「いわて幸せ作戦会議(in盛岡)」(令和8年1月13日)
日時
令和8年1月13日(火曜日)10時30分から11時50分まで
場所
盛岡地区合同庁舎 8階大会議室
出席者
・参加者(敬称略)
上田 彩果 (NPO法人miraito理事長 若者カフェ カフェマスター)
菊地 潤 (玉山うるおいイチゴ園 園長)
細川 梨良(リンドウ農家)
岡田 菜月(森林インストラクター 岩手大学技術専門職員)
・県側
達増 拓也 知事
小野 博 政策企画部長
小野寺 宏和 盛岡広域振興局長
開会
小野部長
ただ今から、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in盛岡」を開催いたします。
皆様には、御多忙のところ、また雪の中御出席をいただきまして、本当にありがとうございます。心から感謝申し上げます。本日は、「未来を創る挑戦」を懇談のテーマといたしまして、盛岡地区において、子どもの居場所づくりや、農業のDX推進、地域資源の活用を通じた地域の魅力づくりなどに向けて取り組まれている皆様方にお集まりをいただいております。私、本日の進行役を務めます、県の政策企画部の小野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
知事あいさつ

小野部長
それでは、開会に当たりまして、達増知事から挨拶申し上げます。
達増知事
皆様、おはようございます。
県議会議員の皆様、お疲れ様でございます。県政懇談会というのは、昔から知事が県内各地、各分野で活躍する方々の意見を直接伺って県政に反映させるということであったんですけれども、今「いわて幸せ作戦会議」と銘打っていますのは、今の県の総合計画(「いわて県民計画(2019~2028)」)で、基本目標に、「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」、と掲げておりまして、どうやってお互いに幸福を守り育てていくかということで、「いわて幸せ作戦会議」という風に銘打っております。
ここ盛岡広域振興局、岩手県の県庁所在地の都市があるところでもありますけれども、第一次産業も盛んでありますし、また、この盛岡のお城ができるよりも前に、紫波の方にはお城がありましたし、また、北のほうは、戦国時代、さらにはその前から歴史の蓄積があるところでありまして、そうした自然と歴史の厚みの中で、都市型の生活と自然の中での営みが、そこをどううまく連携させていくかというところが、この盛岡広域振興局の一つの魅力だと思います。そこを舞台に活躍する皆さんのお話を今日はしっかり伺っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
出席者紹介
小野部長
ありがとうございました。
それでは、この後の進め方についてです。まず私から、お一人ずつ御出席の皆様のお名前をご紹介いたしますので、続けて大体1分程度で自己紹介をいただければと思います。その後、今日のテーマに沿ってお話をいただきます。お一人ずつ大体5分程度でお話をいただきまして、その都度、知事がコメントをするというような形で、区切りながら進めていきたいと思います。最後に、自由懇談の時間も設けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、早速ですけれども、本日御出席の皆様を御紹介いたします。初めに、NPO法人miraito理事長、若者カフェ カフェマスターの上田彩果さんです。1分程度で自己紹介をお願いいたします。
上田 彩果
おはようございます。miraitoの上田と申します。私自身は、実は県政懇談会は2回目でして、以前は、大船渡で県政懇談会を開いていただいたときに呼んでいただきました。実はもともとNPO法人SETという、陸前高田の方で活動をしているNPOに所属しながら、復興まちづくりの活動を2013年からしてきておりました。当時、まだ大学生だったんですけれども、地域のために何かできることがないかなということで、首都圏の学生のボランティアを、陸前高田とか大船渡に連れてくるっていうような活動をしていました。その中で、地元の中高生たちから震災が起きたときに、本当にいろんな人たちに助けてもらったから、今度は自分たちも誰かのため何かしたいということを、そういう思いを聞く機会がありまして、一緒に何かやってみようかということで立ち上げたのが、今、miraitoとしても行っている、キャリア教育の事業の前身となるようなプログラムでした。それから陸前高田では7年間活動をして参りまして、2020年からは岩手町で活動を開始、内陸の方に活動の拠点を移して、今、6年目、内陸の方に来て6年目になっています。現在は、一戸町や葛巻町でも活動しながらですね、若者のやってみたいっていう思いを形にしていくってことが、地域の未来とか若者たちの将来を切り開いていくことに繋がっていくという考えを持ちながらですね、活動してきています。2022年には、岩手町の方で第3の居場所、10代のための第3の居場所ユースセンターミライトを、地元の高校生大学生と一緒に立ち上げて、運営をしてきております。本日は、すごく楽しみに来させてもらいました。よろしくお願いします。
小野部長
どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、玉山うるおいイチゴ園園長の菊地潤さんです。
菊地 潤
玉山うるおいイチゴ園 園長の菊地潤です。今日はよろしくお願いいたします。盛岡の渋民の方でですね、2021年から夏イチゴの専門農園、冬イチゴと夏イチゴがあって、それの、夏場にとれるイチゴの専門農園として、2021年から生産と販売を行っております。現状はですね、夏イチゴの「すずあかね」という品種を従業員と2名で約8,000本栽培しておりまして、今後もちょっとお話させていただくんですけども、ドローンを使った栽培方法ですとか、あとはいろいろちょっと希少性、夏イチゴは全国的に生産量が少ないので、その希少性とか地域性から、去年の2月に盛岡ブランドとして「盛岡夏いちご」としてブランド化しまして、僭越ながらというか自分で「盛岡夏いちご」って命名したので、一応全国唯一の生産者になるのかなといったところです。本日、皆さんとお話できるの非常に楽しみにしておりますので、今日はよろしくお願いいたします。
小野部長
ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、リンドウ農家の細川梨良さんです。お願いいたします。
細川 梨良
おはようございます。細川梨良です。雫石町でリンドウの方を主に栽培して、農家として、今はやっております。実際、東京で生まれて育って、主人の父が急に亡くなったことによって、なにも考えつかないまま岩手に来てしまったので、正直、3、4年の間は、その言葉の壁と環境の違いというのにぶつかってしまって、自分を見いだせない数年を過ごしてきたんですけども、雫石町に車を走らせてると、田んぼの真ん中にそびえ立つリンドウを見たときにすごく胸を打たれて、そこから口に出してみると田舎ってすごいなと思うけど、ばーっとこう広がって、リンドウにおいでよという環境に入って、リンドウを始めて今もう5年目になるんですけれども、今やってみて、こう周りの人に助けられながらやっていく中で、自分がここまでできたことを改めて思うと、雫石町ってすごくいいところだよとか、こういう移住してきた人にも、もしリンドウやりたいなら一緒にやろうよって胸張って言えるので、今日はそれを、せっかくなので伝えられたらいいなと思って皆さんとお話にきました。今日は是非、よろしくお願いします。
小野部長
どうぞよろしくお願いいたします。
最後に、森林インストラクター、岩手大学技術専門職員の岡田菜月さんです。お願いします。
岡田 菜月
