「いわて幸せ作戦会議(in奥州)」(令和7年12月11日)

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ページ番号1093928  更新日 令和8年2月4日

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日時
令和7年12月11日(木曜日)10時30分から11時50分まで

場所
奥州地区合同庁舎 3階大会議室

出席者

・参加者(敬称略)

佐藤 貴之 (株式会社水沢米菓)

佐藤 竜太 (株式会社エーデルワイン)

浅沼 亜希子(農事組合法人宮守川上流生産組合)

小野寺 宏眞(株式会社松栄堂)

・県側

 達増 拓也 知事

 小野  博 政策企画部長

 菅原 健司 県南広域振興局長

開会

小野部長
 
ただ今から、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in奥州」を開催いたします。
 皆様には、お忙しいところ御出席いただきまして、誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。本日は、「岩手から世界の食卓へ」を懇談テーマといたしまして、県南地域で食産業振興に意欲的に取り組んでいらっしゃる皆様にお集まりいただいております。私は、本日の進行役を務めさせていただきます、県の政策企画部の小野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

写真:懇談会の様子1

小野部長
 それでは、開会に当たりまして、達増知事から挨拶申し上げます。

達増知事
 お待たせいたしました、皆さんおはようございます。
 県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in奥州」で、「岩手から世界の食卓へ」ということで、もう既に、海外セールスの最前線で活躍し、私も一緒にお仕事をさせてもらってる皆さんに今日はお集まりをいただきして、まさに作戦会議という感じになるのではないかなと思います。
 10年ぐらいの間、過去、日本のインバウンド観光客を増やそうという政策で、全国的に4,000万人くらいですか、急激に海外旅行客がどんどん入ってくるようになり、今まで一部の人たちにしか、知られていなかった日本の良さというものが、広く海外に知られるようになってきたんだと思います。そしてだんだん、日本の中でも地方がいいんじゃないかということに、海外の皆さんも気が付いてきているところでありまして、もともと日本のどこがいいという中でも、この食べ物がいいということで、日本のこの食材の良さ、さらにこの加工された食品の素晴らしさ、また料理の素晴らしさ、そういったところが海外から注目されてきていたわけですけれども、そういった食材は実は地方で生産されているし、日本の伝統的な食品加工や料理というものも、地方で育まれてきたということが知れ渡ってきていると思います。そういう中で岩手県というのは、日本の地方の先頭に立っていく、そういう力を持っていると思っておりますので、そういったところ、皆さんから意見を今日伺って県政のさらなる参考にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出席者紹介

小野部長
 
ありがとうございました。
 それでは、この後の進め方につきまして、御説明いたします。まず、私の方からお一人ずつ、御出席の皆様のお名前をご紹介いたしますので、続けて大体1分程度で簡単に自己紹介をいただければと思います。その後、本日のテーマに沿いまして、お話を頂戴したいと思いますが、大体お一人ずつ5分程度でお話をいただきまして、お話の後、その都度、知事からコメントをするというような形で、区切りながら進めていきたいと思います。そして、最後に大体30分前後になるかと思いますけれども、自由懇談の時間も設けたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、座席表に従いまして、本日御出席の皆様を御紹介申し上げます。初めに、株式会社水沢米菓佐藤貴之さんでございます。

佐藤 貴之
 はい。よろしくお願いします。株式会社水沢米菓の佐藤と申します。弊社は、お米のいわゆる米菓っていうお米で作ったおせんべいの製造をやっています。この辺、結構米菓メーカーちょっと多くてですね、その辺のお話とかも今日させていただければな、というふうに思ってます。よろしくお願いします。

小野部長
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、株式会社エーデルワイン佐藤竜太さんです。

佐藤 竜太
 はい。株式会社エーデルワイン佐藤竜太と申します。弊社は、岩手県産の原料、ブドウを中心とした果物を使ってワイン作りをしております。私は、主に営業担当をしておりまして、今回、海外とかそういうPRをしに行きながら、いろんな取組をやっております。本日はよろしくお願いいたします。

小野部長
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、農事組合法人宮守川上流生産組合の浅沼亜希子さんです。

浅沼 亜希子
 はい。今日はよろしくお願いいたします。宮守川上流生産組合は、自社商品としてはジュース、ジャム、どぶろく、それから大豆の生産もしてますので、お豆腐もやっているんですが、今の時期は、絶賛県内のリンゴ農家さん、ブドウは終わったところなので、リンゴ農家さんのリンゴを扱って、受託加工の方が大変忙しくなっている時期です。ありがとうございます。

小野部長
 
どうぞよろしくお願いいたします。
 そして株式会社松栄堂の小野寺宏眞さんです。よろしくお願いいたします。

小野寺 宏眞
 はい。よろしくお願いいたします。弊社も平泉町ってなっているんですが、一関市に企業は登記しておりまして、御存知かと思いますけど、餅文化が非常にうたわれているところでございまして、弊社も120年以上、餅菓子を中心とした生産と販売を行っております。本日はよろしくお願いします。

小野部長
 どうぞよろしくお願いいたします。
 県からは、達増知事、そして県南広域振興局の菅原局長が出席いたしております。よろしくお願いいたします。

懇談

写真:懇談会の様子2

<テーマ>
 岩手から世界の食卓へ

小野部長
 
皆様のお手元に、お菓子とお飲み物を準備しておりますので、ぜひ、お召し上がりいただきながら懇談を進めていければと思います。
 それではまず、菅原局長の方から、今日のお菓子、それから懇談テーマについて説明をお願いいたします。

菅原局長
 それではまず、本日のお菓子とお飲み物について御説明させていただきます。本日、テーマが食産業に関することでございますので、参加者の所属企業のお菓子と県南地域の農産物を原材料にしたお飲み物を用意したところであります。どうぞ、お召し上がりになりながらお聞きいただければと思います。
 初めに、お手元のお菓子はまず、ごま摺りマカロンでございます。こちらは、本日ご参加いただいております、小野寺宏眞様が代表取締役を務められております、株式会社松栄堂のお菓子となります。せっかくでございますので、小野寺様、一言ご紹介をいただければと思います。

