令和4年4月15日知事会見記録

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開催日時

令和4年4月15日10時00分から11時10分まで

会見記録

広聴広報課
 ただいまから記者会見を行います。最初に知事から発表があります。それでは、知事お願いします。

知事
 まず、新型コロナウイルス感染症の関係の発表からいたしますけれども、新型コロナウイルスに感染された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。そして、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。そして、改めて医療関係者の皆さん、そして感染対策に取り組んでいらっしゃる皆さんに感謝申し上げたいと思います。
 さて、岩手県内の感染状況は、1日当たりの新規感染者数が2日連続で過去最多を更新し、人口10万人当たりの新規感染者数も202.8人注〔注記者会見時は、人口10万人当たりの新規感染者数を202.9人としていますが、正しくは202.8人です。〕となるなど、感染が拡大しています。
 本県においても、従来より感染スピードが速いオミクロン株BA.2(ビーエーツー)系統による感染が確認されています。
 全国でも感染者数が増加傾向にあり、東北、九州の一部では、昨年末からの感染拡大におけるピークを上回っており、近隣県でも高止まりや増加傾向が見られます。
 市中感染と思われる事例が増加しており、誰もが、いつ感染者や濃厚接触者になってもおかしくない感染状況です。
 県内の感染は、保育園、幼稚園での感染や、それに伴う家庭内感染のほか、職場、部活動やスポーツ活動における感染が目立っています。
 職場の感染事例では、社員食堂、更衣室、喫煙室などでマスクなしで会話したこと、部活動やスポーツ活動の感染事例では、更衣室での着替えの際にマスクを外し、そのままの状態で会話したことなどで感染が拡大した事例がありました。
 オミクロン株においても、基本的な感染対策が有効です。不織布マスクの正しい着用、手指衛生、換気などの徹底を継続することが重要です。
 県民の皆様には、改めて感染リスクが高まっていることを意識していただき、基本的な感染対策の再徹底をお願いします。
 重症化を防ぎ、できるだけ発症者を減らすためにも、ワクチン接種希望の方は早めの接種をお願いします。
 症状のある方は医療機関の早期受診を、感染に不安のある方は無料PCR検査を活用いただくようお願いします。
 コロナの感染拡大を抑止していくためには、県民の皆様の基本的な感染対策の徹底が不可欠です。基本的な感染対策を徹底することによって、社会経済活動は継続できます。
 県民の皆様には、引き続き、御協力いただきますようお願いします。

 関連して、いわて中小企業事業継続支援センター相談窓口の開設についてです。
 県では、国の中小企業活性化パッケージに呼応した県内事業者の事業継続に向け、過剰債務など、金融面の課題解決や再チャレンジ、事業承継等の相談支援体制を強化するため、県内35の商工指導団体にいわて中小企業事業継続支援センター相談窓口を開設し、4月15日金曜日、本日から相談受付を開始します。
 長引くコロナ禍のため、事業の継続が心配、借入金の返済が不安、このような悩みを抱える事業者の方々の課題を解決して、今年度、経済産業面でも、しっかりコロナ禍の中で事業継続などの経済活動、社会活動を続けることができる体制を構築していきたいと思います。
 以上です。

広聴広報課
 以上で知事からの発表を終わります。

幹事社
 それでは、ただいまの発表事項2件について各社から質問があればお願いいたします。

記者
 新型コロナの感染対策、県民へのメッセージをいただきました。これに関連してなのですけれども、県の緊急事態宣言が1月23日に出て、間もなく2か月になります。その間なかなか感染者数が減少に至らずという状況ですけれども、例えばこの宣言そのものを見直すとか、新しい何かを付け加えるとか、そういったお考えは今のところないということでよろしいでしょうか。

