株式会社西部開発農産DX事例

ページ番号1072710  更新日 令和6年2月29日

印刷大きな文字で印刷

営農・生産管理システムの高度利用で農業を変える~営農情報の活用を通したDXの取組~(いわてDX大賞2023大賞)

取組概要

 数年前から、地理情報システムを活用した営農・生産管理システムがベンダー各社で開発され始めたが、栽培面積、田、畑の枚数、所有機械の台数が多い大規模経営体においては、管理すべき情報も多種多様で、一般的な営農・生産管理システムでは不十分となっていたほか、農業分野では、データ利用の標準化が遅れており、複数メーカーの機器で取得される各種データを既存の一つのシステムで取得・管理することはできなかった。

 そこで、拡張性が高い営農・生産管理システムを導入し、広域の農地管理や栽培管理に必要なデータを取得・管理できるようにカスタマイズした。
 具体的には、スマホアプリを活用した圃場ごとの作業時間や農業機械の稼働情報の自動記録・リアルタイム表示により、営農データを効率的に収集し、それらを次の作業計画の策定などに活用できるような仕組みを整え、経験と勘に頼る生産からの脱却を進めるとともに、作業改善・労働時間削減に向けて取組を進めている。
 

取組の成果(令和5年10月時点)

 農地毎に作業時間、作業日時、作業者などの営農情報が自動的に記録可能になり、入力忘れや入力ミスが無くなったことで、確実なデータ取得の他、作業情報をリアルタイムで管理ができるようにもなった。

 これらのデータの蓄積により、経験と勘に頼る生産からの脱却が進んできているほか、作業改善にもつなげ労働時間の削減等につなげている。

 

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。