小野寺 宏眞
 弊社の看板商品でごま摺り団子というものがございまして、ごま摺りの名前を付けるとですね、変な話売れるもんですから、これを付けさせてもらってるんですけれども、実はこれ、うちで作ってるわけじゃないんですよ。OEMで作ってまして、そういうファブレスというかですね、自社で作るだけじゃなくて、マカロンを作るのが得意なところにお願いして作ってもらっていて、ただ味の方はうちで監修しているというものになります。ごま摺りっていうネーミングとともにですね、お菓子にして、全国ひいては世界に、発信して、岩手諸共PRできればなというふうに思っている次第でございます。以上です。

菅原局長
 はい。ありがとうございました。
 もう一つのお菓子でございますけれども、こちら『奥州の龍』酒粕煎餅でございます。こちらは佐藤貴之様が代表取締役を務められております、株式会社水沢米菓のお菓子となります。それでは佐藤様、一言、商品のご紹介をお願いいたします。

佐藤 貴之
 こちら2年ぐらい前から、輸出を目指すようになりまして、そうなるとやっぱり輸出のワードの一つには日本酒があるわけですが、県内だと前回もご一緒させていただいた、南部美人さんと、近場だと岩手銘醸さんが輸出に結構取り組んでいるんですけども、そちらの一部に、侍が野球をやっている絵がある日本酒があるんですけども、僕らもちょっとそういう、おこぼれいただきたいなという部分とですね、輸出はちょっと日本酒と一緒に、羽ばたいていってもらいたいなということでその酒粕を、年間10トンぐらい廃棄するらしいんですね。結構、使われる部分も当然あるんですけども、それ以上に多分出るんだと思いますけども、その酒粕をお味噌に混ぜて、ちょっとほんのり、酒粕の香りのするお煎餅となっております。

菅原局長
 佐藤様ありがとうございました。
 最後にお飲物の御紹介でございますけども、残念ながらワインではございませんで、こちらはですね、JA岩手ふるさとの奥州はとむぎ茶でございます。こちらの奥州市衣川産のはとむぎを100%使用しておりまして、健康にもよい飲みやすいお茶となってございます。今回はティーパックタイプの商品を提供させていただいたところでございます。
 続きまして、本日の懇談テーマ、「岩手から世界の食卓へ」について御説明いたします。県では、人口減少対策に最優先で取り組んでいるところでありますが、食産業に目を向けますと、国内では人口減少などの影響により、飲食料品市場の縮小が見込まれているところであります。その一方で、世界では、日本食や日本産商品に関する関心が高まっており、昨今の日本ブームや健康志向、為替の影響などにより、年々輸出額も増加しております。こうした現状は、新たな販路の拡大に向けて、輸出促進を進める好機となっているところであります。本日は、県南圏域内で輸出に意欲的に取り組まれており、本年9月に行われました、知事の北米トップセールスにも御参加された4名の皆様から、御自身の活動内容や取組を御紹介いただくとともに、将来の御展望や海外市場に対して取り組んでいくべきことなどについてお話をお伺いし、今後の取組の参考とさせていただきたいと考えまして、このようなテーマとさせていただきました。本日は皆様の御活動をもとに、様々な角度から御意見・御提言をいただきたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。

小野部長
 それでは、早速ですがここからは懇談に入っていきたいと思います。本日のテーマ「岩手から世界の食卓へ」に沿って、今、局長から話がございましたように、皆様の取組、課題、今後の方向性、御自身の抱負、それから県への期待なども含めてお話をいただければと思います。それでは、佐藤貴之さんお願いいたします。

佐藤 貴之
 
よろしくお願いします。去年、一昨年ぐらいからですか、岩手加工食品輸出促進研究会っていうですね、県南広域振興局のエリアで立ち上げさせていただきまして、なかなか煎餅の方も売っていく上で、先ほどおっしゃってた人口減少とかもありまして、輸出の方を目指さなければいけないってことで、そういうのを立ち上げさせていただきました。僕自身は、ちょっとあんまり言うほど威張って輸出してるわけでもなくてですね、いっても年間に、数百万っていっても数百万の前半ぐらいしか輸出はしてないんですけれども、それをもうちょっと増やしていきたいなっていうことで、この会にお声掛けいただいた際に、どうしても先ほど言った日本酒っていうそのワードであったりだとか、例えば松栄堂さんとかだったら昔からよく知ってたので、英語が結構、アメリカに住まわれてたとか、そういう人たちを何人か集めて、ちょっと始めてみたばかりで2年目になります。
 去年も一応、この町、どうしても大谷翔平さんがいるのもありまして、ロサンゼルスの方からのオファーが多くなってきてるんですね。少ないながらもちょっと多くなってきてまして、それをもう少し商売に変えていきたいなということで、1年目もロサンゼルスの方の展示会を目指したんですけども、なかなかお金もかかることで、補助金頼みみたいなところもありまして、1年目は2,000万円ぐらいの補助金に応募をして、800万円採択されたみたいな感じで、なかなか、やっぱりその中でもアメリカに行くのが一番お金がかかったもので、アメリカは1年目は諦めました。今年、ようやくアメリカに絞っていこうということで、初めて私の方もロサンゼルスに行ったんですけども、いろいろとアメリカの、私も友達をいろいろ呼んだりだとか、いろんな人との出会いもあります。知事さんもいらっしゃって、いろんな人に名刺交換させていただいたりだとかお話させてもらったんですけども、来年以降、それをもうちょっと違う形で足を運べば、今年は本当に情報もほぼゼロな感じで行ったので、来年以降も同じように、ここ何年か続けていって、少し形にしていきたいなっていうぐらいが、私の今年の感想になります。

小野部長
 
佐藤さんありがとうございました。
 やはり、輸出促進のための研究会を作られてですね、そして取組を始められて今年2年目といったことで、様々なご苦労もある中で、人との出会いもあった、そして来年以降もさらにこれを続けていきたいというお話をいただきました。知事の方からお願いいたします。

