「いわて幸せ作戦会議in一関」(令和元年10月3日 県南地区)

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ページ番号1025048  更新日 令和1年11月21日

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日時
令和元年10月3日(木曜日)10時15分から11時35分まで

場所
一関工業高等専門学校 専攻科棟1階講義室

出席者

  • 参加者(敬称略)

    小原 航洋(専攻科・生産工学専攻2年)
    鵜沢 佳史(専攻科・生産工学専攻1年)
    河野 通明(機械工学科5年)
    三浦 大輝(電気情報工学科5年)
    梶原 弥琴(制御情報工学科5年)
    荒牧 健斗(物質化学工学科5年)
    菊池 祐美(電気情報工学科4年)

  • 県側
     知事、県南広域振興局長、秘書広報室長

開会

高橋室長
 それでは、皆様おそろいですので、ただいまから県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in一関」を開催いたします。
 今日お集まりの一関工業高等専門学校の皆様には貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。今日は「多様性・ネットワークづくり・テクノフェス」のテーマとして達増知事と意見交換していただきます。
 私は、本日の進行役を務めます県の秘書広報室長の高橋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

写真:懇談会の様子1

高橋室長
 それでは、開会に当たりまして知事から挨拶を申し上げます。

達増知事
 皆さん、おはようございます。
 県政懇談会といいますのは、岩手の各地域あるいは各分野で活躍している皆さんの話を知事が直接聞いて、県政の参考にするという企画でありますが、「いわて幸せ作戦会議」というタイトルにしたのは今年の4月からでありまして、これは今年の4月から始まっている岩手県の新しい総合計画「いわて県民計画(2019~2028)」の基本目標が「東日本大震災津波の経験に基づき引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」ということで、県民の幸福度を高めよう、県民だけではなくて、岩手に関わる全ての人を幸福にしようという、そういう目標を県として掲げていますので、「いわて幸せ作戦会議」という名前にしてあります。
 いわて県民計画の中でも先端的な科学技術を県政に活用しようということはいろんな分野に関わってきて書いてあるのですけれども、日本全体としましても地方創生という人口減少対策、日本の地方の人口減少に歯どめをかけようという地方創生関係でも先端技術の活用ということが言われていますし、あとは経団連とか経済界の目標としてもSOCIETY5.0とか言って先端技術が生産の現場や生活の現場の隅々にまで行き渡るような社会のイメージというものが描かれています。
 ということで、地方においてもといいますか、むしろ岩手のような生産の現場というものが広く存在する広大な農地、また土木、建設の現場、山林とか、そういうところも広大ですし、また大きい工場もあれば観光のエリアも非常に広くあります。生活の現場も1世帯当たり、1人当たりの居住面積は岩手は全国平均より広くて、生活の現場というものも大きめ、広めにありますので、そういったところに先端技術がどんどん浸透していくと岩手の幸福度は高まるだろうということを考えておりまして、そういう勉強している、またそういう進路を定めている皆さんの話を聞くことで岩手のそういう関係の役に立てようというのが今日の趣旨であります。
 今日は、岩手県議会議員の皆さん、一関選挙区選出の県議会議員の皆さんにもいらしていただいて、ありがとうございます。若い皆さんがこの岩手で学び、そして未来に向かってどんどん進んでいる一関工業高等専門学校は、昨年のロボコンの覇者、全国優勝もしているわけで、全国からも注目されているところですが、岩手県としても注目していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 今日は校長先生にも同席いただいて、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

高橋室長
 今日は、吉田正道校長にも御出席いただいております。ここで吉田校長先生から御挨拶を頂戴いたします。

吉田校長
 皆さん、おはようございます。校長の吉田でございます。
 今日は、このような形で学生諸君の意見を聞いていただくような場、それも直接達増知事に直接話ができるというのはすごくまれな体験だと思うので、是非リラックスしてやっていただければと思います。こういう機会を設けていただきました県の関係の皆様、それから出席いただいている議員の皆様にも心からお礼を申し上げます。ありがとうございます。
 まず、この会場なのですけれども、会議室とかは大抵立派な机があって、椅子があって、そういうところで行われるのが普通だと思うのだけれども、今日はあえてというか、教室なのです、講義室。いつも学生さんがここに並んで、教員が授業をするこの場をあえて会場として設定させていただいております。また、机も、これも皆さんがいつも使っている机、椅子で、ちょっと固めで、参加していただく皆さん方にちょっと固いなという感じがして申し訳ないのですけれども、これで学生さんは一日中こういう机でずっと過ごして勉強しているというのも若干体験していただければありがたいと、そういうこともございました。
 それで、高専というのは非常にマイナーなところで、高校だと5,000校ぐらい、大学だと何百校とか何千校とあるのですけれども、高専は全国に51校しかなくて、高校、それから大学の学齢をずっと続けて同じ学校で一貫して技術者の勉強をする、そういう学校は国内でも非常に貴重だし、外国でもそういうことをやろうということで、外国でも高専というのをつくっております。その中で勉強されている君たちがどんな考え方を持って、どんなふうに将来のことを考えているかということをどんどん意見を言っていただければ本当にありがたいと思います。高専独特の考え方もあるでしょうし、高専ならではというような考え方もあると思います。是非そういうことも含めて、自分たちの体験を含めて活発に議論いただければというふうに思います。
 先ほど達増知事のほうからもお話があったように、岩手県というのは幸せ、幸福というのをキーワードでこれからいろんな施策が出ると思うのですけれども、幸せとは何だろうと考えてみると、突き詰めて考えればお互いを理解する、いわゆる多様性というか、いろんな考え方を理解して、お互いの幸せを考えてあげられるような共通理解というのが一番根本にあるのだと思います。ですから、幸せということの中には多様性というキーワードも入ってくるのだと思います。そういうふうに思いますので、是非そういうことも頭に入れながら話をしていただければと思います。
 県の冊子のほうにも「お互いの幸福を守り育てる」という言葉がちゃんとあるのです。だから、自分の幸福だけではなくて、お互いの幸福を守り育てる、そういう観点が非常に重要かと思いますし、本校も、これ私だけかもしれませんが、スローガンとして「世界一幸せな学校になろう」ということでやっておりますので、そこも最後に宣伝させていただきまして、最初の挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。

高橋室長
 ありがとうございました。
 それでは、この後の進め方ですけれども、まず私から御出席の皆様方を御紹介いたします。その後、お一人ずつ自己紹介をお願いいたします。続いて、今日のテーマに沿ってお話しいただきますが、お二人からのお話に続いて、知事もコメントするというような形で意見交換を進めていきたいと思います。そして、最後に自由懇談の時間を設けたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、今日御出席の皆様を御紹介いたします。
 専攻科生産工学専攻2年、小原航洋さんです。