知事
 岩手緊急事態宣言は、県内の1週間10万人当たりの新規感染者数が10人を下回った場合か、あるいは新規感染者数の減少傾向が2週間程度継続した場合に、総合的に判断して解除するということとなっております。
 まず、新規感染者数の水準は、非常に高い水準になっているということ。また、新規感染者数の減少傾向は、3月の終わり頃、10日くらい続けて減ってきたような状況があり、一時解除の検討というか、議論はしていたのですけれども、その後4月に入ってから感染拡大、感染者の増加傾向に転じたこともありますので、やはり今もこの岩手緊急事態宣言(による)特別の警戒と、また特別の対策の徹底が必要な状況にあるというふうに考えています。
 ただ、岩手緊急事態宣言というのは、国の緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に至らない、具体的な(飲食店の)営業時間の制限でありますとか、様々な外出の制限でありますとか、そういった制限を、厳密には一部必要と判断すればやれるようにはしてあるのですけれども、それなしでもいいという状態でもありますので、現状では継続というふうに判断をしています。感染爆発のようなことが起きれば、またそれは別でありますけれども。
 今日も県の(新型コロナウイルス感染症)対策本部の開催、そこからの知事メッセージという形式を取らずに、定例の記者会見の冒頭での知事発表という形を取ったのは、新規感染者数は過去最多となっているのですけれども、感染のパターン、これに大きな質的変化があったわけではなく、前回4月8日の県の(新型コロナウイルス感染症)対策本部会議で整理した現状分析や、またあのとき発表したお願い事項等、それが今でも有効であると判断しているところです。

記者
 ありがとうございました。では、現時点では感染は拡大しているけれども、爆発には至っていないという認識であることから、今回の(新型コロナウイルス感染症対策)本部員会議を経ない形でのメッセージに至ったということでよろしいですね。

知事
 そうですね。本質的には、医療体制の逼迫に至っていない、具体的には、コロナ(ウイルス感染症)対策(の)基本的対処方針に、これは国のもの、あと県版にも掲げられているレベル分類の中で、レベル3に至らないようにするということが今はできているという判断です。

記者
 厚労省の専門家会合が13日に開かれて、岩手県の感染速度というのは全国でもレベルが高いというふうに言われていました。今の感染状況、全国的に見ると、都会のほうよりも地方のほうが増えているということで、その辺りの認識を知事としてどのように持っていらっしゃるのか、教えていただけたらと思います。

知事
 岩手県は、最近、新規陽性者数の今週先週比、先週との比較で1.5になって、一時、日本の中でも高い今週先週比になったのですが、ただ人口が少なく、感染者数が相対的に少ないと、大きなクラスターが出たり、またクラスターがたくさん出たりしたときに、岩手県の場合は過去にも今週先週比が1.5になったことはありましたので、それをもって感染爆発という事態に結びつくわけではないと判断しています。1.5までいった後、やや今下向きになっているというところもあります。
 それから、東北、九州、あと北陸や四国も、そういういわゆる地方の県において感染者数が多い。過去の波では、東京や大阪と、今言ったような地方の県は、もう10倍ぐらい10万人当たりの新規感染者数の差があったりしたのですけれども、今回は倍とか、せいぜい3倍です。九州の感染者数が多い県などは、首都圏の県と同じくらいの人口当たり感染者数になっていて、今、オミクロン株で相対的に地方の県がきつい状態になっていると言っていいと思いますので、国のアドバイザリーボードが地方の厳しい状況、苦境にきちっと目を向けてくださっているのは非常にありがたいことでありまして、国には地方の県の感染対策への支援というのをより強化してほしいなというふうに思います。
 いろんな説がありますけれども、現場の感覚からしますと、やはり保育園、幼稚園、それから学校(での)子どもの感染の割合が高く、そして、あと若い人たちの感染の割合も高いのですが、今言ったような施設は都会に集中するわけではなくて、地方に満遍なく存在する施設ですので、子どもの感染が、その割合が高くなるほど地方のほうが相対的にきつくなってくるということかなと思いますので、そういった状況についても、より国のほうで目を向けてほしいと思います。

記者
 ありがとうございます。あと、GoToイート券の第3弾が5月13日に発売ということで、今、岩手県の感染状況もかなり増えている中で、県民にどのように利用してほしいか、その辺りはどのように考えていますか。

