令和5年1月18日教育長記者会見における質疑応答

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ページ番号1061575  更新日 令和5年1月26日

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令和5年1月18日(水曜日)
県庁10階 教育委員室

発表事項:

(1) 令和4年度「いわての復興教育」児童生徒実践発表会の開催について

(2) 岩手県の震災復興に伴う埋蔵文化財調査シンポジウムの開催について

質問事項:

(1) 令和4年度「いわての復興教育」児童生徒実践発表会について

(2) 岩手県の震災復興に伴う埋蔵文化財調査シンポジウムについて

(3) 教職員の働き方改革について

(4) 教職員の不祥事について

(5) 新学期に新型コロナウイルス感染症対策について

(6) 殺害予告メールについて

(7) 教育長の新年の抱負について

 

質疑応答

(教育企画室)

 これから教育長記者会見を始めます。本日は、教委長からの発表事項が2件あります。

 

(教育長)

 それでは、私から2つ発表させていただきます。

 まず一つ目は、令和4年度「いわての復興教育」児童生徒実践発表会の開催についてです。岩手県教育委員会が「いわての復興教育」を推進し、12年になります。1月23日(月曜日)午後1時30分から、3年ぶりに参集型で、令和4年度「いわての復興教育」児童生徒実践発表会を開催しますので、お知らせいたします。会場は、岩手県民会館大ホールです。

 開催の主な目的として、3つ掲げています。1つ目は、各学校の実践の成果を発表し、相互の交流を進め、「いわての復興教育」の充実に資すること。2つ目は、広く県民の皆様に、実践の内容を紹介して、復興教育への理解を深めていただき、地域と連携した復興教育の取組につなげることにより、ふるさとに対する誇りと愛着の醸成を図ること。3つ目は、発表を通して児童生徒の自己有用感を育み自信につなげるとともに、児童生徒自らが震災の経験、教訓を語り継ぐ機会とするものです。

 発表校は、実践発表として小学校2校、中学校2校、パネルディスカッションとして高校4校の計8校です。下橋中学校、桜城小学校、杜陵小学校は、3校合同で取り組んでいる「安全マップの作成」について、成果を発表します。田老第一中学校は、2年生16名による語り部活動「田老を語り伝える会」の発表です。平舘高校、高田高校、釜石高校、軽米高校は「いわての復興教育」から得た学びや、今後の活動について生徒自身の言葉でディスカッションします。

 各社の皆様には、ぜひ取材していただき、児童生徒の励みとするとともに、本県独自の教育プログラムである「いわての復興教育」の推進について御理解と、応援をよろしくお願いいたします。

 二つ目です。岩手県の震災復興に伴う埋蔵文化財調査シンポジウムの開催についてです。復興事業に伴う埋蔵文化財調査がほぼ終息を迎えたことから、「岩手県の震災復興に伴う埋蔵文化財調査シンポジウム」を、1月28日(土曜日)午前10時から開催しますのでお知らせします。会場は、いわて県民情報交流センターアイーナ7階小田島組☆ほ~るです。

 本シンポジウムは、復興調査と復興事業の両立に向けて取り組んできた調査成果と課題について総括的なまとめを行うもので、シンポジウムの成果を今後の災害対応の一助とすることを目的としています。

 はじめに、岩手県教育委員会から、復興に伴う調査に係る総括的な報告を行います。次に、発災直後から御尽力いただいた文化庁の近江主任文化財調査官より「東日本大震災における復興調査とその後の震災における対応」と題して、基調講演をいただきます。午後には、派遣専門職員を代表し、兵庫県、熊本県、静岡県の方と、事業者を代表して、国土交通省から、報告をいただきます。最後に、昨年3月まで奈良文化財研究所客員研究員を務め、本県の復興調査にも御助言をいただいた渡辺伸行さんを司会者にお迎えしパネルディスカッションを行います。

 当日はシンポジウムに合わせて、アイーナ5階のギャラリーアイーナに特設会場を設け、復興調査で出土した遺物の展示と解説を行うことにしています。

 なお、当日は来場できない方に向けて、YouTubeによる同時配信を実施する予定です。

 こちらについても、ぜひ取材していただきますようお願いします

 発表事項は以上です。

 

(教育企画室)

 ここからは幹事社の進行により、質問にお答えする形で進めます。

 

(幹事社)

 ただいまの発表について質問がありましたら、社名、氏名の後に発言をお願いします。

 

(記者)

