いわてグラフ6月号(第792号)テキスト版

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ページ番号1085388  更新日 令和7年6月1日

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表紙

いわてグラフ2025年6月号
第792号 令和7年6月1日発行

 今号の表紙は、いわてを支える仲間たち 橋野町振興協議会、 釜石観光ガイド会、釜石市立栗林小学校6年生の皆さんです。
 今年7月に世界文化遺産登録10周年を迎える橋野鉄鉱山。
 橋野鉄鉱山インフォメーションセンターでは、橋野町振興協議会が来館者をお迎えし、釜石観光ガイド会がご案内します。
 また、学区内に橋野鉄鉱山がある釜石市立栗林小学校では、鉄の学習に取り組み理解を深めています。地域で一丸となって世界文化遺産登録10周年を盛り上げていきます。

 写真が2枚あります。
  1枚目 表紙写真。高炉跡の前に9人の小学生と大人が笑顔で立っています。小学生たちは、REVO(レボ)と書かれたプレートと10周年のポスターを持っています。小学生の隣にのぼり旗を持った女性が立っています。旗には世界遺産 明治日本の産業革命遺産 橋野鉄鉱山 釜石市と書かれています。
  2枚目 9人全員が両腕を組み同じポーズでにこやかに立っています。

1ページ

コンテンツ

1ページ

特集1 令和7年度当初予算 世界に開かれたいわて地⽅創⽣予算

5ページ

いわて県民計画ピックアップ!「居住環境・コミュニティ」/地域で働き続けられる場所をつくる

6ページ

復興、その先へ。 久慈市~田野畑村

7ページ

特集2 新たな地方創生へ~世界とつながるいわて~

9ページ

このまちが好き 沿岸エリア

いわて黄金のマリアージュ

10ページ
岩手県からのお知らせ
裏表紙
ナシテ?イワテ、ダガラ!イワテ 
読者アンケート&プレゼント

1ページから4ページ

特集1 令和7年度当初予算 世界に開かれたいわて地⽅創⽣予算

 令和7年度は、東日本大震災津波からの復興を着実に進めるとともに、「4つの重点事項」を強力に推進します。その中で、ジェンダーギャップの解消など一人ひとりの生きにくさを生きやすさに変える取り組みを進めます。また、世界に開かれた岩手の魅力や先進性を高め、岩手らしい地方創生を進め、お互いに幸福を守り育てる、「世界に開かれたいわての創造」に取り組みます。

 イラストがあります。
  地球儀のような背景に岩手をかたどった地形が黄緑色で描かれています。岩手と世界の国々がたくさんの線で繋がっています。岩手の地形の前には様々な服装をした男女、大人、子どもなどがカラフルに描かれています。

◎予算の規模

 令和7年度当初予算の総額は、7,329億円。県の厳しい財政状況を踏まえ、今年度も総額は抑えつつ、人口の自然減・社会減対策(地方創生)を主軸とした「4つの重点事項」に集中的に配分しました。

 グラフがあります。
  令和3年度から令和7年度までの予算総額が表された棒グラフです。どの年度も通常分と震災分の総額が表されています。
  令和3年度8,105億円、令和4年度7,922億円、令和5年度7,714億円、令和6年度7,322億円、令和7年度当初予算総額7,329億円。内訳は震災分299億円、通常分7,030億円。そのうちコロナ対応・物価高騰分365億円が含まれています。

お互いに幸福を守り育てる、世界に開かれたいわてへ

復興の推進

「より良い復興~4本の柱~」に基づく取り組みや、復興道路を生かした新たな産業振興、水産業の再生に関する取り組みなどを推進します。

4つの重点事項

自然減・社会減対策

一人ひとりの希望に基づく多様なライフステージに応じた⽀援を強化します。
・性別に関わらず誰もが活躍できる環境づくり
・結婚・子育て支援
・移住・定住、インバウンド観光・輸出の強化による交流・関係人口拡大
令和6年度当初比プラス7億円 令和7年度228億円

GX(ジーエックス)の推進

岩手の優れた自然環境を生かし、地域経済と環境に好循環をもたらす持続可能な新しい成長を促進します。
・省エネルギー対策の推進
・再生可能エネルギーの導入促進
・森林吸収・気候変動への適応
令和6年度当初比プラス4億円 令和7年度97億円

