株式会社長島製作所DX事例

ページ番号1072699  更新日 令和6年2月29日

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岩手初!ものづくり企業が取り組むデジタル人材の育成スキーム

取組概要

 岩手県南地域のデジタル人材不足が深刻な課題となっていることから、ものづくり企業主導でのデジタル人材育成スキームを構築した。

 短期的な対策として、ITベンダーとの連携を強化し、約1カ月でPython等のスキルを身につける「スパルタキャンプ」を実施し、U/Iターン採用の促進等に努めている。

 また、将来のデジタル人材不足に対処すべく、小学生を対象にプログラミング教室を同社平泉工場で開催しており、この取組を通じて、幼少期からプログラミングや論理的思考を学び、デジタル技術を活用し課題解決や社会参加ができる人材を育成している。
 
 さらに、これらの取組を拡大し、地元で幼少期から高校までプログラミングを学べる「異業種連携によるプログラミング教室」(PLOT)を始めており、ものづくり企業の現場を経験しながら実践的で高度なプログラミングスキルの習得や実用性等を学び、「自発的に課題を見つけ、社会にアクションを起こすことができる人材」の育成を目指している。

取組の成果(令和5年10月時点)

 短期的な課題である地域のデジタル人材不足に対しては、スパルタキャンプをこれまで120名以上が受講し、修了生のうち6名を自社で採用した。

 採用したスパルタキャンプ修了生からなる「ソフト開発事業部」を立ち上げ、自社のみならず、地元企業も取引先としたシステム開発を開始した

 中長期的な課題である「将来的なデジタル人材不足」に対しては、PLOTや小学生を対象にプログラミング教室を実施し、多数の受講希望者数を受け入れている。

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