「いわて幸せ作戦会議in奥州」(令和元年6月14日 県南地区)

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ページ番号1022892  更新日 令和1年8月20日

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日時
令和元年6月14日(金曜日)10時30分から11時50分まで

場所
奥州地区合同庁舎分庁舎 3階大会議室

出席者

  • 参加者(敬称略)

    髙橋  福巳(株式会社WING 代表取締役社長)
    海鋒 徹哉(白金運輸株式会社 代表取締役社長)
    アイミ ジーン ベル(一関市国際化推進員)
    佐藤 大雅(花巻農業高等学校 3年生)
    谷川 瑛希(花巻農業高等学校 3年生)

  • 県側
     知事、県南広域振興局長、理事兼ILC推進室長、秘書広報室長

開会

高橋室長
 おはようございます。ただいまから県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in奥州」を開催いたします。
 皆様には御多忙のところ御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
 今日は、「国際リニアコライダーの実現に向けて」を懇談テーマとし、この県南地域で製造業や地域の国際化など、様々な分野でILCの実現に向けて取り組まれている方々にお集まりいただいております。PR活動に取り組む高校生のお二人にも出席いただいております。
 私は、進行役を務めます県の秘書広報室長の高橋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

写真:懇談会の様子1

高橋室長
 それでは、開会に当たりまして知事から挨拶を申し上げます。

達増知事
 皆さん、おはようございます。
 県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in奥州」でありますけれども、県政懇談会のタイトルに「いわて幸せ作戦会議」というのを使うようになったのは今年度からでありまして、これは今年度から始まるいわて県民計画(2019~2028)、県の10年計画の基本目標に、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわてというのを掲げているところから、県民計画に沿って県民を幸せにしようと、岩手に関わる全ての人を幸せにしようという作戦会議と位置づけて、この県政懇談会をやっています。
 そして、新しい県民計画の11のプロジェクトというところの一番最初に書いてあるのがILC、国際リニアコライダーでありまして、今日はこのILC、国際リニアコライダーの実現に向けて様々な活動をしていらっしゃる皆さんのお話を伺いながら、県の政策に反映をさせていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

高橋室長
 それでは、この後の進め方についてですが、まず私から御出席の皆様方を紹介いたします。その後、お一人ずつ自己紹介をお願いいたします。その後、今日のテーマに沿ってお話をいただきます。そして、最後に自由懇談の時間も設けたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、本日御出席の皆様を御紹介いたします。
 株式会社WING代表取締役社長、髙橋福巳さんです。

髙橋 福巳
 こんにちは。北上の方から参りました製造業を営んでいます株式会社WINGの髙橋と申します。

高橋室長
 白金運輸株式会社代表取締役社長、海鋒徹哉さんです。

海鋒 徹哉
 よろしくお願いします。

高橋室長
 一関市国際化推進員、アイミ ジーン ベルさんです。

アイミ ジーン ベル
 よろしくお願いいたします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 岩手県立花巻農業高等学校、佐藤大雅さんです。

佐藤 大雅
 よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 同じく谷川瑛希さんです。

谷川瑛希
 よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 県からは達増知事、県南広域振興局の平野局長、政策地域部の佐々木理事兼ILC推進室長です。

平野局長
 よろしくお願いします。

佐々木理事兼ILC推進室長
 よろしくお願いします。

高橋室長
 また、県議会議員の皆様にもお越しいただいておりますので、御紹介いたします。恐縮ですが、選挙区の順に紹介させていただきます。
 花巻選挙区選出の川村伸浩議員です。
 北上選挙区選出の関根敏伸議員です。
 一関選挙区選出の飯澤匡議員です。
 奥州選挙区選出の郷右近浩議員です。
 同じく菅野ひろのり議員です。

高橋室長
 どうぞよろしくお願いいたします。
 皆様のお手元にお菓子と飲み物を準備しておりますので、どうぞ召し上がりながら御懇談いただければと思います。
 今日のお菓子を紹介いたします。

平野局長
 それでは、私の方からお菓子と飲み物について一言だけ説明させていただきます。
 今日は、どら焼きを用意しております。ガーデンハックルベリーどら焼きということでございまして、普通はあんこなのですけれども、今回はガーデンハックルベリーが入っているというものでございます。
これをつくりましたのは、奥州市内のお菓子屋さんなのですけれども、共同開発した相手方がおります。江刺自動車学校であります。この江刺自動車学校でガーデンハックルベリーを栽培しております。そして、加工してジャムにまで仕上げております。この自動車学校とお菓子屋さんがコラボしてつくったのがこのどら焼きであります。
では、なぜ自動車学校がこのガーデンハックルベリーをつくっているのかと。江刺の自動車学校、やっぱり少子化の影響も受けまして、なかなか経営的にも厳しいと。農業の6次産業化というのに取り組んでいます。その一環として、このガーデンハックルベリーを栽培して販売までしていると。
 では、何でガーデンハックルベリーかと。ブルーベリーは目に非常にいいと言われているのですけれども、ガーデンハックルベリーはその成分が7倍入っているということで、自動車学校としては目が悪いと困りますので、目が良くなってほしいと、そういった意味を込めてこれを栽培しているということのようであります。市内では非常に話題性がある商品ということでございます。
 あと、今日のお茶でありますけれども、これは地元のふるさと農協でつくっているお茶でありまして、ハトムギを使っています。このハトムギ自体は、奥州市の衣川で100%生産しているものでございます。いずれも奥州の商品でございます。どうぞゆっくりと御賞味いただきたいなと思います。

達増知事
 いただきます。

平野局長
 このどら焼きの皮にも奥州でつくったみそを使っています。結構みその香りがすると思いますけれども。

懇談

写真:懇談会の様子2

高橋室長
 それでは、懇談に入らせていただきます。
 最初に、お一人2分程度で自己紹介をお願いいたします。お話しいただく順番は、髙橋さんから順にお願いします。

高橋室長
 それでは、髙橋さん、お願いいたします。

髙橋 福巳
 御紹介いただきました髙橋でございます。今日はよろしくお願いいたします。
 私ども北上の北工業団地にあります製造業を営んでいる会社でございます。ILCとの関わり方ですが、お手元の方に会社案内とブルーのファイルをお配りさせていただきました。その中に1枚のA4の用紙がございます。ここに我々がILCに関わっている内容が書かれているわけですけれども、ちょうどILCで電子と陽電子が飛び交う、あちら(会場壁面に貼られた図)にある黄色のクライオモジュールの真ん中の部分、そこで電子と陽電子が加速する部分、そこの中心にレアメタルでつくられた9セル空洞というものがあります。その空洞の内面を加速を良くするために研磨をする装置を開発しているのが我々の関わり方、活動でございます。
 あとは、ここに黄色いペンを1本置いてあるのですけれども、こちらは一昨年の5月にカナダのバンクーバーで加速器の国際学会が開催されました。そのときに我々グループでポスターの展示をさせていただいたときに、皆様にお配りしたペンになります。
 ということで、現在はある程度検証も済みまして、これからは装置の開発に本腰を入れていこうというところまで来ているところでございます。というような会社でございます。