達増知事
 
ありがとうございました。岩手加工食品輸出研究会の活動は本当に頼もしく感じておりまして、私からも御礼を申し上げたいと思います。そしてこの酒粕、やっぱりこの風味がおいしいですよね。子どもの頃から酒粕は焼いて食べたりとか、甘酒にしたりとかしてきたことを思い出しながら食べてましたけれども、非常に日本らしい、また、地方らしい商品なんだと思います。
 そして、輸出の基本的な考え方は、それぞれ会社の発展といいますか、会社の収益のために、輸出を活用していただくということでありまして、さっき、菅原局長からは、人口が日本は減っているという話がありましたけれども、経済規模でも30年くらい前のバブルの前後ぐらいは、日本のGDPは世界の18%、2割近くを占めていて、日本の中でだけやっていても世界の2割ぐらいの規模の中でやれてたわけですけど、今や4%にまで日本のGDP規模は世界の中で縮小していて、30年前はアメリカの規模は、日本の1.5倍ぐらいだったのが、いまや7倍の経済規模になっていて、中国は4倍、そして30年前は微々たるものだった東南アジアが、日本の経済規模に匹敵するぐらいにどんどん育ってきているというような、そういう経済的なチャンスが海外に広がってるということが、大きいと思っております。ロサンゼルスは、もうアメリカ西海岸最大の都市で、東のニューヨーク西のLAということでアメリカを代表する都市、日本の貿易で最近は地方からの輸出の支援もしてくれてるジェトロですね、ジェトロのアメリカ、ニューヨークにも事務所があるんですけど、ロサンゼルスの方が事務所の体制が大きく、やはり日本からの輸出の拠点としては、ロサンゼルスの方のジェトロがそういう司令塔役を担っていて、そういう政府の支援ももらいながらですね、ロサンゼルスというところで輸出を展開し、それが上手くいけば、広くアメリカの中にも広がっていく可能性も見えているんだと思います。一方、持っていってそこで買ってもらえるということではなく、どのお店で売ってもらうのかとか、また、お店あるいはチェーン店などにはどういうふうにすれば置いてもらえるのかとかですね、そういったところは、戦略とか作戦とかが必要になってきますので、そういうノウハウや情報を、岩手県として共有できればいいなと思います。ありがとうございました。

小野部長
 
ありがとうございました。
 それでは、続きまして、佐藤竜太さんからお願いいたします。

佐藤 竜太
 
弊社、海外の輸出の取組としては、輸出は10年以上前から少しはやってました。けど本当にすごく少なくてですね、ここ最近で伸び始めたのがやっぱりコロナ禍の時期でした。一番最初に、岩手県の方々からは、中国とか大連を通じて輸出を、というお話をいただきまして、実際そこが一つのターニングポイントじゃないんですけど、やっぱり輸出の取組をやっていかなきゃならないよねっていうのは、会社的にも少し浸透してきた時期ではあります。実際、今の輸出の量とすれば、中国関係があまりうちの方でも芳しくなくてですね、動きがちょっと穏やかな状態です。
 あとは、岩手県産のブドウでワインづくりをしてるんですけど、売り上げの構成比が一番多いのはやはり、岩手県、岩手の皆さんに飲んでいただいているっていう状態が一番大きいです。なんですが、なかなかやはり人口減少とかいろんなことでですね、売り上げの構成比が全体として下がってきているので、先ほど言ったとおり新たな販路っていうのは、一つ、またプラスアルファでしていきたいねっていうのが流れとしてもありました。実際、岩手加工食品輸出研究会という形でうちの方も参加させていただいて、初年度は香港の方に、2年目がロサンゼルスとシンガポールということで、取り組ませていただきました。主に、私は、窓口をさせていただいて取組を一緒にさせていただいたんですけれども、やはり日本国内ではわからないこと、海外に行って初めてわかるようなことも結構多くてですね、今の売り方もですし、商品の作り方、そういうのは考えていかなければなと。もちろん商品の品質とかには自信を持っているんですが、そのアプローチの仕方、どういうふうに、お客様に届けるまでの取組をどうしていけばいいかなっていうのは考えてましたし、あと現地の方のお声とかですね、あと一緒に取組ませていただいた方々や研究会のみんなとお話させていただいた中でも、良く勉強になっているなと思っております。
 今後の展開としては、弊社の売り上げのですね、大きくっていうよりはごく一部でも、構成比があるような形になっていけば嬉しいですし、それをきっかけに、やっぱり海外の皆様に知っていただいた後に、岩手にエーデルワインってあるんだなと、それが今、例えばインバウンドとかですね、岩手だけじゃなくて日本に来ていただいたときに、こういうワインあるんだ、また飲んでみたいなっていうきっかけになれば、なおいいかなと思っております。まだ具体的にこういうふうなって形はなかなかとれてはないんですけれども、先ほど言ったとおり、きっかけの一つとして、どんどん促進していきたいなとは思っております。

小野部長
 
ありがとうございました。やはりエーデルワインさんは、県民の消費が一番ということなんですね。その中でも、人口減少の中で新たな販路を求めると、研究会での売り方について様々意見交換をしながら、勉強になっているということで、きっかけの一つとして広げていきたいと。先日、青森で全国知事会議がございましたけど、夜の部でエーデルワインが出されていまして、すごく高い評価を受けていましたことを記憶しておりますけれども。知事の方からお願いいたします。