知事
 県の(いわて飲食店安心)認証店を利用することを推奨します。
 そして、基本的な感染対策の徹底ということも忘れずにお願いしたいと思います。
 子どもの間の感染、そして家庭での子どもから大人への感染というのが今目立つところですが、大人同士の感染のほうは、先ほど言ったマスクなしで食堂とか、休憩所とか、ロッカールームとかで会話をするとか、基本的感染対策をしないところでの感染というのが例があるのですけれども、家庭で子どもの感染が発見されても、家庭で子どもから大人がうつされて、それで感染した大人が職場に行っても、ほかの人にはうつさないで済むというケースが多いなと思っております。
 ですから、基本的な感染対策の徹底というのは、かなり県民の皆さん習熟してきている、それで感染の連鎖を断つということができているケースが多いなという印象を持っていますので、そのような形で岩手の食の応援プロジェクトですとか旅の応援プロジェクト、こういったことを利用していただければと思います。

記者
 ありがとうございます。あともう一つなのですけれども、飲食店からは、岩手の独自の緊急事態宣言が出ていることで非常に風評被害が出て、営業がつらいという声も取材をしていると聞こえてくるのですが、今の宣言の解除基準ですと、なかなか本当に厳しいなと。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が10人以下というような、総合して判断するということですけれども、そういった基準を変更するですとか見直すような考えはあるのか、その辺りはいかがでしょうか。

知事
 まず、過去最多の感染者数が出るような状況で、消費者の皆さんが外食に慎重になるということは、これは、県の岩手緊急事態宣言というのは、そういう過去最多の感染者数が出るような状況ということを言葉にして、その実態を共有しやすいようにしているわけでありまして、そういう過去最多感染者数が出るような、先週、先々週であれば、そういう事態になってもおかしくないような感染の高止まりというような状況に対して消費者の皆さんが慎重になるというのは、これは岩手緊急事態宣言を解除したとしても、やっぱり基本的感染対策の再徹底ということを繰り返し気をつけていかなければならない、いろんな行動に対して丁寧に判断してもらわなければならない状況ということが変わるわけではないのです。
 慎重に判断している方に慎重にしなくていいということはなかなか言えないと思っておりまして、そういう方々に対して、県としてはやはり認証店の利用を推奨するとか、あとは基本的な感染対策の徹底ということで、かなり低いリスクで、外食も含め、社会、経済活動ができるということをお伝えしているというところであります。
 そして、2週間連続で感染の減少が起きるというところまでいきますと、それはその後も感染は下がり続けるということが推測できる場合が多い。過去の波というのはそういうふうに収まるときは急速に収まったりしていますから、感染力が高くて感染が増えやすい株ほど、一旦減少傾向が軌道に乗ればあっという間に減少するというところもありますので、やはり2週間そういった現象があればそこで解除というのは、基本的には妥当だと思っております。
 ただ、オミクロン株は、やはりいろいろ不確実なところもありますし、随時、桜井委員長はじめ、岩手の専門委員の方に現状分析や状況を相談などしていますので、いろいろ変更したほうがいいということについては、柔軟に対応したいと思っております。

記者
 先週の記者会見でも質問させていただいた項目なのですが、知事の御認識として、県内に感染の第7波が来ているかというような質問をさせていただきました。その際には、まだ第6波の地続きのような状況で高止まりしているというような御認識をお持ちだというふうに御回答を得ました。その後BA.2(ビーエーツー)がかなり拡大しているという状況も踏まえて、2日連続で過去最多も更新しているということで、第7波の到来というものを、前回1週間経ってですけれども、到来しているのかというような御認識をお持ちか、お聞きをしたいとまず思います。

知事
 昨日の河北新報さんの朝刊なのですけれども、一面トップに東北6県のオミクロン株になってからの感染状況を色分けしたグラフにしていて、非常に分かりやすいなと思ったのですけれども、秋田(県)と青森(県)は一度も下がっていないですよね。上がり始めてから一貫して、横ばいはあるけれども、下がることなく上がり続けていて、秋田と青森については、2つの波がそこにあるとちょっと見えない。ただ、宮城(県)と福島(県)は急速に上昇して、他の4県をぐっと引き離すように上昇し、その後顕著に減って、また上がり始めているという、ただ減り始めて上がり始めているポイントというのはかなり高いところにあるので、それを山が1つ終わったと見るのか、そういう形の第6波が今でも続いていると見るのかというのは解釈次第だと思います。
 岩手(県)と山形(県)がその中間みたいな、2つ山があるようにも見えるし、これは上がり続けていると見てもいいなという両方に取れる状態。その中で6波、7波という言葉をどう使っていくかというのは、個人的には、オミクロン株が始まったときから続いているオミクロン株の特徴、そういったものに基本的な変化はない。それがBA.2(ビーエーツー)でさらに加速し、XE(エックスイー)というのも出てきて、第6波がさらに加速しているような状況というのが実態かなと思っております。