小原航洋
 よろしくお願いいたします。

高橋室長
 同じく1年、鵜沢佳史さんです。

鵜沢佳史
 よろしくお願いします。

高橋室長
 機械工学科5年、河野通明さんです。

河野通明
 よろしくお願いします。

高橋室長
 電気情報工学科5年、三浦大輝さんです。

三浦大輝
 よろしくお願いします。

高橋室長
 制御情報工学科5年、梶原弥琴さんです。

梶原弥琴
 よろしくお願いします。

高橋室長
 物質化学工学科5年、荒牧健斗さんです。

荒牧健斗
 よろしくお願いします。

高橋室長
 最後に、電気情報工学科4年、菊池祐美さんです。

菊池祐美
 よろしくお願いします。

高橋室長
 そして、先ほど御挨拶いただきました吉田校長さんです。

吉田校長
 よろしくお願いします。

高橋室長
 県からは達増知事、県南広域振興局の平野局長です。
 また、今日は一関選挙区選出の県議会議員の皆様にもお越しいただいておりますので、御紹介いたします。
お席後方になりますが、岩渕誠議員です。

岩渕誠県議
 よろしくお願いします。

高橋室長
 飯澤匡議員です。

飯澤匡県議
 おはようございます。よろしくお願いします。

高橋室長
 佐々木朋和議員です。

佐々木朋和県議
 よろしくお願いいたします。

高橋室長
 どうぞよろしくお願いいたします。
 では、皆様のお手元にお菓子と飲み物を準備しておりますので、どうぞ召し上がりながら懇談いただければと思います。
 今日のお菓子を平野局長から紹介いたします。

平野局長
 皆様のお手元にブラックホール菓子ということで2つ置かせてもらっております。今年の4月にブラックホールの画像が初めて撮影されたということに大きく関わったのが国立水沢天文台ということになります。その天文台の望遠鏡で捉えたというよりは、画像解析で水沢の天文台が貢献しました。このブラックホールの画像を捉えるために世界の200人の研究者が参加したプロジェクトがありますが、日本からも14人の研究者が参加しています。そのリーダーが水沢天文台の本間所長さんということであります。そうしたことで、水沢はブラックホールの画像撮影に大きく貢献しております。では何でこのお菓子につながったかというと、この画像をオープンにしたときに、これはネット上の話ですが、これはまるでドーナツみたいだねという話が話題になりました。それに対して、本間所長がドーナツではなくて大福みたいなものですよという話があって、ブラックホールの大福みたいなものがあればいいですねと、コメントしました。そこで、水沢のお菓子組合が、では、せっかくですからお菓子つくろうかということで、意欲のあるお菓子会社が10種類もそれぞれですけれども、お菓子をつくりました。お手元に参考までにということで一覧にしていますけれども、このような形で10種類のお菓子をつくって、この8月の末から地元を中心にもう売り出しています。今日はそのうち2つお手元に置いておりますので、是非これを味わって食べていただきたいなと思います。
 今日は、この表の中で左上のものとその下のものと2つのものになりますが、それぞれ趣向を凝らしてブラックホールをイメージしたお菓子だそうですから、それを考えながら食べてもらえればなと思います。

達増知事
 これオレンジ色を出すためにミカンを使っているのですね、このまんじゅうは。

平野局長
 そうですね、竹墨の黒に、そしてミカンのオレンジの色をここで出しております。

高橋室長
 どうぞ、食べながら。

平野局長
 ミカンのあんというのもなかなかないのですよね。
 それから、あともう一つはカリカリブラックホールというのは、不思議な食感なのですけれども、食べるとわかりますが、パチパチ、パチパチはじけるような食感があります。

高橋室長
 おいしいです。

達増知事
 竹墨で黒くしているのですね。

吉田校長
 竹墨ですか、そうですか。

平野局長
 そうですね、竹墨で黒くして、ミカンのあんが入っているという商品です。

高橋室長
 こちらのほう、奥州のハトムギ茶ですね。

平野局長
 このお茶は地元のハトムギというのでつくっているお茶で、地元の農協でつくっているお茶なのです。

吉田校長
 黒いまんじゅうというのは珍しいですね、割と。

平野局長
 はい、竹墨ですね。

達増知事
 大体白が普通で、赤いのもあったりしますが。

高橋室長
 カリカリブラックホールもいただきました。

懇談

写真:懇談会の様子2

高橋室長
 それでは、懇談に入らせていただきます。
まず、お一人2分程度で自己紹介をお願いいたします。お話しいただく順番は、小原さんから座席の順でお願いします。今日の「多様性・ネットワークづくり・テクノフェス」というテーマは、参加の皆さんでお決めいただいたものです。トップバッターの小原さんには、このテーマとした理由、テーマへの思いなんかも含めて御紹介いただければと思います。
 それでは、小原さんお願いいたします。

小原航洋
 それでは、御紹介いただきました小原航洋と申します。
 出身は岩手県遠野市です。
 私がふだん研究しているのが映像から自動車を検出して事故防止につなげようと、そういう研究を行っております。あと趣味としましてはランニング、岩手県各地の大会に出たり、あと来月11月23日、勤労感謝の日に日報駅伝が開催されるのですけれども、そちらにも出走予定でございます。今日はなかなかない県政の方々とお話しできる会ということで、ちょっと思いもよらない用事が舞い込んできて、非常にわくわくしております。よろしくお願いいたします。
 それでは、サブテーマとしまして「多様性」、「ネットワークづくり」、「テクノフェス」というこの3つの言葉を設定しました。1つずつ説明させていただきます。
 まず、「多様性」についてですが、高専というのは全国でも五十数校しかないというなかなかないシステムで15歳から、専攻科含めまして22歳までの学生、高校と大学相当の学生がいるということと、あと岩手の全域、そして宮城からも学生が集まっていることでいろんな背景を持った、いろんな環境で生まれ育った人たちが、学生が集まるということで、この「多様性」という言葉を選択しました。
 2つ目として、「ネットワークづくり」。ネットワーク、今はインターネットで誰とでも、どこでもつながれる、そういう時代ですので、そういう時代にこそ個々とのつながり、地域とのつながり、そして岩手とそのほか、外のつながり、そういうことが大事なのではないかと思いまして、このネットワークづくりという言葉を選択しました。
 最後、3つ目の「テクノフェス」ですが、そういったことを踏まえて個性の特色を生かしつつ、岩手県政の方々も協力してそういう催し物だったり、イベントだったりといったものを起こせないかという、そういう希望を持ちまして、3つ目にこの言葉を選択しました。このテーマに沿って、今日は懇談を進めたいと思います。よろしくお願いいたします。

高橋室長
 ありがとうございました。
 では、次に鵜沢さんお願いします。

鵜沢佳史
 専攻科の生産工学専攻1年、鵜沢佳史と申します。出身地は、ここ一関です。ふだんは研究で摩擦圧接について研究しています。今日はよろしくお願いします。

高橋室長
 では、次に河野さんお願いします。

河野通明
 ただいま御紹介にあずかりました5年、機械工学科の河野通明と申します。よろしくお願いします。
部活動で空手をやっているのですけれども、空手というのはオリンピック種目になりました空手とはちょっと違って、あちらの空手は実際は当てない空手なのですけれども、こちらは極真空手と言って、普通に当てたりとかする、そういう大会もあるので、是非出たいと思っています。本日はよろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 では、三浦さんお願いいたします。