本日はよろしくお願いします。森林インストラクターの岡田菜月と申します。私はですね、生まれも育ちも岩手県で、大学も岩手大学なので、本当に岩手で育って、大学が農学部を卒業したんですけれども、それで、主に森林を中心に勉強していたこともあって、森林インストラクターの資格を取って、今は紫波町で活動しております。森林インストラクターというと、どういう仕事とかどういう資格と聞かれることも多いんですけれども、岩手県に絡めるならば、岩手ですと、県の森林税の方で森林教育とかで使われている部分もあるんですけど、それで、県の方から、いわて森林インストラクター会で依頼を受けて、いろいろ、子どもたち、主に小学生とかに森のことについて教えたり、一緒に遊んだりということをしているのが森林インストラクターです。その中でですね、私は自分の結婚出産がきっかけにはなったんですけれども、私の住む紫波町というのは、今、町の中心部では、特に子育て世帯が増えて、子育てに力を入れている町にはなっているんですが、町の西側東側の方、すごく農業の盛んな地域なんですけれども、そこがすごく過疎化が進んでいて、数年前にはどちらも複数あった小学校がそれぞれ一つずつに統合をしているといった状態です。皆さん紫波町っていうと、大抵は農業の盛んな町だよなというイメージを持たれてると思うんですが、農業の盛んな地域がどんどん人口減少していって、その紫波町らしさというのが将来失われてしまうのではないかということを感じまして、自分の子どもや、他にも紫波町の子どもたちに、紫波町の自然、そしてその自然のおかげで営むことができている農業など、紫波町の良さに気づいて欲しいと思って森林インストラクター活動をしております。本日は皆さんのいろいろな話を聞けるのをすごく楽しみにしておりました。よろしくお願いします。
小野部長
ありがとうございました。
本日、県からの出席は、達増知事、それから盛岡広域振興局の小野寺局長でございます。よろしくお願いいたします。
懇談

<テーマ>
未来を創る挑戦
小野部長
皆様のお手元に、お菓子とお飲み物を準備しておりますので、ぜひ、お召し上がりいただきながら懇談を進めていければと思います。
それでは、まず初めに小野寺局長の方から、今日のお菓子、それから重要な懇談テーマについて紹介をお願いいたします。
小野寺局長
それではまず、お手元にありますお菓子を御説明させていただきたいと思います。これは雫石創作農園さんで作られているフィナンシェでございます。農園で有機栽培されている南部小麦を使って作られているということで、3種類味があるそうですけど本日はプレーンと黒千石の2種類を御用意しております。黒千石の方は雫石町の特産品で、一般的な大豆と比較するとポリフェノールとかアントシアニンが豊富だと、栄養価が高いというふうに言われているそうでございます。この農園の福本さんご夫妻、東京から雫石町に移住されて、有機農業ですとか、6次産業化、積極的に取り組まれているそうでございます。このフィナンシェ、控え目の甘さにしっとりとした食感が特徴的ということでございますので、どうぞお召し上がりになりながらですね、懇談を進めていければというふうに思いますので、どうぞお召し上がりくださいませ。
では、召し上がっていただきながら、お耳をお借りできればと思います。懇談テーマを御説明させていただきます。テーマは「未来を創る挑戦」ということですけれども、いわて県民計画の長期ビジョンの方でですね、「あらゆる世代が生き生きと暮らし、県外と繋がり、新しい発想が溢れ、若い世代をはじめとする多くの方々が集い、イノベーションが創出される、活力ある地域社会を形成する必要がある」、と今後を展望しておりますけれども、本日御参加の皆様、まさにこうした活動を主体的に実践していらっしゃる方々でございます。インクルーシブな子どもたちの居場所づくりを通じた自分らしさを育む活動、それから新たな発想での農業のDX、それから地域資源の持つ力を発信していく取組など、様々な分野で地域の魅力を創り出している若い世代の方々から、御意見を伺って、持続可能な地域づくりの参考にしようとするものでございます。本日御出席の皆様には、まさに御自身が行っている活動自体を御紹介いただくことが、我々の学びに繋がるというふうに思っておりますので、本日はどうぞよろしくお願いいたします。私から以上です。
小野部長
はい。ありがとうございました。それでは早速ですが、懇談の方に進んで参ります。ここからは本日のテーマ、「未来を創る挑戦」、今、小野寺局長からもお話がございましたこのテーマに沿ってですね、皆様の今の取組や課題、今後の方向、御自身の抱負、そして県への期待なども含めてですね、お話をいただければと思います。大体5分程度でまずお話いただきまして、知事の方からのコメントというふうに進めて参りたいと思います。それでは、初めに上田さん、お願いいたします。
上田 彩果
はい。よろしくお願いします。まず、私たちの活動の紹介をさせていただきたいなというふうに思っております。パンフレットもお手元にお配りさせていただいているんですけれども、A3のちょっと大きめの、そちらですね。私たちの活動はですね、もともとは先ほどもちょっと自己紹介でもお話した流れでですね、陸前高田での地元の高校生、中学生たちの、誰かのために何かしたいっていう思いから、地域でやってみたいことを形にしていこうというところから活動がスタートしています。現在は、NPO法人miraitoとしましては、学校や家庭以外の10代のための第3の居場所として、ユースセンターという施設の運営を民設民営で取り組んでいます。そして、あとは若者が地域参画しながら育っていくという人材育成のプログラムの運営っていうその2本の軸で活動をしております。ユースセンターってちょっとあまり聞き慣れない、聞き馴染みのない施設かなというふうに思うんですけれども、ちょっとイメージしやすいので言うと、学童の10代版って思っていただくと分かりいいかなというふうに思います。放課後に、本当に無目的に勉強してもいいし、何かやってみたいことをやってもいいし、寝ててもいいし、何してもいいよっていうような、無料の10代の子たちの居場所がユースセンターです。もともとは北欧が発祥で、今、日本でも少しずつ都市部を中心に広がってきておりまして、岩手県内にもまだまだ数は少ないんですけれども、私たちの拠点もそうですし、大槌町だったり宮古市だったりとか、少しずつ広がってきている取組になっております。
岩手ユースセンターミライトでは、10代の子たちが、実は7市町村から岩手町に来てくれています。本当にIGRに乗ってですね、自分でお金をかけて、土日に来てくれるというような形で、年間600名ほどの中高生が来てくれております。大学生たちも県内外から600名ほど来てくれているという形で、本当にこれまで、もう少しで3周年を迎えるんですけれども、2,500名ほどの中高生たちが来てくれているというような施設です。今年度からは、県が取り組んでいる若者カフェの連携拠点にも認定いただきまして活動しております。ミライトは、3年弱ほど運営してきている中で、ちょっと嬉しい事例が二つありますので、そちら御紹介したいなというふうに思います。ミライトにはどんな子たちが来るのっていうところなんですけれども、やっぱりユースセンターっていうと、やってみたいことがあって、何か目的を持ってくるっていうこともイメージされるかなと思うんですけれども、最初はですね、そんなこともなくって、ある中学生はですね、家に居づらいからちょっと行く場所がないから来た、みたいな感じで来てくれるような子がいました。最初は、本当にyogiboとかが置いてあるんですけど、yogiboで寝転がったりだとか何か漫画読んだりっていう形で、本当にだらだらだらだら、こうまずユースセンターにただいるっていう形だったんですけれども。ある日、大学生のインターンの子がですね、何かやってみたいこと皆で出してみようみたいな会をしたときに、その子が鍋パやりたいってふうに言ってくれて、鍋パめっちゃいいね、なんでやりたいのみたいに言ったら、鍋をしたことがない、鍋を食べたことないっていう。