記者
 ありがとうございます。いずれ感染が、どちらかというと山というよりかは加速しているような状況がまだ続いているのだというような御認識と受け止めました。ありがとうございます。
 もう一点なのですけれども、先ほど国のほうで地方の実態に即した感染の対策というものを打ち出してほしいというような発言がありました。特にも知事の、子どもを対象としたというような御発言もありまして、重点をそこに置いてほしいという意図かなと受け止めましたけれども、例えばそれは具体的に、地方の実情として、検査の体制であるのか、保健所含めた人的支援なのか、具体的な支援の形というもの、何かあれば教えていただきたいと思います。

知事
 子どもの検査というのは、鼻や喉に綿棒を深く入れたりとかというのは大人以上に大変だったりしますし、また子どもはちょっと熱があってもふだんと変わりなく走り回ったりしているようなこともありますし、ある意味大人以上にきちんと検査し、またそこから医療につなげていくということに、関係者のエネルギーが必要、手間がかかるというところがあると言っていいと思います。
 そして、家庭での感染が、オミクロンも子どもが感染すれば家族全員が陽性ということも多いですので、その感染力の高さ、そういったところからより保育園、幼稚園、学校、そしてそういう家庭の実態を踏まえたような支援、そういったことが今求められる局面です。飲食店の(営業)時間短縮、そしてそれに伴う協力要請ということについて、今当面やらなくていいのではないかという状況にある中、そこに注いだお金とエネルギーを今そういう子供たちや家庭を取り巻くところに振り向ける、そういう状況にあると思います。

幹事社
 ほかに質問はございませんでしょうか。なければ、それでは発表事項以外について、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありません。各社から質問があればお願いします。

記者
 近く参議院選挙の公示も迫ってまいりました。6年前を振り返ってみますと、知事のほう、木戸口さんの存在を一心同体というような発言をされていたかと思います。それから6年たって、現在、木戸口さんの存在というのはどのような存在であるのかというのをまず確認させていただければと思います。

知事
 去年の秋の衆院選、去年の初めの頃は、菅総理がいつ解散を決断するのかと、安倍一強と呼ばれた10年近くの体制、それをほぼそのまま菅首相が引き継いだ安倍・菅一強体制と呼ばれるような、その10年を国民に問うという形で、いつ解散かというふうになっていたと思うのですけれども、結局それでは選挙を戦えないということで、菅首相が身を引かれて、華々しい総裁選挙の上で岸田首相が選ばれて、ただそれまでの10年の路線を完全に変えてしまうのか、あるいは基本的に引き継ぐのか、両方正しいと思えるような発信、雰囲気の中で衆院選が行われて、ああいう結果になっているのですけれども、改めて過去10年の経済、外交、内政、そして政治姿勢ですね、不正がないか、公平、中立であるかというような、そういう政治姿勢、そういう10年分の在り方を問うて、そこにはやはり問題が多々あったので、それを変えると、良くしていく、改良、改善していく、そういう日本にしましょうという流れをつくるべき参院選になるのだと思います。
 そういう中で、木戸口英司さんは、10年の最初のあたりは岩手県知事政務秘書として、そしてその後参議院議員として、政府のそういった政策に対して的確に疑問を呈しながら、あるべき外交、あるべき経済政策、そしてあるべき政治姿勢を的確に発信し続けて今日に至っていますので、そういった流れが、岩手はもちろんですけれども、全国の参議院議員選挙の流れをリードしていくような形をつくっていく必要があるのではないかと。そういう意味で、日本全体全く新しく立候補する人もいたりとかあるわけですけれども、そういう人たち以上に日本の将来について責任ある候補として運動し、そして頑張っていただく必要があるというふうに今思っています。