三浦大輝
 電気情報工学科5年の三浦大輝と申します。よろしくお願いします。
 私は、ふだんスポーツをつくるスポーツ共創という活動に参加しています。スポーツをつくるというとふだんなにげにやることはないというか、そういうものだと思うのですが、実はスポーツをつくるということを実施している団体やプロジェクトがたくさんあって、運動会協会という人たちがいたり、運動会屋さんという人たちがいたり、あとは未来の運動会といって運動会を自分たちでアップデートしてつくっていこうという催しがあったり、あとは同じ高専ですけれども、山口県の宇部高専では、スポーツ共創といって授業の中でスポーツをつくるというのが取り入れられていると。また、超人スポーツ、こちら岩手県でも実施されていて、私もやっているのですが、人間の能力を拡張して超人になることでスポーツを考えようと、誰でもできるスポーツとは何かというのを研究したりするものですね。そういった様々なスポーツをつくる活動に参加する中で、今後は自分もそういうイベントを開催してみたいと思うようになり、直近で10月6日、ここ一関高専で高専生がスポーツをつくるというイベントをやることになっているので、ちょっと後ほどそちらもお話しさせていただければよいかなと思います。ありがとうございます。

高橋室長
 よろしくお願いいたします。
 では、梶原さんお願いいたします。

梶原弥琴
 5年、制御情報工学科の梶原弥琴です。
 今研究室に所属していて、私は研究室で色に関することについての人間の反射機能というか、心理物理学というのを研究していて、昔インターネットではやっていた金色に見えるドレスと黒紺に見えるドレスの人によって色の見え方が違うというのはなぜだろうというのを研究している研究室にいます。それで、私は色の研究だと暗室で実験するのですけれども、その実験だと余りにも被験者が集められないので、私はだれでも、どこでも実験ができるようにインターネットを、通じて実験条件をそろえてもらえればどこでも研究ができるというように、今その実験の環境づくりというものをしております。よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 では、次に荒牧さんお願いいたします。

荒牧健斗
 物質科学工学科バイオ系の荒牧健斗です。
 私は、3年生のときにCOC+の活動の中であるいわてキボウスター開拓塾に参加しまして、その中で人の健康について興味を持ちました。こちらでは、まだ何か行動を起こすことはできていないのですけれども、生物学、薬学、栄養学等を学んで、これを仕事としていきたいと考えています。よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 それでは、菊池さんお願いいたします。

菊池祐美
 電気情報工学科4年の菊池祐美です。出身は岩手県の盛岡市です。学生会長を務めています。よろしくお願いします。

高橋室長
 皆さん、ありがとうございました。
 それでは、皆様から自己紹介をいただいたところで、ここからは今日のテーマ、「多様性・ネットワークづくり・テクノフェス」ということで、先ほどお話があった学業、研究活動ですとか、学生生活を通じての気づきですとか、今後の抱負あるいはふるさとへの思い、卒業後は地元とどんなふうに関わっていきたいかなどいろいろお話を伺います。先ほどの順番で、小原さんから今度は5分程度でお願いします。お二人ずつお話をいただき、知事からもコメントするというふうに進めてまいりますので、よろしくお願いします。
 それでは、小原さんお願いいたします。

小原航洋
 それでは、私の思いの丈などをちょっとお話しさせていただきたいと思います。
 私ごとなのですが、一関市内に生産拠点を持っている会社に内定をいただきまして、今後も岩手県民として来年から社会人になることになりました。あと私地元が遠野なのですが、今一関に勤めることが決まったのですが、いずれは地元に帰って何かいろいろなことをしたいと、そういうふうに思いを抱いております。
 この就職をきっかけに、岩手との関わりについて自分なりにいろいろ考えることが増えてきました。そこで、ちょっと自分なりの問題というか、そういったものに対しても感じるようになりまして、2つございます。1つは、県外に赴くことが最近増えてきまして、県外の方といろいろ話をしたときに、岩手出身なのですよといったときに、ああ、じゃ岩手にはこんなことがあるね、こんなものがおいしいよねと結構いろんなことを言われるのです。むしろ我々よりも県外の方のほうがよく知っているというか、話題がぽんぽん出てくるのを感じまして、逆に岩手からわざわざ出ているのに、それを堂々と発信できない、これは自分だけかもしれないですけれども、問題なのかなと思いました。やっぱり近過ぎて、生まれてからずっと岩手にいるので、なかなか岩手の魅力よりも、ないものだったりとか、そういう違うところに目が行きがちで、魅力といったものを自分自身堂々と自信を持って発言できないのがちょっと問題なのかなと思いました。
 多分各地の行事だとか、そういったことを発信されているとは思うのですが、なかなかそちらのほうにもアンテナが張っていない、多分若い方はそういう方が多いのではないかなと思いますけれども、張れていないことがちょっと問題なのかなと、そういうふうに感じております。
 もう一つなのですが、やはり地域定着ということで若い人に定着してほしいという、そういうお話をよく聞きますが、私は去年インターンシップで一関市役所に1週間お世話になりまして、そのときに地域協働、地域の方々の集会所に赴いて地域住民たちと問題について話し合うという、そういう場に参加させていただいたのです。そのときに地域協働の話題が出まして、若い人たちとの協力とか、そういうのが課題だという、そういう話が出たのですけれども、実際その会が行われたのが平日のお昼、学生は学校に行っている時間帯に行われておりまして、若い人も多分お仕事に行かれていると思うので、だから参加された方の多くが50代以上のかなり高齢な方々だったのです。ですから、そういう方々だけで地域協働、若い人との協力、と話していても、我々はちょっと、私もインターンシップに行くまでそういうことがあるということ自体知らなかったので、これもまた問題だと、そう感じました。
 そこからいろいろ考えまして、では何が必要なのかとなったときに、先ほどテーマとしてネットワークづくりとありましたけれども、今ではインターネット、SNS等で簡単に交流を持とうと思えば持てる時代ですので、そういったものを駆使しまして、行政と地域と民間の関わりであったり、あとはやっぱり自分の地域だけ分かっていても、ほかの地域、県北と県南であったり、沿岸と内陸ではかなり文化とか、そういった差もあってギャップも感じますので、そういったことを埋めるためにもネットワーク、こういったものをうまく使って交流、相互理解できるようになったらいいのかなと、そういうふうに今思っております。
 こういった話を踏まえまして、やっぱりこの先岩手県民として人生歩んでいく予定でございますので、地域貢献についてであったりとか、行政とかとの関わりについて自分なりに勉強しまして、どういった形でこの岩手に貢献できるか、そういうことを考えて勉強して、今後実践していきたいと、そういう思いでおります。

