令和4年4月20日教育長記者会見における質疑応答

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ページ番号1056032  更新日 令和4年4月28日

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令和4年4月20日(水曜日)
県庁10階 教育委員室

発表事項:なし

質問事項:

(1)学校現場における新型コロナウイルス感染症の現状と対応について

(2)小学校・特別支援学校の教職員の一斉検査の実施について

(3)高総体の総合開会式の開催について

(4)ハロウインターナショナルスクール安比校について

質疑応答

(教育企画室長)

 定刻となりましたので、これより教育長記者会見を始めます。

 会見に先立ちまして、令和4年度第1回目の開催でございますので、出席者の紹介をしたいと思います。

 最初に、教育委員会側をご紹介させていただきます。

 佐藤博教育長でございます。

 

(教育長)

 はい。どうぞよろしくお願いします。

 部屋が狭いですので、マスク着用のまま会見をさせていただきます。

 よろしくお願いします。

 

(教育企画室長)

 私は、4月から教育企画室に参りました教育企画室長兼教育企画推進監を拝命しました西野でございます。

 よろしくお願いいたします。

 続きまして、記者の皆様からの紹介をお願いしたいと思いますが、記者の皆様にはそれぞれ社名とお名前をお願いしたいと思います。

 

(記者クラブ)

(自己紹介)

 

(教育企画室長)

 本日は教育長から発表事項はございませんので、記者クラブからの質問をお願いします。

 幹事社の進行によりまして、質問にお答えする形で進めます。

 幹事社さん、お願いいたします。

 

(幹事社)

 今日は、代表質問がありますので、まず記者クラブを代表して質問させていただきます。

 コロナの現状と対応について質問します。

 新学期が始まり、感染者が減らない状況、高止まりの状況が続いています。

 学校現場の、現在の状況と対応についてお伺いします。

 

(教育長)

 新型コロナウイルス感染症の現状と対応についてのお尋ねですが、県内の感染状況は、先週1日当たりの新規感染者が2日連続で過去最多を更新するなど、感染が拡大している状況にあります。また、本県においても、従来より感染・伝播性の高いオミクロン株BA.2系統による感染が確認されているところです。

 県内の公立小中学校、高等学校と特別支援学校におきましては、4月19日現在、トータルで4,972人の児童生徒及び教職員の感染が確認されており、そのうち、オミクロン株による感染が拡大した1月1日以降では4,667人と、これは先ほどの4,972人のうち94%を占める状況となっておりまして、第5波までの状況とは大きな違いがあります。

 学校での感染拡大は、教育、保育施設、これは幼稚園等ですが、そこで子どもが感染し、それに伴う家庭内感染から、兄弟が通う学校に感染が拡がっているケースが多数確認されているほか、最近では部活動における感染も多く見られているところです。

 特に、新学期が始まった学校現場での感染増の懸念が高まっているという状況にあります。

 対応につきましては、オミクロン株においても、基本的な感染対策が有効であるとされており、不織布マスクの正しい着用、それから手指等の消毒、換気などの徹底を継続することが重要とされているところです。

 また、今般、文部科学省の学校衛生管理マニュアルが、4月1日付けで最新の知見に基づいて改訂されたことを受け、通知が届いておりまして、4月6日付けで各県立学校及び各市町村教育委員会に対しまして、新学期を迎えたことから、改めて感染予防対策の徹底について通知をしたところです。

 それから、先週14日に開催されました県立学校長会議におきましても、基本的な感染対策の再徹底と併せて、特に部活動等の感染例が増えていることを踏まえ、活動の前後における集団での飲食であるとか、あるいは狭い部屋、トレーニングルーム等の共有エリアの一斉利用を控えるなど、感染リスクの高い状況を徹底して避けることを、各学校に呼びかけたところです。顧問の先生あるいは部員に、そういった指導も徹底していただくようお願いしたところです。

 さらに、感染の早期発見と感染拡大防止のため、小学校及び特別支援学校の教職員を対象に一斉・定期的な検査、PCR検査を実施することとしたところです。

 引き続き、最新の知見や国の動向を注視しながら、必要な情報を速やかに学校等に提供していくとともに、感染状況に応じた対策を徹底し、学校教育活動の継続に努めていきたいと考えています。

 

(幹事社)

 ありがとうございます。

 それでは、各社から事前通告している質問がありましたら、社名・氏名の後に発言をお願いします。

 

(記者)

 今の関連ですけれども、新たに教職員を対象としたPCR検査が始まるかと思いますが、もう始まっているのでしょうか、これからでしょうか。

 

(教育長)

 間もなく始めるというところです。今準備を進めておりまして、今月中にできれば1回目の検査をやりたいと、そして5月の連休明けくらいに2回目の検査という方向で、今準備を進めているところです。

 

(記者)

 関連しまして、その一斉検査は確か本部員会議の時にもご説明あったかと思いますが、対象者数はどれくらいになりますか。

 

(教育長)

 今回の対象は小学校と、それから特別支援学校の教職員を対象にしていまして、約6,700人を見込んでおります。

 

(記者)

 1回目が今月中、連休明けつまり5月の初旬以降に2回目で、いつまで実施するのでしょうか。


(教育長)

 当面は、この2回程度を予定していますが、感染状況を見ながら、その後の実施については検討していきたいと考えています。

 

(記者)