 まず児童生徒実践発表についてですけれども、3年ぶりの参集型での開催ということで、教育長としてどんなことを期待されているかということと、集まった方々に、どんなことを感じていただけたらという期待をされているかということをお聞かせください。

 

(教育長)

 この実践発表会は、これまでは、平成30年度、令和元年度に参集して開催をしてきました。それが新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度は中止せざるを得ませんでした。令和3年度も中止としましたが、可能な限り児童生徒の発表等を成果として出したいという思いで、代替発表として学校での発表やオンラインでの発表をDVDに収録し、各学校に配布するような形で実施をしました。

 今回、発表会の開催としては4回目となりますけれど、規模はこれまでの規模の半分以下となりますが、児童生徒が参集しての発表ということで、ぜひ県民の皆さん方、それから多くの関係者の皆さん方にもその取組の成果を見ていただきたいと思っています。新型コロナウイルス感染症の影響というものがまだまだ残っておりますけれど、その中で、様々工夫をしながら、児童生徒の取組の成果を発表できる機会を設けることができたということで、大変喜ばしく思っているところです。

 それから、この取組の成果といいますか、子どもたちにどのように浸透していって欲しいかというところもありますが、これまでも子どもたちにとっては、この取組を通じて、命の大切さについて真剣に考えるようになったとか、或いは友達や地域の方々と協力するようなことができるようになったということも伺っております。それから、学校でも子どもたちの主体性が伸びてきているということ、家庭や地域との連携、そういったことにも子どもたちは積極的に取り組むようになってきたということが言われているようです。そういったことを更に高めていけるような機会として、今回実践発表会もできるということでありますので、しっかり私たちはその取組を支えていくことが大事だと考えています。

 

(記者)

 埋蔵文化財調査シンポジウムに関してですが、震災復興に伴う埋蔵文化財調査というものがどのようなものなのか、被災した土地だったり復興事業で新たに開発した土地での文化財調査ということでしょうか。

 

(教育長)

 被災地において開発が必要になってきたことがありました。特に大きいのは三陸沿岸道路です。道路の整備で、そのルートに埋蔵文化財等がないかどうかしっかり調査をしないと開発ができません。それで発災直後から多くの調査箇所が出てきました。そこに人的にも対応できる職員等が不足していたということで、全国から発掘調査等に関わる応援をいただいたところです。三陸道も全線開通し、これまでの調査がほぼ終息を迎えたということで、これまでの埋蔵文化財の調査の成果と、それから、今後の災害等が起きた場合の文化財の保存等の対応について、改めてこれまでの取組の成果を発表するなど取りまとめを行った上で、今後の対応に生かしていきたいということでのシンポジウムの開催というものです。

 

(記者)

 今の質問に関連して、調査はいつ頃から行っていたのでしょうか。

 

(教育長)

 調査そのものは、発災直後から様々な道路の整備計画、或いは集団での移転とか土地の開発が多く出てきたわけですから、実際には発生直後からそれぞれの復興計画、様々な計画の事業が着手してその際にはもう既に文化財の調査が始まっているということです。いわゆる開発行為が始まる前には先に調査を終えてから、事業に着手しなければならないということで、事業の着手も遅れますと様々な復旧復興の対応、被災地の住民の皆さんの方にも多く影響が出てきますので、調査をまず早くしなければならないという事情もあったということがあります。

 

(記者)

 埋蔵文化財調査は、県が実施した調査ですか。

 

(教育長)

 そうです。そして、調査に関わる方々につきましても全国から関係者が応援職員として本県に来ていただいて、調査に従事していただいたということがありました。

 

(幹事社)

 続いて、発表事項以外について、記者クラブからの代表質問はありません。各社から事前通告している質問がありましたら、お願いします。

 

(記者)

 3点、事前に通告していた質問がありますので、伺いたいと思います。まず1点目ですけれども、県内の市町村教育委員会で働き方改革プランの策定が進んでいない状況にあります。教員の長時間労働など過酷な労働環境についての課題が指摘されて久しいという状況になっています。そこで、現状の県内の教職員の働き方に関する教育長の受け止めと、あとプランの策定が進まない市町村教委に対して、県教委として何か働きかけをするなどのお考えがあればお聞かせください。

 

(教育長)