DX(ディーエックス)の推進

全ての県民がDXの恩恵を受けられるよう、あらゆる分野のDXを促進し、県民生活の利便性の向上や情報通信インフラの整備、市町村への支援を進めます。
・行政のDX
・産業のDX
・社会・暮らしのDX
・DXを支える基盤整備
令和6年度当初比プラス13億円 令和7年度64億円

安全・安心な地域づくり

災害、感染症、交通事故や犯罪などあらゆるリスクに包括的に対応するため、県民一人ひとりが意識や行動、仕組みに防災・減災、交通安全、防犯などを反映することが当たり前となる地域社会の構築を目指します。
・防災・減災の主流化(災害への備え)
・感染症・家畜伝染病への対応
・日常生活のリスク低減
令和6年度当初比プラス52億円 令和7年度528億円

2025年2月に発生した大船渡市林野火災など、早急に措置が必要となるものについては、補正予算の編成を含め必要な対応を行っていきます。

自然減・社会減対策 のポイントは「ジェンダーギャップの解消」です。

 本県は、就職、進学期の若年層の転出超過が多く、特に20歳代前半で、男性に比べて、女性の転出超過が多いという傾向にあり、その理由の1つとしてジェンダーギャップが指摘されています。
 ジェンダー平等は基本的人権の問題であり、人口の減少対策の視点からも「固定的な性別役割分担意識」などの無意識の思い込みである「アンコンシャス・バイアス」をなくすことにより、ジェンダーギャップを解消することが重要です。
 若者・女性が暮らしやすい・働きやすい「選ばれるいわて」であるためにも、家庭や地域、職場でのジェンダーギャップの解消を重視し、オール岩手で、人口の自然減・社会減対策に取り組みます。

 県は、性別に関わらず誰もが活躍できる環境づくりを進めながら、結婚・子育てや移住・定住など多様なライフステージに応じた支援を強化していきます。

 図があります。ライフステージ例説明
  進学、就職、結婚、妊娠・出産、子育て、転職・移住の6つのライフステージが書かれ、対策がそれぞれ表されています。

  進学、就職のステージの時、社会減対策
  就職、結婚、妊娠・出産、子育てのステージの時、自然減対策
  子育て、転職・移住のステージの時、社会減対策

少子化対策の強化の3つの柱

(1)有配偶率の向上
    出会いの機会の確保・創出
(2)有配偶出生率の向上
    全国トップレベルの子ども・子育て施策の展開
(3)女性の社会減対策
    雇用労働環境の改善と活躍できる環境の創出

社会減対策の強化の3つの柱

(1)多様な雇用の創出 労働環境と所得の向上
    誰もが働きやすく活躍できる職場環境づくり、海外輸出の促進などによる付加価値額の向上
(2)いわてとのつながりの維持・強化
    いわてでの“暮らし”や“働き”の応援と魅力発信
(3)地域の価値や魅力の発信による交流・関係人口の拡大
    地域の生活文化や自然環境を生かしたインバウンド観光などの拡大・交流の促進

プラスワンとして

広域振興局を核とした市町村や地域の状況に応じた取り組みの強化

4つの重点事項 取り組みの一部をご紹介

自然減・社会減対策

若年・女性が暮らしやすい・働きやすい環境づくり

 職場や地域に存在する性別によるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見・思い込み)への気づきや見直しを促すため、専門家を委嘱し、経済団体や地域などを対象に講演活動を実施するほか、男女共同参画センターによる企業向け出張セミナーを実施します。

・女性には女性らしい感性があるものだ
・男性は仕事をして家計を支えるべきだ
・男性は人前で泣くべきではない
・家事・育児は女性がするべきだ など

 アンコンシャス・バイアスの解消には、自分の持つバイアスの存在に気づくことが重要です

GXの推進

快適で健康的な暮らしを実現するための環境づくり

 岩手型住宅ガイドラインでは、カーボンニュートラルに関する国の動向や、健康寿命などの新しい知見を踏まえて、「ゼッチプラス(断熱等性能等級6または7)」水準の省エネ性能を推奨しています。
 県は、岩手型住宅の普及促進のため、県内建築事業者などへの技術支援や、ゼッチプラス水準を満たす住宅の建設などに要する経費の補助を実施しています。

 写真が2枚あります。住宅の内観のイメージ写真です。
  1枚目 ゆったりとしたリビングにソファやダイニングテーブルが置かれています。リビングの一角に金属製の手すりのある階段が設置され、階段の下は収納スペースになっています。
  2枚目 木の縦格子のある廊下です。天井、床など全体が木で作られ、廊下の突き当りには木枠の中に大きな鏡が設置されています。

