「いわて幸せ作戦会議in宮古」(令和元年5月20日 宮古地区)

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ページ番号1021601  更新日 令和1年6月27日

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日時
令和元年5月20日(月曜日)13時15分から14時35分まで

場所
宮古地区合同庁舎 3階 大会議室

出席者

  • 参加者(敬称略)
    赤沼 喜典(三陸鉄道株式会社 宮古駅長)
    島香 友一(丸友しまか有限会社 専務)
    阿部 佳津久(山田町商工会青年部 常任委員/A.Kガレージ 代表)
    木村 成美(株式会社岩泉総合観光 代表取締役社長)
    髙木 智彦(田野畑村地域おこし協力隊)
  • 県側
    知事、沿岸広域振興局長、秘書広報室長

開会

高橋室長
 
ただいまから県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in宮古」を開催いたします。
 皆様にはお忙しいところ御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
 今日は、「新たな交通ネットワークを生かした地域振興」を懇談テーマとして、この宮古地域で仕事や地域活動など様々な分野で地域の復興に向けて取り組まれている方々にお集まりいただいております。
 私は、進行役を務めさせていただきます県の秘書広報室の高橋と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

知事あいさつ

写真:懇談会の様子1

高橋室長
 それでは、開会に当たりまして知事から挨拶申し上げます。

達増知事
 皆さん、こんにちは。お忙しい中、ようこそお集まりいただきました。ありがとうございます。
 今年度から県政懇談会のタイトルを「いわて幸せ作戦会議」というふうにしております。これは、今年度スタートの新しいいわて県民計画(2019~2028)の基本目標が、「東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」というものなので、それにちなんで「いわて幸せ作戦会議」という名前にしてあります。ちなみに、今観光キャンペーンを行っていて、その観光キャンペーンのタイトルが「いわて幸せ大作戦」というふうになっているのですけれども、それとも呼応したような格好になっています。
 今日は、「in宮古」ということで、この宮古下閉伊エリアで復興、そして更にその先も視野に入れた地域振興で活躍する皆さんにおいでいただきまして、皆さんの御意見を復興施策や地域振興施策に反映させていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

高橋室長
 それでは、この後の進め方についてですが、まず私から御出席の皆様方を御紹介いたします。その後、お一人ずつ自己紹介をお願いいたします。その後、本日のテーマに沿ってお話をいただきますが、お二人のお話があった後に知事がコメントするというような形で意見交換を進めていきたいと思います。そして、最後に自由懇談の時間も設けたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、お手元の座席表の順に本日御出席の皆様を御紹介いたします。
 三陸鉄道株式会社宮古駅長、赤沼喜典さんです。

赤沼 喜典
 赤沼です。よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 丸友しまか有限会社専務、島香友一さんです。

島香 友一
 よろしくお願いします。

高橋室長
 
よろしくお願いします。
 山田町商工会青年部常任委員、A.Kガレージ代表、阿部佳津久さんです。

阿部 佳津久
 よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 株式会社岩泉総合観光代表取締役社長、木村成美さんです。

木村 成美
 よろしくお願いいたします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 田野畑村地域おこし協力隊、髙木智彦さんです。

髙木 智彦
 よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 県からは達増知事、沿岸広域振興局の石川局長でございます。

石川局長
 よろしくお願いいたします。

高橋室長
 それでは、皆様のお手元にお菓子と飲み物を準備しておりますので、どうぞ召し上がりながら御懇談いただければと思います。
 今日のお菓子を紹介いただきます。

石川局長
 それでは、御紹介申し上げます。お菓子2種類ほどございますけれども、こちらは山田町のパティスリーかわさいさんのオイスターバタークリームサンドであります。山田町、御案内のとおりカキが有名ですけれども、カキ殻をイメージしたクッキーでバタークリームを挟んで、表面にオイスターソースをコーティングしたお菓子であります。
 もう一つのお菓子は、本日御出席いただいている、しまかさんのまだらせんべいであります。宮古のマダラの身をふんだんに使ったせんべいでありまして、しまかさんと宮古水産高校のコラボレーションで商品化されまして、三陸鉄道リアス線が開業した3月23日から発売されたばかりと伺っております。島香さんから何か補足がございましたら後ほどお願いしたいと存じます。
 龍泉洞の緑茶につきましては、特にこれから夏にかけていただく機会が増えますけれども、本日はこのお茶とお菓子と御賞味いただきながら御懇談いただければと思います。よろしくお願いいたします。

高橋室長
 ありがとうございます。どうぞお召し上がりいただいて。

達増知事
 
では、あけてある方からいただきましょうかね、オイスターバタークリームサンド。

高橋室長
 確かにワインにも合うというのも分かるような感じがします。
 おいしいです。

達増知事
 オイスターソースっぽい香りがこのバタークリームサンドに合いますね。形の意外性がいいですよね。

高橋室長
 では、また後ほど島香さんからお話をいただくということで。

懇談

写真:懇談会の様子2

高橋室長
 それでは、懇談に入らせていただきます。
 最初に、お一人2分程度で自己紹介をお願いいたします。お話しいただく順番は、赤沼さんからお願いいたします。
 では、お願いします。

赤沼 喜典
 三陸鉄道の赤沼と申します。久しぶりに宮古駅長で、今回2回目なのですけれども、戻ってきまして、昨年までは全国の旅行会社の三陸鉄道へのツアーの呼び込みの誘致の方の営業で数年やっておりました。
 歴史あるこのJRからの経営移管後、第一代目の駅長となった訳なのですけれども、何とか頑張っていきたいと思っています。今日はよろしくお願いします。

高橋室長
 ありがとうございました。
 それでは、島香さんお願いいたします。

島香 友一
 宮古で魚屋をやっています丸友しまかの島香といいます。お願いします。
 弊社は、前浜に揚がった魚介類を中心に1次加工ないし最終商品まで加工して関東、関西、遠くは九州のちょっとこだわりのある業者さんに食材を納品する、若しくは飲食店さんに納品するという仕事をやっています。今朝も宮古の魚市場に行って仕入れをして、まあまあ買えたかなと思いながら、今日はこれに全力を出したいなと思っていましたので、よろしくお願いいたします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 それでは、阿部さんお願いいたします。

