令和7年度の「高校生との協働による橋梁点検(現地点検)」を実施しました!!

ページ番号1092078  更新日 令和7年11月25日

印刷大きな文字で印刷

 県では、道路法に基づき実施する橋梁点検について、令和元年度から県内の土木系学科の高校生との協働による橋梁点検に取り組んでおり、令和7年度は全4校と橋梁点検(現地点検)を実施しましたので、お知らせします。

~道路インフラメンテナンスの理解向上と土木技術者の担い手の確保・育成を促進~

 県が管理する道路橋(約2,700橋)は、建設後50年以上が経過する橋梁の割合が現在の約4割から20年後には約8割と大幅に上昇する見込みであり、老朽化対策が深刻な課題となっています。
 県では、老朽化した橋梁のメンテナンスを適切に行うため、道路法に基づき、平成26年度から5年に1回の頻度で橋梁点検を行っています。令和元年度からは、道路インフラメンテナンスの必要性や重要性の理解向上と自ら実施した点検が県民の安全な暮らしを支えるという土木の魅力を感じてもらうことにより、将来のインフラメンテナンスを担う土木技術者の担い手の確保・育成を推進するため、県内の土木系学科の高校生との協働による橋梁点検に取り組んでおり、令和7年度は、9月11日から11月17日にかけて全4校と現地点検を実施しました。
 現地点検では、岩手県の老朽化対策の取組等を学んだ後、岩手県道路橋定期点検要領に基づき、県や点検業者の指導を受けながら各高校2~3橋(全9橋)の点検を行いました。
 現地点検に参加した生徒達は、ハンマーによる打音検査やクラックスケールを用いたひび割れ計測等により橋梁の劣化状況等を熱心に点検していました。
 また、最新の点検技術を体験していただくため、UAVや3次元測量等の新技術を活用した点検も実施し、生徒達は新技術による点検を興味深く学んでいる様子でした。
 今後、現地点検の結果を踏まえて、各高校と岩手県道路橋定期点検要領に基づく橋梁の健全性診断及び点検調書の作成を行う予定としています。

令和7年度の「高校生との協働による橋梁点検(現地点検)」実施状況

写真:現地点検1

写真:現地点検1
【盛岡工業】箱桁の中に入り、内部の状況を確認(徳田橋)
写真:現地点検2
【盛岡工業】路面の損傷状況を確認(下九十九沢橋)
写真:現地点検3
【盛岡工業】クラックスケールを活用し、橋台のひび割れ計測を実施(林平橋)
写真:現地点検4
【花巻農業】橋梁点検車に乗車し、主桁や床版の状況を確認(足ヶ瀬橋(上り線))
写真:現地点検5
【花巻農業】UAVを活用し、支承の状況を確認(不動大橋)
写真:現地点検6
【黒沢尻工業】ポールカメラを活用し、支承の状況を確認(和賀仙人歩道橋)
写真:現地点検7
【黒沢尻工業】新技術を活用し、橋台の3次元測量を実施(本畑橋)
写真:現地点検:8
【一関工業】UAVの操作を体験(松見橋)
写真:現地点検9
【一関工業】デッキプレート床版の損傷状況を確認(関田橋)

このページに関するお問い合わせ

県土整備部 道路環境課 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5878 ファクス番号:019-629-9124
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。