 この教職員の働き方改革を推進していくこと、これにつきましては本県の教育行政における重要課題と認識しています。県教育委員会では岩手県教職員働き方改革プランを策定して、取組を進めてきているところです。これまでの取組により、県立学校につきましては、一定の成果が出てきていると受け止めていますが、小中学校については、なお一層の取り組み強化が必要と受け止めています。このことから、市町村教育委員会が自分たちのプランを策定して取り組んでいかなければならないということで、プランの策定を要請しているのですが、直近の数字でいきますと、県内33市町村のうち、令和3年度までに策定しているのが14市町村、今年度策定に向けて今取り組んでいるところが8市町村、未策定がまだ11市町村あるということで、3分の1がまだ未策定という状況にあります。全国平均よりは若干上回っているものの、私は、市町村教育委員会にあっては、全ての市町村がプランの策定が早急にされることを望んでおり、これまでも県教育委員会と市町村教育委員会教育長さん方と一堂に会して意見交換する場があるわけですが、昨年の11月にも、この働き方改革に向けた取組の一層の対応ということについてお願いをしています。また来月早々にも意見交換する機会がありますので、改めて市町村の教育長さん方にプランの策定についてお願いをしていきたいと考えています。

 

(記者)

 続いて2点目伺いたいと思います。一戸町の小学校の職員が窃盗容疑で逮捕されました。懲戒処分も含めて本年度市町村教委が管轄する小中学校の教職員による不祥事が続いています。前回の記者会見の時にもコンプライアンスについて伺ったところではありますが、市町村教委でコンプライアンスに関する意識が浸透しているのかどうか疑問な部分がございまして、研修等の見直しというところも必要なのではないかと考えています。現状に対する教育長の受け止めと、あと県教委として今後対応する対策などのお考えがあればお聞かせください。

 

(教育長)

 教職員の綱紀保持につきましては、昨年末にも市町村教育委員会に対して、不祥事の根絶に向けた取組を指示していたところであります。そうした中での今回の事案が発生したことにつきましては、誠に残念であり、大変遺憾に思っています。

 昨年末の記者会見の際にもお話をさせていただきましたが、12月に懲戒処分を行った事案を受けまして、改めて市町村の教育長宛てに取組の徹底について通知を出していました。私どもも、研修等の内容のあり方をどのような形で進めていくかということで、実際に県内で発生した事案を参考にした研修資料を作り、市町村立小中学校も含めて、県立学校にも配布し、各所属でのコンプライアンス研修の活用を促すような取組をしています。具体的には、児童生徒に対する体罰や不適切な言動等の根絶に向けた研修資料ということで作りました。その中では、実際に私が12月に会見でコメントした内容も入れながら、児童生徒に対する体罰や不適切な言動等による処分、或いは服務上の措置を受けた主な事案、内容は支障のない程度に抑えていますけれども、それを用いて、各管下の所属において、具体的にこの資料を活用して取り組んでいただくよう通知をしています。今月に入ってから出していますが、市町村の教育長宛てに直接届くような形で資料を作って配布しています。内容的にはかなり細かいところも入っておりますので、内部限りの扱いにはしていますけれど、かなり厚い資料で研修資料を作って配布して、それでもってしっかり取組をしていただくようお願いをしたところです。

 

(記者)

 今月配布されたそちらの資料を使って、市町村の方でもそれぞれに活用していくということで、よりお願いを強化したということで。

 

(教育長)

 市町村の教育長さん宛には、管下公立学校長に対し、この資料を活用して研修資料として、教職員一人ひとりの意識をより一層高める取組を推進されるようお願いをするという形で出しています。

 

(記者)

 続いて3点目ですけれども、新学期が始まりました。依然新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況にあります。新学期にあたって注意点とか、各校各市町村教委へ新たに通知したことなどがあればお聞かせください。

 

(教育長)

 学校では三学期がスタートしたところでありますし、今後、高校入試であるとか、或いは大学の個別試験、或いは卒業式とか終業式とか、これから様々年度末の行事が控えています。また、インフルエンザも昨年末に増加し、一時横ばいとなっていましたが、また感染者も増えているということで、新型コロナウイルス感染症と同時流行の状況も見受けられます。そうした中では県立学校の中でも学級閉鎖を行っているようなところも出てきています。1月に入ってからの新たな通知等の発出はしておりませんけれど、引き続き、学校における感染拡大防止と学校教育活動の継続の両立に向けて、基本的な感染症対策の徹底をお願いし、対応していただくようお願いをしたいと思います。

 

(記者)

 昨日今日のあたりで市教委の方に殺害を予告するようなメールが届いたという報道ありましたけれども、それに関しての教育長の受け止めをお願いいたします。

 