DXの推進

子どもたちの可能性を引き出す個別最適な学びの環境づくり

 国のギガスクール構想第2期に向けて義務教育段階の公立学校の児童生徒1人1台端末を更新整備します。県立中学校・特別支援学校(小学部・中学部)と市町村立小学校・中学校・義務教育学校を対象として、端末の更新整備に要する経費を補助します。

 写真が2枚あります。端末更新に関わる「ネクストギガ端末実機体験会」の様子
  1枚目 2人の子どもたちが、タブレットの画面に絵を書いています。
  2枚目 タブレットの画面をタップする大人とそれを見ている子どもたちです。同じテーブルにはほかに3台のタブレットが置かれています。

安全・安心な地域づくり 

必要に応じた医療を受けることができる体制づくり

 県は、県民の皆さまの安心の確保や消防、医療機関の負担軽減を図るため、今年度から急な病気やけがなどで、救急車を呼ぶかどうか迷った際に、医師や看護師などの専門家が相談に応じる電話相談事業「救急安心センター事業(シャープ7119(なないちいちきゅう)」を24時間365日体制で実施しています。

 写真があります。
  急な病気やケガですぐに救急車? 夜間だけど病院?
  迷ったら電話で相談 シャープなないちいちきゅー
  15歳未満のお子様の急な病気やケガで困ったら 小児救急医療相談 シャープはちれーれーれー などと書かれた2枚のチラシです。

5ページ

いわて県民計画ピックアップ!

一人ひとりの幸福を守り育てる「いわて県民計画(2019~2028)」いわて県民計画10の政策分野
居住環境・コミュニティ/健康・余暇/家族・子育て/教育/安全/仕事・収入/歴史・文化/自然環境/社会基盤/参画 10の政策分野から今回は「居住環境・コミュニティ」をピックアップ!

 人口減少や少子高齢化の進行などにより、地域コミュニティの機能低下や担い手不足が課題となっています。県は、地域の産業や地域コミュニティ活動の担い手の地域定着に向けた取り組みを進めています。
 今回は、人口減少が進む地域において、地域産業の担い手を確保するために「特定地域づくり事業」を行う、「おおつち百年之業(ひゃくねんのぎょう)協同組合」(特定地域づくり事業協同組合)を紹介します。

 特定地域づくり事業とは、マルチワーカー(季節ごとの労働需要などに応じて複数の事業者の事業に従事)に係る労働者派遣事業など

いわて県民計画についてもっと詳しく知りたい方はこちらもチェック!
いわてグラフ専用サイトの二次元コードがあります。

 図があります。特定地域づくり事業協同組合制度説明
  特定地域づくり事業協同組合の組合員は
  ・飲食・宿泊業者
  ・介護業者
  ・運送業者
  ・機械製造業者
  ・製材業者
  ・食品加工業者
  ・漁業者
  ・林業者
  ・農業者などで組織されています。

 特定地域づくり事業協同組合は、地域づくり人材の雇用を行い所得の安定・社会保障の確保をします。
 特定地域づくり事業協同組合の組合員に人材派遣を行い特定地域づくり事業協同組合の組合員は、利用料金を払います。

 特定地域づくり事業協同組合は都道府県が認定し市町村が財政支援を行います。
 また、都道府県は市町村に情報提供、助言、援助を行います。

地域で働き続けられる場所をつくる

 特定地域づくり事業協同組合として認定された「おおつち百年之業(ひゃくねんのぎょう)協同組合」は、地域産業の担い手確保を目的として、2023年8月に設立されました。同組合は、繁忙期の人手不足や雇用確保に課題を抱える事業所と働き手を労働者派遣でつなぎ、地域で安定して働ける環境の整備を行っています。
組合の設立当初から携わっている事務局員の谷村優布子(たにむら ゆうこ)さんは次のように語ります。「設立から2年目を迎え、派遣実績も伸びています。現在登録されている派遣労働者は5名で、派遣先は農業や林業などの一次産業が中心です。派遣先からは『繁忙期の人手確保や事業承継の可能性が広がり、スキルを持つ人材の派遣が大きな助けになっている』との声をいただいています。さらに派遣労働者からは、社会保険の加入や新しい仕事への挑戦を喜ぶ声が届いています」。
 また、事務局員の千葉広樹(ちば ひろき)さんは、「町内の事業所と対話を重ね、状況や課題を調査しながら事業の幅を広げていきたいと思います」と話します。
 組合は、大槌町や町内事業所とのつながりを大切にしながら、この町に百年先も残り続ける仕事づくりを目指しています。