高橋室長
 ありがとうございました。
 続いて、鵜沢さん、お願いいたします。

鵜沢佳史
 今回のテーマにもある多様性という言葉があるのですけれども、本当に高専には岩手のいろいろな地方から人が集まっていると思っていて、その一人一人がいろんなスキルを持っていると思うのです。在籍人数は多分861人くらいいらっしゃると思うのですけれども、学科が1学年に4クラス、1クラス40人いると思うのですけれども、学科が違うだけで全く関わりがないのです、高専だけではないかもしれないですけれども。やっぱり先輩とかでほかの学科と仲良い人とかが結構いたりして、その人はすごく情報を持っているから、就職とかのときに有利というか、動けているなと感じたので、情報は、ネットワークづくりはすごく大事だなと感じています。
 そうして、今回岩手のふるさと振興とかについて考えたときに、僕は岩手について何も知らないなと思いまして、21年間岩手に住んでいるのですけれども、全く知らなくて、まず知る機会が極端に少ないのかなと思いました。例として就職先なのですけれども、高専では専攻科1年生と本科4年生でインターンシップに行かなければいけないのですけれども、インターンシップでやっぱり皆さん都会のほうとかの企業に目を向けて、地方のほうには全く目を向けていない印象がありました、友達と話していて。なので、岩手に就職するメリットなどとか、岩手の魅力を常に、生活していて嫌でも耳に入ってくるくらいの情報量を発信していかないとだめなのかなと僕は感じました。
 あと、ふるさと振興や地元との関わりについて、私は全く知らないので、是非どうしたらふるさとと関わっていけるのかというのをお聞きしたいなと思っております。

高橋室長
 ありがとうございました。
 それでは、知事お願いします。

達増知事
 小原君、鵜沢君、それぞれ地元のことを余り知らない、よく知らない、全然知らないというような、そういうお話がありまして、私は盛岡市に生まれ育ち、高校卒業するまでずっと盛岡にいたのですけれども、大体家と学校の往復が中心の生活をずっと送りますので、どういう会社があるのかとか、大人たちがやっていることについては余り知らないまま進学だ、就職だとかというのを迎えるというのは普通のことかなと思います。また、テレビとか新聞とか、そういった昔からあるメディアというのは、やはり中央集権的なところがありまして、朝のニュース、その後の情報番組、夕方のニュース、それから土曜や日曜の午前中、平成になって更に平成後半、21世紀になってきて、地元のテレビ局がつくる情報番組というのが結構充実してきているところはあるのですけれども、ただ基本的にはやっぱり東京の情報が全国に発信されるということで、そういうテレビとかを見ていても、東京でこれがはやっているとか、東京のデパートの地下でこういうの売っているとか、余り知ってもしようがないような、岩手で暮らして岩手で働いている者にとっては、余り関係ないような東京の情報がテレビで流れる時間が多いですよね。
 それは、新聞とか雑誌もそのとおりなのですが、ただインターネットはそういう中心と周辺みたいな秩序を崩して、どこでも中心になれるみたいな、そういうものですから、インターネットを活用するとそれぞれ地方の情報を広く、あるいはディープに知ることができるようにはなってきているのだとは思います。ただ逆にインターネットは一次情報、ツイッターなんかでも今ここにいるとか、今何食べたとか、食べ物の写真撮るとか、いわば素人さんの情報がたくさんあって、その中には宝石のように光る情報もあれば、そうでもない情報もあり、玉石混交になっていて、そういう中から良い情報とか役に立つ情報を選んでいくというのは、また大変だったりもしますよね。
 編集力のある人が要所、要所にいて、役に立ちそうな、あるいは優れた情報を集め、固めるようなことを要所、要所でやっていけば良いのだと思うのですけれども、世の中全体からすると、そういう編集力を持った人というのは東京のほうの放送局、テレビ局の中にいるとか、新聞、雑誌の中にいるとかというところが多いのですけれども、でもネットの中にもだんだんそういう編集力を持った人が増えてきています。小原君が言っていましたよね、SNSとか使ってネットワークをつくり、県内他の地域とも連携していくといいのではないか。一関市役所のインターンの話でしたけれども、市役所職員の人が主催し、市役所職員の人が仕事でやるような企画というのは、市役所職員の人の給料とかを考えたときに、夜やったり土日にやったりすると、残業代を出さなければならないとか、平日の中で代休をとらなければとか、ややこしくなるから平日の昼にやることが多くなるのですけれども、市役所職員の人主催でなければ地域の集まりができないかというと、そうではないですから、そういう平日の昼でなければだめ、そっちのほうがいいというのにこだわらない人が主催して、そういう集まりをやったりしても良いのだと思います。
 SNSとかネットの力でいろんな人をつないだり、情報をまとめたりすることはやりやすくなっているのですけれども、一方でやっぱり生身の人間同士が会うことで得られるものとかというのも多いので、オフ会とかいうのはもう最近は古いのかもしれませんが、ネットでつながっている人が時々リアルの世界で会うということをやるというような感じで、両方うまく組み合わせてやると良いのではないかと思います。
 ある意味地元情報をうまくキャッチするというのは、そう簡単なことではないです。それは、情報の発信の問題というよりは、情報の取材の問題というところがあって、東日本大震災のとき痛感したのですけれども、中央のテレビ局がカメラとかアナウンサーとかロジスティクスとか、取材チームを組んで、やっぱり仙台とか交通が便利なところに派遣するわけです。なかなか岩手県の沿岸、しかも北部の野田村や、普代村にそういうクルーをわざわざ派遣するのは、お金もかかれば手間暇もかかるということで、あのとき野田村や普代村で何が起こっているのかさっぱりテレビに映らなかったというのは、野田村や普代村の情報発信力の問題というよりは、取材する側の取材力の弱さが問題だったと言っていいと思います。仙台に情報の発信力があったわけではなく、取材する側がイージーに、仙台には日ごろから主要テレビ局とか新聞社の人たちがふだんからいたりしますから。実は地方の埋もれている知られていない、良い情報を発掘し、取り上げて取材して、それを情報にして発信していくというのは、コストがかかる大変なことなのですが、ただ地元にいる我々からすれば、取材は有利な立場にあって、交通費とかかけなくても取材ができるし、口コミ情報とかのそういう情報入手する機会も多いので、そういう意味で岩手にいる、一関市内にいる取材する有利さというふうにこれを逆転させて、一関市内にはこんなに良いものがいっぱいある、すごいことやっている人がいるとかというのを、まずは自分の周りの部分を取材し、そして発信するというふうにすればいいのだと思います。そういうことを沿岸のほうにいる人もやり、県北のほうにいる人もやれば、そういう情報を交換することで必要な情報とか、優れた情報とかを地方において共有することができるようになるのだと思います。

高橋室長
 それでは、続いて、河野さんお願いいたします。

河野通明
 まず最初に、私の卒業研究についてちょっとしゃべりたいと思うのですが、私は出身が陸前高田なのですが、震災前にあった高田松原というのを復活させようという動きが市全体であらわれていて、植樹祭とかにも行ってきたのですけれども、松原というのはもともと日本百景に登録されるような景勝地として、観光地として利用されていたりとか、ほかにも防風効果、防じん効果というのがあって、海からの風とか砂から守る、市街地まで届かないようにするという機能があって、今植樹したとして松が成木になって震災前と変わらない松林ができるまで50年程度かかってしまうということがあって、卒業研究でこの50年という長い期間を人工的に防風林をつくることで短くできないかと、そういう研究を独自にやっています。
 あともう一つなのですが、釜石でラグビーワールドカップが今開かれていますが、そういった地域の自然とか風土とか、あとラグビーの文化であったりとか、あるいは新規性でもいいですし、例で言いますと陸前高田は今eスポーツの聖地を陸前高田の商工会とかで目指していて、今年の夏ごろにあった国体の岩手大会も陸前高田でありましたし、あと携帯ゲームのイベントもこちらの陸前高田で開催されるということになっています。こういった地域の独自性を生かして、ビジネス的にブランディング化を進めていくという、そういった意味では、岩手県の沿岸部は復興していくに当たって、これから日本の新しい都市のモデルとして復興していくべきだなと思いました。