阿部 佳津久
 昨日緊張いたしまして、夜にちょっと飲みに行ってきたのですけれども、カウンターに座っている70ぐらいのおじいちゃんが、「おめ、山田の者か」と、「そうです」と、「じゃ、これから山田を頼むぞ」と言われまして、「いや、まだ頑張りましょう、一緒に」と、「わがった」と固い握手をしてきました。そんな飲んべえも元気な町から来ました。山田から来ました阿部といいます。よろしくお願いします。
 本業は車屋をやっておりますが、震災後に始めまして8年目になります。今年新店舗を建てる予定で動いております。青年部に入ってからは7年目になります。今副部長を任されています。日々青年部のみんなと山田をどうやって盛り上げればいいかとイベントをやったりしておりますが、失敗も多いのですけれども、山田を盛り上げるのはうちらしかいない、青年部しかいないという意気込みで活動しております。よろしくお願いします。
 済みません、しょうゆが置いてあると思うのですけれども、これ青年部の上の方からお土産を持っていけということで、山田のびはんというスーパーがあるのですけれども、そこでつくっているしょうゆですので、ちょっと甘いしょうゆになっています。刺身とか煮物にも合うので、是非使ってみてください。

高橋室長
 ありがとうございました。
 それでは、木村さんお願いいたします。

木村 成美
 株式会社岩泉総合観光の木村と申します。岩泉総合観光は、まず1つ、龍泉洞に一番近い宿の龍泉洞温泉ホテルと、2つ目が龍泉洞の園地内にございますお土産とお食事処のレストハウス、3つ目が龍泉洞の入り口のすぐそばにございますカフェポンテという3店舗の運営をしております。また、岩泉町から龍泉洞と施設の管理業務を受託しております。このように龍泉洞と関わりがとても深い会社でございます。
 私自身は3.11の震災までは宮古市で仕事をして生活をしておりました。震災後、会社が解散したのをきっかけに岩泉に移りました。今は緑に囲まれて、しかも国の天然記念物の龍泉洞と深く関わっていることをとても誇りに思っております。よろしくお願いします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 それでは、髙木さんお願いいたします。

髙木 智彦
 田野畑村地域おこし協力隊の髙木と申します。よろしくお願いします。
 ちょうど3年前に田野畑村に来まして、実は今月で地域おこし協力隊の任期は終わるような形になっています。出身は福島県のいわき市で、仕事はほとんど神奈川、東京方面でずっとしてきて、3年前にちょっといろいろやりたいなということもあって、地域おこし協力隊という制度を見つけて田野畑村の方へ移住をしてきた形になります。
 現在は、昨年の4月から道の駅たのはたの昔女性の団体がやっていた小さい食堂があったのですが、そちらの方が去年3月で引退されるということでありましたので、去年の4月からそこを引き継ぎまして、今1年営業をしている形になっております。地域おこし協力隊は今月で終わるので、来月からはそちらを中心に何とか生活をして、できる限り沿岸、田野畑に住んでいきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。

高橋室長
 よろしくお願いします。
 それでは、皆様から自己紹介をいただいたところで、ここからは今日のテーマ「新たな交通ネットワークを生かした地域振興」に沿って、現在の取組や課題、今後の方向、御自身の抱負、また県への期待なども含めてお話を伺います。
 先ほどの順番で赤沼さんからお一人5分程度でお願いいたします。お二人ずつお話をいただいた後、知事からコメントしていただくという形で進めさせていただきますので、よろしくお願いします。
 ちょっと気温が高くなってきましたので、どうぞ上着をおとりになって、楽にしてお話ししていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、赤沼さんお願いいたします。

赤沼 喜典
 よろしくお願いします。県を挙げて三陸鉄道への応援ありがとうございます。間もなくあと11日ですか、三陸防災復興プロジェクトもスタートするわけでございまして、お客さんがまたまた押し寄せてくれるのを期待しております。
 冒頭からちょっとネガティブなのですが、おかげさまでこの163キロという線路を受けて、日本の第三セクター鉄道会社としては一番の距離を持ったわけなのですが、知事も御存じのとおり新区間であります宮古から釜石というところが震災以前と比べて駅の周辺の人口減というのが相変わらずでございまして、今年はおかげさまでこの三陸のトピックスというのが三陸鉄道のJRの経営移管ということでお客様がかなり来られておるのですけれども、来年からが正念場だと思うのです。地元のお客様というのが果たして駅周辺に家を持たない方々がその移動時間を増やしてまで鉄道を使ってもらえるか、そういったネガティブな要素というのを次年度からというのが、頭の中では、ちょっと早いのですけれども、それを思いながら毎日仕事しております。
 この三陸鉄道のブームというのも先日の10連休は、自分の中では思ったほどお客様というのは動いてなかったような気がしまして、例年の3連休、4連休よりは10連休で分散化してしまったというのもあるのでしょうけれども、三陸鉄道の今回のニュースソースというのがもしかしたら26年の津波からの再開のときのようなブームほどではないのかなというのを危惧しております。今年一年は三陸鉄道のこのトピックスで三陸沿岸へお客様がかなり来るのかなとは思っていたのですけれども、もしかしたら秋口までなのかという不安な気持ちでいっぱいです。
 今おかげさまで全国のキー局が動いて三陸鉄道を取り上げてもらったりなんかしておるのですけれども、今後我々の方からもアクションを起こしていかなければいけないのかなと思っております。石川局長のお力を借りたり、広聴広報課のお力を借りたりして、こちら側からマスメディアに対して三陸鉄道というのをPRしていかなければならない、そう思っております。
 いずれ今コンパクトシティ化、宮古市なんかも一生懸命取り組んでもらって、新駅もつくってもらって、うまくいけば来年の3月にはもう一つ新田老駅というのもできてきますので、地域のお客様も乗ってもらうことを考えながら、外からお客様を連れてきて、この三陸鉄道という鉄道をずっと長く継続していけるように頑張っていきたいと思っております。
 県には今もすごく応援してもらっているのですけれども、来年からはもっと正念場だと思いますので、これからも末長いお力添えよろしくお願いいたします。

