平成29年12月21日教育長記者会見における質疑応答

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ページ番号1020106  更新日 令和1年5月8日

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平成29年12月21日(木曜日)
県庁10階  教育委員室

発表事項:

  • なし 

質問事項:

  • 今年を振り返っての所感と来年に向けての抱負について

質疑応答

教育企画室
ただいまから、教育長記者会見を始めます。
本日は、教育長からの発表はありませんので記者クラブからの質問をお願いします。

幹事社
記者クラブからの代表質問はありませんので、各社から質問がありましたらお願いします。

記者
今年を振り返っての所感と来年に向けての抱負についてお伺いしたい。

教育長
今年1年を振り返ると様々な事柄がありました。
まず、昨年の希望郷いわて国体・希望郷いわて大会が県民の皆様の参加のもと、成功裏に終えることができたという中で、両大会のレガシーをいかに継承していくかが、県政全般の今年の課題であり、県教委としても様々な取組を行いました。今年の「愛顔つなぐえひめ国体」やインターハイ、中文祭、高文祭等で本県の子どもたちが、昨年の国体時と比べて勝るとも劣らない活躍をしており、本県の学校教育との関わりが非常に大きかったと思います。具体的には、スポーツ分野で、紫波総合高校の自転車部や松園中学校の伊藤ふたばさん、盛岡第一高校の女子登山部の活躍などがありました。また、文化活動分野では、不来方高校の音楽部が、全日本合唱コンクール全国大会で文部科学大臣賞を三年連続で受賞するなどの活躍がありました。その他にもプロスポーツ界で岩手の学校教育を受けた大谷翔平選手や菊池雄星選手の活躍など、様々な飛躍が見られた1年だったと思います。 
それから復興については、今年の4月で気仙小学校以外の被災した学校が全て移転改築を完了しており、未来に向けて新しいスタートを切った1年だったと思います。例えば鵜住居小学校や釜石東中学校の新校舎の完成もありましたし、仮設住宅がグラウンドに設置された学校が30校程度あったうち、その半分が解消に向けて動き出しました。
一方で、学習指導要領の改訂や学校における教員の働き方改革など、今まさに直面している取り組むべき課題が、全国的にクローズアップされてきており、学校教育の中で子どもたちの教育をしっかり前に進めていくことが我々の責務であると考えています。
また、県の総合計画の期間が来年度までということで、新しい総合計画策定に向けた議論が始まっていますが、県教委としても教育分野の個別計画となる「岩手県教育振興計画(仮称)」の策定に向けて、今月に第1回目となる審議会を開催することとしています。本県の学校教育や社会教育の将来ビジョンの策定に向けて、来年は、より具体的な検討に移って参りますが、いわて国体レガシーの継承ということも含め、復興を成し遂げ、その先にある未来に向けて教育をしっかりと行っていくことができるよう注力していきたいと思います。

記者
今年1年を漢字1文字で表すとどうなりますか。

教育長
日本漢字検定協会が発表した今年の漢字は「北」ということですが、本県の教育分野では、明るい話や直面している課題にしっかり取り組んでいくことなど様々な動きがありましたので、具体的な行動に移ることの大切さと新しい動きが出てきたということから「動」という字だと思います。
先催県の状況を見ると、国体のレガシーを地域の発展に活かしていくことが、少し足りないのではないかと感じています。特に希望郷いわて国体・希望郷いわて大会は、被災地での初めての国体であり、復興を成し遂げるためにも、県を挙げ、県民の総力を結集したことで成功裏に終えた大会ですので、そのことを踏まえつつ、地方創成やふるさと振興につなげていくことが大切であると思います。その基礎となるのが学校教育であり、そうした意味で新しいスタートを切った年だということで、新しい動きに向けて、希望を持ちながら歩んでいくことが大事だと思い、「動」という1字にしました。

教育企画室
以上をもちまして本日の記者会見を終了します。

このページに関するお問い合わせ

岩手県教育委員会事務局 教育企画室 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-6106 ファクス番号:019-629-6119
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