高橋室長
 ありがとうございました。
 では、続いて三浦さん、お願いいたします。

三浦大輝
 僕の活動の説明というか、ちょっと岩手との関わりを話す前に、最初に10月6日のイベントの宣伝だけここでちょっとやっておきたいなと、せっかく校長先生もいらっしゃるので、まだ校長先生には全然お話ししていないので、その話だけちょっとやっていきたいなというふうに思って。
 タイトルは、「一関高専スポーツハッカソン」、ちょっとド直球なタイトルなのですけれども、動機になっているのが、一関高専は学生が主催するイベントがたくさんあるのですが、そのイベントのほとんどが球技をやっているだけという、体育大会や、例えば寮の中の話になると、寮祭、寮の大運動会とか、いろんなイベントがあるのにほとんどやるのは球技なのです。そろそろ球技をやり飽きていて、僕はもう5年になるので、5年間球技をやり続けているのがあります。先輩が今までやってきたイベントを先輩から引き継いで、また同じことを繰り返すのは成功させるためには良いと思うのです。ノウハウがたくさんあるし、人数が500人とかいても成功させるためのノウハウはあるから、それはいいのですけれども、それは学生の学びに果たしてつながっているのだろうかという疑問が僕にはありました。ただイベントをやるだけの仕事になっていて、それをやることが全部学生の学びになっていないのではないかというのがありまして、では学生が自分で競技をつくったりイベントを運営したり、どうやったら勝ち負けがつくか。逆に競技をつくることになったら、新しく道具をつくったりするかもしれない、そういうプロジェクトベースの学習を学生が勝手にやってしまうみたいな、そういう仕組みが一関高専の中に生まれるのが高専の教員にとっても学生にとっても良いのかなと、そういう企みがありまして、考えていました。
 なので、毎回イベントの内容が変わっていくような、そういう仕組みをつくるためには、そもそもそういう仕組みを主催できる、そんな学生をまずつくらなければいけないと思って、僕一人で主催はできないので、まずは仲間を募ることをやったり、一緒にスポーツをつくるという技能を持った学生を増やそうと思って、その第1回のイベントが10月6日のこのイベントになっております。
 こんな感じで企画は決まっていて、どこでやるかとかもう決まっているのですけれども、これは学生だけに良いことではないなと思っているのです。別にみんなでつくるのがスポーツでなくてもいいと思うのです。今回は、学校の現状を変えるためにスポーツをみんなでつくるというのをテーマにしましたが、一緒につくる、独創ではなくて共創に価値があると思うので、つくるのはスポーツでなくてもいい。
 さっき先輩方のお話にもあった、情報が余り手に入らないとか、それに対する達増知事の話で、自分たちの身内とか身近な人たちで情報を共有したりできる仕組みがあったらいいのではないかというのは、まずそういう人たちと出会ったりとか、つながったり交流を持ったりということがなければできないことです。でも、このスポーツ共創だったり、共創するのをみんなで話し合ったり、理解を深めて何かを生み出していこうということができるような学生がいたら、きっと何か新しいことを起こす中心の人物にもなってくれると思うし、そういう人たちがたくさんいる学校でこそ僕は勉強したいと思っているので、まずは自分がよりよい環境をつくるために、そういう環境をつくってくれる人を増やせるといいなと、そんな感じのことを思っています。
 ちょっとこれ以上話すと、僕だけ5分どころか10分とか使ってしまいそうなので、今回はこれくらいにしておきますが、もし何か質問とかございましたら、そういう感じで話していきたいなと思うので、まずはバトンタッチというか、ここで一旦終わらせていただきたいと思います。

高橋室長
 ありがとうございます。
 では、知事お願いいたします。

達増知事
 河野君は、陸前高田市というところの地域の独自性を生かすためにはという問題意識から、高田松原、今のやり方だと復活するのに50年くらいかかるというのを短縮させるという非常に大胆な、でもそうなればそのほうがいいなということを考えて研究してくれていて、非常にありがたいです。
 そして、陸前高田市ではeスポーツやスマホゲームですか、そういうことにも力を入れていて、eスポーツは県としてもeスポーツにどう関わればいいのかなというのを考えてはいます。ただ、高校生に余りスマホやり過ぎるなとか、むしろゲームするなみたいなことを教育のほうではやっていたりする中、どうeスポーツに関わればいいのかというのは悩ましいところもあるのですけれども、アメリカのテレビゲームというか、デジタルゲームというか、コンピューターゲームというか、そういうゲーム研究家の人によれば、1週間10時間ちょっとという枠をはめ、それ以上はやらないようにし、ゲームをやっていると、かえって生きる力がついてくるというか、やる気が湧いたり、いろんな能力が伸びるとか、そういう研究もあるそうなので、やっぱりゲームというのはただ禁止とか、やめろ、やめろと言うべき対象ではなく、それで岩手の高校生はスマホを1日に3、4時間とか5時間ぐらい使っている、ちょっとそれは使い過ぎではないかみたいなところがあるのですけれども、いずれeスポーツというのを注目してもらっているのは非常にありがたいなと思います。
 そして、三浦君のスポーツハッカソンですけれども、そうですね、非常に志高く、どういう種目というか、どういうスポーツをやるかも毎回考えてつくっていくような、とにかく1回そういうのをやってみるというだけではなく、それがシステムとして後に残っていくようにというところが非常にいい発想なのだと思います。
 子どものころというのは、結構道路で野球をやるとか、そのために1塁、2塁、3塁、ホームとあるのを4つを3つに三角ベースにしてみたりとか、ボールがゴムまりしかないときはゴムまりなりのルールにするとか、バットがプラスチックバットしかないとか、いろんな条件に合わせてルールを変えて、また遊びなんかでも私が思い出すのは、日本には戦争ごっこの伝統というのがあって、戦前、戦中は本格的に戦争のまねごとみたいなことをやるのですけれども、戦後になってくると仮面ライダー対ショッカーとか、キャラになって追いかけっこするみたいなのを子供がやるわけで、そういうのをそこに居合わせた子供たちがその場で役割分担をささっと決めて、そして良い者の光線技、悪者は悪者なりの戦い方をして、どうすればどっちが勝ちみたいなものをその場で何となく決めてやって楽しむみたいなことを子供というのはやるので、そういうのをシステム化していくことができるとすごく良いのではないかと思います。
 ラグビーでも、トライの点数がずっと4点だったものを5点にするとか、あとラインアウトというのですか、サッカーのスローインに当たるものを、受け取るときに担ぎ上げてはだめというルールがずっとあったのだけれども、担ぎ上げていいことにするとか、ものすごく大胆なルールの変更というのはあるのだなと思います。私はソフトテニスをやっていたのですけれども、あるときソフトテニスのシングルスという部門がいきなりできました。それまではソフトテニス、軟式庭球というのは必ずダブルスでやるものだったのだけれども、シングルスという枠がスポーツの大会にできたりとか、そういうことはあるので、根本的にそういう競技とかゲームとか、スポーツのシステムを考える、そういうメタスポーツ大会、メタ運動会的な試みというのは、非常に有意義なのだと思います。