記者
 ありがとうございます。なぜ一心同体というところを質問させていただいたかというと、前回の参議院選挙では、その後、会見の中で発言をした後に、街頭演説等で一緒に並んで応援演説に回るという場面もありました。今回も、今のところ一緒に並んでの応援演説という形は、前回の立憲民主党の定期大会のところでは、立憲さんの大会というところで、ちょっとまた別の意味合いかなという思いもあるのですけれども、一心同体という部分が今も変わらないという表れなのか、今後具体的にどのような行動を知事としてとっていかれるつもりかというのをお聞きできればと思っておりました。

知事
 達増拓也後援会は、基本的に毎年春に後援会行事、みんなが集まる機会を持っているのですけれども、明日それをやる予定でおりまして、達増拓也後援会と木戸口英司後援会、横沢高徳後援会、合同の会を開き、そこで木戸口英司さんを参院選に向けて応援すると、支持する、応援するという後援会の決議をしていただく準備を今しております。
 そういう意味でも、まさに一体となってやっていくという形になり、その辺の達増拓也後援会と木戸口英司後援会の一体性というのは、衆院選と違って、参院選、全県選挙区で、より一体感が高く、また過去にも参院選や知事選を一体として行ってきた実績もあり、それをさっき言ったような10年をもう一回やり直すような重要な選挙、さらにどういう運動をしていくかという、そういう発展もさせていく、そういう一歩を明日、踏み出す予定です。

記者
 ありがとうございます。そうすると、明日からいよいよ本格的に木戸口さんの応援のほうに回っていくということですね。

知事
 そうですね。達増拓也後援会の議決もあれば、私も後援会の皆さんと連動した運動というのをよりやりやすくなってきますので、全県を舞台に展開していきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。そうしますと、以前のように、6年前のように、街頭から応援のマイクを握るという場面も当然出てくるという認識でよろしいでしょうか。

知事
 そうですね。もうタブーなし、禁則なし、何でもやるし、今までやったことないようなこともやるだろうというふうに受け止めてもらっていいと思います。

記者
 なるほど。まだ具体的にはおっしゃれないかもしれませんが、今までやったことがないというような行動というのは今言及できるものでしょうか。

知事
 やっぱり動画ですよね。一緒に今言ったようなここ10年の日本の在り方を振り返りながら、あるべき日本の姿を描いていくような動画を一緒につくるとか、そういうことを今、その準備をしたりしています。

記者
 ありがとうございました。では、最後にします。つまりこの10年間を総括したような形で、今までよりも一歩踏み込んだ形で、木戸口さんの応援に回るというようなことかなというふうに受け止めました。
 最後に、6年前は一心同体という、コインの裏表という表現がありましたけれども、改めてそこに変わりはないのか、さらにもう一つ踏み込んだ形の言葉で取組をするのかという、その1点だけ。

知事
 そうですね、今やり取りしていて、さらなる発展を伝えられるような言い回しを工夫しなければならないなと思いました。

記者
 佐々木朗希選手が先日完全試合を達成されるという、なかなかの快挙を成し遂げたのですけれども、これに対して県から賞だったり出すとか、そういう考えというのは今のところありますでしょうか。

知事
 まず、とってもすごい、前人未踏の記録も出しながら完全試合という、何十年に1人みたいなすごいことをやったというふうに受け止めているのですけれども、よくよく確かめると、イニング連続奪三振、毎回三振取っているというのが23イニング続いていると、さらに続くかもしれない。そして、3試合連続2桁奪三振という、これもさらに続くかもしれないということで、そういう意味ではやはりプロ野球、シーズンを通じた活躍という視点から見ていくことが大事なのかなというふうにも思っております。シーズンがまだ始まったばかりで、そこで歴史に残るような投球を見せてくれたわけですけれども、まだ始まったばかりということで、まずシーズン全体を見ながら県としての対応を決めるような感じになるのではないかなと思います。