 写真が2枚あります。
  1枚目 町内の森林伐採作業の様子 細い木々が生い茂る森の中で5名の作業員がチェーンソーなどの道具を使って木を切っている様子です。近くには伐られた木や枝葉が積み上げられています。
  2枚目 事務局員(キャリアコンサルタント)谷村優布子さんと事務局員千葉広樹さんです。メガネをかけて話をする谷村さんと笑顔の千葉さんです。
  データ おおつち百年之業協同組合 上閉伊郡大槌町小鎚第27地割3の4 電話080-5826-9183 二次元コードがあります。

特定地域づくり事業協同組合制度とは

 地域人口の急減に直面している地域において、農林水産業、商工業などの地域産業の担い手を確保するための「特定地域づくり事業」を行う事業協同組合に対して、国などが財政的、制度的な支援を行うものです。
 詳しくはこちらをご覧くださいの二次元コードがあります。

お問い合わせ ふるさと振興部 地域振興室 電話019-629-5183

6ページ

復興、その先へ。未来へつながる三陸 久慈市~田野畑村

「より良い復興〜4本の柱〜」を軸として、着実に復興に取り組む三陸。
復興の今に触れ、「その先」へ進む三陸を三陸鉄道で訪れてみませんか。
4本の柱 安全の確保、暮らしの再建、なりわいの再生、未来のための伝承・発信 

 写真があります。
  三陸鉄道 堀内駅、野田玉川駅間 緑の木々の中を三陸鉄道が一両走っています。車両は白地に赤と青のラインが入ったデザインです。

立ち寄る ほたてんぼうだい 「十府ヶ浦(とふがうら)海岸駅」から徒歩5分 二次元コードがあります。

十府ヶ浦を望む休憩もできる展望台

 野田村の特産品「ホタテ」をモチーフにしたユニークなデザインの展望休憩施設。眼前には景勝地・十府ヶ浦が広がり、雄大な景色を眺めることができます。「十府ヶ浦海岸駅」からは遊歩道がありアクセスも便利。また、駐車場もあるのでドライブの休憩にも利用されています。日曜の早朝に販売される田楽も人気です。
 写真が3枚あります。
  1枚目 十府ヶ浦の大パノラマは一見の価値ありです と話す野田村役場地域整備課菊地真冬(きくち まふゆ)さん。
  2枚目 「東日本大震災大津波記念碑」などが立つ屋外展望台 海を背景に大きな台座に建てられた記念碑です。石造りの門と鐘、石碑、石碑の前には黒い球体が置かれています。
  3枚目 開館時間は7時から17時まで(冬季は16時まで) ホタテをモチーフにしたデザインの2階建ての建物です。ホタテ貝のような屋根と景色がよく見える大きなガラス窓がたくさんあります。
お問い合わせ 野田村役場 地域整備課 電話0194-78-2932

体験する 机浜番屋群(つくえはまばんやぐん) 番屋の塩づくり体験 「田野畑駅」からタクシー7分 二次元コードがあります。

田野畑の海水から直煮(じきに)製法で塩づくり

 2006年、水産庁の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」に選ばれた「机浜番屋群」。現在の番屋は、東日本大震災津波のあとに復元したものです。ここでは、塩づくりの歴史などの話を聞きながら、薪を使って海水から作る「直煮製法」による塩づくりを体験できます。作った塩は持ち帰ることができます。
 写真が3枚あります。
  1枚目 田野畑の歴史や文化を知ることができますとスタッフの石井扶佐子(いしい ふさこ)さん
  2枚目 薪をくべて海水を煮詰め、水分を蒸発させると塩の結晶ができる 四角い釜に塩の白い結晶が出来ています。数人の参加者がそれを掬ってボウルに入れています。
  3枚目 机漁港に立ち並ぶ「机浜番屋群」。2015年に復元され漁業と観光が融合した施設に山を切り崩した場所に青い屋根、茶色の屋根の建物群があります。建物の周りの土地は整地されています。
お問い合わせ NPO法人体験村・たのはたネットワーク 電話0194-37-1211

世界が注目するみちのく潮風トレイルを歩こう!