高橋室長
 それでは次に、梶原さんお願いいたします。

梶原弥琴
 私のことなのですけれども、私は就職先が仙台に決まっているのですけれども、就職とかを考えたときに、親族から地域で就職するなら盛岡か仙台みたいな、都会に行くなら東京とか、そっちに行っていいよみたいなことを言われたのです。どうして地元というか、まず私の地元が沿岸の宮古市なのですけれども、沿岸の宮古市で就職はしないでほしいと言われたのです。なぜかと言われると、まず高専に来て、高専から戻ってきたときに就職先がないということが第一に挙げられて、就職先が余りにもないので、そうなると就職先は、地域にするなら盛岡か仙台のほうが良いと言われて、宮古市には就職として帰ってくるなと言われておりました。
 それで、どうしてというか、沿岸地域はどうしてこんなにも仕事がないのかなみたいな感じに思ったのですが、沿岸地域というか、私のいる宮古市は、水産高校と工業高校と、そこの高校から出た人がそのまま宮古市に就職するような感じになっているのかなみたいな感じに思って。震災があって、漁業が一旦難しくなって、水産高校も大丈夫かなみたいな状態にはなったのですけれども、今は多分漁業のほかに、フェリーの停泊港として関係する仕事があり、水産高校の卒業生はそこで働けるようになっているのではないかと思っています。
 あと復興事業で今土木関係とかも結構仕事があるらしいのですけれども、あとしばらくすると復興事業もなくなって、そこの仕事もなくなると言われており、そうなると本当に沿岸部に仕事が残らなくなってしまうというような現状になっておりまして。私は仙台にプログラマーとして行くのですが、プログラマーというのは、別に仙台ではなくても働ける職であって、現代だとテレワークとかいう、家でも会社と同じように働くことができるという仕事があるはずなのですが、地域ではそういう、都会と地域をつなぐみたいな、そこまで大規模な感じでつないで仕事をするみたいなことは余り聞かないのです。人が残らないのもあるのですけれども、せっかく地域にも人がいるのであれば、地域にもテレワーク事業があるということで、すれば地域にもとどまるのかなとか思います。
 また、地域での仕事をするに当たって、都会から仕事をもらうみたいな感じのものにどうしてもなってしまうのかなと考えてしまいます。地域で始めるとなると、本当に若い人たちが起業を始めるとか、そういう感じになってしまうので、大きな企業から工場を持ってくるみたいな感じのものになってしまうので、そこら辺をどうすればいいのかなと思っています。

高橋室長
 ありがとうございました。
 続いて、荒牧さん、お願いします。

荒牧健斗
 自己紹介でもあったのですけれども、自分は健康にすごく興味があって、健康といってもいろんなアプローチの仕方があると思うのです。その中でも、医療行為そのものというよりも、病気にならない、または元気に過ごす、そっちのほうを目的として勉強をしています。
 岩手県では、脳卒中の死亡率というのがとても高いのです。それは、風土の影響でもあるのですけれども、漬物だったり、塩による高血圧がありまして、ほかにもBMIで男女それぞれ5位、4位とかなり高順位になってしまっています。これをどうにかして減らしていきたいと思っているのですけれども、自分は寮で生活していて、その中でさえ豚カツが出たらソースをかけまくったり、カップラーメンを日常的に食べていたりと、もう既に若いとき、10代のときから全然健康意識せず、将来のことも考えず今を楽しむというのは良いことだと思うのですけれども、どうしても将来のことを考えていないように思えて、ちょっとこのままではまずいかなと思っています。
 そこで、自分がどうにかして生活改善で病気をなくして、若しくは日常的に元気に過ごせるような仕組みをつくれればいいかなと思っています。例えば今は塩で高血圧の話だったのですけれども、日常的には肩凝りが皆さんある人はいると思うのですけれども、そのときどうしますか。大抵は病院に行って何か、若しくはつぼをマッサージしてもらうとか、そういった解決法が挙げられると思うのですけれども、自分は筋トレをして肩を動かしています。そうすることで慢性的な肩凝りというのはなくなりました。そのような知識とかが生活に定着することを目指して活動できればなと思います。
 現在では、友人や家族にアドバイスはしても、大きいところで講演とか、教室とか、そういうところまでは全然至っていないのです。だから、そういう活躍の場があれば是非やりたいなと考えております。

