いわて復興インデックス報告書（第20回）

　復興計画の進行管理ツールのひとつとして年4回公表する「いわて復興インデックス報告書（第20回）」を取りまとめましたのでお知らせします。

「いわて復興インデックス」について

　「いわて復興インデックス」は被災12市町村を中心とした本県の復旧、復興の現状やその推移を把握するため、復興計画に掲げる3つの原則（「安全」「暮らし」「なりわい」）の復興状況を示す統計データ30項目を取りまとめたものです。平成24年2月以降3ヶ月ごとに発表しており、これまで19回公表している（平成28年度は年2回公表）。

報告書（第20回）の要旨について

人口総数、人口の社会増減（「暮らし」）

　平成29年3月1日現在の沿岸部の人口は246,566人であり、震災前（平成23年3月1日現在）と比較すると、26,371人（9.7％）減少となった。男女別では、男性が8,637人（6.7％）の減少、女性が17,734人（12.3％）の減少となっている。

　また、沿岸部の平成23年3月から平成29年2月まで（72ヶ月）の人口の社会増減は累計で12,798人の減少となった。男女別では、男性が4,956人の減少、女性が7,842人の減少となっている。平成29年1月～2月の直近2ヶ月間では54人の減少となった。

⇒人口減少率は、沿岸部の方が高く、男性よりも女性の方がその傾向は強くなっている。

災害公営住宅等の整備状況（「暮らし」）

　平成29年3月31日現在の災害公営住宅整備事業における完成戸数は4,594戸（県整備2,157戸、市町村整備2,437戸）であり、建設予定戸数5,673戸（県整備2,731戸、市町村整備2,942戸）に対する進捗率は81％（県整備79％、市町村整備83％）となっている（ただし、内陸部の災害公営住宅291戸を除く）。

 ⇒3月に計12か所が工事完成し、進捗率は80％を超えている。

学校施設の整備状況（「暮らし」）

　平成29年3月31日現在の沿岸部の県立学校の校舎復旧工事は被災19校中19校で完了、復旧率は100.0％となっている。また、沿岸部の市町村立学校の校舎復旧工事は被災67校中65校で完了、復旧率は97.0％となっている。

 ⇒3月に計4校が整備されたことにより、沿岸部の市町村立学校の復旧率は97.0%に上昇している。

内容の詳細については下記の添付ファイルをご覧ください。

• いわて復興インデックス報告書（第20回） （PDF 1.7MB）