青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイル。雄大な景色が魅力的な復興の道として2024年2月にイギリスのタイムズ紙「日本で訪れるべき場所14選」にも取り上げられました。

久慈駅、陸中野田駅間のビューポイントをご紹介

つりがね洞(どう)

 日本最古の地層を有する断崖と岩礁が続く小袖海岸。奇岩「つりがね洞」は、6月の夏至前後に朝日が空洞を照らす絶景が見られます。
 写真があります。
  青い海に大きな洞穴がある岩と少し小さな岩があります。どちらもごつごつした岩肌が見えています。岩の頂上には緑の松が生い茂っています。

夫婦岩(めおといわ)

 向かって左側が男岩、右側が女岩で、二つの岩を結ぶ 「しめ縄」は東日本大震災津波でも切れませんでした。古来より海上安全や縁結びの神として祭られています。
 写真があります。
  大きな2つの岩が並んでいます。男岩はどっしりとして先端が丸く鳥居が見えています。女岩は尖った先端です。二つの岩はしめ縄で結ばれています。写真終わり。

環境省みちのく潮風トレイル公式サイトの二次元コードがあります。

 地図があります。久慈市から田野畑村までの三陸鉄道リアス線が書かれています。
  久慈駅から陸中宇部駅、陸中野田駅までの海岸線につりがね洞、夫婦岩があります。南下すると、陸中野田駅と十府ヶ浦海岸駅の間にほたてんぼうだいがあります。南下を続け、野田玉川駅、堀内駅、白井(しらい)海岸駅、普代駅、田野畑駅と続きます。田野畑駅の東側、海岸線に机浜番屋郡 番屋の塩づくり体験があります。

三陸鉄道ホームページの二次元コードがあります。

7ページから8ページ

特集2 新たな地方創生へ~世界とつながるいわて~

 交通と情報通信技術の発達で、地方と世界が直接つながる時代になりました。
 県は、「海外市場への展開」「外国人観光客の誘客拡大」 「ネットワークの強化と多文化共生の推進」を基本戦略として海外との交流を進めながら、海外展開によりふるさと振興を図る 「世界とつながる地方創生」に取り組んでいます。
 今回は、県が実施している「海外市場への展開」の取り組みを紹介します。
 イラストがあります。いわてから世界へ説明
  岩手から、貨物船や飛行機で米、肉、りんご、酒などが海外に運ばれている様子です。

海外市場への展開

 県は、アジアや北米地域をターゲットに、県産の農林水産物や加工食品、日本酒、伝統工芸品などを売り込むため、トップセールスやバイヤー招へい、現地でのフェアの開催などの取り組みを市場の特性に応じて戦略的に行っています。

ジェトロ岩手 インタビュー

いわてから世界へ輸出を通じて未来をつむぐ

日本貿易振興機構(ジェトロ)岩手貿易情報センター
所長 米倉大輔(よねくら だいすけ)さん
 県内事業者の輸出などの海外展開を支援するジェトロ岩手貿易情報センター。所長・米倉大輔さんに、岩手の魅力や輸出のチャンスについて伺いました。
「岩手は、海や山の自然の恵みをはじめ、工業製品や伝統工芸品など多種多様な県産品があり、そこが大きな魅力であり強みでもあります。しかし、海外では、これらが『岩手のもの』として知られていないことも多く、まずは認知度を向上させることが必要です。
国内で人口減少が進み、国内市場が縮小する中、海外市場への展開は今後ますます重要となっていきます。日本の文化や食文化の世界的な人気が追い風となり、県内でも農林水産物や加工食品などの輸出が増えています。岩手の魅力を海外に発信するチャンスです。世界に誇れる岩手の県産品には幅広い可能性があるので、国際情勢やこれから先の未来を見据えながら、県内事業者の皆さまとともに挑戦を続けていきたいと考えています」。
 写真があります。
  メガネをかけた米倉さんです。
ジェトロ岩手を含む県内関係機関の海外展開支援施策は、こちらからご確認いただけます。二次元コードがあります。

海外に向けた魅力発信

知事のトップセールス

 県は、県産品の輸出力強化や販路拡大、本県への観光誘客の促進を図るため、知事を筆頭に関係する商工団体、農業団体などとともにトップセールスを実施しています。
 写真が2枚あります。
  1枚目 県産の米が並んでいる場所で達増知事と関係者が黄色の法被を着て、買い物客に米を進めています。
  2枚目 2025年1月に米国やカナダにおいて、現地事業者や在外公館などと連携したフェア・レセプションを実施しました 達増知事と関係者がテーブルに並んだ日本酒を参加者に進めています。