達増知事
 
そうですね。全国知事会議は持ち回りで夏に各県でやって、夕食会はそれぞれの県の食べ物自慢飲み物自慢になっていくんですが、近年、日本酒のみならず、ワインにも各県力を入れ始めて、ワインをどんどん出す県も出てきたりはしているんですけれど、青森県さんはですね、食べ物と日本酒についてはいいものをバンバン出したんですけど、ワインについては、まだちょっとということで、岩手県さんのお力をお借りしますと言って、エーデルワインのいいものを出して、他の都道府県の知事さんの評判も非常によかったところであります。
 大連・中国は、政治環境がよければ、そのマーケットの大きさということが魅力ではあるんですけれども、そこから、香港というのは、中国の他のところに比べると政治的な影響が出にくいところもあって、それなりの人口と大きな経済規模があるからいいんだと思います。インバウンド観光客も、香港から一定数岩手にも入ってきてますね。LA、シンガポールということでお話の中にもありましたけれども、海外に輸出することで、いろいろ売り方とか新しく気づく点があるんだと思います。海外から見て改めて、こう良さがわかるとかですね、良さを実感するとかいうところもあって、エーデルワインさんの場合、海外でいろんな賞もとっていて、プラス、売れ行きがよく評判もいいなんていうことは、国内での売り上げ、県内での売り上げを強化することにも、大いに役立つんじゃないかと思いますので、そういう感じで進んでいけばいいんじゃないかなと思います。ありがとうございました。

小野部長
 
ありがとうございます。
 それでは、続きまして、浅沼さんからお願いいたします。

浅沼 亜希子
 
うちは、まだまだこの研究会に入ったことをきっかけに、輸出に取り組んでいる状況ですので、実績としては非常に小さいんですけれども、私が前職で、グリーンツーリズムの方ではありましたが、旅行業に関わっていたこともありまして、花巻・平泉さんとの協議会の中で、海外の旅行業界の商談会にも参加したことがあったんですね。で、実際、岩手の産物って、食の部分でもとてもいいものがあるのに、旅行業としての働きかけはしてるけど、食の世界はどうなのかなと思って、こちらの世界に飛び込んだ経緯もありましたので、LAの後に、シンガポールにも我々赴いているんですけれども、向こうに行きましたらば、円安の影響で、シンガポールの人がいっぱい日本に旅行しちゃうから、もう日本で買った方が安いって知ってるんで、シンガポールに輸出しても、あまりシンガポール国内で買い物をしてもらえなくなってる、日本食のレストランさんにもお客さんが来なくなっているっていうようなお話も伺いました。なので、知事さんの御挨拶にもありましたとおり、インバウンドのお客様に、もうちょっと岩手の国内でも買っていただく、食べていただくっていう仕組みが、もうちょっとうまくいけばいいなと思ったりするので、そういった、旅行業界の方々と我々物販、食の世界の人たちがこうタッグを組むような機会って何かないのかなあと。確か、以前、台湾は国際便が唯一ありますので、台湾の方にマラソン大会に赴いて、旅行業関係の方と花巻だけだったかもしれないですが、物産をそのマラソン大会の会場で一緒に売るというような、そういった試みもあったように思いますので、何かその辺り、情報がありましたらば教えていただきたいなと思います。

小野部長
 
ありがとうございました。
 それでは知事の方からお願いします。

達増知事
 ありがとうございます。宮守川上流生産組合さんは、農業の分野でこの6次産業化を核にした地域振興ということで、もう岩手を代表する生産組合だったので、さらに海外にも、飛躍していくということを大変頼もしく感じております。
 このシンガポール、あと、台湾もそうだと思いますけど、比較的小さい国は、海外旅行が国内旅行と同じくらい当たり前のことになってきていて、円安もあって、日本に何回も行くしょっちゅう行くっていう、そういう感じになってきてると思います。香港とか韓国もそうですね。もう、そういう頻繁な人の行き来とか、物や情報の共有もあって、統一された、国際広域的なエコシステムという言葉もありますけど、経済システムの中でどうアピールし、どう利用してもらうかという作戦を考えなきゃなんないんだと思いますね。その中で、イベントっていうのは、一つそういう経済システムの中で、注目してもらって、利用してもらうきっかけを作るいい材料だと思いますので、県もその辺を工夫していきたいと思います。ありがとうございました。

小野部長
 
今、浅沼さんからお話いただきました、また知事からもお話がありました、旅行業界と物産の連携、ここについてちょっと持ち帰ってですね、商工労働観光部の方と何かいい事例とか手法について、あるかどうか確認してまたお知らせしたいというふうに思います。ありがとうございます。
 それでは4人目でございます。松栄堂の小野寺さんからお願いいたします。

小野寺 宏眞
 
弊社も、輸出は10年以上取り組んでおりまして、主にアメリカ、現在ですとシンガポールとかですね、タイにも行ってます。ただ、それほど額が大きいわけではございません。なぜかといいますと、やっぱり半生菓子ですと賞味期限の問題がございまして、どうしても、ニーズはあるんですよ、日本の和菓子というところで各国に一定のニーズはあるんですけれども、やはり常温で1年以上、いや半年は欲しいよねっていう話の時点で、もうそこでストップになっちゃうんです。今、輸出してるのは全部リーファーコンテナですね、一本丸々。でも、コンテナ全部うちの商品で満載できるわけじゃないので、例えば、この前行ったミツワさんとかですと、フェアのときに他社さんの商品と一緒に混載でいくとか、そういう時にしか輸出できる機会はない。もちろん、うちの商品力がないってのはもちろんあるんですけど、そういうような状況でございます。なので、そこを、定期的なリーファーの輸送とかですね、例えば、岩手県産さんがどこかと契約して持っていただければ、もっと出す機会というのは増えてくんじゃないかなとぼんやり思ってるところでございます。
 一方でですね、我々地方、我々というか私が思ってるのは地方で食品産業をやってる意味っていうのは、その土地のものを使って加工していくということだと思ってるんですね。それが美味しさにつながると思ってます。やはりそこで、例えば、越前にカニを食べに行くとかですね、これはもう、浅沼さんもおっしゃったとおり、観光とは絶対切り離せないものだと思ってます。輸出をする理由は何かといいますと、もちろん人口減による消費が落ちているということとか、そういうのが大きいので、消費拡大・利益確保のためというのもあるんですけども、やはりそこも、観光とは切り離さず、岩手県のものですよという付加価値を持って輸出していくという意識を、県全体の輸出をしてる事業者さんがもっと持つと、岩手に来る外国人の方が増えていくのではないかなと思いますし、事業者としても、その付加価値を与えることによって輸出しやすくなるということがございますので、じゃあどうするのかっていうとですね、今、パッと思いつくのは、これ私事なんですけど、ごま摺り団子が、この前「ロイヤルファミリー」っていうドラマに出ました。すごい反響でして。やっぱこういうタイアップってすごい効果だなと思ったんですよ。県としても、やっぱり有名な芸能人の方とか、漫画家とかいろいろございますので、そこら辺をうまく取り組んで、県としてタイアップしていきつつ、食品の輸出まで踏み込むといったような一連の流れがあれば、とてもいいんじゃないかなというふうにぼんやりと思っているところでございます。
 先日、アメリカに研究会として行きまして、やはり、現地でいろいろ見ることができたっていうのは、佐藤さんもおっしゃってましたけれどもすごい勉強になりました。一番やっぱり実感したのは、人口が多いということはやっぱニッチな商売になるな、というふうに思ったんですね。本当に、一般的な日本のイメージのもので、商売していくのもいいんですけれども、例えば、今、和菓子屋をやってますけれども、輸出を伸ばすっていうことだけにフォーカスすると、別に和菓子だけじゃなくてもいいんじゃないかというふうに感じた次第です。他のものを作って、その国々に合ったものを作って輸出していくと、そこにはさらに、岩手県の付加価値がもちろんついたもの、岩手県の原料を使ったものとかそういう加工ができないかなというふうに、今模索しているところでございます。いずれにせよ、観光とともに食品産業、岩手県の食品産業の盛り上がりという意味で、県全体一体となってできればというふうに思ってるところです。以上です。

