JICA海外協力隊:小松 万理子さん(モザンビーク派遣)

ページ番号1026935  更新日 令和2年2月25日

印刷大きな文字で印刷

  • 青年海外協力隊(コミュニティ開発)
  • モザンビーク共和国派遣(2018年4月から)

あなたの近況を教えてください。

間もなく2年という任期を迎えますが、活動の成果や今後の課題について教えてください。

任地ビランクーロの観光ガイドブックを制作しました。ホテルやレストラン、レジャー情報だけでなく、地元の小規模みやげ店やローカルメニューを提供しているレストラン、ビランクーロの文化や歴史も知ることができるガイドブックを目指しました。制作にあたっては各ホテル等から協賛を募り、たくさんの人たちの協力のもとで完成までこぎつけることができました。データ等は同僚に引継ぎ、私が去ったあとも、可能な範囲で(電子版データの配布等)ガイドブックを活用してもらえればと思います。ガイドブックは次のURLから閲覧できますので、ご覧ください。

参考:https://issuu.com/vilankuloguide/docs/vilankulo_guide

小松さんの現地での写真

小松さん活動の様子の写真

忘れられないエピソードはありますか。

毎日の何気ない日常が、私にとっては大切な忘れられない日々です。道端で友達と他愛もない話をしたこと、何枚も写真を撮りあったこと、日本語を教えて次の日から嬉しそうに話してくれたこと、私が風邪を引いたときに心配して病院まで連れ添ってくれたこと、誕生日プレゼントをくれたこと、同僚とケンカみたいにお互いの意見を言い合ったこと、市場のおばちゃんたちと現地語で話して大笑いしたこと、「ガイドブックのおかげでお客さんがきたよ」「ウェブサイト作ってくれてありがとう」と言われてとても嬉しかったこと。そんな、些細でも幸せを感じるような日々でした。もちろん大変なこともたくさんあり、自由でマイペースなモザンビーク人の気質に振り回されることも多々ありましたが、彼らの人懐こくておおらかな性格に助けられたこともたくさんあります。忘れられない2年間になりました。

海外で培った経験を今後どのように活かしていきたいですか。

「外国人」として海外に暮らすことは孤独と不安がつきまといます。そんな時にそばで相談に乗ってくれたり、言葉がわからずとも味方でいてくれる人の存在はとても嬉しく感じました。そんな経験をしたので、日本にいても、他国からくる観光客や留学生などに優しく接してあげられたらと思います。外国人目線で日本という国を見られるようになったことは、とても大きな学びだったと感じています。

岩手県の皆さんにメッセージをお願いします。

まもなく2年間の派遣期間を終えて日本へ帰ります。いわて親善大使として数回レポートを寄稿させていただきました。私のレポートを読んで、モザンビーク、アフリカのことを少しでも身近に感じてくれたら嬉しいです。

このページに関するお問い合わせ

ふるさと振興部 国際室 国際交流担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5765 ファクス番号:019-629-5254
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。