高橋室長
 ありがとうございます。
 それでは次に、海鋒さん、お願いします。

海鋒 徹哉
 白金運輸の海鋒と申します。よろしくお願いします。
 当社は、奥州市江刺に本社がございまして、奥州市内、それから北上市内にそれぞれ営業所、あるいは物流倉庫を構えさせていただいて、秋田、福島、関東の方にも拠点を設けて、総合物流ということで、どちらかというと製造メーカーさんの物流の方が得意というか、多くやらせていただいておりますが、あわせて岩手県の港湾を活用して国際物流にも取り組んでおりまして、様々関連団体とも御一緒させていただいて、貿易の促進等々には協力をさせていただいているという形であります。
 ILC誘致に関しては、どちらかというと会社というよりも商工会議所の活動であるとか、私は青年部の代表者とか、あと数年前までは青年会議所の方で役をさせていただいて、ILCのPR活動を一部させていただいていたということがあります。ILCの推進協の方、吉岡先生ですね、今岩手大学の吉岡先生からは、まちづくりであなたは貢献できるのではないのというのが、私ちょっと吉岡先生とモビリティーに関して、物と人の動き方がこういう限界集落が少しずつ拡大する地域で学園、学術都市をつくっていくといったときに、人と物の動きを、私個人も都市型ではなくてこういう地方型で革新していかないといけないのではないですかというようなことをちょっと意見交換をさせていただいたことがありました。恐らくそういうことをしゃべれということで、今日ここに座らせていただいているのかなというふうに思いますが、また、ILCだけではなくて、次の時代にどういった運輸、人と物の動きが必要かということに関しては、私見をお話をさせていただければなというふうに思っております。よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 それでは、アイミさん、お願いします。

アイミ ジーン ベル
 初めまして。一関市国際化推進員のベル・アイミと申します。私は、もともとオーストラリアのパース出身です。
 私は一関市には去年来ました。仕事は、主にSNS、英語でILCや一関市のことを発信することです。そして、ILCが本当に実現する際にはどのような取組が必要なのかなどを検討しています。
 去年来たばかりの私は、本当に一関はどういうところなのだろうと、それまで分からなかったので、学びながら、経験しながら、英語版のウェブサイトをつくりました。そこでは、観光や食べ物、イベント、生活についての情報を載せています。
 私は、気仙沼に3年住んでいたのですけれども、そこでILCについて初めて聞いてびっくりしました。私はもともと物理、素粒子物理がすごく好きだったのです。この地域に来たときに、ええ、こんなすばらしいことがあるのですねと思って、まさか関われることになったことに驚いています。どうぞよろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 それでは、佐藤さん、お願いします。

佐藤 大雅
 初めまして。岩手県立花巻農業高等学校から参りました佐藤大雅と申します。
 私は、生物科学科に所属しております。生物科学科では、牛を飼育したり、米などをつくったりしています。去年からは、銀河のしずくという米をつくって、地域の人たちにも販売したりしています。
私は、今年の1月に東京で行われた販売実習にも参加し、ILCのことを深く知り、そしてさらに地域の人たちにも広めてILCを発展させていきたいと思っています。よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 それでは、谷川さん、お願いします。

谷川 瑛希
 同じく岩手県立花巻農業高等学校から参りました谷川瑛希と申します。
 私は、生物科学科で果樹専攻班を専攻しており、プロジェクト学習を通してILCを周知する活動を行っています。リンゴを着色管理の過程でILCの文字やマークをリンゴへ印字し、その活動を通じて皆様に花農リンゴとして周知活動に取り組んでいます。
 本日はよろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 皆さん、ありがとうございました。
 それでは、皆様から自己紹介をいただいたところで、ここからは今日のテーマ「国際リニアコライダーの実現に向けて」に沿って、皆様の現在の取組や課題、今後の方向、御自身の抱負、あるいは県への期待なども含めてお話を伺います。
 先ほどの順番で、髙橋さんから、今度はお一人5分程度でお願いします。その際、髙橋さんと海鋒さんのお話、アイミさんのお話、佐藤さんと谷川さんのお話というふうに進行を区切りまして、合間、終わりに知事からコメントをするというような感じで意見交換を進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。
 部屋の中、エアコンも入っておりますが、どうぞ上着をお取りになって、楽にしてくつろいで懇談いただければと思います。
 それでは初めに、髙橋さん、お願いします。

髙橋 福巳
 我々の会社は、プラスチックの加工をしている会社でして、樹脂加工で何でILCなのと。クライオモジュールを見ても、プラスチックの部品などほぼほぼないのです。ただ、これを製作する段階の上で、どうしても電子と陽電子が加速する部分の部品の内面を研磨する装置が必要だと。その装置は危険な薬物も使いますし、それとあとは配管関係が金属ではもたないのです。そのために、高価な樹脂を、プラスチックを使ってつくっているというのが今の現状だったのです。それを安価な装置をつくって世界に広めていこう、そしてあとはもしこれが完成というか、岩手に誘致が確約されれば、それを今度はつくるのに時間を余りかけてはいられない、早い時間でつくらなければいけないということも言われていました。時間の短縮、それによって経費も短縮されるということもありますので、その辺も考慮して装置の開発を進めようということで、私のところと、それから民間の企業さん2社、それから工業技術センターさん、産業振興センターさんと手を携えて研究開発を進めているところです。
 現在は、プロトタイプの実験装置はもうつくられていて、実験もほぼほぼ完了に近づいてきております。高エネルギー加速器研究機構の先生方の協力も仰ぎながら実験を進めてきて、それなりの効果を出していると。
 これからの進め方なのですけれども、今度は販売するための装置の設計、まずは試算、どれくらいの費用がかかるのかとか、そういったところから今着手をし始めたところです。本格的な設計を今始めたばかりというところなのですけれども、何とか来年早々にはプロトタイプの装置を一台でもつくりたいかなというふうな考えもあって、進めているところではあるのですけれども、一番の問題は金銭的なところがやはり大きいかなというふうに考えています。
 開発品ですので、どれくらいというふうな金額を定められないというのが現状のところでして、我々も活動を初めてもう5年ぐらいになるのですけれども、やはり今までは研究的な要素が多かったので、それほどお金もかからなかったと。ただ、これからは実際に販売するための装置をつくるですとか、こちらに、例えば岩手にILCが誘致されると完全に確定されたというふうになると、どこかにやっぱりラボもつくられるだろうと。そういうラボにも我々の装置を入れていきたいというふうなもくろみもありますので、やはりきちっとした形で装置を見せていきたいというふうな思いで今活動をしているところです。
 ただ、一番問題になっているのは、やっぱり金銭的なところかなと。民間3者集まっていますけれども、どれくらいかかるかという試算はこれから出始めるのですが、かなりの金額を要するのではないかというふうにも想定されています。その辺で、県さんですとか、国の支援が少しでも使えるような制度ができれば、我々も助かるのかなというふうに、いつも議題にはのってくるのですけれども、そのような形で活動を進めています。
 あとは、今月6月の末から7月の上旬にかけて、今度はドイツの方で国際学会が開催されます。ここには、最終的な発表ということで我々もポスターセッション、ポスターの展示をすることで、メンバーがドイツの方に向かうというふうな計画も立てておりました。
 あとは、ILCに思う思いというか、私の思いなのですけれども、私はこのILC、是非岩手に誘致していただきたい。いろんな産業が岩手県には来ています。私どもの工場の近くには、大きな東芝さんの工場も建てられています。自動車関連もいっぱい来ています。そこに国際的なプロジェクトであるILCを引っ張るということは、とても意義のあることだと思うし、岩手県がこれからやはりもっと名前が知れていくというか、みんなに知っていただく大きなチャンスではないかなと私は思っています。いろんな国際的なプロジェクトですから、海外からのお客様もたくさん来られます。そのことによって、グローバルな土地に変化していってほしいかなというふうに思います。
 ここにも学生さんが2人来られています。決してILCができたからといって、すぐに何かが生まれるものではないですよね。ですから、何十年かかるかもしれない。それが数年かもしれないし、できた瞬間に生まれるかもしれない。分からない。でも、我々のためのものでもあるけれども、やはり将来の子供たちだったりとか、これからの人たちのためにつながっていくものでもあるし、そのことだけではなくて、観光だったり、産業だったり、いろんなところでのメリットがあると私は思っています。
 ただ、開発するには、木を切ったりですとか、穴を掘ったりですとか、いろんなことをしなければいけない。でも、環境はやっぱり大事です。企業としては、環境をマネジメントしなさいですとか、いろんな環境に対する考慮をして、産業を盛り上げていくということが使命とされています。同じように、どの産業でもやはり環境というか、木を切ったりですとか、土地をならしたりですとか、いろんなことで森を潰したりとかすることもあります。でも、それと共存して生きてきていたのが今までなので、今回大きなプロジェクトではあるけれども、そこに環境も配慮しながら、ともに環境と一緒に産業を反映させていくということができれば、岩手はもっと良くなるのではないのかなというふうに思います。私も緑が好きなので、田舎は大好きですから、自然だったりとか、そういったところをやはり残していきたいのは私も考えを持っています。なので、その辺のところがうまくいったらいいかなというふうに思っておりました。