多様な商談機会の提供

海外におけるプロモーション

 県は、海外の見本市への出展や現地でのフェア開催などにより、多様な主体と連携しながら、県産品の情報発信や販路拡大に取り組んでいます。

「2024 ジャパニーズ フードエクスポ イン ニューヨーク」への出展
 2024年11月に米国・ニューヨーク市で開催された食品見本市に初出展し、岩手県酒造組合と連携して、「ジーアイ岩手」の清酒などのプロモーションを行いました。
 写真があります。岩手の清酒の試飲提供を実施
  法被を着た女性が話をしながら参加者に日本酒を勧めています。

タイ・バンコク市での「いわてフェア」の開催   
 2025年1月にタイ・バンコク市の「ユーエフエム フジスーパー」にて、現地事業者と連携して、県産米やりんご、牛肉などの県産農林水産物のプロモーションを行いました。
 写真があります。県産りんごの試食提供を実施
  県産りんごが並べられたコーナーに試食用のりんごを準備した法被姿の女性が立っています。

国内での商談機会の充実

バイヤー招へいの実施
 県は、現地バイヤーとのつながりを強化し、販路拡大を図るため、海外の流通事業者やレストラン関係者などを県に招へいし、産地視察や企業訪問、県内事業者との商談機会を提供しています。
 2024年度は、中国や台湾、香港、東南アジアなどからバイヤーを招へいしました。
 写真が2枚あります。
  1枚目 盛岡市で開催した県主催の「いわて食の大商談会2024」での商談の様子
   県産食品の並んだコーナーで笑顔での商談の様子です。
  2枚目 県産牛の牧場の視察の様子
   たくさんの牛の居る牧舎内を多くの参加者が視察している様子です。

9ページ

このまちが好き

4広域振興局がお届け!

 今回は、沿岸広域振興局エリア在住の高橋聡太郎(たかはし そうたろう)さんから地域の魅力をお聞きします。
 岩手県公式観光サイトいわての旅「沿岸エリア」の二次元コードがあります。

 高橋聡太郎さん
 プロフィール 釜石市出身。1994年生まれ。明治大学卒業後、2017年から2024年5月まで日本製鉄釜石シーウェイブスで活躍。現在は日本製鉄株式会社 北日本製鉄所釜石地区に勤務。

釜石は、鉄と魚とラグビーのまちです

 私は2024年5月に日本製鉄釜石シーウェイブスを退団し、現在は北日本製鉄所釜石地区で不動産管理や工場案内を担当しています。
 私の父は当時「北の鉄人」と呼ばれた新日鐵釜石ラグビー部(現・日本製鉄釜石シーウェイブス)の社員選手でした。小学生の頃、授業の一環で工場を見学した時は、この職場で働く父を誇らしく思ったものです。そして今、自分がその会社で働いていることは、感慨深いものがあります。
 今年、橋野鉄鉱山が世界文化遺産登録10周年を迎えます。工場を案内する際は、釜石が日本の鉄づくりのルーツであり、鉄が生活の中でどのように生かされているかを伝えています。
 母校である県立釜石高校の校歌に「百錬鍛(ひゃくれんきた)へし鋼鉄(はがね)の意志(こころ)」という歌詞があるように、釜石の人たちの心の中には、鉄文化が脈々と培われてきました。ラグビー選手として釜石の皆さんに応援していただいた感謝を胸に、釜石の鉄文化をこれからも伝えていきたいと思います。

 写真が3枚あります。
  1枚目 釜石駅に降り立つと目の前に北日本製鉄所釜石地区があります
       製鉄所の前にラグビーボールを持ったブルーの仕事着姿の高橋さんが笑顔で立っています。
  2枚目 2015年に世界文化遺産に登録された橋野鉄鉱山の高炉跡
             四角い石が重ねられた高炉跡です。近くにフイゴ座跡と書かれた柱が立っています。
  3枚目 日本製鉄釜石シーウェイブスの試合は大漁旗で応援するのが伝統。「釜石鵜住居復興スタジアム」にて。
             マルシー日本製鉄釜石シーウェイブス たくさんの観客と大漁旗が振られたスタジアムで選手たちが試合をしています。

「わんこきょうだい」オリジナルグッズが当たる!このまちクイズ

 クイズに正解した方の中から抽選で5名様にわんこきょうだいグッズをプレゼント!