高橋室長
 ありがとうございました。
 では、知事、お願いいたします。

達増知事
 梶原さんは仙台に就職が決まっているということで、私は仙台ぐらいまでは岩手のうちだと思っているので、県内就職にほぼ近いものがあるというか、実質的に県内就職とみなしたいなと思うのですけれども、宮古市やその周辺は、やはり漁業が盛ん、水産加工工場が多く、あとはフェリーとか観光関係の仕事が多かったりするわけですけれども、コネクター関係の工場が幾つかあって、その辺にやや電気、電子っぽい産業があるのですよね。都会からの距離、人口の多いところからの距離がかなりあっても、軽いものであれば輸送費が余りかからないので、そういうコネクターのようなちっちゃいものをつくるようなものであれば、岩手沿岸地方のようなところも立地上の不利が余りないというところがあります。
 岩手沿岸は復興道路、あと復興支援道路、これで劇的に交通事情が改善されて、今までできなかったようなことができるようになっていて、瓶詰のウニを新幹線に乗せて東京に出荷ということができるようになり、今年は東京のほうで瓶詰ウニの人気がかなり高まって、広く知られるようになってきたというところがあります。
 岩手県内にも、盛岡以外にも高度な技術で研究開発もしながら仕事をしている製造業とか、ベンチャー企業っぽいような、幾つかあるのですけれども、うまくいっている会社というのは、いろいろ口コミとかの情報で必要な人を採用できたりするから余り宣伝しなかったり、テレビでも積極的に宣伝していなかったりとかいうところがあって、なかなか目に触れる機会はないのですが、岩手県のホームページとか関係の情報サイトなどで県内の優良企業を紹介するなんていうことはやっています。
 あとは都会から仕事をもらうという基本構造、これは大企業、自動車関係だと分かりやすいですが、愛知県豊田市にトヨタの本社があって、主要な工場がその周辺にあり、しかしコンパクト車は岩手の金ケ崎の工場で、東日本最大のトヨタの工場が金ケ崎町にあるわけですけれども、あと自動車関係のソフトの開発は、アイシンコムクルーズという会社が盛岡にあって、そこでコンピューター組み込みソフト用のプログラムとかというのをつくっていて、地理的に都会からそういう仕事が盛岡のほうにも来ているというふうにも見えます。ただ、愛知は愛知で、都会の中にも下請、孫請をやっている会社というのはいっぱいあり、それは東京もそのとおりで、特にプログラミング関係だと、かなり大きい会社の下請、孫請、ブラック企業的に働かされるような会社が都会にたくさん結構あります。そういう意味では本質的には各企業とか、サプライチェーンといいましょうか、そういうピラミッド状の階層構造で、上のほうに意思決定の権限があり、下のほうに仕事が流れてくるというのは、実は都会の中にもそういうのはあり、都会に行きさえすれば意思決定に関われるかというとそうではなく、ある意味地方以上に下請、孫請は都会のほうにあると思います。
 知られざる下請、孫請ではなく、自分たちで研究開発しながら新しいものをつくったりしている会社が岩手県内にもあって、仙台での仕事を始めると、そこからそういうのが見えてくるのではないかなという感じもします。いつでも帰ってきてくださいということを無理に押しつけはしないのですけれども、やがて見えてくるのではないかなという感じがしますし、今年2月に「いわてWalker」という雑誌を県で出して、それで岩手県内での自動車産業とか、あと東芝メモリに象徴される半導体関連のそういう産業集積の著しい伸びの状況とか、農業や水産業でも先端技術を使ったスマート農業とか、そういうのがこれから伸びるみたいなことと、あと岩手の住みやすさ、食べ物のおいしさとかをグラフ雑誌、ムック本のようにして出したりしたので、そういうのをこれからも参考にしてもらえるようにしたいと思っています。
 荒牧君は健康について勉強しているということで、脳卒中による死亡率が岩手県は全国ワースト、最下位になることがあるので、そこを何とかしてもらえれば非常にこれは助かります。
 「サピエンス全史」という本が一昨年はやって、去年はそれを書いた人が今年、「ホモ・デウス」という本の中で、先端技術、情報通信関連技術の発達で、人間はもう不老不死に近いようなことが可能になるとか言っています。ウエアラブル端末が発達して、その人の健康状態、血液の中の状態とか、そういうのが全部ウエアラブル端末からクラウドのほうに行き、いろいろAIとかで処理されて、あなたは今度の昼御飯は肉ではなく魚を食べなければだめですみたいな話になって、そして本人が今いる場所から最寄りの焼き魚定食を出す店を紹介し、そこに導いてくれるみたいな。そういうことが可能になるよとその本に書いていて、技術的にはどんどんそういう方向に行くのだと思います。
 民間の生命保険会社は、保険に入っている人がなかなか死なないでくれて、また大きい病気にかからないでくれると、保険金を出さないで済むから儲かるのです。それで、そういうふだんから健康でいてくれというような働きかけを民間の保険会社が力を入れ始めていますが、中国の民間保険会社はやっぱり更に進んで、ウエアラブル端末的なものを利用して、もう保険会社主導で保険に入っている人たちを健康のままいさせるために、AIとか、その手の研究所を設立するという話を聞いたことがあります。
 一方で、肩凝りをなくすみたいな話は、かなり個人の経験に基づくような、機械力ではない部分での、人と人との触れ合いの中で解決するような部分もあり、肩凝りを意味する英語は存在しないという話があって、欧米人は肩凝りになっていないのではないかという話があるのです。肩が凝る前に何か、もうつらい仕事はやめて休むとか、人とのつき合いでも肩が凝るようなつき合い方はしないようにしているとか、実はそういう人間の生きる力的な部分で肩凝りを回避しているところが西洋人にはあるみたいで、機械力に全然頼らない形の健康の維持、追求というのはそれもあり得ると思うので、人間が本来持っている力と機械力をいかにバランスさせて健康を実現していくかということがポイントなのだと思います。

高橋室長
 それでは、お待たせいたしました。菊池さん、お願いいたします。

菊池祐美
 私は、病院について、私自身の実体験を含めてお話ししたいと思います。
 岩手県はとても広いのですけれども、この広さに比べて、病院の数が少ないと思います。また、病院があったとしても専門の先生がいなかったり、お医者さんの数が少なかったりして、2時間、3時間待ちがざらではないかと思います。私自身難病を患っていて、月に1回の通院を余儀なくされているのですけれども、盛岡の病院なので、盛岡まで通うことが必要だし、専門の先生が週に1度しかいないため、何かあったとき不安で生活しています。
 入院した際には、沿岸のほうからわざわざ盛岡の病院まで時間をかけて通院していくという話も聞きました。お医者さんの数が少なかったり、病院の数が少なかったりするのはしようがないことだと思うのですけれども、都会のほうに行くと専門の先生がたくさん勉強したりしていて多いので、都会のほうから先生がもっと増えて、病気の人たちも暮らしやすくなったらいいなと思います。
 私は今4年生で、就職を考えているのですけれども、地元就職したいなと思っているのですけれども、自分の病気のことを考えると、就職するとなったときに、専門の先生がいたほうが安心できるかなと思っていて、都会に行くことも視野に入れています。高齢化が進んでいて、病院を増やしたほうがいいなというのもあると思うのですけれども、若くて病気を持っていたりする人がいると思うので、そういう人たちも安心して仕事を地元でできるように、病院の数だったりお医者さんが増えたらいいなと思っています。
 話が全然変わるのですけれども、ふるさと振興については、中学校2年生のときにいわて希望塾というイベントに参加させていただきました。中学校のときに参加して、岩手のいろんなお話を聞いて、岩手の良さだったり、こういうところ改善しなければいけないのだなというのを話して、中学校のときにそれを知りました。
 今の歳になって、また中学校のときとはいろいろ違う考えが出てきているので、岩手の中学生が集まる会だけではなくて、大学生とか、高校生とかの歳になってもこういうイベントがあって、各地の学生が意見を交流できる場がつくれれば、岩手に関してみんなが、若い人たちが考える機会ができれば良い方向に動いていくのではないかなと思います。

