令和5年度岩手県環境保全活動知事表彰

ページ番号1070554  更新日 令和6年3月13日

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令和5年度 岩手県環境保全活動知事表彰 被受賞者

環境保全部門

 環境保全に関し、普及啓発活動その他公共的活動等を行ったもの等で、特に顕著な功績のあったものを表彰するものです。

釜石市立釜石東中学校 (釜石市)

 昭和49年の開校以来(前身の鵜住居中は昭和37年から)、釜石市の根浜海岸の清掃活動を実施している。
 平成23年に発災した東日本大震災津波により砂浜が消失し、活動が一時中断したが、震災後の根浜海岸の復旧・復興が進むなか、平成30年からは、総合的学習の一環として、海岸清掃に加えて、海浜植物の播種・育苗・植栽並びに岩手県立大学総合政策学部と連携した座学による「根浜海岸の再生活動」に継続して取り組んでいる。
 その他、地域住民と連携して学校の周辺や追悼施設「釜石祈りのパーク」等における美化・環境保全活動にも精力的に取り組むなど、地域環境を活かした多面的な環境保全活動、環境学習活動及び普及啓発にも取り組んでいる。

特定非営利活動法人イーハトーブ宇宙実践センター (奥州市)

 任意団体設立当時から地域団体の星空観察の指導的な役割を担い、身近に星空を眺める機会を提供することにより、地域の人々が大気環境保全の大切さを学ぶ機運の醸成に貢献している。
 天文分野事業(望遠鏡)から理科全般(顕微鏡)へと一歩踏み出した事業を展開し、次代を担う子ども達や市民を対象に、科学について優しく学び理解を深める多彩な環境教育活動を推進している。

豊島 正幸 氏 (盛岡市)

 平成14年に滝沢市環境審議会会長に就任し、岩手県立大学総合政策学部教授に在職しながら、滝沢市環境基本計画策定等に尽力するなど、市民にわかりやすい環境行政報告の作成に寄与している。
 平成24年に盛岡広域管内流域協議会会長に就任し、長年にわたり、協議会の運営にあたり、広範な知識を生かし、流域という広い視野からの各種取組をリードし、環境保全上健全な水循環の確保に寄与している。

若生 和江 氏 (奥州市)

 平成15年から20年にわたり、岩手県環境アドバイザー及び岩手県地球温暖化防止活動推進員として、自然環境や環境問題に関する委員会や審議会にも積極的に参画し、各地で研修会の講師を務めるなど、環境保全に関する啓発活動を通じて、県民の環境意識の醸成に貢献している。
 平成27年から、奥州市環境市民会議「奥州めぐみネット」代表として、自然環境や温暖化対策、SDGs等をテーマにした各種環境イベントを企画・実施し、市民の環境学習機会の提供に取り組んでいる。

 

環境美化・循環型社会形成推進部門

 緑化、浄化、清掃等地域環境の美化活動に努めたものや廃棄物等の発生抑制、資源の循環的な利用及び適正処分の推進に関する活動や普及啓発を行ったもの、廃棄物関係事業者における適正処理の確保に努めたもの、浄化槽によるし尿及び雑排水の適正処理の推進若しくは浄化槽の普及又は機能の向上に努めたもの等で、特に顕著な功績のあったものを表彰するものです。

開運橋花壇クラブ (盛岡市)

 団体設立から23年間にわたり、開運橋花壇の花の植栽、除草及び清掃に継続的に取り組み、周辺環境と調和した景観づくりや水辺の環境美化に大きく貢献している。

川原畑 スヱ 氏 (岩泉町)

 平成6年から大川一般廃棄物一時保管施設管理人に就任し、長年に渡り施設の維持管理及び清掃活動や町内に不法投棄されたごみの分別を行うなど、地域に寄り添った活動を展開し、廃棄物の適正処理の推進に尽力した。

新沼 学 氏 (大船渡市)

 平成25年から一般社団法人岩手県産業廃棄物協会(現:一般社団法人岩手県産業資源循環協会)理事、平成29年から副会長、令和元年から公益社団法人全国産業資源循環連合会の災害廃棄物委員に就任し、産業廃棄物の適正な処理の普及啓発に取り組み、業界の資質向上に貢献しているほか、一般社団法人岩手県産業資源循環協会理事として、県内市町村と災害廃棄物処理協定の締結を進め、非常事態に備えた体制整備に尽力している。