 問題 県内で今年、世界文化遺産登録10周年を迎えるのは?
 こたえ 橋野○鉱山 まるには漢字1文字が入ります。
 応募締切 2025年7月11日金曜日

 応募フォームのいわてグラフ専用サイトの二次元コードがあります。

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いわて黄金のマリアージュ

 食材の宝庫いわて。旬の岩手県産の食材に、いわてのオリジナルの品をプラスして簡単でおいしい一品料理を作ってみませんか。

  山菜(フキ) 旬は5月・6月ごろ。煮物にすることが多いフキを下ゆでしてから使います。
   カケル
  タンパッキー(和風味) 肉類を一切使用せず、大豆タンパクをハム状にした大豆ミート。和風味です。
   イコール
  山菜とタンパッキーのチャンプルー 大豆タンパクたっぷり。山菜の滋味が楽しめる肉を使わないチャンプルーです。

 写真があります。
  斜めに切られたフキと四角に切られたタンパッキーが炒められて、皿にこんもりと盛られています。

 [レシピ監修]野菜ソムリエ上級プロ 小原 薫(おはら かおる)さん

 レシピはこちら!いわてグラフ専用サイトの二次元コードがあります。

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岩手県からのお知らせ

ご存じですか?

地方就職支援金のご案内

 県は、大学生などのユー・アイターンを支援するため、地方就職支援金を支給しています。東京都内に本部がある大学の東京圏内にあるキャンパスに通って卒業し、県内の企業に就職した大学生などが対象になります。支給額は以下のとおりです。

 就職活動などに要した交通費 15,200円まで
 岩手県への移転費(引っ越し費用) 108,000円まで

 詳細はホームページをご覧くださいの二次元コードがあります。

お問い合わせ 県庁定住推進・雇用労働室 電話019-629-5588

岩手県立博物館企画展のご案内

 県立博物館は、6月14日から企画展「星にねがいをー宇宙(そら)といわての年代記ー」を開催します。いつの時代に生きた人たちも、現代の私たちと同じように空を眺めては、そこにさまざまな意味を見いだしてきました。銀河鉄道が走るイーハトーブ、いわて。人と宇宙の関わりの歴史をひもといてみると、私たちのふるさとの新たな一面が見えてきます。

 詳細はホームページをご覧くださいの二次元コードがあります。

お問い合わせ 岩手県立博物館 電話019-661-2831

県内の震災伝承施設・団体を紹介します

 2025年3月に、県内の震災伝承施設・団体を紹介するウェブサイト「いわて震災伝承施設・団体ガイド イワテ ツタエル」を公開しました。県内で実施されるさまざまな伝承プログラムや県内の公立学校における実際の活用事例を基にした学習モデルなどを紹介しています。
 東日本大震災津波の発生から14年。震災の教訓を伝承し、未来へ備えるために、学校や地域での防災活動などでご活用ください。

 詳細はホームページをご覧くださいの二次元コードがあります。

お問い合わせ 県庁復興推進課 電話019-629-6945

いわて地域脱炭素推進員を活用しよう

 県は、温暖化防止活動に知見のある方を「いわて地域脱炭素推進員」として、講師派遣しています。企業の研修、自治会・子ども会のレクリエーションなどの場で、地球温暖化の仕組みの説明や節電・省エネの講演、ワークショップなどの際にご活用いただけます。講師の謝金や交通費はかかりません。派遣申し込みやご相談は、電話もしくは、アイーナ5階「環境学習交流センター」まで。

 詳細はホームページをご覧くださいの二次元コードがあります。

お問い合わせ 環境学習交流センター 電話019-606-1752

ご協力ください

危険な盛土の情報提供をお願いします

 標識がないなどの不審な盛土などを発見したときは、「いわて盛土情報システム」で簡単に通報することができます。「不法盛土かな?危険盛土かな?」と思ったら、迷わずに「いわて盛土情報システム」を通じて、現場付近の写真などの情報提供にご協力をお願いします。
 皆さまからの情報提供が災害の未然防止につながります。みんなで安心・安全なまちづくりに努めましょう。

