル)については、トンネル本体工事が完了し、現在、舗装工事や設備工事を進めています

 本トンネルは、これまで(仮称)梁川トンネルとして来ましたが、県では、奥州市や北上市の意見等を踏まえ、名称を「梁川口内トンネル(やながわくちないトンネル)」に決定しました。

 また、トンネルの両坑口部に設置するトンネル銘板は、トンネル名の文字を起点(奥州市)側を奥州市立梁川小学校児童終点(北上市)側を北上市立口内小学校児童に書いていただき、この度、トンネル銘板が完成したことから、平成30年11月21日に両小学校で御披露目式を開催しました。

 御披露目式は、午前に口内小学校(終点(北上市)側銘板を披露)、午後に梁川小学校(起点(奥州市)側銘板を披露)で開催し、それぞれ小学校全校児童、地域住民等が出席しました。

 御披露目式では、県からトンネル名称を発表した後、小学校6年生児童全員と関係者で除幕を行い、完成したトンネル銘板が姿を現しました

 除幕後、小学校を代表して、6年生児童に感想を発表していただきました。

 口内小学校の昆野隼人さんからは、「岩手のトンネルに僕が書いた文字が残るのは誇りだと思い、毎朝練習しました。完成した銘板を見て頑張って良かったと思いました。このトンネルが岩手の復興に役立つことを願っています」と発表していただきました。

 梁川小学校の菊池来偉さんからは、「今回、自分たちの文字がトンネル銘板になることになりました。自分の文字がこれから50年以上も残り、たくさんの人の目に触れるかと思うとすごいことをしたと思いました。ここを通る人が無事に目的地に着くことを願っています」と発表していただきました。

 また、梁川小学校では、御披露目式終了後、完成した銘板の裏面に児童全員のメッセージを記載しました。このメッセージは、梁川口内トンネルの中で末永く残り続けますので、本トンネルが将来に渡って地域に親しまれるインフラとなることを期待しています。

 梁川口内トンネルの開通により、江刺田瀬ICへのアクセス性が向上し、工業集積地である県南地域と重要港湾等が位置する沿岸部を結ぶ道路ネットワークが強化され、物流の効率化等が図られるほか、峠部へのトンネル整備により冬期間の交通環境が大きく改善されます。

 県では、梁川口内トンネルの平成30年度内の開通を目指して、引続き全力で事業を推進して行きます。

県南広域振興局幸野土木部長挨拶(北上市立口内小学校)の写真
県南広域振興局幸野土木部長挨拶(北上市立口内小学校)

県南広域振興局土木部木村技術主幹兼道路整備課長からトンネル名称発表している写真(奥州市立梁川小学校)
県南広域振興局土木部木村技術主幹兼道路整備課長からトンネル名称発表(奥州市立梁川小学校)

終点(北上市)側坑口部のトンネル銘板除幕(北上市立口内小学校)の写真
終点(北上市)側坑口部のトンネル銘板除幕(北上市立口内小学校)

口内小学校児童代表から感想発表の状況
口内小学校児童代表から感想発表

起点(奥州市)側坑口部のトンネル銘板除幕(奥州市立梁川小学校)の写真
起点(奥州市)側坑口部のトンネル銘板除幕(奥州市立梁川小学校)

梁川小学校児童代表から感想発表の写真
梁川小学校児童代表から感想発表

トンネル銘板の裏面に児童がメッセージを記載(奥州市立梁川小学校)の写真
トンネル銘板の裏面に児童がメッセージを記載(奥州市立梁川小学校)

裏面が児童のメッセージでいっぱいになったトンネル銘板(奥州市立梁川小学校)の写真
裏面が児童のメッセージでいっぱいになったトンネル銘板(奥州市立梁川小学校)

一般国道107号梁川~口内工区の事業概要

一般国道107号梁川~口内工区の事業概要図
一般国道107号梁川~口内工区事業概要図

 一般国道107号は、沿岸部と内陸部を結ぶ幹線道路であり、東日本大震災津波の際は緊急輸送道路として大きな役割を果たしたことから、岩手県東日本大震災津波復興計画において「復興支援道路」に位置づけ、災害に強く信頼性の高い道路ネットワークの構築を目指しています。

 一般国道107号の奥州市江刺梁川から北上市口内町間は、急カーブや急勾配が連続する隘路となっており、交通事故が多発するなど安全で円滑な通行の支障となっていることから、県が平成25年度から梁川~口内工区の整備を進めています

 梁川~口内工区の整備により、東北横断自動車道釜石秋田線江刺田瀬ICへのアクセス性が向上し、工業集積地である県南地域と重要港湾等が位置する沿岸部を結ぶ道路ネットワークが強化され物流の効率化や産業振興等が期待されるほか、峠部へのトンネル整備により冬期間の交通環境が大きく改善されます。

  1. 計画延長:L=2,690メートル
  2. 計画幅員:一般部W=6.5(9.5)メートル、トンネル部W=6.5(8.0)メートル
  3. 事業期間:2013年度(平成25年度)~2020年度
  4. 主要構造物:梁川口内トンネルL=1,022メートル

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このページに関するお問い合わせ

県南広域振興局土木部 道路整備課
〒023-0053 岩手県奥州市水沢大手町1-2
電話番号:0197-22-2881(内線番号:351) ファクス番号:0197-51-1405
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