 関連して、今の2回程度、小学校特別支援学校の教職員対象に行われるということですが、今後例えば、中学校の教職員に広げたりとか、県立(高等)学校を入れたりとか、そういう方針はどうでしょうか。

 

(教育長)

 今回は、介護施設等の職員、それから教育保育施設の職員を対象に先行して進めてきたところでありますけれど、ワクチン接種の状況を踏まえますと、いわゆる低年齢、11歳以下の子どもたちのワクチンの接種はまだまだこれからでありますし、そういった児童生徒と接触する機会の多い小学校と特別支援学校の教職員を対象ということで進めてきています。これは、厚生労働省からもそのような形で行政検査の対象になるという通知も3月に来ていましたので、それを踏まえた形で今回実施することとしています。

 基本的には、小学校までという考え方です。

 

(記者)

 改めて今回こういう一斉検査を小学校や特別支援学校において初めて行うわけですけれども、これを行うことの意味というのはどのようにお考えでしょうか。

 

(教育長)

 今もちょっと触れましたけれど、ワクチン接種が進んでいない、そういった児童生徒と、かなり接触する機会の多い教職員を対象としております。これまで学校でのクラスターも1月のオミクロン株流行以降、かなり増えていまして、昨日までの状況ですと、学校現場でのクラスターは96件、100近くまで増えています。その大半は、小学校という状況にあります。

 教職員を起因とした感染拡大を防いでいくということを最大のねらいとしておりまして、児童生徒及びその保護者が安心して、子どもたちが学校に登校できるようにしたいという考え方です。

 

(幹事社)

 他にありますでしょうか。

 

(記者)

 事前通告以外の質問でもよろしいでしょうか。

 先日、県高校体育連盟は、県高総体の総合開会式を2年ぶりに開催するという方針を決定いたしました。このことについて教育長としての受け止めとか、期待することなどありましたらお願いします。

 

(教育長)

 高総体の開会式ですね。

 実は私、教育長に就任して3年、3回開会式の機会があったんですが、実は最初の年が雨のため開催中止になりまして、その後コロナ禍になって2年間開催できなかったんです。これまで高総体の開会式に出席して激励する機会がなかったのです。私のせいじゃないんでしょうけれど、残念に思っていました。

 今回、総合開会式のやり方を、コロナ禍の中で、様々検討されたと伺っていまして、これまでにない形での開会式の実施と伺っています。ただ、限られた生徒の参加ということで、それから応援風景とか、これまでのようなものは、今回はないわけですけれど、子どもたちの活躍の場、そして、開会式を開催できるということは、私は非常に良い判断であったのではないかと思います。私も、今回は案内をいただきましたので、ぜひ、生徒らの活躍を期待するような激励の言葉を述べたいと考えております。

 

(記者)

 先日、安比にできるハロウインターナショナルスクールが校内の報道関係者向けの公開などをしまして、開校が近づいているところでありますが、改めて、期待と、どういった交流など期待しているかというところについて、御所感をお聞かせください。

 

(教育長)

 安比にインターナショナルスクールが開校するということで、マスコミ等にも学校を公開したり、それから昨日記者会見もあったということで、報道等もされています。

 これまでも、今後の交流とか、どういった形で連携が図られるかということの質問等がありましたけど、本県にこのような形でナショナルスクールが開校するということは、本当に素晴らしいことで、良いことだと思います。それから実際に生徒さんあるいは教職員等多くの方々が入ってこられて、そして具体的な交流というのはこれからいろいろと始まっていくものだと思います。

 そのときに、この岩手の自然とか、それからスキー場もあったり、それから本県は東日本大震災津波の被災県でもあるということ、復旧、復興、それから防災という観点で、様々世界に発信しているところですので、国際的な交流が岩手の中からできるということ、そして、いかに私どもがその連携をうまく活用して本県のグローバル化に対応した学びであるとか交流であるとか、様々なことができる可能性が大きく広がっていくということで、大きな期待ができると思います。

 私は、非常に関心を持っておりまして、地元の八幡平市、あるいは周辺の市町村とともに、連携のあり方等についても、いろいろと意見交換していきたいと考えています。

 

(記者)

 関連して、それこそ県内でも同年代の子どもたちが学校に在籍しているわけで、もしかしたらそのハロウスクールの子たちと交流することで、国際性が磨かれたりとか、県内の児童生徒の力が養われるということにも繋がると思いますが、そういう子どもたち同士の交流については、例えば何か県教委から提案していきたいことなど、学校側への意見、提案していきたいことなど、方針はいかがでしょうか。

 

(教育長)

 今の時点で、具体的な交流の取組というところまで検討は至っていませんけれども、先程も言いましたように、実際に教職員や生徒が現地に来られて、そこから具体的な交流が始まっていくのだと思います。今まで本県でも、例えばイングリッシュキャンプなどを実施してきているのですけれど、その交流の場がどういう形でやれるかというのは、イングリッシュキャンプは一つの手法としてはあり得るのかなと。ですから、その交流の仕方も、どういう交流のやり方がいいのか、これは本当にいろいろ模索しながら考えていくのだと思います。

 今時点で、こうはっきりしたものはまだないというのがまず現状です。

 

(記者)

 ありがとうございます。

 

(幹事社)

 他に質問ありますでしょうか。

 

(教育企画室長)

 これで記者会見を終了とさせていただきます。

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