小さな地域なので、いろいろ地域の人からいろんな話が入ってくるんですけれども、やっぱりいろいろ聞くとすごく家庭が複雑な子で、家庭でご飯を囲んだことがないっていう子だったんですね。なので、鍋パをやりたい、そんな話も聞いたときに、いやこれみんなで一緒にやりたいねって形になり大学生と共にですね、企画をして鍋パをやったっていうのが、2年半前ぐらいの出来事です。そこから彼女はですね、何かやってみたいこととかを大学生とかには話してくれるようになっていって、その中で、吹奏楽の部活に入って本当は楽器を吹いてみたいとか、あと絵を描きたいとか。そんな中で、今回ちょっとですね、ドリップバッグを持ってきてるんですけれども、その彼女は絵が好きなので、画力向上部っていうのをミライトで立ち上げて、絵を書く友達を増やしたいっていうところからなんですけど、なので、画力向上部として、私自身実はコーヒー屋をユースセンターでもやっていまして、ドリップバッグのイラストをちょっと作ってみないって言ったら、やりたいって言ってくれて。今は画力向上部にこのイラストをお願いして、一緒にユースセンターで作って、それを地域のマルシェとかに一緒に販売しに行って、その出た利益を画力向上部の画材代に充てるというような感じで、今一緒にその子と活動していたりします。
ユースセンターって本当に何もしなくてもちろんいいんですけれども、結構本当に大学生とかがいろんなところから来てくれて、地域での活動をたくさんしてるので、そういう姿を見ると、自分もちょっとやってみたいなというふうに、ちょっとずつやってみたいことが出てくるっていうような形で、何かこう、不登校の子とか、発達障がいのある子とかも実は半分ぐらい、ミライトの利用者の半分ぐらい発達の障がいのある子なんですけど、本当いろんな子たちが自分のペースでやってみたいことを少しずつ出していって形にしていくっていうような、そんなインクルーシブなユースセンターを目指して活動していきたいなというふうに思って今活動しています。ミライトとしては、今2年半活動していく中でちょっと嬉しいことも一つありまして、やっぱ中学生、高校生のときに活動してくれていた子たちが盛岡に進学したり、あと大学生になって東京とか仙台に進学したりする子が本当増えてきてるんですけれども、彼らが、地域で継続して活動したいとか、後輩たちのためにこういう居場所をちゃんと続けていきたいっていうことで、インターンとしてミライトで活動してくれるっていうような形になっています。なので、人材が循環していくっていうようなことも起きていまして、やっぱりどうしても都市部に進学とか就職とかすると、一旦岩手との距離って空いてしまうかと思うんですけれども、ユースセンターという拠点があることによって、外に出たとしても、継続して関われるその「関わりしろ」が生まれているっていうのも、今、ミライトで活動していて、なんかすごく若者たちの思いによって運営が継続できてるってことはすごく嬉しいことだなというふうに思っています。
今後の抱負みたいなところで言うと、やっぱりこう、私自身も、若者カフェの連携拠点としても今活動させてもらう中でですね、こうやってみたいっていうことがまだない子っていうのも、今すごく増えてると思うんですね。不登校の子とか、発達障がいのある子たちも増えているっていう中で、まずは安心安全な居場所、地域の中にセーフティネットみたいなものが、もっともっとこう張り巡らさせていくような、安心した環境の中でチャレンジできる、なんかそんな岩手になっていったらいいなってことは思っていまして、なので私たちだけでは、力不足っていうところはございますので、若者カフェの連携拠点の皆さんだったり、あとは本当に、県内にも広がりつつある子ども食堂さんだったり、何か皆さんと連携しながら、県内で若者たちの居場所が増えていくっていうことを期待したいなと。その一助になれたらいいなというふうにことを思って今活動しております。はい。以上になります。
小野部長
はい。ありがとうございました。
若い人たちが安心した環境の中でチャレンジできるような場づくりといったことで、ミライトの取組を御紹介いただきました。知事の方からお願いいたします。
達増知事
はい。ありがとうございました。
岩手町でもう7市町村から人が集まってくるという、IGRも使ってもらってるという、そういう拠点を作ってもらって本当にありがとうございます。子どもは、近代以前の昔は、家の仕事をやらなければいけない存在として位置付けられていて、近代になって学校に通わなきゃならないっていうことで、昔はもう学校は、兵隊として活躍できる、工場で働くことができるみたいな、そういう国としての発展、富国強兵の担い手になるために学校に通えというところから始まってはいるんですけど、戦後民主主義の中で、学校はより自由になりいろんなことができる場にはなってるんですけれども、やっぱり、それ以外の時間の過ごし方とか、それ以外の未来に向かっての歩み方っていうのは、やっぱりあった方がよく、かつ、必要性があり、そういうニーズにも答えてもらっているし、非常にありがたいと思います。お話の中からも、いろいろやりたいことがある子どももいれば、なくてもいいっていう、そこ大事ですよね。学校はやっぱり何かやりたいことがある子どもにとっては非常に良いところなんですけれども、それがないと学校っていうのはちょっと居心地悪かったりしますので、学校は学校でいいんですけれども、それ以外にも子どもがいる場というのは、やっぱり必要なのです。
また、岩手町っていうのは、場所的にもなかなかちょうどいいのかもしれませんね。人口の多いど真ん中じゃなくて、かといって完全に人里離れてるわけでもなく、新幹線が停まるところでもありますので、それなりの利便性と、そうでないところがあるんだと思います。その辺のロケーション、岩手町というロケーション、沼宮内ですよね、沼宮内っていうロケーションの良さっていうのはどう感じてますか。
上田 彩果
そうですね、沼宮内自体は本当に住み心地も良く、何ていうんですか、すごく、暮らしも活動もバランスがとりやすいなと思っていまして、結構ミライトも盛岡から来る子がすごく多いんですね。なんかやっぱり話を聞くと、盛岡だと人はたくさん、岩手の中だと都市なのでいるから、やりたいことがあっても岩手町の方が協力してくれる人を見つけやすいみたいなことは、高校生たちは口にはしますね。なので、人と繋がりやすいっていうところは、岩手町、沼宮内の良さですし、面白いところなのかなっていうふうに思います。
達増知事
はい。ありがとうございました。
小野部長
それでは、続きまして菊地さんからお願いしますが、初めに小野寺局長お願いします。
小野寺局長
菊地さんにお話いただく前に、ちょっと映像をご覧いただきたいと思います。ドローンによる受粉の作業の映像がありますので、1分弱ですので、ちょっとご覧いただければと思います。お願いします。
小野部長
では、お願いいたします。
菊地 潤
はい。ありがとうございます。最後の方まで本当にありがたいですね。去年に行われたハイテク研究会さん主催のですね、講義の中で、講師として呼ばれてやった際に実地演習というところで、やらせていただいた動画になります。先ほど知事もおっしゃったように、音がね、蜂の音に似てるんですけど、ドローンって確かもともと蜂という意味だったはずなので、やっぱ、なるほどなと。いろいろ繋がる部分があるんだなと思いながらやっておりました。先ほどの取組についてなんですけども、盛岡市とあとは東京都文京区の大学数校とですね、あとは産学官連携という形で、アグリイノベーション事業というものをやっておりまして、その中の東洋大学さんとの共同研究の中で、僕と東洋大学さんとで共同研究してる内容になるんですけど、もともとマーケティング部分についての研究だったんですが、その中で、ドローン受粉の可能性っていう一つの話題が出まして、そちらを使って2024年から、試験的に導入しているドローン受粉になります。