小野部長
 
ありがとうございました。地方で食品産業を行うことの意味、そしてその際の観光との連携は必須であると。さらに輸出にあたっても、岩手の価値をつけていく。その上で、そのときにタイアップといったものが重要であるといったこと、さらに、人口の多いようなアメリカでの特徴について、今後の方向についてもお話をいただきました。ありがとうございました。
 知事の方からお願いいたします。

達増知事
 リーファーコンテナ、冷蔵コンテナなど、コンテナに複数の事業者が荷物を混載していくっていうのは、いろんなところで試みられていて、東北経済連合会でもどんどんやっていこうっていう事業がありますし、九州がそういうのがすごい盛んで、あそこは観光についても九州ひとまとまりでいろいろやったり、そういう輸出もひとまとまりでやる中、混載についてもかなり発達していて、東北経済連合会は、そこから学んで、同じようなことを東北でもやろうとかをやっててですね、岩手県もそういうチャンスも生かしていきたいと思います。コストを削減しながら、効率的に輸出していくっていう路線とともに、やはり、観光と関連させたり、文化やいろんなそういう情報、そういうところで付加価値を高めて、そして、総合的に展開していくっていうのも、まさに地方からの輸出の醍醐味であり、それが王道なんだと思います。そうですね、県も輸出振興ということについては、やはり観光とうまく関係させたり、文化交流ですとか、いろんな交流事業とも関連させたり、大谷翔平君の存在や、雄星君や朗希君の存在というのも非常に大きいですし、総合的に地域が海外と一緒になって、経済的にもお互いウィンウィンでいくし、文化情報、エンタメなどでも、一緒にどんどん発展するという視点が必要なんだと思います。そうですね、「ジョジョの奇妙な冒険」で、ごま摺り団子の方が出てきたこともありますし、そういうチャンスを増やしていきたいと思います。ありがとうございました。

小野部長
 ありがとうございました。
 ここまで、皆様から一通りテーマに沿ったお話をいただき、一巡いたしました。

達増知事
 呪術廻戦でもたしか、お土産物としてそれが出てきていたような。いずれにせよ、そういうチャンスをどんどん活かしていければと思います。

小野部長
 
研究会を通じて、皆さんにまさに作戦会議のような形で共通の課題・テーマを持ってお仕事をされておりますので、かなりこう話が絞られてきているかというふうに思います。今、皆さんからのお話を聞いて、さらに先ほどの発言に付け加えたいこと、あるいは全体を通じてお話いただきたいことなども含め、あるいは懇談のテーマに関わらなくても結構かというふうに思いますので、皆様から何かありましたら、ここからは自由懇談という形でいきたいと思いますので、御発言をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。あるいは、今、様々課題もございますのでそういったことも含めてお話いただいても結構かというふうに思いますけれども、いかがですか。はい、ではお願いいたします。

佐藤 竜太
 今回、いろんな取組をした中で、やっぱり海外で売るときっていうのは、その商流に関しては、さっき小野寺さんからもあったとおり、一番大きい部分なのかなと思います。そこまでに届ける環境、かつ、届けた後どういう販売をしていただくかとか、その商品によっても、一次産品なのか加工してどういうふうな提供をするかっていうのが全然違うとは思うんですけれど、各国にどういう販路を築いていくかっていうのはすごい大事かなと思います。行って送って終わりってわけではないので、最初は少量だったとしても、それが細く長く、皆さんもっとボリュームあるようにとか、各社いろんな考え方はあると思うんですが、そこの構築が、やはり行ってみて、すごいやっぱこれ大事だし難しいなっていうふうな感じたところです。いろんな国に、岩手県としても取組をしていただいてると思うんですが、ぜひ単年とかではなく、3か年とか5か年でこういうふうにしていくっていうのが、もし、見えるような形になると、みんなの企業がどういう取組をしていくと、岩手県として一緒にやっていけるんじゃないかなっていうのも一つ見えたりするのかなっては、行ってみて思いました。

小野部長
 
ありがとうございます。届け方から販売・提供の仕方、販路、一連の流れですよね、そこをしっかり仕組みとして構築していくことで、というところをお話いただきました。そのためには単年度ではなくといった話ですね。ありがとうございます。しっかり持ち帰ってですね、そこをうまく仕組みとして構築できるように工夫していきたいと思います。この関係でも結構ですし、何かお気づきの点などありましたら、いかがでしょうか。届け方の問題、売り方の問題、その後の問題もあるかと思いますけれども。では、佐藤貴之さんの方からお願いいたします。