高橋室長
 ありがとうございました。
 知事、お願いいたします。

達増知事
 岩手県は病院が少ない、医師が少ないというのはそのとおりでありまして、そこは本当に申し訳なく思っているのですけれども、お医者さんについては10年ほど前から岩手医大医学部が定員を増やして、それで年間80人だったのを年間130人まで50人増やし、この間宮城県にできた新しい医大というか、医学部がある大学の医学部の定員がたしか55人だったような。だから、新しい医学大学を1つつくるに匹敵するくらいの定員増は10年ぐらい前にしていて、ようやく3年前からその増やしたことに併せて、奨学金免除制度で、岩手で働けば奨学金免除というのも組み合わせ、そこから出た人がこの3年間で50人くらい、岩手のあちこちで活躍するようになっています。しかし、やっぱりそれだけでは足りないと思っているので、岩手のほかにも全国には医師不足県があっちこっちにありますから、一緒に力を合わせて国に働きかけて、やはり都会からというか日本全国、医師としてのキャリアの中で、一定期間地方病院での勤務を義務づけるみたいなことをしないと、やっぱり日本全体としてもたなくなると思っていまして、そういうことを国に働きかけるというのをやっていきたいと思っています。
 そして、都会への就職という話で、さっきの梶原さんのときにもちょっと言い忘れていたのですけれども、岩手県から人が岩手県外に出ていく流れというのは、実は非常に大きな変動があります。一定のペースでとうとうと流れているわけではなくて、例えば最新の数字だと5,000を超えてしまいました。最新のデータだと1年間に5,000人以上外に出るような感じになっているのですけれども、一番少なかったのが1995年で、329人しか外に出ていない年があります。だから、ほぼゼロと言ってもいいのではないかと思うのですが、人口流出ゼロの年もあったのです。一方、1980年代、バブル経済に向かって都会、東京経済がものすごく成長していたころには、年間1万人ぐらい流出していた時期もありました。90年代は逆に地方の景気が良くなり、地方での民間投資も増えて、95年が329人でしたけれども、その前後、年間1,000人ぐらいしか岩手に外に出ないというような年もありました。
 ということは、うまく条件が整えば、岩手で働きたい人は全員岩手で働けるみたいな、そういうことも年によっては実現していますので、1つは岩手でどういう働く場があるかという情報の共有をできるだけ広く深く行うことと、あとはそれでも都会に人がどんどん行った時代というのは、東京の景気と岩手を始めとする地方の田舎の景気にかなり格差があった時代なのです。バブル時代がそうでしたし、あとは21世紀に入って、2000年代初期も地方経済が非常に弱くなっていて、都会との格差が広がり、岩手から年間5,000、6,000という規模で流出していた時期がありました。そういう意味では、岩手の経済、つまり景気が総体的に悪いと、それは給与水準とか、雇用条件もその分弱くなってしまいますので、給与水準とか雇用条件を一定程度都会に比べて、都会以上にするのは難しいのですけれども、空気がいいとか、水や食べ物がおいしいとか、あと自分の実家に近いとか、そういったメリットとの合わせ技で、都会に行くよりも良い条件に持っていけるように努めているところであります。一方ミクロ的にはそれぞれの人生ですから、やっぱり今自分はここに行く、ここで働くみたいなところはそれぞれで見定めて、広い地球上、日本の中はもとより世界中にいろんな働く場とかはありますので、自分が今どこで働くかということはそのとき、そのとき見定めではあるのですが、県としてはそのとき岩手を選んでもらえるような条件整備、環境整備は一生懸命やっていこうというところであります。
 あと、中学生対象のいわて希望塾を大学生とか高専生とかぐらいでもというのはいい話だと思います。希望塾で私が強調したのは、好きなものを増やし、また好きなものをより好きになってほしいということだったのですけれども、それが自分の仕事や暮らしの生きがいにつながってきますし、また人と人とのつながりも、同じものが好きだというつながりというのは非常に人と人を結びつけますから、そうすると高校生、高専生、大学生くらいの世代の場合には、それぞれが自分はこれが好きというのを発信したり、また自分の好きなものを探したりして、それで人とつながっていくというところが確実かなと思います。
 地域振興のためのネットワークづくりとかというのも何か義務感、やらされ感で同じ地域の人みんなつながれとかやると、なかなか苦しい部分があるかもしれないのですが、好きなものとか好きなことから始めていけば、それはeスポーツでもいいし、新しいスポーツをつくろうとかいう話でもいいし、食べ物とかでも、一関市内はやっぱり格之進の肉は食べたことがあるというふうになってほしいと思うし、あとおいしい豚肉を生産している牧場もあるし、あと鶏肉もうまいですからね、とかそういうところから一関市でのネットワークを広げていく手もあるのではないかと思います。

高橋室長
 皆さんから一通りお話を伺ったところですが、予定の時間となってしまいました。ごめんなさい。さっきどうしても言い足りなかった、最後にこれだけはどうしても言っておきたいということがあったら、お二人ぐらいかな、お話しいただければと思いますけれども。

達増知事
 2人分あるということは、そこまで重くなくていいということなので、軽い感じでも2人分の枠があるということで。

高橋室長
 三浦さん、さっきお話が途中で。

三浦大輝
 そうですね。軽く何か今後こういうことになればいいなという。さっき岩手との関わりは言えなかったので、未来の運動会、新しい運動会をつくるという人たちは、いろんなところで行われていると言ったのですけれども、例えば渋谷の未来の運動会、大阪。大阪は、2回目を今やろうとしています。京都、福岡も次をやろうとしていて、山口は4回ぐらいやっていて、あとは小林の運動会みたいな、本当に結構地域のところでも未来の運動会をやろうとしている。
 でも、東北地方で未来の運動会まだやっていないのです。岩手ナンバーワンになりませんかということ、そういう構想がというか、一関に僕はまだ2年いるので、その間に未来の運動会やれそうな流れまではつくれると良いのかなという、そういうことは思っています。

高橋室長
 ほかの方いかがですか。周りの方のお話を聞いて、これだけはという。

達増知事
 山口県には、未来の運動会とかをやるアートラボのようなものが山口県にあり、という話は聞いていて、うらやましいなとか、うらやましがっている場合ではなく、岩手にも何かそういう活動を起こすようなものをというのは考えています。

三浦大輝
 オガールと近い感じの施設になっています。体育館があり、図書館がありみたいな。体育館はそれに研究室、リサーチラボみたいなものと、あとはスタジオとか、もうちょっといろいろついています。あと向かいに病院があって、けがしても大丈夫みたいな感じになって、オガールに足りないのは病院かなみたいな感じです。

吉田校長
 荒牧君の健康のあれとタイアップして筋トレやれば健康にもなりますよね。

三浦大輝
 そうですね、スポーツと健康。健康寿命を延ばそうみたいな。

吉田校長
 そうそう。

高橋室長
 よろしいですか。
 校長先生からも皆さんのお話聞いて、コメントがあれば。

吉田校長
 皆さんの発言を聞いていて、非常にいろんなことをやりたいという熱意、あるいはいろんな御意見持っているのはとても頼もしく思いました。本当にこの学校、我ながらすごいなと思いました。皆さんのような学生がいるということ自体ありがたいと思います。
 ただ、それを実現するというのは行動力、若者の特権というのは行動力だと思います。私たちの年齢になると、ちょっと変なことをやるともう「わっ」と問題になりがちで、やめておこうかなということで、いろんな制約があり過ぎて、その中で止まってしまいます。だけれども、規範から外れる勇気というか、こうでなければならないという、そういう規範から外れる勇気というのが必要だと思います。そのためには信念を持っていないと、絶対これで正しいのだという信念を持って、行動力を持って、何か1歩、2歩、3歩踏み出すという、そこが期待するところです。皆さん方はとても良い考えを持っていることが分かりました。それが許される懐の深さを我々は持たないといけないというふうに感じます。
 地球温暖化問題について、16歳の高校生が毎週金曜日の授業を欠席して、啓発活動したことが報道されましたよね。あれは、学校がもうだめだと言ってればできなかったのです。それを許容する懐の深さがその国には、その学校にはあったということです。そういうことに対する社会的な懐の深さも必要かなと私は思っています。

高橋室長
 ありがとうございました。

知事所感

高橋室長
 それでは、最後に知事からお願いします。

達増知事
 大変おもしろい話、また参考になる話を聞くことができたと思いますし、この一関工業高等専門学校という場を中心にしながら、非常に伸び伸びと学び、またいろんな活動に挑戦しているというところ、大変頼もしく思いました。是非その調子で、更に未来に進んでいってほしいと思います。今日は、どうもありがとうございました。

閉会

高橋室長
 
皆様、本日は大変ありがとうございました。
 これをもちまして、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in一関」を終了します。

 

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