もともとですね、イチゴの受粉は蜂を使って、クロマルハナバチというものを使って、受粉作業を行っているんですけども、このクロマルハナバチっていうのがアメリカとかカナダだと絶滅危惧種、あとは日本だと準絶滅危惧種に指定されておりまして、まず近年、岩手もとても夏場は暑いので、なかなかハウスの中を受粉で飛ばず、あとは先ほどの絶滅危惧種に指定されているという部分から、今後個体数の減少が叫ばれている中で、今後使えなくなってくる、もしくは資材の高騰がどんどん進んでいって個体数も減っていって使えなくなってくるっていうのが予測されているところなんですけども、今蜂をちっちゃい箱で、仕入れてやってるんですけども、ちっちゃい箱に40匹ぐらい入って、1箱で大体1万8,000円ぐらい。それを2箱同時に仕入れるので合わせて3万6,000円で、長くて1か月から2か月ぐらい、暑さがひどいと入れた翌日とかには全滅しちゃうこともよくあるんですけども、それなのでワンシーズンに大体4、5回取り替えるんですね。てなると、10万から15万ぐらいの経費になってしまうっていったところで、今先ほど飛ばしていたドローンは、免許もいらない小さいものなんですけども、そちらだと7万から8万くらいで買えてしまうと、バッテリーさえちゃんと持てばほぼ永久的に使えるっていうところもあってですね、省コストとか省労力化っていうところで、ドローン受粉を2024年から始めているといったところでございます。ドローンであれば、暑さとかも関係なく一応飛ばせるので、今でこそ手動で飛ばしてましたけども、今後はですね、自動化、AI、どの花にどれぐらい風を当てれば効率的に受粉ができるのかとか、あとはいっそのこと時間になったら勝手に飛んでいって受粉をして、戻ってきてバッテリーを充電してるみたいなルンバみたいな感じですね、そんな感じで飛ばせれば、なおさら省労力が進んでいくのかなというところで、今そこも引き続き研究をしているところでございます。これをやっていけば今言ったように省労力、省コストも見込めるところに加えて、そのクロマルハナバチの環境保全っていう意味で持続可能な農業をつくれるんじゃないかっていうところで、ここは積極的に進めていきたいなと思っているところです。これ結構大きいところは、7、8万円で買えて、かつ自分で飛ばす、自動で飛ばすっていうことができるので、どの農家さんでも簡単に使えるっていうところがあります。今、僕も、2、3か月練習したぐらいで飛ばせてるので、本当にラジコンを使えるような感じであれば、なんぼでも飛ばせるっていうところで、どの農家さんでも導入できるのが結構大きな強みなのかなと思いますし、それによって、夏イチゴって全国的に生産量が非常に少ないんですけども、そういった中で新規参入者が増えてくれば、こういうやり方がある、かっこいいなと言って興味を抱いてくれる方が増えるんじゃないかなといったところで非常に有用な研究なのではないかなというふうにやっております。
あとはですね、実際に今、受粉してできたイチゴを使って、規格外品として冷凍イチゴにしてそれを自分がキッチンカーを運転して、削りイチゴを作ってみたりだとか、あとは、地元の玉山に住んでいるパティシエさんの力をいただいてですね、こちらにある、うるおいイチゴジャム、自分のところのジャムを作ってみたりだとかといったところで、今後も加工品のバリエーションを増やしていきたいんですけども、そういった感じで、規格外品を使うことになるのでフードロスの削減だったりとか、あとは農閑期ですね、農閑期の売り上げ確保が見込めるんじゃないかなといったところです。今後の抱負としては、いろんな取組、ドローン受粉だったり加工品の開発やってるんですけども、根本としては、やっぱり全国的に少ない夏イチゴの美味しさとか、どんどん魅力とかを広めていきたいなと思ってるので、自分で加工するだけではなくて、地域資源の活用だったりとか、地域振興の意味合いも含めて様々な方の力を使いながら、どんどんどんどんですね、この岩手から県内外、全国、世界へとですね、盛岡には夏イチゴというものがあるんだよっていうところをどんどん広めていきたいなと思っておりましたので、今後もコツコツとですけども頑張って進めていきたいと思っております。はい。以上です。ありがとうございました。
小野部長
はい。ありがとうございました。盛岡夏いちご。これを広げていきたいということで、様々、技術を使ったりですね、あるいは、いろんな売り方を工夫されたりしてるというお話を頂戴いたしました。知事の方からお願いいたします。
達増知事
はい。ドローン受粉はなるほどすごいですね。ヒュヒュヒュッとこう受粉されている。蜂はやっぱり不安定だし、絶滅するかもしれないっていうことで、ドローン受粉ってすごいグッドアイディアなんだと思います。「盛岡夏いちご」ということで、やっぱ市場で他の時期よりも、競争が有利になっているということなんですね。この出荷される量が少なくなっている時期なんですね。ということで経営的に、同じく作っても収益が高まるようにという、そういう経営上の配慮もあってですね、将来がすごい楽しみだなと思います。アメリカのニューヨーク近郊で、日本人で、やっぱり施設園芸でイチゴを作ってて、そういうイチゴの作り方っていうのはアメリカにはもともとないので、かなり独占的に市場というかスーパーへの卸しというか、その辺を独占している人がいるとか聞いたことありますけれども。そういう、市場コントロール力が高いやり方でですね、将来は規模の拡大とか、あっちこっちでやるとかそういうのも視野に入っているんでしょうか。
菊地 潤
そうですね、もちろん下地がないとなかなか広げられないっていう部分はあるので、その最終的なゴールとしてはそういうところはもちろん考えてるんですけど、先ほど知事がおっしゃられたように、アメリカや日本のフルーツって世界でも非常に高い評価を得ているという部分があるので、もともとイチゴってオランダが原産なんですね。なので、むしろ暑さだったりとか今だとゲリラ豪雨だとか、いろいろ条件が厳しい日本で無理にイチゴを作るよりも、いっそのこと、この日本式のイチゴの作り方をオランダだったりとか原産地でやってしまうのはどうかっていうのは、常々考えていたところで、やっぱりベトナムの方からも声が掛かったりとか、結構あるんですね。なので、何かそういう日本の技術として世界の方に使っていくっていうのは非常に面白いし僕としても非常にモチベーションが上がるのでそういった話があれば積極的に協力していきたいなと思ってるので、そういったところは進めていきたいですね。
達増知事
すごいと思います。ありがとうございます。
小野部長
はい。ありがとうございました。それでは続きまして、細川さんの方からお願いいたします。
細川 梨良