佐藤 貴之
 すいません。僕はまだ、商流に関しては他のメンバーの方が詳しくて、あんまり喋れないんですけれども、その輸出のことだけに関すると、確か、僕が地元に戻ったのが、23年とか25年ぐらい前なんです。その頃は、結構、今ちょっとこういう場で思い出したんですけども、岩手の物産展みたいなものを海外でやってたんですよ。僕は当時、あまり海外って苦手で、今みたいにあまり図太くなかったのか、違う人間に行かせたりだとかしてたんですけども。ちょっとやっぱ時代も変わって、円安で商品も送り込みやすかったりだとか、っていう部分もあるので、また何かそういった感じの、当時行ったメンバーよりも多分輸出っていうことだけを考えると、各社さん、当時は、本当にただ行って、商品送って、1週間、2週間売って、ただ帰ってきてっていう感じだったと思うんですけど、当時よりはいろんなことを知ってる人間が多いと思うんですよ。またちょっとそんな感じで、この20数年とか30年とか経った今、どこの国を目指すのかっていうのは、ちょっと僕も難しくて今言えないですけども、そういったことがまたあれば、岩手県の方でもバックアップしてもらえるのか、メーカーの方としても、いろいろどこがいいかとか、こういう研究会でも考えていこうとは思ってるんですけども、またそういう機会があればいいなというふうには思いました。

達増知事
 
割り込んで入ってしまいますが、30数年前、私が当時、外務省で働いてシンガポールの日本大使館にいたころ、シンガポールの大丸で、毎年岩手の物産展をやってたんですね。それは、日本国内のデパートでの物産展と同じようなことをシンガポール大丸でやっていて、日本のマーケットの延長が、海外の日本のデパートの中にあるみたいな感じだったと思います。今、日本のデパートは、海外でのプレゼンスが弱くなってしまって、その代わりに、日本の商品を売ってくれるそうですね。この間の、ロサンゼルスのミツワさんみたいな日系スーパーってところが扱ってくれたり、あとは、日本国内で輸入された食品がどう扱われているかを考えて、その逆を考えればいいと思うんですけれども、メジャーみたいな輸入食品のいいやつを品揃えするスーパーとか、そういう小売チェーンみたいなのが、やっぱり外国にもあるので、そういうところで使ってもらうとか、量販店みたいなところで、免税点で売ってるようなチョコレートやビスケットが大量に日本国内で安く売られているっていうようなところもありますよね。そういうのもあると思います。あとは、私は、子どもの頃から中国のプーアール茶を飲んでいたんですが、それは、中国のプーアール茶を日本の商社が輸入して、日本の商社が日本語でパッケージして、一部の薬局のチェーンでそれを売るということをやっていて、それで、これはまさにニッチだと思うんですけれども、中国のプーアール茶を、手軽に買って飲むっていうことが、その薬局が近くにあればできたりしてたんですよね。そういう販路を、具体的に売ってくれる相手先というのを、それぞれのところで確保して売っていくというのが基本になるんだと思います。

小野部長
 
ありがとうございました。また、様々販路の話、仕組みの話の御意見が出てきました。

達増知事
 
あと、ニッチで言えば、盛岡市内とか岩手県内あちこちの飲食店で、うちはこのあるところから輸入したチーズを使ってますとか、特定の輸入食材を、常にそこの店では使ってるっていう、それを自慢にしてやってる飲食店っていうのがあり、そういうのを海外で日本の岩手の食材でやってもらうというのがまた可能性があると思いますね。

小野部長
 
レストランとかとのつながりといったことで、ありがとうございます。浅野さん、今までの話もお聞きになっていかがでしょうか。先ほどは、旅行業界と物産の連携といった話もいただきましたけれども。販路の関係でも結構でございますし、あるいは前職の観光絡みでですね、少しお気づきの点などございましたら、何かお願いできればと思います。

浅沼 亜希子
 
すいません、今度は、今の自社の話にしたいんですけども、先日、本庁の流通課さんの方に伺いまして、やはり食品関係ですと国際認証が必要になる場面も多々あります。
 商談会に臨んだときに、もう認証が取れてない商品はすでに振るいにかけられてるということもありましたので、農水省の事業の方で、今、HACCP等のハード整備の事業がありますので、そちらの方のリサーチに行かせていただいたんですけれども。5年以内に輸出だけで2,000万円以上の売り上げを増加しないといけないという、そういう事業になっていましたので、自社単体ではとても無理な事業だなと思ったんですが、我々、受託加工をやっておりますので、ちょっと食らいつきまして、自社プラス受託加工の農家さんたちのものを輸出されてる方も、実は松栄堂さんとかエーデルさんも、加工、搾汁とかですね、依頼をいただいてますので、そういった中で、もし輸出されてる商品があったらば、その数も含めていいですかっていうことを聞きましたならば、それでも大丈夫ですと、農水省さんの方から回答があったということだったんですね。ただし、やはりそこのハードルが高くて、岩手県内でそういう取組をここ数年したことがないという、すごいもったいない話だなと思いまして、農産物よりも、海産物とか岩手は強いのかなと思って、そちらでいけば、何社か取りまとめていいのであれば、かなり達成できる数字じゃないかなと思うんですけども。県の方々がそういったことを、ここだと県南のエリアの情報ばかりが集まるんですけども、県全域として、何かこう取り組めそうな、輸出、何か機会を持ってる業者さんの情報を取りまとめているようなことがあれば、情報いただければなあと思っています。ありがとうございます。

小野部長
 
流通課関係のお話をいただきました。農産物に限らず、海産物も含めて、そういったある程度のロットをまとめることでということですよね。ちょっと、今、直ちにお答えできる事例がございませんので、そこにつきましても、確認して浅沼さんの方にフィードバックさせていただきたいというふうに思います。確かにそうですね、ある程度の業者をまとめる中での2,000万円以上といったところのクリアも可能になってくると思いますので、ありがとうございました。それではせっかくですので、小野寺さんの方からもお願いいたします。

