平成29年度岩手県環境保全活動知事表彰
平成29年度岩手県環境保全活動知事表彰 受賞者
環境保全部門
環境保全に関する普及啓発活動、その他公共的活動等において、特に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰するものです。
生田 弘子 氏(二戸市)
- 平成4年に二戸薬剤師会環境委員会を発足。
- 小中学校生徒を対象とした水質調査、各所での講演活動を通して、水環境の保全等に関する啓発活動を25年間継続して実施している。
- 環境保全の重要性を説く活動は水生生物調査を行った子どもたちの保護者へも広がりを見せ、特にも平成5年から指導を行っている福岡小学校科学クラブの活動は、今年で25年目をむかえる。
- 二戸薬剤師会環境委員会やカシオペア環境研究会の若手会員へも積極的な参加を促し、次世代を担う指導者の育成にも貢献している。
- 自然環境や地球温暖化対策への造詣も深く、カシオペア環境研究会による「環境フェスティバル」にて地球規模での環境問題、地域が抱える環境問題等に対し、子ども達を含む一般住民への意識と知識を高める場を提供するとともに環境問題に関する各種委員会や審議会へ積極的に参画し、地域における環境保全活動の中心的存在となっている。
- 岩手県二戸市と青森県田子町との県境の日本最大級の不法投棄の発覚から、現在まで関わり続け、負の遺産を、次世代を担う子ども達に良い形で引き継げるよう、そしてこの問題を風化させないよう発信し続けている。
環境フロンティア遠野(遠野市)
- 平成16年設立。
- 小中学生を対象とした「環境に関する標語等コンクール」や一般を対象とした「環境フロンティア写真コンテスト」を実施し、環境問題を身近に考える機会を創出している。
- 毎年「明日の遠野の環境を考えるフォーラム」を開催し、環境に関わる基調講演や環境活動事例発表を行う等、市民に遠野市環境基本計画の基本理念を普及啓発している。
- これらの活動を通じて、地域の環境保全活動の推進や環境意識の高揚、次世代への意識の醸成に大きく貢献している。
さんりくESD閉伊川大学校(宮古市)
- 平成20年設立。
- 学官及び他団体と連携しながら、閉伊川の魚類に関する調査研究、サクラマスの稚魚の放流、自然体験型イベントを行い子供たちの水環境に対する意識の醸成を図るなど、地域の環境保全に大きく貢献している。
- 平成25年から、沿岸広域振興局保健福祉環境部宮古保健福祉環境センターの事業に協力している。
東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ株式会社(奥州市)
- 平成14年度から、リサイクル率100%への取組を開始し、平成22年度に達成した。
- 平成19年には、いわて地球環境にやさしい事業所に認定されるなど環境保全の取組を推進している。
- 平成22年度からは、企業の森づくり活動に参加し、工場周辺で植林を実施したほか、社員を対象とした自然観察会を開催している。
- 平成27年度からは、工場周辺の自然環境調査を実施し、調査結果報告会を開催するなどし、地域の自然環境保護に取り組んでいる。
- そのほか、グリーン調達、LED照明への入れ替え、エアコン室外機への省エネユニット取付など省エネルギー設備の導入や省エネ装置の開発、モーダルシフト、廃棄物削減に取り組んでおり、環境負荷低減に大きく貢献している。
環境美化部門
緑化、浄化、清掃等地域環境の美化活動や、地区衛生組織活動において、特に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰するものです。
菊地 輝廣 氏(盛岡市)
平成13年以来長年にわたり、地域及び盛岡市のごみ処理の適正化を図り、地域の生活環境の向上に尽力している。現在も環境美化に寄与し、地域のリーダーとして活躍中である。
村井 俊夫 氏(盛岡市)
平成13年以来長年にわたり、地域及び盛岡市のごみ処理の適正化を図り、地域の生活環境の向上に尽力している。現在も環境美化に寄与し、地域のリーダーとして活躍中である。
浜田川の草刈って会(陸前高田市)
- 平成18年より12年間、浜田川周辺の道路通行上の支障解消や自然環境に恵まれた地域資源の保全、快適な景観形成に寄与している。
- 東日本大震災によって被災した地域であるが、震災後も年3回の活動を継続して行っており、他の模範となるものである。
自然保護部門
自然環境保全地域及び鳥獣保護区等の保全や、自然公園の保護及び適正な利用指導等の自然保護活動において、特に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰するものです。
似内 功孝 氏(花巻市)
- 平成21年度から岩手県鳥獣保護管理員として野生鳥獣の保護、鳥獣に関する各種調査及び鳥獣保護区の保全等に努めその功績が顕著である。
- 平成20年度から花巻市の自然環境分野の環境マイスターとして市内の団体等が主催する野鳥教室、ホタル観察会、自然保護に係る講習会等の講師を務めるほか、同市が主催する環境学習講座の講師や岩手県環境アドバイザーとして自然観察会等の講師を務めるなど、自然保護の思想・知識の普及啓発に大きく貢献している。
地球温暖化防止部門
地球温暖化防止に資する活動の実践や、地球温暖化に関する教育活動、温室効果ガスの排出を低減する技術開発や製品化において、特に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰するものです。
白金運輸株式会社(奥州市)
- エコ運転の徹底、入社時のエコドライブ教育の徹底等ソフト面の取組に加え、ハイブリット車の導入、蓄熱式仮眠マットの導入、LED照明の導入等、温室効果ガスの削減に効果的な設備導入を積極的に行っている。
- 平成19年度にグリーン経営認証を取得するなど、外部認証制度を積極的に取得し、継続した環境保全の取組を行ってきており、他の模範となるものである。
水環境・水資源部門
総合的な水資源の開発・利用等に関する活動や、水資源保全・涵養に関する活動において、特に顕著な功績のあった個人又は団体を表彰するものです。
一関市立室根西小学校(一関市)
- 昭和60年から、30年以上にわたり水生生物調査を継続的に実施しており、県内でも有数の継続年数である。
- 平成4年から、川の清流化の取組の一環として鮭の放流活動を3世代間交流事業として実施するなど、地域の環境保全の意識高揚に寄与している。
注:平成21年4月、上折壁、釘子、津谷川の3小学校が統合室根西小学校となっているが、統合前から各校が水生生物調査に取組み、統合後も継続して実施しているもの。
表彰式
- 開催日時:平成30年1月27日(土曜日)
- 場所:いわて県民情報交流センター(アイーナ) 8F 会議室804B
- 水と緑の交流フォーラム内で実施されました。
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