はい、よろしくお願いします。先ほども自己紹介のときには伝えたんですが、東京の方から岩手に来て、農業って正直に言ってしまえば、イメージがやっぱり良くなかったので、農業は絶対にやらないと思って実は岩手に移り住みまして、やっぱりイメージが汚い、汚れる、儲からないんじゃないかっていうところもあったので、私の中には全く農業っていうのがなかったんですけれども、スーパーで働いたときに、おじいちゃんに何か聞かれたんですけど、何を聞かれてるか全然わからなくて、クレームになってしまって。私、前職が接客業だったので、これだったら大丈夫だろうと思って決めてたパートが、こんなクレームだらけなんだっていうところに、過去のものって何も力にならないっていう無気力なものを感じてしまって、本当にどうしようって言ったときに、そのさっき言った田んぼにこう何かポーンとそびえ立つもの見たときに、何だろうと思ったらそれがリンドウで。たまたま、これって何だろうってお姑さんに聞いたら、これはリンドウだよ、うちの親戚もやってるよっていうところから、あれよあれよとJAの担当さんにお話がいって、声を掛けてもらってっていうところがスタートなんですけれども、でもやっぱり農業って、っていうところがあったときに、私免許も岩手県に来てから取ったんですけど、車で走ってたときに救急車が後ろから来て、みんなが道開けるんですよね、今当たり前なんですけど私はそれを初めて経験したときに、なんか涙が出てきちゃって、救急車だけでみんながこんなに道開けるんだっていうところから、郷に入れば郷に従えってこういうことかみたいなことで、農業も入ってみたら違うんじゃないと思って、何かその二つが相まって、じゃあまず農業に入ってみようというところから入ったんですけど、じゃあリンドウやりたいって言ってできるものじゃないっていうか、できるのかなっていうのが多分9割頭を占めるんですけど、ちょうど地盤づくりをJAの担当者、水本っていう者が今雫石で頑張ってはくれてるんですけれども、女性だからできる、男性だからできないというのを柔らかくしてもらっていて、畝を立てたいときに機械も持ってない、畑ってどうやって作るんだろうって言ったときに、花き部会っていうのが雫石町にはあるんですけど、来てくれるんですよ。俺畝立てるよとか、線引きあたし行くねとか、当たり前に無償な状態で来てくれて、畝を立ててくれて、こうやるんだよっていうところから始まって、へーと思って、トラクターを持ってなくてもできる、マルチャーを持ってなくてもできるっていう環境が、今雫石町にはしっかりあって。ただやっぱり人の心からこれ無償でいいのってなってきたので、去年からかな、しっかりこう面積に応じた賃金っていうのを払いながら、スタートはしてるんですけれども、何かそれがあってから、やれるのかなっていう気持ちに変わってって、試しに防草シートを引くときに何も知識なかったので、まさかの風の強い日にやってたら、もうバタバタ飛んでいくんですよ。えーと思ってやってたら、ちょうど通りかかった同じ花農家の方がもう車を停めて、何してらって言ってる間にもう扉開けて長靴履いてくれてて、端っこ持ってくれて。何今日これ終わらせたいんでしょうって言って最後まで一緒にやってくれてっていうことで、なんだろう一人じゃない、農業やってても一人じゃないなあというのをすごく積み重ねてきてもらった1年間だったなあと思って。それで今やれてて5年目になって、逆にどんどんこう増えてきてるのもそういう環境だからやれるのかなあと思ってるんですけど、今はやっぱり去年なんかも、男の子って草取り下手くそなんですってね、何をとっていいかわからないからって。えーっていう草だらけの畑をやっぱり女の人がもうわかった行くよって言って、みんなで行ってこれが草、これは草じゃないよ、これは一年草だから取らなくても大丈夫とか、やっぱりそういう横の繋がりがすごくあって、今の雫石町のリンドウっていうのが、一人じゃないっていう中で、私は幸せながら楽しませてリンドウやってるんだなっていうところに、今います。
農業の中で一番難しいのがパートの雇用。さっきも言ってましたけど農業って人が減っていってて。やっぱりそこでお父さんたちが稼げなかったしとかあったんだと思うんですけれども、今私の方でやってるのが、東京にいたときに、海の家のバイトをしないかっていう募集が結構掛かってて、要は夏休み期間を使って働きにきましょうよっていうのを、リンドウ、農家、山の方に変えてみてはどうかなあと思ったので、東京の人たちに向けてInstagramで夏のリゾートバイトという形で、夏休みを使ってリンドウをやってみませんかっていう告知を3年前にしたときに、二人の人から応募があって、やってみたいって言ってきてくれて。初めて取組をしながら、ただこっちも初めてだからいろんな御意見を欲しい関係性でいて欲しいということで、いろんな意見を聞いたらやっぱり1日ぐらいは遊びたいなとか、温泉入りたいな、岩手のもの食べたいな、なんていう意見ももらって、なるほどなるほどと思いながら2年目、3年目っていう形でやらせてもらってて、去年かな、6人家族の応募があって、困ったのが、宿がない、コテージになってしまう。それでホテルに問い合わせたらやっぱり3部屋になっちゃうって言われて、お父さんお母さん子どもが4人だったんですけど、何かこう置いとけない環境で泣く泣く断ってしまった。やっぱり岩手の移住も考えてて、農業も考えてたのに、期間的に住めるコテージが空いてなかった。ちょうどやっぱりこっちも夏休みだから埋まってたっていうのもあったんですけど、空き家があるのにと思っても空き家にもいっぱいルールがあって、なかなか1日で済む話じゃなかったので、今回は泣く泣くだったんですけど、打ち出してみたときに反響があるのであれば、雫石町って実は多分空き家もすごくあって、あとはホテルとかもまだ間口がいっぱいあるんじゃないかなっていうところもあるので、これは今自分の中でちょっとした課題かなっていうのは思ってやってます。あとは、自分は基本的に子育て中なので、子育て中のお母さんに声を掛けて、隙間時間においでよって言って、基本的に9時から16時、好きな時間に来てね、今日は草取りだよってLINEして来てもらって、子どもが風邪引いちゃったってときも、うちも同じ同級生だったりするので、もう一週間ぐらい来ないなってわかるし、農業っていいところって一週間来なくても草が一週間生えるだけなので、やっぱりそういう部分では融通が利く、頭が下げるのが結構普通の職場ってこう休みづらいのをとっぱらってあげたいなあと思って、学校から電話あれば行け行けってみんな言ってくれるし、同じママ友っていう世界の中でやってたり、子育て終わったおばあさん、おばちゃんたちもいるんですけど、そこを知ってるからこそ、行きな行きなと。もうこれは下の子も移るねって言いながら把握して、すごく子育てしながら働きやすい環境も作っていけたらなっていうのを今も主に課題としてやってます。で、今ここに置いてあるのが、ドライフラワー、自分たちの雫石町の花と木の実で作ったものなんですけど、花って送ったことない人がほとんどだったり、岩手県ってリンドウが生産量一位って言われてるのに、実は雫石町の人多分ほとんど知らなくて、なんで県産のものをこんなに知らないんだろうっていうのがすごく衝撃だったので、宣伝すればいいのかなっていう単純なところから、冬場花がないけどどうしようっていうところからドライフラワーを作って、今はしめ縄とこういうドームアレンジメントを作りながら花にまず触れてもらうことと、花って意外と手軽に手に掴めるし、人にプレゼントすると多分絶対にありがとうって言ってもらえたりするもの、心に寄り添えるものだよっていうのを、この雫石町から発信していけたらいいなあというのと、リンドウっていうのを知ってもらいたいなあと思って、今は保育園から専門学校の方で花育っていう形で、リンドウの良さをべらべらしゃべりながら、でも子どもたちなんて単純でリンドウっていう四文字を覚えてくれるのがすごく簡単に入ってくれるので、ちっちゃいときから花に触れてもらえてちょっと記憶に残ってたらいいな、なんて思いながら活動してます。なので、私が描いてたその最初の汚いとかっていうイメージを払拭していくために、お母さんの背中をしっかりかっこいいで見せていきたいなってずっと思ってるので、今自分のとこに来てくれてるパートさんのお母さんの背中もかっこよく、私もかっこよく花農家をやっていきたいなあと思ってるので、それはもうずっとの課題かなと。絶対農業が汚いとか稼げないじゃなくて、こんなにいいものなんだっていうものは、ずっと発信していけたらいいなとは思ってます。
小野部長
はい。ありがとうございました。リンドウへの挑戦、これを通じた中で地域の横の繋がりが出てきたっていう点。それから、人で、これをですね様々工夫されている点など、最後の背中をかっこよく見せたいというお話、非常に残りました。ありがとうございます。では知事の方からお願いいたします。
達増知事