高橋室長
 ありがとうございました。
 それでは、続いて海鋒さん、お願いいたします。

海鋒 徹哉
 今日私はILC自体に、技術的なことは余り分からない分野の人間ですので、先ほど自己紹介でもお話をさせていただいたとおり、ILCを誘致することで新たな研究都市、学術都市のようなものが形成されるということを前提にということではあるのですが、それ以前にやはり岩手県の全域にわたると思うのですけれども、各市町村の抱えている課題というのはやっぱり人口の減少であったり、それに伴って限界集落ないしはそれに近い地域がどうしても広がってきているということで、私は物流ということで物を運ぶ、お届けをするということの分野の人間なのですが、市民の皆さんの身近なところで言うと、例えばヤマトさんとか、佐川さんのような宅配というサービスが一番皆さんぴんと来ると思うのですが、物流全般でいうとあれは本当にごく一部で、生産活動、流通活動のバックヤードで行われている大きな物流の方がやはり物量としては圧倒的に多いのです。とはいえ生活に密着している物流がどんどん、どんどん疲弊してきていると。ヤマト運輸さんが一昨年ですか、大変な社会的な報道があって、人件費が料金にはね返ったので、皆さんお分かりになっていると思うのですけれども、やはり人手不足という形で配達が非常に苦しくなってきていると。
 これは、配達だけではありません。例えば東京と岩手を結ぶ幹線便も同じことであります。そういった中で、このまま行くといわゆる限界集落、あるいは限界集落のような地域に配達する企業とか組織がなくなってくるというのが一番怖いというふうに私は思っています。私はこの地域に住んでいる人間ですから、消費者としてもそうだし、サービスを提供する業界としてもそうなのですが、やはり公共的なサービスとしては続けていかなければいけないと。ですから、ちょっと目を現場に向けてみると、ヤマトさん、佐川さんそのとおりですし、JPさん、それからケータリング、要は食材を運んでいる会社さんとか、あるいは大手スーパーさんだと買い物代行をしていたり、様々違う業者さんが皆さん別々にやっています。
 私ども別会社でリサイクル品、資源回収の仕事を市から委託されている部門があるのですが、そこは一般廃棄物の収集運搬というカテゴリーで、今度は回収をしてくる仕事をしています。これもまた全然違う仕事です。当社はリサイクルですけれども、一般ごみの収集をされる、塵芥車でやっていらっしゃる業者さんもいらっしゃいます。ということで、皆さんばらばらに全部やっているのです。これは無駄ではないですかということと、それから当然バスとタクシー、これも別々に走っています。
 ということで、私以前に東北運輸局の局長さんとお話しをする機会があったときにこの話を、5年ぐらい前だったのですけれども、させていただいたことがありまして、これを全部合一でやるところが、これには法律の壁はたくさんあります、実際には。でも、そういうことをやっていかないと、東京、大阪、名古屋圏以外の地方都市は消滅していくのではないでしょうかということをちょっとお話をさせていただいたときに、それはそうだよねという話になって何か取組をしたいのですという話をさせていただいたときに、奥州市の方と国交省さんからもお声がかりをいただいて、何かできないかという話は、話としてはし始めました。
 その後に、今法律があるかどうか分かりませんが、過去に過疎指定地域の指定を受けている地域だけは、貨客一貫の規制緩和地域がありますということで、奥州市内だと江刺がその地域に当たるということで、これからの取組にはなりますけれども、タクシー会社さんとかバス会社さんと、あとは行政の皆さんにも後押しいただいて、ヤマトさんとかJPさんと共同で様々物をお届けするということをできないだろうかということを是非やっていくべきではないでしょうかということを、ここ数年ちょっといろんな方にお話をさせていただいていまして、これは奥州市だけではなくて、恐らく岩手県全域でも言えることになってくるだろうというふうに思っています。
 そういう限界集落に近いところに新たな研究都市が出てきますので、これは複合的に考えると、今中山間地に住んでいらっしゃる方の公共的な足を何とか行政というか、市民全体で確保していくことで市民生活のレベルを落とさないようにする、生活できる圏域を守っていくということと同時に、ここに研究者の方がお住まいになるということを前提で考えると、これ一緒に考えて発展的にもうちょっと考えた方がいいのではないかなというのが最近私が考えていることであります。ですので、旧過疎指定地域だけではなくて、もうちょっと広いエリアで貨客一貫ができないかということは、国に是非県としても訴えかけをしていっていただければありがたいというふうに思っていますし、その中で大切なのは、私は建設とか、そういった分野はちょっとよく分からない部分があるのですが、新しい学園都市ができる、どちらかというとそこに住まう方々がある程度いらっしゃると考えたときに、やはりグランドデザインをしっかりつくっていく、多分各市町村だとILCの誘致に合わせてこういうことをしたいということはお話をしていると思いますし、各市町村で連携の協議はしていると思うのですけれども、全体的に今県議さんが後ろにいらっしゃるので、花巻から一関、実際に国内で製造される装置もありますけれども、海外から来る装置もあって、大船渡、釜石では、当社も当然関わっていくことになるのですが、輸入されるそういった設備、補給部品であるとか、消耗品なんていうものは、港として受け入れをして、しっかり物流としてサポートしていくということも考えられますので、そういった岩手県南と言ってしまうとあれですけれども、関わる市町村が連携したグランドデザインが必要ではないかなと。その中で、私としては人と物の動き、モビリティー、車の動き、そういったものを未来志向で、今までの垣根は余り考慮せずに、こうしたいということをつくって、その上で関係省庁なんかとも話をしていって、ILCを誘致して、その効果、成果を是非最大化していきたいと、そういったことを希望したいなというふうに思っています。