小野寺 宏眞
 先ほどのタイアップの話なんですけど、やはり知事の強みというか、サブカル、アニメ、これはやっぱり何か仕掛けがあったら楽しいんじゃないかなと思ってまして。といいますのも、東家の馬場社長がいらっしゃいますよね。僕、ちょっとニューヨークに居たことがあって、馬場社長もニューヨークにいらっしゃって、同じ大学に行ってたんですけど、そんなこともあって、よく仲良くさせてもらってまして。ジョジョに出たよねと。それ、ニューヨークでやったら、これすごいことになるよっていう話だったんです。岩手には、もちろんエーデルワインさんも「神の雫」に出てますし、古舘製麺の「ハイキュー!!」とかもありますし、ここら辺を取りまとめてですね、何かイベントを打ったらこれすごいことになるんじゃないかなと、そんな話を思い出した次第でございます。ぜひ、何かそういう機会があれば、お願いしたいなというふうに思います。

小野部長
 ありがとうございました。サブカル、アニメを一つのテーマにしてですね、食でつなぐといったことも可能かというふうに思います。ありがとうございました。さらに、もしかすると他にも隠れたところがあるかもしれませんのでね。

小野寺 宏眞
 ちなみに、呪術廻戦は喜久福さんなんですね。ちょっと、すいません、力及ばずでした。

小野部長
 その他、まだ時間ございますので、せっかくの機会ですので何か県への期待・要望も含めてお話をいただければ、しっかり持ち帰って参りたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

佐藤 貴之
 しょうもない話なんですけども、それこそ、「ハイキュー!!」の古舘製麺の古館拓君と仲良くさせていただいてるんですけども、台湾の盛岡(広域)振興局さんでやるやつかな、裕毛屋さんに2回ぐらい一緒に行ったことあるんですよ。本当に普通のスーパーなんですけども、古舘製麺さんがツイートすると、そのスーパーの開店前に、朝から、台北でもなく台中なのに、台北とか南から、もう50人とか100人とか並んで、古舘製麺さんはもう15分ぐらいで商品なくなって、やることないみたいな、そういうのを目の当たりにしてまして、夏休みの時期になると、今年もそうだったらしいんですけども、軽米のあそこのお店が、海外からインバウンドの人も含めて、あそこでも1日50人から100人来るらしいんですよ。当然、去年、香港に行ったときも、通訳の人は5人か6人いたけど、8割「ハイキュー!!」だけは知っていると。その辺、やっぱり同じように、ジョジョはあんまりよくわかんないですけど、そういうのもちょっと使っていけたら、結構目の当たりしてるっていうお話をさせていただきました。

小野部長
 ありがとうございました。ここまでお話を聞いてきますと、やはり、いくつかのキーワードがありまして、商流、それからロット、タイアップ、観光との連携といったところございますね。岩手の共通の価値を出していくといったこともございました。こういったところが、やはりインバウンド、それから輸出といったところで大きなポイントになってくるかというふうに思いますし、その中で、県に対して県の役割といったことでも、様々御意見を頂戴しておりますので、この辺につきましてはしっかり持ち帰りたいというふうに思っております。まだ若干時間ございますけども、本当に今日のテーマ以外でも結構でございます。何か、せっかくですのでいかがでしょうか。はい。ではお願いいたします。

佐藤 竜太
 先ほど、インバウンドっていうキーワードの中で、弊社は、本当に花巻大迫の奥の奥でワイナリーをさせていただいているので、よく、国内の方も含めてなんですけど、そこに来るまでの方法って何あるのってよく言われるんですよ。最寄りの駅はっていうと、うちは首都圏とかからは新幹線で新花巻ですとか、盛岡からもこれぐらいですよとかっていう話はするんですけど、なかなかその、そこまで来れるんだけど、その後のアクセスっていうのがやはりすごい課題になっていて。うちワイナリーの兼ね合いで、お酒なので車の運転っていうのがネックになったりとかで、なんかそういう、観光地、観光と先ほど結び付けるとすれば、県としての補助じゃないんですけど、そこまでアクセスするときの方法のプラスアルファとか、例えば、タクシー使っての観光とか。あとは、そういうインフラの整備とか、もしあれば海外の人に話しするときも、こういう方法で来れるよとかっていうのがあると嬉しいなっては前から思ってました。すいません、本当に自社のことで申し訳ないんですけど。

小野部長
 そうですね、二次交通といいますか、アクセスといったことで、海外ですとやはりメインのところまで行くと、そこにたくさんパンフレットが入っていて、そこからもういろいろ選んでですね、例えばワイナリーを巡るとかっていうのも可能なところがございますので、そこはやはり岩手の観光、循環していく中で大きな課題になっているというふうに県も認識しておりますので、そういったルートを作っていくとか、そこについてしっかり課題認識を持って取り組みたいというふうに思います。その他、いかがでしょうか。まだ若干ございますのでせっかくの機会でございますが、よろしいですか。局長の方から何かございましたらお願いします。

菅原局長
 懇談の中では、南岩手だけでなくて、県の情報共有というようなことをいただきましたので、そういった情報提供をできるように、本庁とも連携をしながら取り組んで参りたいなというふうに思っております。それで、岩手加工食品輸出促進研究会っていうものの特徴の一つとして、いろんな業種というか、いろんな製品を作られてる皆さん、違ったものを作られてるところの業者さんが一緒になって取り組んでるっていうのが一つの特色だと思いますので、それで、研究会での成果っていうものを逆に発信をしながらですね、県としても共有をしていければいいのかなというふうに思ってるんですけれども。研究会の取組として、初年度が香港であって、その次がアメリカ、そしてシンガポールということで、先ほど浅沼さんの方からは、シンガポール(の人)が日本に行った方が安いというようなお話もありましたけれども、それぞれ3か所回られて、国ごとにどんな特色があって、どういったものが受け入れられるとか、そういった違いとかですね、そういったものをお感じになったことがあれば、ぜひちょっと御紹介をいただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。