はい。農業は、やってみなきゃわかんないところが多々あり、やらないとあくまでも、あくまでもイメージなんですけれども、悪いイメージが結構あるんですけれども、やってみなきゃわかんないけどやり方はわからないっていうところで、最初の入口で、なかなかこう入りづらいところを思い切って入っていただいてですね、そして入って、暗黙の了解でやられてて、だからなかなか外に対してこう発信されてないようなことを、やはり、始めた人だからこそ気が付くという感覚で、言語化してくださってですね、そういうのを人に語っていただけるっていうのは非常にありがたいことであります。
そして、パートの雇用のことをリゾートバイトみたいにするとか、今まで暗黙の了解でやっていたやり方では、思い付かなかったようなことをどんどん思い付いてですね、これも新しく始めた人ならではの感覚で、そういう今までやったことないようなこともどんどん取り入れていただいて非常にありがたいです。また、花をそういうふうにクラフトといいますか、雫石って結構クラフト盛んですよね。自然の素材を使っていろいろ作るっていうのが、駅に行けばそういう展示が常にあるような町なんですけれども。でも、そういうのは今まではなかった、あまり見たことがなかったので、やっぱりリンドウ、生の花だけじゃなくてそういうふうな活用というのも非常にいいなと思います。ぜひぜひこの調子でですね、雫石の皆さんと共にまた、さらに町外の人たちをどんどん巻き込みながら進めていただければと思います。ありがとうございました。
小野部長
はい。ありがとうございました。水引と一緒に綺麗にアレンジメントされた、それはお正月のお飾りにも使えるという感じですね、非常に綺麗だなというふうに思いました。ありがとうございます。
それでは4人目の岡田さんの方から、お願いいたします。
岡田 菜月
はい。それではですね、皆さんまず、先ほど細川さんの方から農業のお話ありましたけれども、皆さん多分、農業よりも森林とか林業ってなかなかイメージって持ちにくいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。私、自己紹介でも言いましたけれど、森林インストラクターというのはそういった森のことだったり林業といったことを皆さんに知っていただくための資格になります。それで、そういった活動をしているんですけれども、なぜ私が、農業の町としてイメージの強い紫波町で森林インストラクター活動を始めたかというとですね、紫波町の西側、東側はその農業地帯になってて、そこには山、森があるんですよね。ただ、小学校が閉校してしまうくらいどんどん人も少なくなっていって、何が起きているかというと、それこそ、岩手県だけでなく全国的な問題にはなってますけど、里山が荒廃したことによって、獣害が起きているとか、その獣害によって農業もすごく大ダメージを受けている。そういった林業、森と触れ合う場所がどんどんどんどん荒廃していく、人が森にどういうイメージ、どういう場所かっていうこともわからなくなっていくことで、どんどん紫波町の農業も廃れていくし、その紫波町が紫波町らしさであるそういう自然とか農業といったものが将来なくなってしまうっていうのを心配してというか、そういったことが私の活動のきっかけになっております。
活動始めた時期というのが、ちょうど自分の2人目の子どもがある程度、二、三歳くらいになって、自分としても子どもを連れながら活動し始められる時期に、森林インストラクターとして、紫波町で「センス・オブ・しわンダー」という任意団体の名前で、紫波町の補助金をもらって活動始めたんですけれども、まず、そういう小学校に入っていない子どもを対象にした森と触れ合うような体験って、岩手県内だと行われてないんですよね。森の幼稚園とか、県北の方で活動されているところ、何年か前からかありますけれども、森の幼稚園とか、首都圏とか、あと長野の方とかで活動があるようなことは、岩手県では当時なくて、それこそ県民税、森林税を使ったような、森林教育活動というのは主に小学校などを対象に行われていることもあって、自分の子どもにも自然に触れてもらいたい。紫波町、せっかく自然豊かな紫波町にいるのに、どことも変わらないような町の中央の住宅地で紫波町らしさに全く触れずに育つのではなく、紫波町の東や西の自然に触れながら、紫波町らしさを感じながら大きくなっていって欲しい。それが、彼らが大きくなったときに、町の自然に関心を持って農業であったり、林業の方に進んでもらえたら素敵かな、町の西や東もこれ以上荒廃しないといいなという思いを持って活動しておりました。
特にですね、紫波町今、紫波町ってどういうイメージがありますかって聞くと、ほとんどの人が、町の中心の「オガール」っていう施設を上げると思うんですけど、その「オガール」ができる前っていうと、「ラ・フランス温泉館」があるところだよねって、「ラ・フランス温泉館」っていう施設の名前も聞いたことある方いると思うんですけど、そこが町の西側にあって、温泉があって、あと町の西側には東根山っていって、盛岡にある箱ヶ森、矢巾にある南昌山と併せて「志波三山」って言われてて、山登り好きな方にはその3つの山を通る縦走ルート、かなり過酷な縦走のルートなんですけど、そういうのも好まれているんですけど、そういった自然資源とか温泉とか、そういったことを生かしながら、その東根山、あとは「ラ・フランス温泉館」がある場所は、私の生まれ育った地区でもある水分地区って言いますね。水分(すいぶん)って書いて水分(みずわけ)って読むんですけど、そこには水分神社というのがあって、湧き水の出る神社っていうのでちょっと聞いた方も居られるかなと思うんですが、山から水が湧き出るためにはそもそも山に豊かな森がないと、綺麗な水が湧き出てこなくて、その山も綺麗な山として維持していくためには、やっぱりそのある程度人の手も入って人が関心を持って山を見てないと、そもそも良い山というのは維持できないんですよね。そういったやっぱりその町の資源、町にあるもの、そしてその地区の宝っていうのを、森林インストラクター活動によって、子どもたちと、あと私もなんですけど、今の未就学児とか小学校低学年の子どもを持つ親御さんもみんな、平成生まれの人たちばかりで、平成生まれって、なんかもうゲームばっかして育った子だよねとかゆとり世代だよねって言われるんですけど、まさにその今子育てしている親たちも、自然の中で育ってこなかったとか自然の中での遊び方を知らないっていう世代になってるんですよ。なので、私の活動で一緒に子どもも大人も自然の中での楽しさ、遊びを知りながらっていうので活動しています。
今ここに、私のイベントで使うネイチャーゲームのグッズをいくつか持ってきてるのでちょっとここで実践してもよろしいでしょうか。じゃあですね、私いつもその小学校に入る前の二、三歳の子から、あとは小学校低学年の子たちを対象にイベントやってるんですけれど、まず子どもたちが集まると。知っている友達もいて、わちゃわちゃ騒ぎ始める子、知らない子ばかりでお父さんお母さんの下に隠れて周りをちょっと伺ってる子、いろんな子いるんですけれど、まず、こちらの話を聞いて欲しいので、これを使います。今鳴らしたこれ、クロウコールっていうんですけど、あともう一つあるんですけど、これはダックコールですね。これを鳴らすとどんなに騒いでたり、どんなに恥ずかしい子でも必ずこっちを向いてくれます。で、今何の声がした、何の鳴き声って聞くと、子どもたちが答えてくれるんですよ。そこから、今、カラスさんの声聞こえたからさ、本当にカラスさんいるか探してみようか、って言って、森の方に目を向けたりとか、あとは、ここに「ノーズ」いきものをあてるカード、というのがあります。今から、その生き物の特徴をいくつか読むので、分かったら、手を挙げるとここ人大勢いて恥ずかしいので、これノーズっていうんですよ。わかったら、そっと自分の鼻を触ってください。私は、森の中に住んでいます。2つ目。私は、木の実、昆虫ときには、人間の捨てた生ゴミも食べます。私の足は四本です。まだ分かる人なかなかいませんね。私は木に登ることができます。ちらほら出てきましたね。うん。私は、300キロのほどの重さがある種類もいます。多分これを言えばわかりますかね、私は冬眠をします。今の状態でほとんどの人がお鼻を触っているんですけど、これ、クマ。こういうふうにいろんな生き物っていろんな特徴があって、最初は分かりにくいところから言ってくんですよね。そうすると、その生き物ってそういう特徴があったのって、大人も知らなくて、すごく楽しく遊んでくれるんですけど、こういったアイテムとかクイズ。本当に、先ほど言ったとおり、大人も知らないことが多いので、何だろうとか、そういうことを知れて楽しいっていう、すごく関心を持ってくれるんですよね。