(教育長)

 私どもの方にも警察本部の方から、殺人予告メールというものが入ったという情報はいただいています。そして各市町村の方でもスクールガードの方々や関係者の方々が見守り活動も行っているということも聞いています。

 児童生徒の登下校においての安全対策は、本当に重要なことであり、万が一、事故、或いはこういった事案が発生することのないよう、地域の方々と連携をして見守り活動等をしなければならないと思いますが、今のところ、実際のところは発生してはいないんですけれど、ただ、それ以外の事案等も起きていたりしておりますので、いかにして子どもたちの登下校の安全を確保していくかということは重要な課題だと受け止めております。

 まだ皆さん方にお知らせしているところではないのですが、教育委員会の教育委員と公安委員会の公安委員と、意見交換を年に一度しております。来月2月1日に意見交換を予定しており、その際のテーマを「児童生徒の登下校時の安全について」と今考えており、公安委員会の委員との意見交換を行う予定にしています。

 そこでは登下校の防犯対策の取組であるとか、それから、近年起きているのは自転車を巡る、自転車を利用しての事故等が多く発生しているということもありますので、こうした機会に児童生徒の登下校時の安全に向けた協議を行って、そして子どもたちをしっかり守っていくということの取組をどのような形で進めていくか、そういったことを意見交換したいと考えています。

 

(記者)

 先ほど質問があった件で、一つ目と二つ目を絡めてお聞きしたいのが、不祥事がなかなか根絶までいかないというか、どうしてもそれぞれ散発的ではありますが起きていると思います。そうした中、教育委員会、学校としてのガバナンスという面も含めると、例えば働き方とか長時間労働との関係とか、個人の資質とかに原因等や解決を求めるというよりは、ガバナンスでいくのであれば、そういったアプローチも必要かなと思うのですが、その点教育長はどのような認識を持っていらっしゃるか教えてください。

 

(教育長)

 まず県立高校の設置者の立場である面からいきますと、直接県立学校の学校長との話し合いであるとか指示とかヒアリングとか様々学校の運営に関して、直接指示といいますか話し合いをする機会を設け取り組んできており、そして働き方改革につきましても先ほど申し上げたとおり、県立学校については少しずつ改善が進んできていると捉えています。ただ一方で、この一つ目、二つ目の両方については、小中学校、義務教育の現場で、設置者は市町村教育委員会になりますので、市町村教育委員会の取組について、33市町村あるわけですが、積極的に取り組まれているところと、なかなかプランも作られていないというところもあって、そして先生方も多忙化と呼ばれている中で、子どもたちと向き合う時間がなかなか取れないというようなこともあり、また、様々なストレス等もあるのかと思います。そういったところを取り除いて、子どもたちとしっかり向き合えるようにしていかなければならないということで、これは市町村の教育長と年に二度三度と意見交換する場があり、そういったところを通じてお願いをしていますし、また地区校長研修講座といって小学校中学校の校長先生方に六つの教育事務所の管内ごとに研修会を開いているのですが、その際には市町村の教育長も出席していますので、その場でも、私の方からも、校長に向けた要請とそれから教育長さん方にも当然伝わるような形で、改めて取組の徹底ということをお願いしています。しっかり小学校中学校の学校現場を支えていくよう、取組をぜひ、市町村教育委員会はしっかり取り組んでいただくようお願いしていきたいと思っています。

 

(記者)

 数値的に傾向とかそういうのを分析してみるっていうこともあるのではないかという思いで今質問させていただいたので、今急な質問だったのでこれで留めておきますが、ある種やっぱりどうしても散発的にでも起きているとなると、どうしてもいつも綱紀保持とか研修とかそういった組織として学校として解決に当たるとか対応するとかというようなことは、どうしても掛け声だけになってしまっているように思うので、掛け声じゃない実効性という意味で、先ほどの質問の答えにあったような事例を示す等も一例だと思うのですが、改めてその掛け声に留まらず、本当に実効性がある取組というものに対するその教育長の思いというか、今後に向けての考えを改めてお聞きしたいと思います。

 

(教育長)

