第4次岩手県がん対策推進計画の策定

本県のがん対策を総合的・計画的に推進するための計画を令和6年3月に策定しました。

「がん対策基本法」に基づく都道府県計画として、県では、国が策定した「がん対策推進基本計画」の内容等を踏まえながら、「がん患者を含めた県民が、がんを知り、がんの克服を目指すこと」を実現するため、がん対策を総合的かつ計画的に推進する「第4次岩手県がん対策推進計画」を策定しました。

本県のがん対策の推進に当たっては、県民の皆様をはじめ、医療機関、大学、検診機関、関係団体、企業・事業者、県や市町村などの行政機関等による一体的な取組が必要であり、それぞれの主体が役割を担いながら、お互いに連携・協力して「がん対策」に取り組むことが期待されています。

記

1. 策定計画名
   「第4次岩手県がん対策推進計画」
2. 計画期間
   6年間（2024年度（令和6年度）から2029年度（令和11年度））
3. 全体目標
   1. 「科学的根拠に基づくがん予防・がん検診の充実」
   2. 「患者本位のがん医療の実現」
   3. 「がんとともに尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築」
4. 分野別施策（4分野16政策）
   1. がんの予防
      • がんの1次予防
      • がんの2次予防（がんの早期発見、がん検診）
   2. がん医療の充実
      • 医療提供体制の充実と医療連携体制の構築
      • がん医療に携わる専門的な医療従事者の育成及び確保
      • 多職種の協働によるチーム医療の推進
      • がんと診断された時からの緩和ケアの推進
      • 小児・AYA世代のがん、高齢者のがん
   3. がんとの共生
      • 相談支援及び情報提供
      • 地域社会における緩和ケア等の患者支援
      • 患者会等活動の充実
      • がん患者等の就労を含めた社会的な問題
      • ライフステージに応じたがん対策
   4. がんの予防、医療、がんとの共生を支える基盤の整備
      • 人材育成、情報連携、がん研究
      • がん教育、がんに関する知識の普及啓発
      • がん登録
      • 県民の参画や取組の促進
      • デジタル化の推進