それで、今、このクマを事例に挙げたのも、やはり、岩手といえば昨年クマの被害が全国で1位、2位を争うほど多かった都道府県なので、岩手の森で活動する上で、自然を語る上でクマは切り離すことはできないんですが、どうしてもそのクマってもう去年のこともあって、すごく怖い生き物、花巻とかだと保育園の窓ガラスをバンバン叩いてる映像とかもよくニュースで流れてましたけど、今大人も子どもも、クマってすごく危険な生き物っていうイメージを持って、危ないから森に絶対行っちゃ駄目だよ、森じゃなくてももう県庁のすぐ近くにもクマが出ているので、どこに行っても、岩手県危ない状況なんですけれども、特に森が危ないところ、危険なところというイメージを持たれている中で、それでもやはりだからといって森を遠ざけてしまうと、今以上にどんどん人と森との距離が離れていって、岩手の林業としてもだし、その林業によって得られた木材によって盛んに行われている岩手の様々な産業、岩手だと広葉樹林業がすごく盛んで、いろんなところで広葉樹が使われたりとか、あとは、県の木に指定されてるナンブアカマツ、これも文化財修復のための貴重な建築材料として県外にもいろいろ使われたりしてますけど、そういった森から関心が離れることで、その貴重な岩手の産業もどんどんどんどん、衰退していくっていうこともあるので、こういった楽しい活動を通じながら、まずは子どもから、自分の身近なところにある森に関心を持ってもらって、そこから、その地域に関心を持って、自然の中での触れ合いや自然の中での体験を生かしたような活動を、成長していったときにしてもらえたら嬉しいなと思って活動をしております。
小野部長
はい。ありがとうございました。では、知事の方からお願いいたします。
達増知事
はい。ありがとうございました。このクマ問題っていうんですけれども、問題はクマ問題というよりも山の問題であり、より正確に言えば、山と人間の関係が、バランスが崩れておかしくなってるということで、クマだけ恐れていても問題の解決にはならず、やっぱり山と人間の関係を修復していくことをしないとだめなんだと思っております。ですから、山をまず知らなきゃなんないですし、やはり、日本の中でも、そういう山と人間の距離が近いというか、山がたくさんあるというか、そういう岩手県は日本の中でもやっぱり率先して山と人間の関係っていうのを修復し、さらに高めていく努力をしなきゃならなくて、東京とかそういう大都会の人たちにもできないようなことが、岩手に住んでる人たちであれば、本当に山がこう生活の場に近いので、だからクマもいっぱい出るわけですけれども、去年のそのクマは、多数出没をやはり契機に、もう一回人間の側が山に対して、山を知ろうとし、そして山の良さとかそういうのをちゃんと理解して、あと活用すべき、森林資源はどんどん活用してですね、そういう関係を再構築してかなきゃなんないときなんだと思います。子どもの頃からそういう感覚を持てるっていうのはやっぱり、そういうとこに住んでる人たちの特権でもあり、また義務というか使命というか、そういうところもあると思いますので、就学前の子どもたちを、山、森に親しんでもらうってのは非常にいいと思いますね。
さっきの音が鳴るやつも木でできてるわけですかね、それ。はいはい。リードのような、やっぱそういうのに対して子どもたちの感覚ってのは、ビビビッとくるものがあり、反応するんだと思うので、そういうもともと、人間が持ってる自然と繋がっていく力っていうのを子どもの頃からこう引き出して発達させていく必要があるなと改めて思いました。日本全体、そういう必要性に迫られているということなんですけれども、やはり山が近く、山に恵まれている岩手県としては、率先してやっていきたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします。ありがとうございます。
小野寺局長
ちょっと私からも一言。岡田さんの地元の水分小学校、今、廃校を活用して酒造りをされてて、「はじまりの学校」っていうのがあるんですけれども、地域の皆さんがそれを盛り上げていこうということで大人の生徒会っていうのを組織されていらっしゃって、岡田さんもそのメンバーになっていらっしゃるので、その活動、どんな感じで盛り上げていこうかっていうのちょっと御紹介いただければ。
岡田 菜月
そうですね、はい。小学校が統合されたことによって、その地区にあった水分小学校が廃校になって、ニ、三年前から小学校でお酒を作ろうっていうような事業が始まりまして、お酒を作るには免許がいるので、その酒造免許が実際下りたのが去年だったので、実際にその小学校でお酒を作り始めたのが去年からだったんですけど、廃校になってから、その活動が始まるまで、やっぱりその何年間か空白期間があったので、校庭は草が伸び放題だったり、やっぱり小学校の校舎の中も汚れてたりということがあったので、どうしてもそのお酒を作る人たちだけだと、それ全部の清掃だったりその校庭の整備は難しい。やっぱり地元の人たちも使われなくなった小学校で何かするのをお手伝いしたいっていうのもあって、地区の方で大人の生徒会っていうのを始めて、その水分小学校での酒造りとか、その地域活動をサポートしようっていう活動が始まりまして、草刈りであったりお掃除だったり、そういったことを地区の人たちで手伝って、大人の生徒会なので、大人がメインにはなってるんですが、お掃除のときとかはうちの子だったり、他にも地域の子どもたちも一緒にお手伝いして、新しい小学校の活用の仕方として、そのお酒造りに入ってくれた事業者さんもですし、あとは、その地域の人たちとで、協力しながら、学校を中心にしてまた地区を盛り上げようと活動しているところです。あとは今日、それについて、NHKの方でも何か放送があるようなので、今日の夕方放送されるようなので、もし関心ありましたら、皆さんご覧いただければ。
小野部長
はい。ありがとうございました。
ここで皆様からお話をいただきました。残り時間がですね、あと5分ぐらいになってしまいました。まだまだお話足りないところもあるかと思うんですけども、お二人ぐらいかなと思いますけれども、いかがでしょうか。ございますか。どうぞどうぞ是非、もしもありましたらここからは何でも結構でございます。他の人の話を聞いての追加、こんなこともあるよねっていうことも結構ですし。では、菊地さんの方からお願いします。
菊地 潤