高橋室長
 ありがとうございました。
 続いて、島香さんお願いいたします。

島香 友一
 私は、観光だったりとか、地域にというわけではないのですけれども、水産に特化した話をするのであれば、6月には道路ができて気仙沼まで多分おおよそ2時間半から3時間ぐらいで行けるようになります。今度は釜石から花巻に抜ける道路もできるようになって、今度しばらくして盛岡―宮古間、今度は宮古から八戸までの道路ができたときに水産の場合どうなるかと考えると、今自身自分がやっている仕事の中では余りメリットは正直ない。一魚屋がどう動いたところで、そのネットワークを生かせるものでもなく、やっぱり運送会社さんだったりとか、そういう方々と手を組んで、例えば午前中の9時までに積んだらばその日の夕方ぐらいまでに仙台に着きますよとか、八戸に着きますよとかという部分というのができてこないとメリットはないかな。
 あと今自分の中でメリットがあるとすれば、宮古で魚がないときというのがまれにあるのです。魚はありますよ、あるのですけれども、欲しい魚がないときは私は大船渡の魚市場まで車を走らせて、大船渡の仲買人さんの協力を得て魚を仕入れてもらって、それをまた積んで帰ってきてということをやると、道路をつくっている最中は2時間でしたが、それがおおよそ今度6月に道路ができれば1時間ぐらいで行けると、もう通勤圏というか、仕入れに行ける距離かなと。
 先日も大船渡に仕入れに行った際に、大船渡の仲買人さんとちょろっと話をしたときに、もう宮古だ、大船渡だと足の引っ張り合いをする時代ではないだろうと、宮古は特に仲買人が平均年齢は若いので、そういう部分で大船渡の業者さんと宮古の業者で最初は交流をしながら、ふだんでもおのおのやりとりはしているのでしょうけれども、それをもう少し前面に出して声を上げて、こういう物流が欲しいとかというのをやっていくと今回できた道路というのは非常に生きてくるのかなと思ってはいます。
 水産だと久慈で揚がって、宮古で揚がって、釜石で揚がって、大船渡で揚がってとなると、大体みんな同じような魚が揚がっているので、宮古だけこれが揚がっているということはどうも話を聞いているとほぼほぼないので、そういう部分でもう少し同業者のネットワークを使うと、例えば先日もあったのですけれども、田野畑で魚屋さんをやっている方と仲よくさせてもらっているのですけれども、宮古でマグロが揚がったと私がSNSに上げると見てもらって、「ちょっと買ってちょうだい」と、「値段は」というと、向こうの値段で入札かけるので、当たったか負けたかというと、当たれば多分とりに来るだろうしというのが水産の場合はおのおのですけれども、私も大船渡に買ってもらったり、大船渡の人から買ってちょうだいとか、釜石の魚屋さんから買ってちょうだいとかというのがあるので、そういう部分でいくと、この道路というのは非常に大事かなと思いますね。これが例えば三鉄さんに荷物を載せられるとか、JRで荷物を載せられるとかとなってくるともっと利便性というか、物流は良くなってくるのかなと。どうしても宮古からどこかに出かけるとなると最低2時間は覚悟しなければいけないじゃないですか。私は出張で東京、関西とか行くのですけれども、必ず新幹線に乗るまで2時間はかかるとか、飛行機に乗るまでというのがあるので、その辺がもう少し良くなってくるとお客さんも呼びやすいし、人も来てもらいやすいしというふうなことは私の中では思っていることです。
 だから、一つの業者内でどうのこうのよりは、異業種でやっていかないとこういう田舎の場合は経済が回っていかないのかなというふうに最近思うようにはなりました。

赤沼 喜典
 載せてみましょうか。

島香 友一
 面白いと思うのですけれどもね。

高橋室長
 それでは、知事お願いします。

達増知事
 三陸鉄道の宮古―釜石間の開通イコールリアス線の開通は、そうですね、26年の南北リアス線の全面開通のときに比べると南北リアス線全面開通のときのニュースの方が大きかったかもしれません。まだ震災直後でもあったし、「あまちゃん」の翌年とかというのもあったし、それはそれで、今回はやはり人が大勢住んでいて、人の動きも多い宮古―釜石部分が三鉄としてよみがえったということで、それをどう生かしていくかということだと思います。
 人口減少は構造的なものですので、人口が増えるに伴って通勤も増えれば通学も増えるみたいな感じではやっぱりだめで、それだと人口が減れば通勤も通学も減るということしかないですからね。やはり、それ以外のまちの中での役割をどんどん開拓していくということが大事なのだと思います。そのためにはやっぱり地域の人たちとしょっちゅう意見交換をしたりとか、これは市町村長さんたちにも常に呼びかけていきますけれども、どう三鉄を活用するのかというのをそれぞれ市町村としても考えてもらいましょうと。
 今度の三陸防災復興プロジェクトは、その第一歩として、それぞれの市町村として、また岩手沿岸全体として三鉄をどう使えるかという、まず試しにいろいろやってみようという企画でもあるので、その中から、これはずっとやってうまくいきそうだというものがあれば、これはもうずっと永続化するというか、毎年やるようにするというか、そんなふうにやっていければいいなと思っていました。
 そして、三陸沿岸を貫く道路、沿岸と内陸を結ぶ道路ですよね、今までできなかったようなことがかなりできるようになるし、沿岸が一つにつながるし、そして内陸との時間も早くなるというのをどう生かすかというのも確かに運送会社とかと一緒に作戦を立てないとどう生かすか、役に立てるかというのは出てこないのだと思います。
 あと岩手は漁港を基本的に統廃合とか減らすことなく、震災のとき壊れたものをまず全部直すというふうにやって、あれは漁業をしている人たちが自分の住んでいるところ、身近な漁港から出て、魚をとって自分のところに戻ってくるという便利さ、養殖も含めて身近なところに水揚げする便利さということで残したわけですけれども、陸地の側でそれが道路でつながっているときにそれをどう活用するかは、今度は陸地の側の論理で、宮古でいい魚がないと思ったら大船渡というのは、それは全くそのとおりで、そんな感じでばんばん、たくさんある漁港を自由に使ってもらえばいいのだと思うのです。そういうふうな形で生産者側と、あとはそれを利用する側がうまくそれぞれのメリットが出るようにやっていけばいいと思うのです。
 さっき三鉄がすいているときにはそこで海のものを積んでもいいのではないかというのは、県北バスがそういうことやったりとかしていますからね、これからはやっぱりいろんなそういうところを複数異業種間で組んだりして効率良くやっていくということが大事なのでしょうから、いろいろ考えていきましょう。

高橋室長
 それでは、次に阿部さんお願いいたします。

阿部 佳津久
 
まず、自分の仕事として、交通ネットワークとか復興とか、そんな大きなことはできないのですけれども、例えばちっちゃい事柄ですけれども、髪を切るときは町内で切るとか、ガソリンを詰めるときは町内で詰める、文房具が欲しいときは町内の文房具屋さんを使う、宮古、釜石に飲みに行くときは三鉄さんを使うというのをちょっと心がけてやっています。
 次に、商工会青年部として今回のテーマでやっていることは、まず山田に来てもらうということを一番にして、来てもらえなければ伝えられないこともあるので、来てもらうためのイベントづくりというのに力を入れています。山田自体が潤ってもらわなければ、実際うちらの仕事まではお金がおりてこないので、そういう危機感を持ってやっています。
 最初に、来週になるのですけれども、5月29日に、はしご酒というイベントを開催します。チラシ配っていいですか。