記者
 ありがとうございます。あと、ウクライナの避難民についてなのですけれども、先日、国との調整で県が受け入れるかもしれないというふうにおっしゃっていたと思うのですけれども、その後国からそういうふうな打診というか、そういったものは何かあったりするのでしょうか。

知事
 岩手のほうの受入れ状況を国に報告して以降、特にやり取りはありません。

記者
 ありがとうございます。あと、洋野(町)にウクライナの方が今入られたと思うのですけれども、県として教育だったり、本当にいっぱい課題というか、あると思うのですけれども、どういう形で手助けをしていくというか、今の時点で何か決まっていることがあれば教えていただきたいのですが。

知事
 通訳者の紹介とか、様々困ったことがあれば、あるいは必要なことがあれば何でも言ってきてくださいというような接触は既に始めているところであります。

記者
 まだ現時点では、特に要望とかは来ていないという。

知事
 そうですね。今のところは、御本人、親族の中で、お知り合いの方、関係の方々とともに、岩手に入ってきての体制づくりをしているというところということだと思います。

記者
 ありがとうございます。最後に、福島原発の処理水の海洋放出、2023年春を予定していると思うので、実際あと1年ぐらいだと思うのですけれども、改めて県としての海洋放出に対する考え方、姿勢というのをお聞かせいただきたいです。

知事
 岩手県でも、関係者への国の説明会が開催されているのですが、依然として不安や懸念の声が上がっていまして、やはり国において県民の理解と信頼が得られる取組が必要と考えています。
 岩手の水産業、水産加工業は、コロナの流行や、また主要魚種不漁問題、そして燃料高騰、様々困難に直面している中で、事業者が安心して事業を継続できるような環境づくりが必要なわけですけれども、地域の実情に応じた実効性ある対策というものがまだ地元の皆さんの理解、信頼を得られるところまでいっていないということだと思いますので、しっかり国において取り組んでほしいと思います。

記者
 それに関して、国に対して何かもう要望というのを最近行ったりとかしているのでしょうか。

知事
 そこは、現場の皆さん、漁業者の皆さんや地域の皆さんから様々な声が上げられていますので、そういったことにきちんと応えていただければいいのだと思います。

記者
 ちょっと話戻りまして、参院選に関して伺います。去年の衆院選を達増知事は、岩手1区に関して「スター・ウォーズ」に例えられましたけれども、今回の夏の参院選の岩手選挙区に関しては、これは前回も聞きましたけれども、前回はまだ登場人物がそろっていないので答えられないというふうに言っていたと思うのですけれども、今回の夏の参院選、岩手選挙区について、達増知事はどのような物語で例えられると考えていらっしゃるのでしょうか。

知事
 去年は、いまだ誰の目にも見えないような全く新しい形を生み出し、つくり上げようということで、そういう物語を引用したりしながら取り組んでいたのですけれども、今回はもう既に木戸口英司さんの実績というのが見える形になっていますし、そしてこの10年のの日本の歩みというのも現実としてあり、あとはそれをどう今後変えていくのか。ウクライナ戦争で、やはり国(際)連(合)の重要性というのは改めて見えてきて、NATO(ナトー。北大西洋条約機構)とか日米安(全)保(障)条約というような集団的自衛権の枠組みで角を突き合わせていたのでは、なかなか問題が解決しないというのも見えてきていて、改めて国連中心主義、そこで友好国と一緒にやっていく日本という形をつくるべきという主張が伝わりやすくなっていると思いますし、経済についても、やはり日本国民の消費力ですよね、日本国民の消費する力がそもそも弱っていたところにコロナとウクライナ戦争で、さらに消費力が弱る。これを下支えして、むしろ高める。アメリカもヨーロッパもそういう財政出動をして、コロナ前より経済が拡大しているわけですから、それを日本でもやる。あとは、体制側にいる人たちのお友達だけがいい目を見るような、そういう不公平、不正な政治はしないようにしましょうということも、ネットフリックスのドラマ化もされたりして、かなり浸透しやすくなっていると思うのです。そういうふうに、参院選についてはかなり現実に即してやるべきこと、目指すべき姿が見えてきているので、そういったことを繰り出しながら運動していくようになると思います。