はい。すいません。僭越ながらというかいろんな方のお話すごい興味深く聞かせてもらって、細川さんの同じ農業のっていうところで非常に興味深く聞いてたんですけど、お話の中でもあったかと思うんですけど僕も夏イチゴ農家っていう形でやらせてもらってるんですが、やっぱり結構昔、今もですけどJAさんに出荷とかっていう形でいろんな販路を確保していくっていうところあるんですけども、うちのジャムだったり、細川さんのドライフラワーだったりとかっていうところで、結構だんだん農家さん自身が考えてそういうその商品展開をしてくとか自分で売ってく努力とか、SNSを使って告知だとかっていうところで結構、農業者っていうよりはだんだん経営者になりつつあるんですね。僕も2022年かな、岩手大学で行われているアグリフロンティアスクールというところに通って、農業経営について学んだんですけども、やっぱり農業、農家がイコール経営者になりつつあるっていうところで、結構そういった経営部分の、お勉強っていうのもだいぶ必要になってくるので、何かその辺りの移り変わりは非常にあるんじゃないかなあと。なのでこう、そういうところのバックアップもしつつ、僕らみたいなお話とかも、How toみたいな感じで集めながら情報展開していくと、どんどん新規参入者がこういう形でできるんであれば自分もやってみようかなみたいなそういったところが増えてくるのかなっていうのはちょっと常々感じていたところで、細川さんのお話だったり皆さんのお話を聞いて、御自分のアイディアだとかクリエイティブなことをやって、興味を持ってもらうっていう活動は非常に重要なのかなっていうのを、お話を聞いて考えたのと、自分がやってきたことはあまり間違いではなかったのかなという自信にも繋がった良いお話でございました。はい。ありがとうございました。
小野部長
ありがとうございました。いかがでしょうか。他に、細川さんはいかがですか。よろしいですか。
細川 梨良
菊地さんが今おっしゃってたように、確かに経営が必要だなというのをすごく感じていて、簡単に機械が買える世の中でもないですし、人を15人簡単に雇って払えるのかって言ったらやっぱりね、イチゴも花もなんですけど時価っていうか、いくらでね、リンドウなんて5円のときもあれば、100円のときもあってね。100円だともう一箱行けば1万円なんて言いながら出すんですけど、酷いときなんか2,000円とかで、出荷経費とって言うと、手元に入ってくるの700円だったりとかで、こういうギャンブルみたいな世の中、世の中っていうか農業って多分ギャンブル、そこが多分もしかしたら赤字なんですけど、そこを抑えるのにどうしたらっていいかって、今、私は冬、自分のとこに来てもらってるパートさんがラーメン屋さんでもパートで働いてるんですけど、私も今ラーメン屋をちょっと手伝ってて、そこの店長さんがやっぱり経営者なので、ちょっとお話をすると、農業の損益分岐点ってどこなの、人件費率って何%使ってるの、っていう話をしてくれて、そういう観点が農業に入ってないなっていうのは感じたので、こう知識、肥料は窒素が何がいいよとか、堆肥は完熟はどうのこうので、農薬は、とか聞くんですけど、多分、本当は並行して、経営っていうのが、近くにくっついてくると、農業ってもっとこう稼ぎやすいって言い方おかしいんですけど、大きな失敗をしないでいけるんじゃないかなっていうのは、ちょっとここ数年で私の中でも感じたかなというのはあるので、そういう勉強会には私も参加はちょこっとずつしてますけど、実際のところ、自分の数値を見てもらいながらやってもらうコンサルトみたいな人とかとは接触したことないので、何かそういう人とも接触してみたいなっていうのはちょっとどこかであったりします。
知事所感
小野部長
はい。ありがとうございました。4人の皆さんから様々お話をいただきました。分野もそれぞれ多様でございますけれども、若者の場づくりでありますとか、夏イチゴ、そしてリンドウ栽培、そして子育ての中での森林活用といったこともあろうかと思います。「未来を創る挑戦」というような、今日のテーマですけれども、イノベーションという言葉もありますけども技術だけではなくて、仕組み、やり方、そういったところを工夫し、あるいは再構築していくといった形で皆さん挑戦を続けていらっしゃる。その中での経営の面、また人手の面、そういった課題、これからさらにそういったところをですね、県としても強めていかなければいけないのかなというふうな感想も持ったところでございます。それでは、最後に知事の方からお願いいたします。
達増知事
はい。ありがとうございました。細川さんの話の中で、6人家族で住む場所、滞在場所が確保できなかったっていうことを思い出しましたが、短期滞在から、あるいは1年ぐらい住むとかいう、そういうのがないっていうのが岩手県内非常にあちこちから聞くことであります。せっかくいろんな町おこしの支援とか、これ復興の頃からそうだったんですけれども、県外からいろいろ人が入っても住む場所がなかなか、金に糸目を付けなければこれはいいわけですけど、その適当な家賃で住めるところがないとかですね、若い人たちが安い家賃で住めるところがないとか、あとそういう短期滞在する場所がないっていうことが、かなり岩手県の構造的な問題としてありますので、ここはやっぱり工夫をして、空き家とかいろんなところに、パッと来てすぐ住めるような工夫、短期滞在もできるような工夫ですよね。光熱費の基礎料金とか1ヶ月分の基礎料金払わないとだめみたいな、いろいろ実際住むってことになって、そう簡単に解決しない問題がその時点で浮上したりすることが結構あるんですけど、そういう課題はあらかじめ分かるわけですので、そういう課題をちゃんとあらかじめ解決して、すぐパッと滞在してもらえる、住んでもらえるような工夫をやっぱりしていきましょうという県の方の課題意識であります。
あとは、そうですね、農林水産業がどんどん経営になっていくっていうのはもう、これは必要なことでありまして、年間どのぐらいコストがかかって年間どのくらい収入があるみたいな、そういうのがはっきり見えてくれば、自分もやるっていうふうに担い手がいないっていうふうにはならなくなってくるんだと思うんですよね。年間幾らぐらい稼げる、このくらい働けばこのぐらい稼げるっていうのが見えないので、なかなかやりますっていう人が出てこないので、そういう見える化が非常に大事だと思っております。これは中小企業、商工業とかサービス業でもそうなんですけれども、このくらい働けばこのぐらい稼げるっていうのが見えないので、担い手が出てこないとか、いなくなるとかいうことがあって非常にもったいないと思ってますので、そこをやっていきたいと思いますね。今年、岩手県でシンガポールのベンチャーキャピタル、インシグニア社という会社と連携して、スタートアップカンファランスをやったりスタートアップアカデミーを開いたりとかいうことをするんですけど、インシグニア社の人たちが、岩手県を下見して歩いて、やっぱ農林水産業の可能性ってのはすごい関心を高めていてですね、そういう、これにこのぐらい投資すればこのくらい収益も上がるみたいな、そういう計算ができてくれば、あとはどんどん投資をしたいという人も出てくるような、条件の良さが岩手にはあると思います。
そしてそれは、広く経済から社会的な分野においても、岩手県の山の豊かさ自然の豊かさや、沼宮内の町っていうのは非常に歴史があって文化も高くていろんな人材が過去こう出て、全国的に活躍したりですね、宝塚のスターになった園井恵子さんとかですね、いろんな人物が沼宮内っていうところから出ていて、そういう、歴史文化っていうところでも、岩手には非常にいいところがありますので、そういうものを一括しながら、希望が持てるような将来像というのは描いていけるんじゃないかなということを、今日のお話を伺っていて改めて感じたところでありまして、頑張っていきたいと思います。今日は誠にありがとうございました。
閉会
小野部長
はい。ありがとうございました。
4人の皆さんから様々お話をいただきました。貴重なお話、本当にありがとうございました。いただいた御意見につきましては、県全庁的にですね、しっかりと共有いたしまして、御要望等もいただいておりますので、今後の県政の施策にしっかり生かして参りたいと思います。県内外各地で開催してきました県政懇談会ですけれども、今年度10回目ですけど今回が最終回といったことでございます。最終回を飾るに相応しい「いわて幸せ作戦会議」となったふうに思います。以上をもちまして、県政懇談会を終了させていただきます。本日は本当にありがとうございました。
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