高橋室長
 はい。

阿部 佳津久
 町内外の人に山田飲食店のPRを兼ねて、今回で6回目を迎えます。今回三鉄さんが開通したということで、三鉄さんの協力を得て、宮古からなのですけれども、ゼロ次会列車というのを運行します。まだ売れ行きというのは、ちょっと分からないのですけれども、着実に売れているみたいなので、どのぐらい来るかというのを期待しています。

達増知事
 そうですね。

阿部 佳津久
 今まで一番ネックだったのですけれども、泊まる場所の確保とか、代行の数の少なさとかというのが、三鉄を使うことによって少しは解消できるのではないかと思っています。

達増知事
 終電に間に合えばいいということですね。

阿部 佳津久
 そうですね、はい。最初のころは飲食店に同意を得るというのがなかなか難しくて、初回は20店舗ぐらいの参加だったのですけれども、今は大体、何店舗か出ていないところもありますけれども、ほぼ参加してもらっております。毎年お願いしているスナックさんで、今回どうしてもこの時間だと人が足りなくて出られないということで、どうにか説得しようということで行ったのですけれども、ダメ元で私が出るので、手伝うのでどうですかと言ったら、それだったらいいということで、軽く女装しなければならなくなりましたけれども。

達増知事
 おやおや。

阿部 佳津久
 女装して出なければならなくなって、自分の仕事がちょっと心配ですけれども。
 あと商工会青年部で大体2つ大きくやっているイベントがありまして、お盆に花火大会、毎年8月14日に開催している花火大会があります。今年で13回目で、山田の花火は協賛金でしか上がっていない花火ですので、みんなの気持ちがすごく詰まっている花火ですので、皆さんにも一度見てもらいたいと思います。
 今まで遠くて来られなかったというところも、新しい道路とかできたことによって、来やすくなるのかなと思っています。青年部で考えているのは、三鉄さんの列車から見る花火もちょっと面白いのではないかなという案もあります。

赤沼 喜典
 船越とかね。

阿部 佳津久
 はい、そうですね。
 あとは、これからになるのですけれども、今県内の青年部とも大分交流が深まってきていますので、青年部同士で何か地域を盛り上げるために一緒にできないかという、今は話段階でありますけれども、今回の道路、鉄道の後押しというか、話が進むのではないかなと思っています。
 最後ですけれども、私ちょっと夢がありまして、ちょうど、かわさいさんの写真があるので、山田湾の中に大島があるのですけれども、その島から花火の最後の一発を上げたいなと、結構厳しいとは思うのですけれども、それが観光だったり人を呼ぶことにつながればいいなと。青年部にいるうちに実現させたいと思っております。

高橋室長
 ありがとうございました。
 続いて、木村さんお願いいたします。

木村 成美
 昨年度後半から、岩泉町と町内の宿泊施設とで緊急誘客対策協議会というものを立ち上げまして、滞在型の観光客を増やすという取組を行っておりました。まず初めにやったことが、個人旅行客向けに龍泉洞を貸し切りまして、ナイトドラゴンブルーというプランを商品化いたしました。貸し切った龍泉洞内で、地底湖のポイントに着いたときに全照明を落として、10カウントした後に地底湖のみライトアップするという、そういう演出も含めてふだんは見られない龍泉洞の中を見ていただくプランでございます。個人の旅行ではなかなか体験できないということで、とても好評をいただきました。
 今後は、高齢者の方とかハンディキャップを持った方も実際に龍泉洞の中に入って、洞窟の冷たさだったり、しずくの音だったりを五感で感じることができるような優しい観光施設にしたいと思っております。
 あと外国人も含めた観光客ですが、やはり空港とか新幹線の駅とかから遠いこともあって、なかなか二次交通の課題は大きいかなと思っております。三陸鉄道さんが全線開通されて、三鉄を利用された宿泊者も増えてまいりましたけれども、三鉄小本駅から岩泉、龍泉洞までの交通手段がとても少ないので、不便な町という印象を持たれてしまっています。岩泉町はとても広いです。にもかかわらず、病院とか商業施設が限られた場所にしかないので、車の所有率が上がってバスの利用者がどんどん減り、二次交通網が低い地域となってしまっています。ですので、県で企画されているまんぷくドライブパスポート、こちらにも参画させていただきましたが、レンタカーの利用がとても重要だと思っております。
 理想は、中心部だけでなく、町とか村とか田舎の方でも乗り捨てのできるカーシェアリングとかができればいいのですが、三陸道路網もつながったので、あと宮古―室蘭フェリーとか国内外のクルーズ船とか、宮古港寄港も増えているので、レンタカーを利用して岩泉に少しでも多くの方々が来ていただければと思っております。レンタカーの利用により、龍泉洞の見学とあわせて昭和の風情あふれる岩泉町のうれいら通りとか、あと日本酒の八重桜の酒蔵とかもお楽しみいただければと思っております。そういう意味でも、新たな交通ネットワークは私たち観光業の大きな力になると期待しております。

高橋室長
 ありがとうございました。それでは、知事、お願いします。

達増知事
 山田町商工会青年部の山田のはしご酒、早速に三陸鉄道を活用ということで、グッドアイデアだと思います。是非成功しますように、大いにこれは期待いたします。
 そして、やっぱり来てもらうイベントづくりというのが大事だと思います。山田、大槌の辺りが田野畑辺りと並んで、東京からの時間距離が日本で一番遠いところだったわけですけれども、復興の中で道路とか三鉄とかで大分良くなってはきているのだと思う。一方そういうところだからこそ、どうぞ来てみてくださいという宣伝の仕方もあるでしょうし、そして大島ですか。これ山田湾とか船越湾、船越半島とかあの辺の自然も実はかなりいいところで、シーカヤックとかもすごくあそこはいいところで、あの辺を気に入った写真家が船越半島を海の方から見た写真集をつくっていて、もらったのですけれども、知床半島よりいいというのです。
 日本でも一番景色のいいところという評価もありますから、カキについても評判がいいですし、またディズニーランドなんて年間何千万人とか人が来たり、あといろんな日本の主要観光地は何百万人単位で人が来るわけですけれども、岩手沿岸の市町村というのは、それぞれ数万人の住んでいる人たちが食べていければいいわけですから、観光客も100万、1,000万単位で来てくれなくても、万単位で来てくれれば、かなりそこに住んでいる人たちが食べられるようになるということで、うまくお客さんの規模と、あと住んでいる人たちの収入の規模で、いいバランスがとれるようにやっていくことがポイントだと思うのです。
 東京とか都会は、何千万という人たちを食べさせなければならないくらいの収入を稼がなければならないから大変で、あれだけいろいろ経済が動いていても、所得の低い人とか貧しい人とか困っている人は都会にいっぱいいますからね。だから、地方なりの人口規模に見合った稼ぎ方をうまく工夫していけば、その地方なりの豊かさというのを実現できるので、山田町のようなところは、やっぱりそういうのを狙っていかなければならないところだと思います。
 それは岩泉町も同じで、9,000人ぐらいの人口に今なっているのですかね。その9,000人が食べていくためには、結構龍泉洞でそこを稼ぐというところが大きいので、龍泉洞にかかる期待は大きいと思いますけれども、ナイトドラゴンブルー貸切りサービスですか、そういうのもどんどん工夫していくところがやっぱりいいのだと思います。
 そして、外国人観光客、空港や新幹線からちょっと遠い、また小本駅からでも二次交通が不便ということで、これは国内日本人客もそうなのでしょうが、やっぱりレンタカーがいいということですね。レンタカーはやっぱり、よりいろいろ利便性を追求していかなければならないので、これは県としても地域交通政策の中でレンタカーについても、ライドシェアみたいなものも視野に入れながら、どんどんやれることをつけ足していくようにした方がいいですよね。
 鍾乳洞のようなところは、やっぱり全国でも世界でも空港や新幹線駅の近くには普通ないので、やっぱり車で行くところという感じですよね。山口県の秋芳洞とかだって、やっぱり車で行かなければみたいなところにあるし、あとアメリカのマンモス・ケーブという国立公園にでっかい洞穴があるのですけれども、そこも車で行ったことがありますが、アメリカの国立公園というのも大体人里離れたところにあるから車で行かなければ行けないのですけれども、そういう車で来てもらうための体制とか、あるいは車で旅行しやすい体制がアメリカにはあるので、そういうのも参考にしながら、世界に通じるインバウンドにもどんどん利用してもらえるような二次交通を工夫していきましょう。