記者
 ありがとうございます。今回の夏の参院選、岩手選挙区、全県の選挙区ということで、非常にお互いの勢力、厳しい戦いになると思います。そうした中で、今立憲民主党県連と階猛衆議院議員との裁判がまだ続いています。立憲(民主党)県連は、階猛氏の不適切な資金移動問題というふうに呼んでいますけれども、先日、立憲(民主党)県連として、横沢代表が和解を求めて、階衆議院議員に面会を求めたところ断られたというお話がありました。そうした中で、次回、参院選が行われている最中の7月7日に証人尋問が行われるというような展開になっています。こうした階氏の木戸口さんを応援しないような、このような態度を知事はどのように見ていらっしゃるのか、教えていただければと思います。

知事
 差し伸べられた手を握ればいいと思いますし、そもそも裁判についても裁判所が和解ですか、和解の提案もあったから和解すればよかったと思いますし、あるいはもっとなりふり構わず相手の懐に飛び込もうというのであれば、認諾をすればよく、森友問題の認諾というのは、あれは悪い認諾、事実を隠す悪い認諾なわけですけれども、裁判での相手の言い分を100%認めて、もう裁判やめましょうという、いい認諾をすればいいのだと思いますよ。やり方は、たまたまあの件で日本中に知られているので、認諾というのをやればいいのではないでしょうか。

記者
 岩手1区に大きな勢力を持つ階さんの力を借りられない可能性がある分、達増知事が木戸口さんを全面的に支援してやっていくという、そういうことも考えていらっしゃるのでしょうか。

知事
 階議員に投票した人たちは、私がさっき言ったような10年間の見方をし、そして私がさっき言ったようなこれからの日本の方向性を目指すべきと考えている人たちだと思うので、そういう人たちにきちっと伝えるべきことを伝えながら、一緒に運動していくことができればいいのだと思います。

記者
 先ほどの質問のやり取りの中で、現職の木戸口英司議員の6年前の選挙と知事選が関連していたというようなお話がありました。来年知事選がありますが、そのことも関連して今回の応援に臨んでいくというような理解でよろしいのですか。

知事
 さっき言った知事選との連動というのは過去のことであります。今はもう今年のことしか、政治的には今年のことに集中すべきところであり、過去10年を総括して、日本をあるべき方向に向けて進めていくための大きな一歩を岩手でつくるということにまず集中するということだと思います。

記者
 先ほどのウクライナ、洋野(町)でのウクライナからの避難民の受入れに関してお尋ねしますけれども、先ほど県側として、その通訳者の紹介とか、そういう必要なことがあればおっしゃってほしいという接触は始めているというふうにお答えいただきましたけれども、知事御自身、実際に現地のほうへお見舞いに行かれるような意向というのは今のところあるのでしょうか。

知事
 今、岩手県にいるウクライナ人の方、ロシア人の方、数は少ないのですけれども、歴史を遡ると、私の祖父はシベリア抑留を経験していて、ロシアの人たちと、ただひどい目に遭うというだけではないような人間関係も、そうですね、カメラの趣味で話が合って、ロシアの軍人さんと親しくしたりもしたとかいう話を聞かされたことがありますし、岩手全体として非常にロシア、ウクライナとのいろんな歴史の積み重ねがある中で、縁あって、戦争後ウクライナに定住された洋野町出身の方がいたという御縁で今回洋野町に来られたというのは、個人的には非常に心引かれるところがあります。
 一方、戦争からの避難というデリケートな状況で、まずは親族、関係者で体制づくりというところですので、そういったところをまずは見守ろうというふうに思っているのですけれども、そういった歴史の上に今回のこともありますので、それが岩手の国際交流とか、今後の様々な発展において、そこに私が何らかの形で関わるみたいなことというのはあるかもしれませんけれども、まずは当事者の意向を最優先で対応していきたいと思います。

