エコロルと一緒に食品ロスの削減に取り組みましょう!

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ページ番号1005658  更新日 令和6年2月9日

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「食品ロス」とは

 「食品ロス」とは、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されている食品のことです。
日本における食品ロスの排出量は、年間約523万トン(2021年度実績)と試算されています。
このうち、家庭から排出された食品ロスは244万トン(47.3%)、事業所から排出された食品ロスは279万トン(52.7%)です。
 また、この量は、国民全員が毎日約お茶碗1杯分のご飯の量に近い量の食べものを捨てている計算となります。

 岩手県では、『もったいない・いわて3R運動』を実施し、3Rに基づくライフスタイルを推進しています。
 食べ物を捨てるなんて”もったいない”という気持ちを大切に、日々の暮らしにおいて食品ロスを削減し、ごみの排出抑制に積極的に取り組みましょう。

食品の期限表示を正しく理解しましょう

 食品の期限表示は、消費期限と賞味期限の2種類があります。
 食品ロスを減らすためには、この2つの違いをきちんと認識することが大切です。

消費期限と賞味期限の違いについて

消費期限とは・・・

消費期限は、期限を過ぎたら食べない方が良い期限、すなわち「安全性の保証期限」です。

賞味期限とは・・・

 一方、賞味期限は、おいしく食べることができる期限で、すなわち「おいしさの保証期限」です。
 賞味期限は、期限を過ぎても、すぐ食べられなくなる、ということではありませんので、たとえ賞味期限を超過していたとしても、においなどによって本当に食べられないかということを判断するようにしましょう。

消費期限と賞味期限のグラフ

家庭における食品ロス削減の取組事例

暮らしの中で食品ロスの削減に取り組みましょう

 家庭から排出されるごみのうち、ほぼ半数が生ごみといわれています。
 その生ごみの中には、賞味期限や消費期限が切れた食品、食べきれずにそのまま捨てられた食材など、食品ロスとして捨てられているものが多く含まれています。
 食品ロスを減らすことは、家庭ごみの減量化にもつながります。
 以下の取組事例を参考に、日々の暮らしの中で、できることから食品ロスの削減に取り組みましょう。

買い物では

  • 買い物に出かける前に冷蔵庫内にある食材をチェックする。
  • 必要な食材を、必要な量だけ購入する。
  • 家庭での利用予定を考えて、消費期限を確認して購入する。
    (なるべく手前に陳列されている食品を購入する)
  • セール品でも、家庭で使いきれない量は購入しない。

調理の際は

  • 残っている食材から調理するように心がける。
  • 野菜や果物の皮を厚くむかない。
  • 食材によっては、皮も調理して使いきる
  • 食材を上手に食べきる

普段の生活では

  • 冷蔵庫の在庫をある程度把握して、食材を腐らせないように気をつける。
  • 計画的に献立を立てておき、食材を使い切るようにする。
  • 調理で作りすぎない、余ったら作りかえるなど献立や調理方法を工夫しましょう。

エコロルによる食品ロス削減の普及啓発活動

エコロルによる保育施設訪問について

食育キャラバン

 岩手県環境生活部県民くらしの安全課では、毎年6月の「食育月間」に併せて保育施設等を訪問し、栄養指導や歯磨き指導を実施しています。岩手県3R推進キャラクターのエコロルは、このキャラバンに同行し、園児の皆さんに好き嫌いをせずに、なんでもしっかり食べるように呼びかけています。

保育施設訪問活動

 岩手県では、毎年岩手県3R推進キャラクターのエコロルが、県内の保育施設等にお伺いして、食品ロスの削減に関する紙芝居やダンスを通じて3Rについて楽しく学ぶ訪問活動を実施しています。
 訪問活動では、リデュース(ごみの発生抑制)の取組の一つとして、食べ物の大切さや好き嫌いをしないで食べることや、食べ残しをしないことを園児の皆さんに呼びかけています。

食べきりキャンペーンを実施しています

 全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会では、10月の食品ロス削減月間や年末年始に合わせて全国共同キャンペーンを実施しています。
 岩手県もこのキャンペーンに賛同し「家庭でのおいしい食べきりキャンペーン(10月)」及び「もったいない・いわて☆食べきりキャンペーン(12月~1月)」を実施し、適量購入による食品ロスの削減や、適量調理による食べ残しの削減などについて県民に呼びかけています。

もったいない・いわて食べきり協力店

 県では、平成29年度から、食品ロスの削減に取り組む飲食店及び宿泊施設等を「もったいない・いわて食べきり協力店」として登録する事業を実施しており、現在177店舗(令和6年2月9日現在)の皆さんにご協力いただいています。
 「もったいない・いわて食べきり協力店」の登録店舗や登録方法等の詳細につきましては、以下のホームページをご覧ください。(食べきり協力店は、随時募集しています)

職場や地域における食品ロス削減の取組事例

『 3010(さんまるいちまる)運動』を実践しましょう

 「3010(さんまるいちまる)運動」とは、長野県松本市が考案した宴会時の食品ロスを減らす取組です。

 宴会開始後30分間は、自分の席を移動せずに出された料理を楽しみます。
 宴会終了10分前になったら、再び自分の席にもどって料理を食べきるようにしましょう。

 職場や地域等で開催される宴会の際に、この運動に取り組むことにより、食べ残し量の削減につながります。
 「3010運動」で食べ残しゼロを目指しましょう!

宴会の幹事さんへのお願い(宴会時のアナウンス例)

お店を予約する時は・・・

 当日の参加者の構成(年齢層、男女比等)をお店に伝えて、なるべく適量で提供してもらえるように料理の内容や量を調整してもらいましょう。

宴会がスタートしたら・・・

 参加者に「3010運動」についてアナウンスをお願いします。

【アナウンス例】
 ここで、皆様に「残さず食べよう3010運動」についてお知らせします。「3010運動」は、宴会時における食べ残しを減らす取組です。乾杯後の30分間と、お開き前の10分間は、自分の席で出されたお料理を楽しんでいただき、食品ロスの削減にご協力をお願いいたします。」

宴会終了間近になったら・・・

 今一度、食べきりのアナウンスをお願いします。

【アナウンス例】
 皆様にお知らせいたします。間もなくお開きの時間となりますので、今一度自分の席に戻り、料理をお楽しみください。

「いわて三ツ星ecoマナーアクション」

 岩手県では、令和元年度から「いわて三ツ星ecoマナーアクション」を実施し、3つのecoマナーの1つとして食品ロスの削減を掲げて取組を推進しています。
 詳しくは、以下の「いわて三ツ星ecoマナーアクション」のホームページをご覧ください。

食品ロスについてくわしく知りたい方へ

このページに関するお問い合わせ

環境生活部 資源循環推進課 資源循環担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5367 ファクス番号:019-629-5369
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。