高橋室長
 それでは、最後に髙木さんお願いいたします。

髙木 智彦
 私は先ほどお話ししたとおり、沿岸に来てというか、岩手に来て3年です。25年以上関東、神奈川、東京、千葉の方で仕事をしてきたというのがありましたので、地域おこし協力隊になるときに、まず最初に究極に何もないところに行こうというのが僕の中での課題というか、決めたことだったので、幾つか市町村の協力隊の面接を受けて、いろいろ採用とかをいただいた中で、最終的に就任前にそこを全部回って、ここにしようと思ったのが田野畑。
 分かりながら来たのですが、コンビニも1軒もないし、当時は光のインターネットもつながっていないし、今は全部つながっているのですけれども、すごいところに来てしまったなというのと、やはりコンビニ生活をずっとしていたので、一番近いコンビニってどこですかというと多分小本のローソンなのですけれども、車で15分か20分かなと言われて、何を言っているんだろうこの人と思って。
 今回、三陸道というお話もあるのですけれども、今回のゴールデンウイークなんかも、うちの村でもそうだったのですが、何かイベントやると、ここまで15キロとかという看板を立てたりするではないですか。龍泉洞まで15キロとか20キロとかとなるのですけれども、多分地方の人は余り気にならない数字。でも、都会の人は15キロというとすごく遠いイメージがあるのです。15キロというのは、下手したら1時間かかってしまう距離でもあったりするのです、渋滞とか。カーナビで検索すると1時間後ですみたいな感じになるので、ぱっと見るとすごく遠く感じるのですけれども、僕も最初そうだったのです。でも、やっぱり住んでいって慣れていくと15キロなんて大したことないでしょうみたいな感じになってしまうのですが、確かに三陸道ができ上がることによって、すごく交通の便は良くなって、いいことではあるなと思います。
 去年田老から田野畑の鵜の巣のところまでつながったときに、ゴールデンウイークの前だったのですけれども、やっぱりゴールデンウイーク中に宮古からのお客様がすごく増えたのです。それは、田老の道の駅もできたし、そこを見て、ではついでだから新しくできたところに乗ってみようという形で行ったら、田野畑の道の駅についたからここでUターンして帰っていくんだみたいなお客さんがすごく増えて、すごくいいなという、こういう効果もあるのだなとは思ったのですが、逆に今度全部つながったときというのは、どうなるのかなというのはすごく心配しています。龍泉洞も実は小本龍泉洞の出口からはすごく遠いではないですか、密かに。

木村 成美
 はい。遠いです。20分近くかかります。

髙木 智彦
 20分近くかかりますよね。遠かったりとかするので、多分都会の人はすごく遠く感じるのかなと思います。ただ、ネームバリューが龍泉洞とか浄土ヶ浜とかあるのでいいのですが、田野畑の場合は北山崎があるのですが。これはこの間、役場の人にも話したのですけれども、普代村が最初に三陸道がつながって、結構通り過ぎる場所になってしまって、今すごく普代の中でいろいろやっていて、商店街とかでも盛り上げようみたいな形でやっているのですけれども、やっぱり三陸道からおりても20分ぐらいかかる。これって多分すごく遠く感じるのではないかなと思うのです。
 今更言うのもあれですけれども、三陸道が沿岸を走っていって、すぐ出口に全部観光地があればすごくいいのになとか思うこともあるのですが、宮古市だとか久慈市だとか市の規模と、うちみたいな田野畑村という小さい市町村ですと、やっぱり予算も限られてくると思いますし、三陸道がつながったときに沿岸の方に引っ張っていけるような方法はないのかなとは思っています。
 今龍泉洞から北山崎に行くには、道路がグリーンロードとか通って、かなり近くなってきているので、龍泉洞まで多分30分ちょっとで行けるのかな。北山崎までは行けるようになったので、以前のように海岸線をぐるぐる、ぐるぐる回って1時間近くかけて行くよりは大分近くなったと思いますので、これはもしかしたら村がやることなのかもしれないですけれども、例えば龍泉洞までのバスですよね。盛岡から県北さんで行けるバスを北山崎まで何とか延ばしていくような手段とか、そういうのがあればいろいろお客さんは来ていただけるのではないかなとは思っています。
 今道の駅で食堂をちょこっとやっているのですけれども、別にそんなに大きな店でもないのであれなのですが、岩手に来たときというか、僕はずっと接客業とかバイヤーもやっていたので、最終的に一番下にお客様がいるような仕事をずっとやってきているので、どういった接客をすればいいかとかというのは、結構やってきたつもりではあるのです。最初盛岡に来たときにひどいなと思って、接客がすごくひどいと、もちろんお店にもよるのですけれども、もしかしたら行ったお店が何個か行って悪かったのかもしれないのですけれども、こんな接客、僕は福島の人間なので、東北人ってこんな感じかなみたいなのも思いながらやっていたのですが、田野畑に来て、やはり田野畑に来ても余り接客は良くないなとか、観光地なのに何で現金しか使えないのだろうとか。
 僕が来たときは、郵便局は日曜日がまだ休みのときだったので、ATMが閉まっていましたので、お金もおろすことができないのです。もちろんコンビニもないですし、観光客の人が来てお金がないと言っても、カードも何も使えないというのは、どうやって買い物していくのかなというところもすごく考えましたので、私のお店は全部もちろん、クレジットカードも交通系ICカードも今はやりのキャッシュレス決済、LINE(ライン)であり、ペイペイでありとかというところは、主要なものは大体使えるようにしていまして、前回のゴールデンウイークの10連休でも大体使用率が5%から10%はキャッシュレスというか、そういうものの決済を使っていただいているという感じなのです。
 ただ、村のほかのお店とかやっていただいているところに話を聞くと、やっぱり手数料が2%、3%取られるのがすごく嫌だと。私はずっと接客業やっていたので、2%、3%の手数料ではないとは思っているのです。それを使えることにして、ほかが増えていきますし、うちは単価が安いので、一番安いので100円だったりとか、高くても1,000円いかないので、余りキャッシュレスで決済する方というのは多くはないと思うのですが、もっと高いものを売っているところとかは、こういうところが使えたらもっとプラスで何かとかというふうになっていくのではないかななんていうふうにはちょっと思っていますので、この辺何か、例えば役所とか役場とか、県だ、市町村だで補助するというのはなかなか難しいとは思うのですが、この間ダイヤモンド・プリンセスが来たときにも出店させていただいたのですけれども、あのときは通信エラーでキャッシュレスができなかったのであれなのですが、ほとんどの方がキャッシュレスは導入していないという方が多かったので、この辺をもうちょっと盛り上げていくことによって、関東の方、特に東京とか神奈川に住む、僕もそうでしたけれども、基本的にお財布を持って歩かない、Suica(スイカ)カード1枚あればほとんどどこでも買い物ができて、電車にも乗れて、バスにも乗れてという時代なので、今でも東京とか出張に行ってホテルに入れば、あとはSuica1枚持って出かけて、買い物も全部それでやっているという感じなので、やはり全部が全部そうはならないと思うのですが、そういった方向に少し押していただければなというふうには思います。

