大和造園土木株式会社DX事例

ページ番号1072672  更新日 令和6年2月28日

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農業・観光業におけるデジタル技術活用の取り組みについて 陸前高田市『だいわフルーツパーク気仙』(いわてDX大賞2022優秀賞)

取組概要

だいわフルーツパーク気仙において、以下の取組を実施している。

1.ビニールハウスのIoT化

 南国フルーツを栽培するビニールハウスでは、コンピュータ制御による潅水・温度・湿度・CO2濃度管理の完全自動化を実施し、作業人数の削減に取り組んだ。
 またハウス内コンピュータをインターネットに接続し、職員各自のスマートフォン等からいつでも上記データを確認することが可能とした。 

2.草刈り作業のロボット化・IoT化

 ブルーベリー園及びドッグランの草刈り作業の自動化を目的に2種類のロボットを導入した。

3.インターネットの積極的な活用

 だいわフルーツパーク気仙で提供する多くのサービスをインターネットによる利用予約が可能とし、ドッグランの利用状況の確認や予約、「南国フルーツハウス」見学コースの予約、カフェコーナーのメニューの予約注文を電話・ネットの両方で受け付けることとした。

取組の成果(令和4年10月時点)

 ビニールハウスのIoT 化により、ハウス内環境を自動制御することにより常駐の管理者を不用とすること、また作物の品質向上と省力化することができた。
 ロボット草刈機については、閉園後の夜間に草刈り作業を自動的に開始し、草刈りと充電を繰り返して開園前に作業を終了することで、農業では必要不可欠な草刈り作業の負担がほぼ解消した。
 また、ドッグランは天然芝であるため、常に一定の長さに保つロボット草刈機はサービスの品質向上にも大きく貢献している。
 ネット予約の活用についても、施設職員の負担軽減に繋がったほか、予約システムと表計算ソフトの自動連携により予約状況の確認がスムーズになった。