小野部長
 では、浅沼さんの方からお願いできればと思います。

浅沼 亜希子
 はい。幸い、3か所とも行っている、ここの3人が行っているので後でフォローしてくれると思いますけども、香港は、それこそ前職の旅行業のときに商談会に伺ったときよりも、なんていうか、元気さがないというお話は、常々、いろんな業界の方から伺っておりまして、ちょっとやはり、商談も結びつくのが難しいのかなというところはありました。で、LAに関しては、そうですね、いろいろお互い認知はしてるけれども、日系のスーパーだけでしか、岩手の物産ってまだ展開できてないのかなというのが、正直ミツワさん頼みというような形になっちゃっているので、もうちょっと、それこそ、先ほどおっしゃっていた現地のホールフーズとか、アメリカの良いもの売っているところのほうが、我々の金額的にも、そういったお客さんの方が合うのかなという、その展開ってどうやったらいいのかなっていう、岩手県産さんに頼むのか、何かそういった業者さんを別に見つける手立てがあるのかというところがありました。
 それから、シンガポールは、先ほど言ったとおり、日本への旅行者が多いということと、すごい印象的だったのが、日本の観光って、結構文化とか歴史というものを売りにすると思うんですけれども、シンガポールは新しい国なので、歴史を語ってもあまりなびいてこないよって言われたんです。ですので、やはり国によって、売り方というものを変えなくてはいけないというのは非常に感じましたので、シンガポールに対して売っていくときに、歴史じゃない日本の強みっていうのは何なのかなということを考えた一面でした。

小野部長
 その他はいかがでしょうか。

佐藤竜太
 3か所、私も行かせていただいたんですけど、やっぱりどの国もなんですけど、日本より物価っていうか購入金額が、スーパーとか通常に並んでるものが高い、かつ、やはりもう日本の大手企業さんの商品は、スーパーさんとか並んでるんですけど、地方の食品ってやっぱり、まだまだ少ないなっていうのは思いました。それは、各都道府県でもこだわって作られてる、どうしてもそうなると量も少なく、かつ単価も高いという、その中で、先ほど浅沼さんおっしゃったとおり、どういう売り方で、かつ小売なのか、もしかして業務用的なアプローチの方がいいのか、小野寺さんも言ったみたいにニッチなところに刺さる展開の方がうちとしても、その将来的には可能性があるのかなと思いました。やっぱり、世界的に和食っていうのはブームになってますし、そこに刺さるのは各国で、例えば家で料理してるわけじゃなくて、和食を食べるのは飲食店に行って食べるとか、そういうのもあったりするので、そこの中にはめ込んでいただけるような環境にしたいなとうちは思うんですけど、そこまでのアプローチの仕方がわからないっていうか、その接点ですね、っていうのがありますし、やっぱり岩手ってその食品、一次産品もすごいいいものが多くて、それに絡めて、この食品と例えばうちのワイン、この食品と日本酒とか、そういうアプローチの仕方もできるのかなとは思いました。

小野部長
 ありがとうございます。やっぱり、そこの引っかけといいますか、アプローチ、接点ですよね。そこをどういうふうにして、見つけて関わっていくのかっていうところが、大きな課題ということですけれども。そろそろ、あとお一人ぐらいの時間になってますけども。

佐藤 貴之
 全く違う件で、ごめんなさい。その、輸出とはちょっと関係ないんですけども、私の方が、去年から岩手県の米菓組合の長をやらせてもらってます。岩手を売り込むために、海外に行ってるんですが、一年ほど前から、やはりお米が高くて、うちは自社の商品は何とか100%岩手県産のお米で今のところはやれてます。ただ、それ以外のPBとかOEMも結構作ってるんですけども、それのお米でアメリカのお米を今年何十トンか買いました。今までそんなこともなくて、ここ15年ぐらい前には、一度震災の前後にはあったんですけども、その辺、酒造組合さんの方ともいろいろお話する機会があってですね、酒造組合さんの方も、去年よりも3割ダウンぐらいのお米しか磨いてないっていう状況で、てことは多分、お酒の出荷量も3割ダウンの出荷量で進んだんですかね。僕らそういう選択肢はなくて、泣く泣くこんなにいっぱいお米獲れるところで育ってて、海外の米を使わなきゃいけない現状がちょっとあるんですけども、その辺ちょっと、ごめんなさい、僕らだけじゃなくて、酒造組合さん、あと味噌醤油組合さんとか、何かちょっとこう対策を、いろんなところでとりあえず私も言えば、どっか抜け道がないかと思って言ってるんですけども、そういうことがあればお願いしたいなというふうなところでございます。

小野部長
 ちょうど、来週、知事が農林水産省の方に、全国知事会の農林商工常任委員会委員長を務めてまして、要望活動を早速行うんですけども、やはりその、主食用米に加えて酒米それから加工用米、これについてですね、やはりここは1.5倍とか1.7倍とかといった状況になってますので、そこについて国としてしっかり対策、それから、県が例えば、そういった対策を行う際への支援に対する財政支援といったことで、しっかりここは要望して参りたいというふうに考えております。ありがとうございました。よろしいでしょうか。

知事所感

小野部長
 
大体時間になっておりますので、それではこれまでの作戦会議の議論を踏まえて、最後に知事の方からお願いいたします。

達増知事
 
貴重な意見ありがとうございました。それぞれ、地元に根差し、確固たる方針があって、そして必然的な発展方向に、輸出もあるというような形で、そういうのが非常に地方からの輸出としては、あるべき姿ではないかなと改めて感じたところであります。まず、地元の消費者の皆さんのニーズにきちんと答えていきながら、そして、それを発展させるためにもこの輸出のチャンスを生かしていくと。そして、輸出の成功がまた、国内でそして地元等での商売に生きていくというようなそういう好循環を、岩手の食材、食品加工品に作っていけるようにしていきたいと思います。本日は誠にありがとうございました。

閉会

小野部長
 
どうもありがとうございました。
 皆様、本日はお忙しいところお集まりいただきまして、本当に貴重な御意見、お話をいただきました。本当にありがとうございました。いただいた御意見につきましては、繰り返しになりますが県の関係部局としっかり共有して、今後の県の政策に生かして参ります。ありがとうございました。

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