高橋室長
 ありがとうございました。それでは、知事、お願いします。

達増知事
 北山崎は、やっぱり放っておかれている感じ。盛岡に来たときの接客というのも放っておかれているという感じゃないですかね。

髙木 智彦
 そうですね、はい。

達増知事
 何かこう、しゃべり方が良くないとか、ものの運び方が良くないとかというのではなく、まず放っておかれている感じという。

髙木 智彦
 そうですね。放っておかれて、最後お会計のときに、僕たちがいるのに、お客さんが入っていったら、そのお客さんを案内していなくなってしまったというときもあって、普通は帰る人優先ではないかとか思いながら。

達増知事
 そうですね。まだちょっと、そこは意思の弱さがあって、目立つ方に注意が行ってしまうという感じなのでしょうね。自分がやることをまずやってからという段取りではなくて、そこはやっぱりもっと意思を強くもってもらわなければならないし、あとはやっぱり接客業をやる以上、飲食だろうが観光だろうか、もうちょっといろいろ、もう一手間かけるみたいなことをしなければだめなのだと思います。もう一手間かけるといいのではないかというのが観光地づくりにもあるし、飲食業とかにもあって、そこがやっぱりポイントだと思います。山田のはしご酒はすごく二手間も三手間もかけているような感じでいいと思うのですけれども、こういうのはやっぱり大事だと思います。
 そして、キャッシュレス決済ですね。これはばんばんやりましょう。そこにある魚菜市場のキャッシュレス決済化というのを県でやったわけですよね。
 そして、総務省が10分の10、100%国費でやるキャッシュレスモデル事業で、岩手、長野、和歌山、福岡、全国で4県だけ選ばれるところに岩手が入って、今年中に2,000店舗ぐらいにキャッシュレス決済導入をやろうということをやっていますので、ここはがんがん行きたいところです。県北バス、県交通も研究会を立ち上げて、実用化を目指して一歩踏み出したところです。そういうのは、地元の人にとっても便利ですし、そして観光客にとってはやっぱりそういうものの方がいいわけですから、どんどんやっていきたいと思います。
 あと普代村スルー問題。どのくらいスルーされているのか、例えば荷物を積んだトラックが国道45号をばんばん、普代の町内、商店街を走っても、もともとただ走るだけで買い物とかはしなかったというところもあるのでしょうが、駅前の食堂とかの利用はどうなっているのかとか、いろいろ調べてみたいところもありますが、新幹線の経験からすると、盛岡でとまっていたときに、八戸まで行くと盛岡は素通りされるのではないかという話があったけれども、決して素通りにはならず、盛岡で乗り降りする人はやっぱりいて、それは青森まで行って、函館まで行っても八戸に降りる人はやっぱり八戸に降りる。多分ストロー効果というのは、末端、端にあったものがストローでつながると、例えば四国が3つの橋で本州につながったら、四国の人たちは本州で買い物するようになって、四国の店は寂れたというように、端っこにあったものが中央の方につながったときに端っこが廃れるということはあるけれども、通り道の場合には、降りる人は降りるし、また今まで降りなかったような人も降りてみたりすることもあると。その先まで行こうとしていた人が時間に余裕があるから途中で降りるみたいなことも、特に道路だと鉄道以上にそういうことはあるのかなと思うので、そこは恐れずに早く全部つなげて利便性を高めた方がいいのではないかと思っています。
 ただ、実態として、そういう中でも困るところが。さっき昼御飯食べながら国交省の人たちと、区界道の駅が廃れるのではないかという話をしていた。区界の辺りにトンネルできて便利になればとか。ただ、それでもあそこは盛岡の子どもたちのキャンプや遠足の場としてこれからも使われるだろうしとか、それをまた広く岩手県外の人とか外国人とかにもアピールしていけば、区界に来る人というのは一定数いて、その人たちに道の駅を利用してもらえればいいのではないかみたいな議論を国交省の人としました。
 基本は、全部つながってもその途中、途中というのは、そう簡単に寂れないし、個別的にあるお店とか、あるポイントが不便になってということはあるかもしれないけれども、そこはそれなりの解決の仕方があるのではないかなということだと思います。

高橋室長
 ありがとうございます。
 それでは、一通りお話を伺ったところですが、まだ予定の時間に大分余裕があります。先ほど言い足りなかったことですとか、あるいは懇談全体を通しての感想ですとか、テーマにかかわらない御意見でも結構です。ここからは自由に御発言いただきたいと思います。いかがでしょうか。「いわて幸せ作戦会議」という名称の会議ですので、参加者同士でいろいろこれからこうしようとかの相談でもいいかなと思いますのでね。
 では、木村さんお願いします。