高橋室長
 ありがとうございました。
 それでは、知事、お願いします。

達増知事
 WING、髙橋さんは、超伝導加速空洞の研磨装置の開発ということで、大体研究段階のプロトタイプはもうできて、いよいよ販売する実用化段階のものの本格的設計に入り、そこで金銭的問題が目の前に浮上してきているということで、これは進展しているがゆえの悩みということで、その段階まで来たというのは大変すばらしいことだと思います。
 研究開発について、どう資金調達するかは重大な問題で、このILC実現というのを契機に、やっぱり岩手なりにそういう資金調達、ILC関連地元企業研究開発の金銭調達の仕方は、県としても考えていくべきことなので、考えましょう。大学みたいな研究機関で研究開発を担えば、研究費というものが来るわけなのですけれども、民間企業でやる場合にできたものが幾らで売れて、何年間で幾ら稼げるから、先行してこのくらい投資するみたいな貸し付けを銀行とかからやってくれるならいいのですが、さすがの銀行もそこまでの計算ができない状態でありましょうから、そこを公的資金と、あとは民間資金、それぞれをうまく調達するやり方をやっぱり県で考えないとですよね、ということだと思います。銀行とか金融機関にも考えてほしいところではあるのですけれども。

髙橋 福巳
 協調融資でもいいと思うのですけれども。

達増知事
 ええ、そうなのですよね。リスクというものがあり、一方ある段階を経れば確実に買ってもらえるみたいなところもあるので、決して資金を出す側、投資する側も悪い話ではないはずなので、うまくやりたいなと思います。
 そして、海鋒さんのまちづくりの観点から、移動、輸送、運輸の世界ですよね。これもやはりILCを契機に岩手なりのモデルになるような移動、輸送体系をつくっていくチャンスなのだと思います。全てが自動というわけでもない、生身の人間が関わったり、あとお話にあったように貨客混載ですか、今ある無駄を廃し、ばらばらでやっているのを一緒にやることで、かなりは調整できるのだと思うので、そういう制度と技術とを駆使して、ILC型のそういう移動、運送システムをやっぱり構築する必要があるのだと思います。
 グリーンILCという言葉があって、エネルギー源の調達についてもできるだけ再生可能エネルギーでILCの電力を賄おうという話もあって、ILCに合わせてそういう新しい再生可能エネルギー、電力調達の体制もつくろうというふうな話もありますし、それはILCだけのためではなくて、広く岩手で生活したり、仕事をしたりしている人たちにとっても利用できて、役に立つような運送、移動についてもしていくと、このILC周辺はもちろんですけれども、県北の方とか、やはり移動、運送手段にこのままだと困るような地域も助かるようなシステムを開発していきましょう。ありがとうございます。

高橋室長
 それでは次に、アイミさん、お願いいたします。

アイミ ジーン ベル
 ILCの誘致活動は、現在岩手に住んでいる外国人の現状を把握することや、これから岩手に住む外国人に何が必要かを把握するためにもなると思います。そのきっかけを生かせるように皆さんと頑張りたいと思っています。
 この1年間働いている中で前向きな変化も感じておりますが、課題や気づきもあります。ILC実現に向けての課題のひとつは、国際化からちょっと離れるけれども、自分も情報発信とかの仕事もしているので、まずは情報発信の充実についてです。SNSの正しい使い方とかサイエンスコミュニケーションについて研究や研修をすることが大事だと思います。ILCに興味が湧くような魅力的な発信が思いつかない、伝え方が難し過ぎることもあります。素粒子物理やILCの技術は、何年かけても伝え切れない、理解できないものが多いので、自ら勉強したい気持ちになれるようなきっかけをつくらないといけないです。
 私は学生時代、数学や理科は不得意でしたけれども、あるきっかけで素粒子物理が大好きになった時期があったので、是非皆様にもその気持ちになってほしいです。ILC推進課、サイエンスコミュニケーター、研究者がまとめたパワーポイントやビデオなどを参考に、市民が興味を持つような共通のすばらしい教材を製作したいです。SNSの発信は、県や市の投稿するトーンやポリシーをはっきりさせて発信すべきだと思います。
 ILC実現課題の2つ目、こちらは国際化です。国際化に向けた情報共有データベース化システムについてです。伝えたい情報が分散、重複しており、わかりにくいことや仕事がかぶったりするおそれがあると思います。例えば岩手県の各市役所や県庁のそれぞれの国際化に向けた取組に関するデータを一つのデータベースにリストアップができれば、各市や県の現状やどのような取組ができているのかが分かりますし、それを見て新しい発想が生まれるかもしれません。その1カ所のサイトをバイリンガルの担当にその情報を訳してもらえば、外国人の友達にそれをその言語で発信できます。現時点では、大事な情報を多言語版にしたり、外国人支援のために立ち上げた取組が外国人に伝わっていないので、もったいないと思います。初めは簡単なアプリ、グーグルスプレッドシートなどで情報を共有していくのがいいと思います。
 課題3つ目、国際化に向けた取組を検討する際には、必ず複数の外国人の意見を聞く、国際交流団体だけに頼らずに、まちづくりに関する意見交換や地域のイベントや取組に住んでいる外国人を誘い、どんどん活用すべきです。気仙沼では、よくALTの仲間や技能実習生、もともと気仙沼に住んでいる外国人と地域の皆様と接する場が多く、地域をどう盛り上げるかなどを一緒に考え、地域のために頑張りたいという気持ちが湧きました。おかげで地域に住んでいる外国人とのきずなやチームワークも深まりました。地域の人たちから手を伸ばすことで、みずから自然な触れ合いが生まれ、お互いの理解や尊敬が生まれ、ウィン・ウィンです。新しい取組をILCに結びつけることにより、ILCプロジェクトに協力したい気持ちも強くなると思います。国際化も外国人が来て始まることではなく、お互いの理解から始まるものです。これから岩手に望むことは、素早く行動できる地域になることです。これからは、国際化は無視できないので、岩手県が国際化の最前線の県になったらすごく格好いいと思います。
 最後に、これからもインバウンドや技能実習生、ILCの実現による岩手に訪れる外国人は増えると思うので、来るときに一番大事な質問、来て安心できるのかについてひとつの指標となる、日本政府観光局、JNTOのウェブサイトに都道府県が選定した外国人旅行者の受け入れ可能な医療機関のまとめがあります。いろんな県を見比べると、受け入れ可能な医療機関は茨城県80、面積が広い北海道は46、海外観光客が一番少ない鳥取県は14、岩手は見たところ一番少なく3、岩手がこれから医療通訳に関心を持ち、行動しているのはすばらしいことだと感じております。岩手の方々には、国際化が日本ではどんどん進んでいる中で取り残されないよう実感してほしいです。