藤原 美智男 氏 (盛岡市)

 平成16年以来、盛岡市きれいなまち推進員として、長年にわたり市内のごみ処理の適正化を図り、地域の生活環境の向上に取り組むなど、地域の環境美化に貢献している。

松岡 弘志 氏 (大船渡市)

 平成13年に有限会社気仙沼広域清掃に入社して以来、浄化槽を始めとする水処理事業に卓越した手腕を発揮したほか、平成22年5月に社団法人岩手県浄化槽協会(現:公益社団法人岩手県浄化槽協会)理事に就任し、平成23年に発生した東日本大震災津波の混乱期において、被災地の理事として法定検査の円滑な推進に尽力した。

 

自然保護部門

 自然環境保全地域及び鳥獣保護区等の保全や、自然公園の保護及び適正な利用指導等自然保護活動において、特に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰するものです。

佐々木 勝朗 氏 (陸前高田市)

 平成14年から21年にわたり、岩手県鳥獣保護管理員及び鳥獣保護巡視員として、野生鳥獣の生息環境を保全するため、鳥獣保護区等に指定されている区域内の保全管理に努めるとともに、鳥獣保護思想の普及啓発を積極的に実施している。
 狩猟事故及び違反を防止するため、狩猟及び有害鳥獣捕獲の期間における巡視活動等を計画的に実施し、狩猟者に対する積極的な指導や啓発活動に取り組んでいる。

 

地球温暖化防止部門

 地球温暖化防止に資する活動を実践しているものや地球温暖化に関する教育活動を実践しているもの、温室効果ガスの排出を低減する技術開発や製品化を行ってきたもの等で特に顕著な功績のあったものを表彰するものです。

クリーンセンター花泉有限会社 (一関市)

 平成18年にエコアクション21の認証を受け、低燃費車両・重機への入替や自家消費型太陽光発電システムの導入など環境に配慮した経営を継続している。
 平成20年から現在まで継続していわて脱炭素化経営企業等認定(いわて地球環境にやさしい事業所認定)(4つ星)を受けており、二酸化炭素の排出量削減に積極的に取り組んでいる。

国立大学法人岩手大学 (盛岡市)

 平成18年に環境基本方針を定め、環境意識の高い人材の育成(岩手大学環境管理実務士23名)をはじめ、環境保全再生に向けた教育・研究を積極的に推進している。
 環境マネジメントに関する重要事項を審議する機関として設置された岩手大学環境マネジメント推進室が中心となり、ワーキンググループの設置や環境マネジメント学生委員会の参画を通じて、環境影響評価・環境教育・省エネ・省資源等に専門的かつ積極的に取り組んでいる。
 大学内の活動に関する環境負荷の低減に向けて、照明のLED化やエネルギー使用量の検証等により、二酸化炭素排出量の削減や省エネに積極的に取り組んでいる。

 

水環境・水資源部門

 水環境の保全に関する活動、総合的な水資源の開発・利用等に関する活動や水資源保全、涵養に関する活動に努めたもの等で、特に顕著な功績のあったものを表彰するものです。

北上川フィールドライフクラブ (花巻市)

 平成4年から北上川の川辺の清掃活動を継続して行っており、清掃は春・秋の年2回開催し、北上川の川辺をボート等も利用して6kmの広範囲にわたってゴミ拾いするなど、河川の環境保全、環境美化に取り組んでいる。
 環境学習の一環として、地域の小学生や住民を対象に水生生物調査、水辺調査、川遊び等の自然体験や動植物の自然観察などの活動を行うなど、水環境を守る心を育み、次世代の育成や環境意識の醸成に貢献している。

 

贈呈式

 岩手県環境保全活動知事表彰式は、令和5年11月25日(土曜)に 岩手県公会堂にて実施しました。

写真:令和5年度岩手県環境保全活動知事表彰1

写真:令和5年度岩手県環境保全活動知事表彰2

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