木村 成美
 先ほどの普代スルー問題というところもあって、私たちも滞在型の観光客を増やす取組をしているので、やはりそれには一つの観光資源だけではもうどこにも足りないということで、せっかく道路もつながったので、山田さんだったり、田野畑さんだったり、あと高田、大船渡、釜石とかの観光資源とつながって、連携して協力して、どこにでも滞在できる、そういう協力体制でどんどん滞在型の観光客を増やしたいと思っていますので、御協力をよろしくお願いいたします。

高橋室長
 ありがとうございました。ほかにはいかがでしょうか。

島香 友一
 私いいですか。私は、宮古で飲みに出るときは極力バスを使ってという人間なので、できれば自分が出張に行くので、Suica(スイカ)は常に持って歩いているので、できるとわざわざ小銭を崩さなくてもいいのにというときには非常に助かるなという思いがあるのと、私は田野畑の道の駅にはよく子どもを連れて、公園ありますよね。

髙木 智彦
 はい。

島香 友一
 あそこに行って遊んで来いとよくやっていて、そうするとそれ終わった後に、やっぱり道の駅となるとソフトクリーム絶対じゃないですか。必ず食べさせてというのもあるので、そういうのもやりつつなのですけれども、私はロレオールの伊藤シェフを知っていて、年に何回か行くのですけれども、そうすると三鉄さんが隣にいるとなると、三鉄さんの列車で伊藤さんが料理をつくって出せばいいのになとか、それを例えば宮古発でというのを年4回……

赤沼 喜典
 やりました、1回。

島香 友一
 やっぱり岩手は、おいしいものが四季折々あるのです。私が魚屋を始めたときに、魚で四季を分かってもらおうという頭があって、例えば春だとサクラマスとか、夏からは生ウニになって、冬は去年、おととしぐらいから真鱈まつりとかというのもやっているので、そういうようなのを列車で食べられるというふうにして年4回、それが山菜であってもいいだろうし、それこそ岩泉のマツタケでもいいだろうし、そういう山のものと海のもので、ちょうど下閉伊は山あるし、川あるし、海あるしで何でも来いなので、そういう部分で、せっかく観光に特化した方がいるし、地域おこし協力隊がいるし、道の駅の方がいるし、三鉄さんがいるし、青年会議所の方がいるしとなれば、意外と面白いことができるのかなと。そういうふうに、山田だけどうしようとか、普代だけとか、田野畑だけどうしようというレベルではないのかなと思って、こうなってくると。

髙木 智彦
 三陸全部が一緒になって、やっぱりいろいろ。防災復興プロジェクトもそれの一環だとは思うのですけれども、今木村さんが言われたとおり、1か所の観光地だけというのは絶対ないので。田野畑は泊まるところが逆にほとんどない。宿泊施設が羅賀荘ぐらいなので、田野畑は大体寄る場所なのです。
 さっきのSuica(スイカ)の話でも、例えば三鉄さんがSuica使えてしまうと面白くないのです、個人的には。あの硬券がすごくうれしいのです。初めてこっちに来て、宮古から三鉄に乗って田野畑に行ったのですけれども、硬券が出てきてすごくうれしくて、それまだ持っているのです、「ください」と言って。都会の人は、絶対切符ですらほとんどないので、現金で買う方はいらっしゃいますけれども。

達増知事
 コレクターズアイテムですものね、三鉄の切符は。

髙木 智彦
 あれはすごく重要なので、だから、じゃ、Suicaにするというのは。僕は、三鉄さんはSuicaにしてほしくないなというちょっと気持ちがあったりするのですけれども、さっき木村さんが言っていたカーシェアみたいなのを、やっぱり沿岸でうまくやっていただけないかなというのはあります。田野畑の話で申しわけないのですが、田野畑駅にはタクシーが1台か2台とまっていたりするのですけれども、島越駅にはとまっていないのです。島越駅からちょっとタクシーでとなると、呼びますよね、そうすると北山崎へ行くのに数千円かかるわけですよ。往復となると余り効率が良くないのかなと思うので、三鉄で来られる方というのは、この間お客さんでいたのですけれども、宮古に車をとめて、三鉄に乗って島越駅に来て、道の駅たのはたまで歩こうと思ったお客さんがいたのです。山をずっと登ってですよ、途中でもうだめになって、たまたま建設会社の車が来たので、その人に乗せてもらって道の駅まで来たのですけれども。

達増知事
 ヒッチハイク状態。地図を見ればこのくらいかなと。

髙木 智彦
 そうなのです、このぐらいなのですよ、そうなのですよ。

達増知事
 地図で。

髙木 智彦
 今度は帰りどうしようという話になる。

島香 友一
 そうなのですよね。三鉄さんに乗りたいけれども、車で来てしまっているからどうしようなのですよね。そうすると、家族の中で誰か一人、「あなただけ車ね」になるのです。

達増知事
 そういうことがあるなあ。

髙木 智彦
 本当にそうで、それってみちのく潮風トレイルも同じなのです。歩いていって、どこかでもう動けないというか、ここまでにしようとなったときに、そこの交通機関が全くないので、どうするのという話になってしまって、やっぱり潮風トレイルもそんな感じなのかなと思うのですけれども。
 この間、三鉄に乗ってきたお客さんが、島越駅から来たので、せっかくだから田野畑駅から乗りましょうと送っていってやったのですけれども、やっぱりそこが何かうまくカーシェアみたいな、そういうのができればいろんなところを回って、最後、久慈から借りて宮古でおろしてみたいなのとか、そうすれば電車でも旅がいろいろできるのではないかななんて思いました。三鉄さんに乗らない可能性もありますけれども。

赤沼 喜典
 秋田内陸縦貫鉄道では、早々に自家用車輸送というのを始めたのです。当時弊社の方も地元のタクシー協会とかに当たったのですけれども、高くてね、岩手県の場合。結果、できなかったのです。

達増知事
 運転代行みたいな仕組みですか。

赤沼 喜典
 そうです、そうです。

達増知事
 運転する人をそこに運んで、代行して運転すると。

赤沼 喜典
 はい。ただ、県内の場合、2社なのか何社なのかわからないですけれども、タクシー業界が絡まなければならないというのがあって、それだったらレンタカーの方が安いのではないかというぐらいだったです、当時は。