高橋室長
 ありがとうございました。
 それでは、知事、お願いします。

達増知事
 アイミさん、ありがとうございます。岩手県にようこそ来てくださいました。大変助かります。
 まず、情報発信が課題だということで、ILCに関係する科学的知識の分野や、また最近の動向など、うまく発信して、また多言語化もされるようにしていかなければならないと思います。
 そして、多言語化のつくり方については、いろいろ担当しているところがそれぞれ工夫をしていますけれども、これは岩手県では秘書広報室の仕事でもあるのですけれども、やっぱりそれぞれがとりあえず多言語化すればいいということではなく、やはり使いやすい共通のやり方を工夫してみるとか、あとアイミさんが言っていたのは情報が一つのところにまとまれば、それを英語であれば英語ができる人にどんどん英語にしてもらえるということで、機械翻訳だとやっぱり不正確な翻訳しかまだできないので、ネーティブの人に、ネーティブスピーカーにチェックしてもらうということは非常に大事で、そこまできちっとやれているところというのは一部なので、全体としてネーティブスピーカーにチェックしてもらうためには、ある程度協働で情報発信していくような工夫がやっぱり必要なのだと思います。
 そして、今実際住んでいる外国人の皆さんの意見をどんどんいただくためには、地域としての活動が大事だということで、本当にそうなのだと思います。国際交流をやっているところが国際交流行事としていろんなことはやっていますが、普通の地域の行事に、そこに住んでいる外国人の人たちを招いたり、一緒に活動したりという中で、いろいろ困っていることを聞いたりとか、情報の交換ができるようにしていくのがいいのだと思います。
 それから、受け入れ可能医療機関が少ないというのは、そこはちょっと要注意で、受け入れ可能だけれども、いざというときできなかったら困るから手を挙げていないようなところも結構あるのではないかと思うので、その辺ちょっと様子をきちっと把握して、基本的にお医者さん、メディカルドクターというのは英語はできるというものなので、本当はもっとたくさん受け入れ可能医療機関はあってしかるべきですから。とはいえ、医療通訳の人が入った方がいい場合もあるし、あとは英語以外の外国語ですね、その辺をちょっとILCを視野に入れれば受け入れ可能医療機関3というのはちょっと少な過ぎるので、増やしていきましょう。ありがとうございます。

高橋室長
 それでは、佐藤さん、お願いいたします。

佐藤 大雅
 花巻農業高校は、ILC推進モデル校として様々な取組に参加し、ILCを広めてきました。そして、今後も様々な活動があると思うので、積極的に参加していきたいと思っています。
ILCは、東北復興にもつながると私は考えているので、これからのILCの取組でも微力ながらも支えていきたいと思っています。

高橋室長
 谷川さん、お願いします。

谷川 瑛希
 私も佐藤さんと一緒に、今年の1月上旬に東京の岩手アンテナショップで、東京にお住まいの方や他県から東京にいらっしゃった方々にILCを周知させる活動を行ってきました。アンテナショップに立ち寄っていただいたお客様は、花農産農作物や加工品に大いに興味を持っていただき、販売を行いました。また、お客様から「ILCとは何?」と尋ねられることが多く、このことからILCが皆様に周知されていないということを肌で感じました。お客様からILCについて尋ねられるとき、お手元に配付しましたこのチラシで一人一人に丁寧に説明しました。ILC推進校として、ILCを皆様に知っていただけるような活動をより一層追求していきたいと思いました。

高橋室長
 東京の活動は、何年ぐらい学校では続けているのですか。

花巻農業高校(先生)
 2年やりました。2回行きました。

高橋室長
 これは、花農さんを知って来てくれている方もいらっしゃるみたい。

花巻農業高校(先生)
 はい。

高橋室長
 ファンがあって。

花巻農業高校(先生)
 はい。

高橋室長
 それでは、知事からお願いします。

達増知事
 販売実習を通したILC広報活動は、大変ありがとうございます。そもそも花巻農業高校、岩手にとって農業は非常に大事な産業ですから、牛、お米、それからリンゴ、それについて勉強し、また実習をしてくれているのは大変ありがたく、銀河のしずくや、あとリンゴも岩手の看板農産物ですから、是非その調子で頑張ってほしいなと思います。
 ILCリンゴは、大変評判になっていて、外国から岩手に来た研究者の人たちが、このリンゴをもらって大変喜んでいます。
 私は、昔外務省で働いていたときに、国際科学協力を担当する部署にいて、それで海洋関係の国際会議を、ふだんはずっと横須賀にある文部科学省の海洋研究所を会場にして毎回やっていたのを、根室の青年会議所の人たちに陳情を受けて、根室でやりたいと。そこには、政府、国や大学の研究機関があるわけではないので、根室市の公民館とか、そういう地元の施設を使って海洋に関する国際会議をやったのですが、地元の人たちが開会式で地元の太鼓をたたいたりとか、そして食事のときは地元の名産、あそこはカニが名物で、カニがたくさん出てきたのですけれども、そういう地域に根差した科学研究ということがとってもいいことなのだというふうに研究者の皆さんも感じたし、事務局をやっていた私も感じました。ILCというのも、やはりそういうふうになっていってほしいなと思いますので、いろんなILCの支え方、応援の仕方があるのですけれども、農業を通じた応援というのも大いにありだと思います。
 銀河のしずくというのは、ILCの中で銀河のしずくがぶつかり合っているようなイメージがありますよね。お米を中に入れてはだめだけれども、電子と陽電子の衝突、何か銀河のしずくがそこで出るみたいなイメージもありますが、岩手県は宮沢賢治さんのおかげでそういう農業と宇宙が直接つながる、そこに物理学やら科学やら化学やらが関連するような、そういう地域でいける素地がありますから、そういうふうにしていきたいなと思いました。ありがとうございます。

高橋室長
 皆様から一通りテーマに沿った形でお話をいただきました。まだまだ予定の時間に余裕があります。ここからは、先ほど言い足りなかったことですとか、あるいはほかの参加者の方から聞いてみたいと思うこととか、懇談テーマにかかわらないようなお話でも結構です。自由に御発言いただきたいと思います。いかがでしょうか。
髙橋さん、お願いします。

髙橋 福巳
 では、私から。
学生さんたちが都心とか都会の方に行かれて、岩手のPRをしていただいていると。これは岩手県だけではなくて、いろんな県の方々、やっぱり東京だったり、大阪、関西、または九州の方に私も出張で行くのですけれども、各県からいらっしゃっています。それぞれいろんなPRの仕方をしているのですけれども、震災前の話ですが、私も北海道から九州あたりまでは出張ベースでよく行くのですが、「岩手県ってどこにあるか知っている」と聞くと、大体分からないのです。これだけ本土で一番大きな県なのだけれども、認知度がなくて、青森よりも上だったりとか、秋田県の方が岩手だったりとか、宮城のところ、宮城と言わないで仙台が先に言葉が出てきたりとか、余り岩手県というのが認知度がなかったと。
 それが、不幸なことなのだけれども、8年前に震災があったときに、岩手県がどこにあるというのがすごくこれが全国的、世界的にも、福島も含めてですけれども、有名になったと。これは余りよろしくはないのだけれども、ただ起こったことはしようがないので、これをプラスに捉えて、ILCも含めてですけれども、どうやってこの岩手をPRしていったらいいのかなみたいなところをたまに私も考えたりするのですけれども、私はプロではないので、先ほど知事がおっしゃられたように、宮沢賢治ですとか、あれは銀河鉄道とILCが空でつながっているというようなイメージもありますし、そんなところでもすごくいいなと私今聞いていて思いました。そういったことも含めて、もっとPRが進んだらいいのになというふうに思います、もったいないなと思って。広めていけるものはたくさんあると思うのです。盛岡のさんさ踊り、これもまたすごく激しい踊りだし、インパクトあると思います。私は北上なので、鬼剣舞というのがありますけれども、そんなものももっと広められたらいいのにななんて思ったりもするのですけれども、なかなか認知度が上がっていかないというのが現状で、いろんなところで郷土芸能であったり、食だったり、場所だったりをもっとPRできたらいいのかななんて思ったりもしています。工業も産業も、それは大事なのですけれども、その辺も一緒に繁栄していったらいいのになと思っています。
 あとは、ILCに携わってのことですけれども、地方が繁栄していくのに大切なのは、やはり大学だったり、学校とか、そういうところなのかななんて思ったりもします。つくばのあたりもそうなのですが、やっぱり大学が来てでき上がって、そこに学生がたくさん集まってくると。そこに衣食住が絡み合って、いろんなまちや、ショップや、そんなものができ上がっていって、先ほど海鋒社長がおっしゃられたように、そこにもやっぱりコミュニティーができ始めると。その足がかりとでも言ったらいいのでしょうか、やはり学生が一手に集まるような学園都市みたいなものができ上がることが一番いいのではないかななんて思ったりもするのですけれども、是非その辺も含めて、ちょっと開発というか、進展の方につなげていただければなと思ったりもします。
 あと、先ほどグリーンILCのお言葉が少し知事の方からありました。実は私たちも、私の会社のところでも、吉岡先生だったり、岩手大学の成田教授だったりとかと一緒にグリーンILC計画、開発されているプロジェクトがありまして、私どもも少し参画させていただいております。あれは、ILCのところから出る排熱、その排熱を利用して、それを何とか閉じ込めて運んで、いろんなところで使っていただこうというのが目的というふうに私もお聞きしていました。いろんな問題点はあるにせよ、やはりともに生きていかなければいけないものだと思うのです。なので、こういう自然と一緒に生きていったりとか、こういう建造物と一緒に、ともに生きていくということも大切なのかなというふうに思っております。