 詳細はホームページをご覧くださいの二次元コードがあります。

お問い合わせ 県庁都市計画課 電話019-629-5927

放射線影響対策のお知らせ

生活空間の放射線量
 県は、2011年6月から県内の公園や庁舎など55地点の放射線量(空間線量率)を定期的に測定しています。測定値は、2013年6月以降、全ての地点で国の除染基準(毎時0.23マイクロシーベルト)を下回っています。汚染状況重点調査地域(一関市、奥州市、平泉町)でも、2011年6月と比べて近年は概ね2割まで低減しています。
 グラフがあります。
  一関市、奥州市、平泉町の28地点の生活空間放射線量の平均(地上1メートル地点)説明
  国の除染基準は(毎時0.23マイクロシーベルト)です。2011年6月は毎時0.24マイクロシーベルトでしたが、急激に低下し2021年6月には毎時0.05マイクロシーベルトになり2025年2月まで毎時0.05マイクロシーベルトが続いています。

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 【生活空間の放射線量】県庁環境保全課 電話019-629-5356
 【全般】県庁復興危機管理室 電話019-629-6924

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都合により放送時間が変更になることがあります。

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ナシテ?イワテ、ダガラ!イワテ

 岩手の誇る文化、自然、食材、そして人。
 だから、私は岩手が好き!
 それぞれの情熱が架け橋となり、
 岩手の魅力を全国・世界へ届けています。

 南 辰典(みなみ たつのり)さん
 プロフィール 洋野町出身。富士大学卒業。関東の貴金属メーカーで営業職を経て、東日本大震災津波の発生を機に、岩手へユーターン。2021年2月株式会社ミナミ食品の代表取締役に就任。

ゆばスープを通じて岩手の魅力を世界に発信

 洋野町から、県産大豆と北三陸の天然水を使った「ゆば」関連製品の製造・販売で、岩手の魅力を世界へ届けようと挑戦し続けているのは、株式会社ミナミ食品代表取締役の南辰典さん。
 「東日本大震災津波という未曾有の状況で、整然と復興に取り組む被災地の方々の姿に世界中から称賛の声が上がりました。その時、私は岩手で生まれ育ったことを誇りに思うと同時に、岩手の素晴らしい文化や素材を世界に発信したいと思ったのです」。その後、南さんは周囲の協力を得ながら3年かけて市場調査を行い、今年1月にニューヨークに子会社を設立。「県産わかめやこんぶなど地域の素材の力を借りて、自社のゆばにスープとして組み合わせることで、地域の魅力を海外に発信。多くの方に届けたいと思っています」と南さん。また、ゆばスープを販売することで、生産者へも還元したいと話します。
 「海外の方にも、ゆばスープを通じて、岩手の魅力を感じてもらい、岩手の文化に触れてみたい、興味を深めてみたいと感じる方が一人でも増えてくれるとありがたいです」と南さん。地元に根差しながら世界へ歩みを進めています。
 写真が3枚あります。
  1枚目 会社の第二工場の前に立つジャケットを着た南さんです。
  2枚目 サマーファンシーフードショー 2024(ニューヨーク)
       試食している来場者に説明をしている様子の南さんです。
  3枚目 ハサップなど食品衛生管理の国際基準を取り入れた第二工場
       シルバーの屋根の部分と黒い屋根の部分がくっついた構造の建物です。工場の周りは緑の木々が茂り、芝生が植えられています。

 株式会社ミナミ食品 九戸郡洋野町大野55-38-8 電話0194-77-3003 二次元コードがあります。

インタビュー動画をサイトで公開中のいわてグラフ専用サイトの二次元コードがあります。

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A 南部ゆばの醤油スープ 3種アソート[醤油味] 5名様
  県産大豆の「ゆば」が入った乾燥スープ。わかめ、こんぶ、ゆず、3種類の詰め合わせです。
  お問い合わせ 株式会社ミナミ食品 電話0194-77-3003

B タンパッキー 和風味・500g 4名様
  肉を使用しない大豆タンパクのハム。P9「いわて黄金のマリアージュ」のレシピをお試しください。
  お問い合わせ 株式会社アジテック・ファインフーズ 電話0193-23-7681

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ファクス 019-651-4865
電子メール:kouhou@pref.iwate.jp
応募締切 2025年7月11日金曜日 必着 
当選発表 商品の発送(8月上旬頃)をもって代えさせていただきます。

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いわてグラフは岩手県が制作する広報誌です。518,500部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約25円です。

岩手県広報誌 いわてグラフ 第792号 2025年6月
2025年(令和7年)6月1日発行(年4回発行)
企画・発行 岩手県政策企画部広聴広報課 岩手県盛岡市内丸10番1号
電話 019(629)5283
編集・印刷 株式会社オリンピア企画

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5283 ファクス番号:019-651-4865
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