達増知事
 イコールほぼタクシー代になってしまうわけですからね。

赤沼 喜典
 そうですね。

島香 友一
 ちょうど「あまちゃん」のころに、北海道から友達が車で仙台にフェリーで入って、宮古に来て、友達本人は乗りたかったけれども、車があるから家族だけ三鉄でというのを聞くと、乗せてあげたいけれども、俺も車だしとなると、その車をどうするか、まずここを増やすには車で来ても乗れる、車を持っていけるというのはやっぱり大事。
 あと思ったのが、髙木さんのお話で、ここから15キロという標識あるではないですか。僕も昔サラリーマンで関東にいたときに、あっちって、通勤は1時間とか1時間半は普通ではないですか。それを考えると、「車で15キロって大分楽じゃん」と思う。逆だったのです、僕は。それを視覚的に短く感じさせるような表記の仕方なのかなと思って。

髙木 智彦
 何分の方がいいのかなと思います。

島香 友一
 もしかしたら。車で15分とかだと、割と近く感じるし、それが15キロだと、遠いかななのか、多分田舎あるあるだと思うのです、私。

髙木 智彦
 この間東京に行ったときに、レンタカーを借りて、行き先を指定したら15キロぐらいだったのです。1時間かかりますと出て、15キロは盛岡からだったら……

島香 友一
 と思いますよね。

髙木 智彦
 遅れているなとか思いながら、何でこんなにかかるのだろうと。

島香 友一
 向こうの人からすると、渋滞あっての15キロで1時間と、渋滞ないし、車も少ない田舎の15キロだとわけが違うという転換にならないので……

髙木 智彦
 ならないと思います。信号もないではないですか。

島香 友一
 そうそうそう、ない。ただ、そこを車で何分とかの表記の方が気持ち……

髙木 智彦
 何分の方が分かりやすいかな。20分とかと言われると、20分なのだなという感じがしますけれども、15キロとか20キロと書かれると、やたら遠いなという感じが思ったのですよね、最初。

島香 友一
 多分表記の仕方かなと思って。

髙木 智彦
 うん、そうですね。

高橋室長
 阿部さんも何かないですか。

阿部 佳津久
 実は今日チケットを持ってきていたので、興味ある方は。ゼロ次会のチケットは三鉄さんで売ってもらっているので、それだけです。

達増知事
 宮古発というやつがやっぱり大きいというわけですからね、このはしご酒は。
 人がたくさん住んでいる地域からやっぱり来てもらう。

阿部 佳津久
 去年で270人ぐらいの参加がありましたので、結構店舗数で考えると一気に40人とかが1店舗にごちゃっと行くとかあって、大変みたいですが、飲食店の方からは、またやってくれと言われています。

島香 友一
 確かに宮古の人は、山田で飲む機会がないです。

赤沼 喜典
 それが出かけているようですよ、山田に行ってみようと。

阿部 佳津久
 結構来ていますっけ、三鉄利用して。

島香 友一
 飲んだら帰って来られないのかと思うのですよね。

赤沼 喜典
 10時半ごろ着きますよ、山田から宮古に。

達増知事
 鉄道効果、やっぱり。リアス線開通効果ね。

赤沼 喜典
 木村さんのところでインバウンドはどのぐらい入っているのですか。

木村 成美
 龍泉洞自体には結構来ていますけれども、ホテル自体にはさほど。ダイヤモンド・プリンセスが宮古に来たときは、午前中だけでバスが5台だったか6台。また、来年4月にもそのプリンセスクルーズと、あとウエステルダムという船とかもどんどん来るみたいなので、龍泉洞は外せませんという言葉はいただいていますけれども、宿泊は別です。

石川局長
 外国人の人も喜んでいるようですか、龍泉洞を見ると。

木村 成美
 そうですね、はい。まず、来たときに、秋田のなまはげみたいなナモミだったりとか、歓迎セレモニーみたいな、40分しか滞在時間がないのに、それに20分も30分もとられて、ぱっと見て帰られるみたいなところもありますけれども、それも含めてすごく喜んでいらっしゃいました。

高橋室長
 さっきの地底湖のライトアップだとか、個人客向けですから、今度の外国人の方にはそういった見せ方はしていないのですね。

木村 成美
 日中は、貸し切ることができないので。

高橋室長
 そうですものね。

木村 成美
 はい。

高橋室長
 そういうのは喜びそうな感じがします。

木村 成美
 いずれ宿泊を絡めて来られたときには、外国のお客様にも見ていただきたいとは思っています。ただ、冬場にしかできないのが残念です。

赤沼 喜典
 沿岸部にはインバウンドの宿というのはないのですよね、外国人向けというのは、外国人向けの宿というのはないのですよね。やっていますか。

木村 成美
 取り組んではいますけれども、まだ表立ってこうですというのができていない。外国語表記だったりとか、そういうのにやっと手をつけ始めたというところです。
 電話が一番困りますね、予約の。なので、電話とポケトークの、この、あれっ、どっちに聞かせるのだっけみたいな、それもやっています。

高橋室長
 間もなく予定の時刻となりますけれども、これだけはという方がいらっしゃれば、どうぞお話しいただければと思いますが、赤沼さんもよろしいですか。

赤沼 喜典
 大丈夫です。

高橋室長
 髙木さんもよろしいですか。

髙木 智彦
 大丈夫です。

高橋室長
 是非続きもいつかこの場で、広域振興局で。

石川局長
 はい。

高橋室長
 それでは、ありがとうございました。

知事所感

高橋室長
 最後に、知事からお願いいたします。

達増知事
 かなりそれぞれの直面している課題など共有できるところもあり、良かったと思います。大変参考になりました。そして、やはりこの三陸防災復興プロジェクトをやる理由というのは大きく2つあって、1つは三鉄リアス線、三鉄が一本になるということと、もう一つは道路が、復興道路が大体できてきていて、それで岩手沿岸というところが、歴史上初めて実質的に一つになると、地域の中での移動とか、またどこかに集まるとかということが格段にやりやすくなって、今までとは違うことができるようになるだろうということでこれをやるということでありますので、是非そういう交通ネットワークの変化を生かして地域を発展させていっていただきたいなと思います。
 特に道路が便利になるということで、宮古―室蘭フェリー航路が開かれたりとか、あと大型クルーズ船も来るようになったりとか、道路効果で港湾の活性化も生じていますし、あとは花巻空港からのアクセスも道路で便利になってきて、花巻空港は今インバウンド、台北とか上海への定期便という、ちょっと前までなかったものができていますので、そういうのをどんどん生かしていかなければというのが県のビジョンでもありますし、よろしくお願いしたいと思います。
 今日はどうもありがとうございました。

閉会

高橋室長
 それでは、今日は貴重なお話をいただきまして、誠にありがとうございました。
 これをもちまして、県政懇談会「いわて幸せ作戦会議in宮古」を終了いたします。

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