高橋室長
 ありがとうございました。
 ほかにはいかがですか。

海鋒 徹哉
 では、時間があるのであれば。

高橋室長
 はい。

海鋒 徹哉
 ILCに直接関わらないのですけれども、今お話があったとおり、岩手という名前、岩手というか地域の知名度を挙げるという点で言うと、大船渡さんとか釜石さんではちょっと言ったことがあるのですが、ちょっと余談というか、前置きの話をさせていただくと、当社でベトナムの方に拠点をつくらせていただいて、JICAさんの国際協力機構の事業で調査もさせていただいたのですけれども、900万人弱のホーチミン市という大きなまちがあって、あそこはメコンデルタですので、大きな川があるのです。外洋に面した港、日本のODAでつくった立派な港湾があるのですけれども、当社としてはそこに着目をさせていただいて、実際そこに拠点をつくりましたけれども、調査段階では大きな船、母船が、カイメップという港に入るのですが、それを小さな船に乗せかえて、川を遡上してホーチミンの港に持っていくということをしていまして、ホーチミン市内は大渋滞です。小さな船も行き来していますので、非常に無駄があるのではないかと。ホーチミン周辺の行政としての言いわけは、道路の整備がまだ整っていないので、トラック輸送にまだ耐えられないと言っていましたが、社会的背景というか、港の利権関係もあって、効率化は図られていないというところを我々レポートさせていただいてきたのですが、そのとき何が起こっているかというと、世界中どこでもそうなのですが、国際港湾にはその港湾のコードがついています。どこの港に揚げてくださいということを我々も発注をするときにお話をします。世界中から見ると、ジャパンと書いたり東京と書いたりする人がほとんどです。ベトナムで起こっていたのは、皆さんホーチミンと書くのです。そうすると、カイメップの港に来たものをわざわざ乗せかえてホーチミンのカトライ港というところに横持ちをかけるのです。ですので、我々がまずしなければならないのは、ホーチミンに来るのだったら、カイメップというふうにコードを入れてくださいねということを話をしています。
 同じことが岩手で言えるのです。世界中から見ると、地図で見たら、ジャパンでしょうなのです。名古屋でも大阪でもないのです。ジャパン、東京。そうすると、黙ってお客様、指定をしないと、船会社さんはジャパン、東京というコードになってしまいますので、京浜港に揚がってしまいます。受け側が内航船で大船渡、釜石まで入れていただきたいというような調整をしたりするのですけれども。ですので、大船渡さんとか釜石さんには、海外の様々なフォワーダーさんに回って、東京とかジャパンではなくて、「大船渡とか釜石と書いてください」という営業したらいかがですかということを私どもでは言っているのですが、実現には至っていませんけれども、実際には海外の人に知ってもらうとなると、ビジネスのシーンでも海外の方からするとジャパンなのですけれども、でも実際ジャパンの中に様々な都市があるよということが厳然としてあるわけです。そういったことを、名古屋、大阪と張り合うといったらちょっとあれですけれども、同じように北方面に向かっていただくのであれば、貨物が北方面に向かうのであれば、仙台でもなく、是非大船渡、釜石というコードで船の手配をしていただきたいなということを言っているわけです。
 そう考えたときに、是非こういう話を広めていただきながらですけれども、釜石と大船渡、2つあるので、これを岩手釜石とか岩手大船渡という感じで、岩手という名前をつけたコードを是非全世界の船会社さんが持っているコード表に載せてくださいとか、そういうのも一つの社会運動ではないのかなと、ちょっと個人的には、お話を聞いていて、確かに岩手と入れた方がいいのかなとちょっと思いましたので、この辺はILCと直接関わらないですけれども、先ほど言ったとおり大きな装置に必ず様々な補給部品とか、消耗品の輸入が関わってくるとなると、そのときに装置のメーカーさん、部品のメーカーさんに、コードは岩手と書いていただくと、そういう国際物流が波及していけば、将来にわたって様々、ILCにかかわらずとも輸入されるもの、あるいは輸出するときにも岩手から出しますという、そういった知名度を向上することで様々効果、成果が上がるのではないかなと、ちょっと個人的には思っています。

高橋室長
 ありがとうございます。

達増知事
 花巻空港は、いわて花巻空港で正式名称にしましたからね。

海鋒 徹哉
 そうですね、同じことだと思います。

高橋室長
 アイミさんは、日本の中でも最初は気仙沼……

アイミ ジーン ベル
 最初は長野県です。

高橋室長
 長野に。

アイミ ジーン ベル
 ちょっといろんなところへ行ったのですけれども、宮城県や兵庫県、長野県、東京都には住んだことありまして。

高橋室長
 日本の中でもどこというのを、今海鋒さんのお話とか伺って、何か思うところありますか。

アイミ ジーン ベル
 気仙沼に来る前は、本当に岩手とか宮城とかは全然分からなかった。日本には何回も来ていたのですけれども、ちょっと岩手はどういうところなのだろうというのも、宮城もそうだったのですけれども。あと、引っ越すときに、気仙沼に行くときも、やっぱり写真とかは全部震災後の写真だったりして、そういうイメージしかなくて。来たら、すごくすばらしい場所なのだなと分かって。こっちもいいところなので、岩手のファンをどんどん増やしたいと思っています。
 1つ話したいのは、ポケモンのイシツブテとか、iiiwateだっけ、インスタグラムとかも始めたのですか。

達増知事
 はい。

アイミ ジーン ベル
 そういうのを見ると、すごくわくわくして、ポケモンとかはすごくパワーがあると思うので、是非外国人もこれも見てほしい。

達増知事
 イイイワテ。

アイミ ジーン ベル
 はい、イイイワテ。こういうものは私もわくわくするので、どんどん発信してください。

高橋室長
 ありがとうございます。
 今このサイトの英語版もつくらなければならないなということで頑張っていましたので。

アイミ ジーン ベル
 良かったです。

佐々木理事兼ILC推進室長
 今ILCの関係は、アイミさんと、奥州市のアンナさん、県庁のアマンダさんでILC女性のAAA(トリプルA)と呼ばせていただいて、女性のネーティブで情報発信するという活動をしていまして、そういった方々がコアになってどんどん外国人のつながりも広げていければということで、今動き出しているところです。