 実際に県立学校の場合は極力学校現場に私が出向いて学校長と懇談するなど、実際の取組内容等も直接話を聞いて、そして時間があれば授業風景や部活の状況なども見るようにしています。そして具体の取組内容についても、サジェスチョンしたり、いろんなやり方があるんじゃないかとか、他の学校で聞いた良い事例なども、校長にここはこういうふうにする工夫もあるんじゃないかということを直接語りかけることができますので、そうした取組をしています。ぜひ市町村の教育長さん方も、学校長と話をする機会はあると思いますので、会議等でも単なる伝達の会議ではなくて、現場を支えるのであれば現場をしっかり見ていろいろと相談に乗るとか、それが必要なのではないかと思います。特に市町村の教育長さん方というのは、教員OBの方が多いわけですから、私などよりも教育現場、教育の実践について詳しい方々が多いと思います。ただ様々今、ICT機器がどんどん入ってきたりして、新しい時代に沿った対応が求められてきているという状況もありますので、そういった中でどのような対応をすべきか、そういったところは、県の教育委員会でも、市町村の教育委員会を支えられるような或いは相談なり支援ができるような形で一体となってやっていく必要があると思いますので、そこを掛け声倒れにならないように、実効性のある取組をいかにしてやっていくか、そこには基本、基礎的なデータであるとか、エビデンスに基づいた対策の必要性が求められるのだと思います。先ほど働き方改革プランについても、市町村教委が3分の1がまだ策定していないというようなところは、自分のところでどういうことに取り組まなければならないかということを、しっかり考えることがまず大事なのだと思います。そういうこともされないで、何をされているのかとちょっと疑問なところもあるのですけれど、そこは改めて、来月開催される意見交換の場で話をさせていただいて、お願いしていきたいと考えています。

 

(記者)

 質問に対する回答についての要望で恐縮なんですけれども、3分の1が未策定というところと、昨年度策定されている自治体、今年度策定を検討されている自治体と、取りまとめられているのであれば、見られる場所をお示しいただきたい。なければ、資料として作成して提示していただきたいが可能でしょうか。

 

(教育長)

 それについては、教職員課に資料等あるので、そちらの方に確認していただければと思います。

 

(記者)

 質問への回答についてで恐縮なんですけれども、市教委に殺害予告するようなメールがあったというところで、今のところ、事故事案は起きていないけれども、それ以外の事案も起きていたりするので、と先程教育長が回答されたと思うのですが、それ以外の事案というのは、具体的に何かが起きているということでしょうか。

 

(教育長)

 具体の事案があってということではなくて、ただ交通事故とか自転車の事故とかそういった内容についても情報は入ってきますので、例えば殺害予告とかそういった重大なといいますか、そういったものではないという意味での発言です。

 

(記者)

 ざっくりとしたものですが、新年最初の会見でありまして、今年の抱負ですね、年末の会見では、卯年も合わせて、跳躍の躍の字を語ったりもされまして、また年度末には不来方の再発防止モデルの策定の予定といいますか年度であったりもしますし、今年度の教育行政について取り組みたいこと、また取り組むべきこと、抱負、課題等ありましたら教えていただきたいです。

 

(教育長)

 今年度の抱負ということのお尋ねですが、昨年暮れの漢字一文字の時に、活躍とか飛躍の「躍」を使わせていただきました。今年はその飛躍の年にしていきたいと、自分自身もそうですが、それ以上に子どもたちが様々活躍するようなことを期待しているということの意味も含めて使わせていただきました。早速、岩渕麗楽さんがワールドカップでビッグエアで優勝したという報告も入ってきておりますし、それから大谷選手であるとか佐々木朗希選手であるとか、WBCの方にも参加するということで、今年も活躍を期待したいということで、そして子どもたちの活動をしっかり支えていけることがまず大事だと思っています。

 ただ一方では、課題も多くあって、引き続き取組を一層進めていかなければならないという思いもあります。先ほどまで質問にあった働き方改革であるとか、それから不登校の児童生徒が増えてきているということに対して、どのように対応等を進めていかなければならないか、強化していくことを考えていかなければならないと思っています。そしてまた、市町村教育委員会との連携を更に強化していく必要もあると思っています。例えばICT機器の活用についても、実は本県は全国的にも遅れているようなことも文部科学省の方のデータで示されていることもありますので、いかにそれらの課題を、県教委のみならず市町村教委と、それからそれ以外の様々な関係する部署と連携を強化しながらやっていかなければならない。むしろ課題に対する取組というものの対応ということにもっと力を注いでいかなければならない。これには県教育委員会事務局チームとして、しっかり取り組んでいく必要があるのではないかと捉えています。それをリードしていきたいという思いでいます。

 

(教育企画室)

 これをもちまして、記者会見を終了させていただきます。

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