達増知事
 AAA。

高橋室長
 ほかにはいかがでしょうか。
 佐藤さん、谷川さん、どうですか。何か皆さんから聞きたいとか、教えてもらいたいとか、そういったことは何かないですか。

髙橋 福巳
 先ほど国際的というか、海外の方もいらっしゃるので、お手伝いしていただいて、県のお仕事していただくと。ただ、私のいる北上市というまちも、最近は海外の方々のワーカーの方々であったりとか、あとお仕事で来ている方々だったりとか、結構まちでよく見かけるようになってきています。
 ちょっとデパートの中の話だったのですけれども、実は海外の方が来られて、英語で話されたのかな。そうしたら、そのデパートの中に英語のできる方がいらっしゃらなかったみたいなのです。そのお客様は何が欲しかったか、何か1つのもの、そんなに大したものではなかったみたいですけれども、何か欲しかったのだけれども、言葉が通じなくて、結局帰ってしまったというような事例も出ていて、やっぱりそれだけ、私も英語なんかしゃべれないですけれども、まだ全然進んでいないのだなというような感触を、ショックを受けたというか、これが現実なのだなというようなものを見せられました。

達増知事
 盛岡市内に外国人がよく泊まる旅館があって、そこのおかみさんは基本的に英会話はできないのですけれども、英会話ができないのに英語を話す人たちとコミュニケーションをする能力があって、それで電話で予約も受け付けながら、ちゃんと泊まって利用してもらっているのです。何か欲しいと思っているのだなという人に対しては、日本語だけで何か物を売ることはできるのではないかなとも思うのですけれども、英語ができるようになるように、やっぱりそれはなればなった方がいいので、また英会話ができる人材をどんどん育てることは、それはいいことだし、やれるだけやった方がいいと思っていますが、並行して日本語で外国人とうまくコミュニケーションするという、釜石の宝来館のおかみも、何かそんな感じですよね。そういう人材にも育ってほしいですよね。日本語、あるいはもう地元の方言で外国人とコミュニケーションできる人材。分野によると思うのです、きちっとした書類をつくらなければならないとか、あるいは医療のように間違ったらまずいような、正確さを要するところは英会話ができる人がきちっと見なければならないのですが、買い物とか、あと余暇の過ごし方みたいな部分であれば、地元の言葉でコミュニケーションするというのもありかと思うのです。

高橋室長
 いかがでしょうか。

佐々木理事兼ILC推進室長
 やっぱりどうしても心の中でハードルありますよね、外国人と何か話をするとなりますと。

髙橋 福巳
 この間私も東京駅かどこかで、あれは海外の人に声かけられて、英語でばんと来られたのです。郡山にこの新幹線とまりますかというふうに言ってきているなというのは分かるのです。オーケー、オーケー、これ郡山オーケーですと言ったら、サンキューと言って乗っていったのですけれども、一言、二言、ジェスチャーでも通じるというところは確かにありますものね。あとは、ツールかな。翻訳機みたいなもの。

達増知事
 ええ。

平野局長
 あと、ちょっと角度違ってですけれども、岩手のPRにも通ずるのですけれども、私も東京にいて感じたことが、前に東京事務所に2年間直前におったものですから、岩手の人たちというのは地域に対する自信、それから自分が売っているものに対する自信、素材に対する自信、これがどうしても、自分は持っているのでしょうけれども、アピールが弱いという部分もあって、強く打ち出せないのです。ど派手にこれは絶対いいものだというようなことを自信を持って周りに言うことが不得意で、どうしても小さく囲ってしまうところがあると。それから、PRにしても、他県、例えば西日本なんかであれば車両を1編成丸ごとそのカラーで埋め尽くす、そういったようなPRをしていると。ところが、岩手の場合はそこまでのスケール感がないと。要は、自分に対してもっと自信を持って、それに対して自信を持ってアピールしていくという、こういう気持ちが欲しいのではないかと。海外の人に対してもそうなのですけれども、日本に来ている海外の人であれば、日本語でまずしゃべってみると、そこら辺ぐらいまでやってもおかしくないのではないかなと。むしろ海外の人が日本に合わせるということも必要となってくるものですから、いずれそういった自分がしっかり強く持つということ、そこら辺が岩手県としてこれからアピールする上で必要ではないかなと感じたりしました。

高橋室長
 佐々木理事、何か皆さんからお聞きしたいようなこと。

佐々木理事兼ILC推進室長
 高校生の皆さんに聞きたいのですけれども、先輩方がILCリンゴをつくっていますよね。ILCリンゴをつくった先輩方をどう思われたかということと、ILCリンゴに続く、今度は俺たちがこういうのをつくってやろうぜみたいな、何かあったら紹介してほしいと思うのですけれども。

谷川 瑛希
 私は果樹班を専攻しているのですけれども、今回東京の方のアンテナショップで販売したのはまだ2回目ということで、まだ花農で生産している加工品だとか生産物、あるいは郷土芸能、鹿部もあるので、そういう方面から、食ではなくてほかの方面からも一気に花農とともにILC方面をPRしていけばいいのかなと思っています。
 先輩方については、先輩方がILCに取り組み始めたのが多分初めてで、ILCの講演会だとか開いているのですけれども、私たちはILCについての知識はまだ浅いというか、そういう部分もあるので、これから来年度というか、今年度からILCについての学び、専門的な内容を花農全体でみんな取り組んでいければいいのかなと思っています。

高橋室長
 佐々木さん、いいですか。

佐々木理事兼ILC推進室長
 いいです、いいです。若い方々がいろいろ関心を持って工夫していくというのがすごくやっぱり岩手の未来を支える方々の活動なので、大事なのかなと思います。

高橋室長
 是非金農の次は花農のILCで。

佐々木理事兼ILC推進室長
 隣の花巻東は超有名な高校になって、花巻は今岩手のブランドを引っ張るような、雄星君とか大谷翔平君とか、今すごくホットな花北地域と言えばよろしいですかね。

高橋室長
 いかがでしょうか。平野さんから、県南地域での盛り上がりの件でお話を……

平野局長
 先ほどアイミさんからちょっとお話があった医療関係の取組なのですけれども、アイミさんもちょっと御存じなのかなと思ったのですけれども、医療通訳者の養成というのを今年度本格的に県南広域でやろうと思っていまして、4カ国語を対応できるような、そういう医療通訳者を今年から研修会をやって養成していこうと思っていまして、この奥州を中心として、そしてあと数年後には全県展開を図っていこうと、そういったことで今地域で取り組んでおりますので、またそういった際は、アイミさんにも相談するかもしれませんので、よろしくお願いしたいと思います。

高橋室長
 ほかはいかがでしょうか。これだけはということがあれば、是非お願いします。
 さっきの海外発信に向けてのお三方のAAAの取組ですけれども、これはもっとこれから広げていくような感じでしょうか。

佐々木理事兼ILC推進室長
 そうですね。海外向けにAAAの方々がやっぱり中心になって、海外の情報発信というのを毎月1回編集会議をしているかと思うのですけれども、もっとある意味情報発信には人手も必要ですし、いろんな工夫も必要だなというのは御指摘のとおり感じているところもあります。やっぱりどんどんやれることをやっていく、そういったときにいろいろ相談をしながらやらせていただければというふうに思っています。

高橋室長
 ほかの会場での懇談会でも、海外から見えた方が、どうも地元で自分たちの良さをよく分かっていないところがあるということで、そういったところをどんどん発信していきたいというようなお話もあって、是非アイミさんにもどんどん県南の良いところを発見して広めていっていただければなと思います。

アイミ ジーン ベル
 1つ言いたいことがありますけれども、本当に魅力的なところはすごくいっぱい岩手にあると感じています。いろんな発信して、来て、来てと言って、そこでちゃんとしたおもてなしができなかったら、ちょっと罪悪感を感じることもあるので、本当に最低レベルのみんなが行くようなところには多言語サイン表記ができればすごくいいと思っていまして、なぜできないのかというのも自分ではまず分からないのですけれども、多分もう何年間もこういう話が出てきているのであれば、多言語表記とか、ではしましょうと思うのです。栗駒山とかも最近登ったのですけれども、すごくいい観光地で、いろんなJETプログラムの方々も1年ごとに行く山なのですけれども、本当に何もサインとかもなくて。でも、やっぱり違う行政とか担当しているところもあったりするから、そういうところからどうやって入れるか、どうやってそれを言えばいいのかというのが分からなくて、あと自分は日本語話せるけれども、ほかの外国人が来て日本語を話せない人は、また目線が違って、例えば仙台とかで道路が壊れているときに、市民がその写真を撮ってそれを市役所かどこかに送って、そうしたらパトロールしなくてもいいというものがあるのですけれども、それを外国人の観光客でもいいから、アプリとかダウンロードして、ここにサインあったらいいなというのを写真撮ってアップしたら、そうやってみんな検討して、ここやっぱり必要なのかなとか一緒に考えたりして、どんどんインバウンドとか、外国人を招いてちょっとしたおもてなしできるかなという気がします。

平野局長
 ありがとうございます。県南地域でもやっぱりインバウンド客が増加しておりますので、そういった多言語化も含めておもてなしをどうするかというのは非常に今ホットな話題で、取組を強化しようと思っているところです。やっぱり外国人の受け入れをどうしたらいいかというのを地元の施設が、観光施設なり宿泊施設なりが分かっていないということもありますので、そこに直接外国人の方を派遣して、こうすればいいのですよというアドバイスをやろうということで、今動き出しております。そういったことで、どんどん、どんどん加速度的に多分広がってくると思いますので、しっかりとそこは地元でも取り組んでいきたいと思っております。

高橋室長
 ILCを契機に地域の国際化ですとか、あるいは岩手のPR、どんなことをしていくかみたいな感じでいろいろお話を伺いましたけれども、大体予定の時間になりました。もしここでよろしければ一旦閉めたいと思いますけれども、よろしいですか。最後にこれだけはということあれば。いいですか。ありがとうございました。

知事所感

高橋室長
 最後に、知事からお願いいたします。

達増知事
 実は、ILCを多くの人に知ってもらうということと、そして岩手を多くの人に知ってもらうということが合わさって、今日の隠しテーマのようになっていたなと感じております。
 アイミさん初め3人のAで始まる皆さんの英語でのツイッターでの発信は、私はツイッターを見る習慣があるので、時々見ていますが、アジサイについて書きませんでしたか。

アイミ ジーン ベル
 はい、書きました。

達増知事
 一関にアジサイのきれいなところありますよね。

アイミ ジーン ベル
 はい。

達増知事
 ああいうのが英語で発信されるというのは、私は初めて見て、こうやってどんどんいいところが英語で発信されていくのは、本当にありがたいと思っていますので、是非その調子でお願いしたいと思います。
また、それは日本語ができる人はそれを日本語でどんどん発信していけばいいし、やはり意識して生活したり、あるいは仕事をしてないと、自分たちの良さを今までやったことないくらいのレベルで発信するとか、言葉にするというのは、やっぱりそう簡単ではなく、意識しないとできないのだと思うのです。
 必要に迫られればやらざるを得なくなるのですけれども、ILCというのも、今国際宇宙ステーションというのがあって、そこが国際的な研究協力の一大場所になっていて、日本からも宇宙飛行士が飛んでいったり、きぼうという名前の日本の研究ブロックが国際宇宙ステーションにはくっついていたりとかして、国際宇宙ステーションというのは、まず宇宙という言葉は、聞けば宇宙のことだなと分かるし、国際宇宙ステーションというのは、言葉を聞けばどういうものかイメージできて、またテレビとか新聞でも目に入ったりするのに比べると、ILC、国際リニアコライダーというのは、やっぱりちょっと国際宇宙ステーションに比べると知ってもらうのには手間がかかるのかなと思いますが、今ジュネーブ郊外にある世界最先端のやつは、LHCという、ラージハドロンコライダーといって、LHCという名前も余り知られてはいないと思うのですが、ただそれをやっている研究所の名前のセルンというCERNの名前でまた結構知られたりはしていて、映画にも出ていますからね、CERNの名前で。本当はILC、国際リニアコライダーを浸透させていくには、ILCを使って研究をする共同体の名前とかが、ILCをつくると決まれば、そしてその体制ができれば、その名前でばんばん浸透していくのだと思いますけれども、その研究に使う施設の名前として今はそれを実現しようとか、知ってもらおうとかやっているので、本当に知ってもらうには技術的、科学的な知識も含めて知ってもらわないと、本当に知ってもらったことにはならないから、そこがまた宇宙ステーションよりも難しいことではあるのですが、ただ一方ハロースクールというイギリスの有名私立学校が今度安比にそこの系列のインターナショナルスクールをつくるというので、ロンドンからハロースクールの理事やっている人が何人か岩手に来て話をしたのですが、ハロースクールはインターナショナルスクールだから、今度ILCができた暁にはそこの研究者の家族とかにも入ってもらいたいと言ったら、それはすばらしいと。ILCのパンフレットを見せたら、これジュネーブ郊外のCERNがやっているのと同じだねとか、あとラージハドロンコライダー、LHCと似ている図だねとか、ふだん貿易業とか不動産業とかやっているような、そういう紳士2人が2人ともLHCとかCERNとかというのを知っていて、ヨーロッパでは紳士のたしなみとして知っていて当然みたいな感じがあり、だから日本の場合、ちょっと立派な紳士、いろんな役についている、いろんな偉いポストについている人たちが余りに安易によく分からないとか、LHC、ぴんと来ないとか、ヨーロッパに比べ余りに安易にそう言ってしまうような問題もあって、現代を生きる人間、我々としては、そのくらい知っていて当然ぐらいの勢いで広めていくということもいいかもしれません。
 ですから、高校生にして既にILCという言葉を知り、それを発信しているというのは、これはものすごく立派なことでありまして、日本のいろんな偉いポストについている、いろんな役についている人たち以上に現代を生きる人間として、非常に意欲的に現代を生きていて大変いいことなので、その姿勢を農業であったり、また地域での生活であったり、そういうところにも広げていけば、もう未来は明るいです。
 ということで、やっぱりILCを、インターナショナルリニアコライダーを通じて、岩手を舞台にしながらより良い未来をつくっていきましょうという感覚を県内、そして県外の皆さんと着実に共有していくように、県としても頑張っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました。

閉会

高橋室長
 
これをもちまして、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in奥州」を終了いたします。皆さん、本日は大変ありがとうございました。

 

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