記者
 分かりました。もう一点、昨日青森県横浜町で(高病原性)鳥インフル(エンザ)の簡易検査での陽性ということで出てきました。たった今なのですけれども、青森県のほうで会見がありまして、遺伝子検査の結果も陽性だったということが入ってきました。もう既に渡り鳥の時期というのは終わってはいますけれども、この鳥インフルに警戒しなければならない期間がまず長くなっているような印象を受けます。早めに対処しなければならないだとか、渡りの時期が終わっても警戒しなければならないだとか、そういった現状について、まず知事としてどのように考えていらっしゃるか、伺いたいと思います。

知事
 鶏肉の生産は、岩手県にとって非常に重要な産業であり、生活の糧です。そして、八戸市が日本を代表する鳥などの飼料の、餌の輸入の基地にもなっているということで、八戸市に近いところにまたブロイラーなどの産業が集積している。これは、やはり守り育てていかなければならないものでありまして、鳥インフルエンザについては野鳥の例が増えているということには、もうこれはきちっと油断せず、その都度丁寧に対応していこうというところであります。
 そして、さらに踏み込んだ養鶏場での感染、それへの対策でありますとか、予防でありますとか、それもやるべきことをきちんとやっていく。今年に入って、今年鳥インフルの鶏小屋、畜舎、鶏舎(養鶏場)での感染が岩手で初めて発生した際には、農林水産省の担当の方から(岩手県の対応の)手際のよさを褒めていただいたこともありますので、その力を遺憾なく発揮して、いざというときには対応していきたいと思います。鶏舎(養鶏場で)の感染があったときには、遺憾なく対応していきたいと思います。

記者
 昨日の事例に関しては、岩手県への影響、農場との関連とかというふうなのは、今のところ確認されておるのでしょうか。

知事
 これも必要に応じて、県内、まず警戒の度合いを高めることが必要ということであれば、それをするし、予防策が必要ということであればそれをするということになります。

記者
 2点あります。1点目、東北新幹線の全線再開、特別ダイヤであったり、徐行運転であったりではありますが、昨日で盛岡東京間というか、東北新幹線が全線運行再開したわけですけれども、そのことを受けての知事の所感をいただければと思います。

知事
 利用される方がとても多いので、大変よかったと思います。仕事や生活、またいざというときの移動、開通してよかったという声がたくさん上がっていると思います。
 見通しよりも早く全線開通できたことは、JR東日本、これはさすがだなと思いますし、ただまだ低速運転区間があったりして、東京盛岡間で3時間ぐらいかかるということですか、安全第一で、拙速は駄目なのですけれども、やるべきことをきちっとやりながら、できるだけ早く通常運転にしていただいて、様々な交流や経済の基盤として活躍してほしいと思います。

記者
 ありがとうございます。次、別の件なのですけれども、まず県高総体の総合開会式、今年は4年ぶりに開催となる見通しがあって、今日評議員会で正式決定いたします。同じように、県の高校野球、春大会が有観客で開催されるという話題も出ています。新型コロナの感染が高止まりしている中ではありますけれども、学生スポーツがある程度コロナ前の形を取り戻しつつあることについて、知事の所感と、あとどういった対策を、県として何か求めることがあるのであればお願いします。

知事
 学校関係者、そして教育・スポーツ関係者の皆さんの努力で、そこに至ったと思います。
 3月から4月にかけ、卒業式から入学式、卒業式の前には入学試験、その学校の入学試験や進学する生徒たちの試験、それぞれ過去の波よりも高い感染水準の下でそこを乗り越えた、そうした経験にも基づきながら、必要な感染対策をきちんとした上でやれること、やりたいことをやるという姿勢がこういう形になっているのだと思います。
 昨日も全県の高校校長会議で、県教育長から年度の基本方針とともに、部活の場も含めてコロナ対策の話がありましたけれども、常によりよい対策の仕方を工夫しながら、基本的感染対策の再徹底を繰り返していくということ、それがきちっとやれていれば、いろんなスポーツ行事もできると思いますので、自分の能力開発、そして自分が好きなスポーツでの活躍、生徒の皆さんがそうした目標に向かって進んでいけるように、できるだけやれること、やりたいことがやれるようになっていけばと思います。

記者
 先ほど質問があったことについて、2点ちょっと再度質問で申し訳ございません。佐々木朗希選手に関して、賞に関してはシーズンが始まったばかりなので、シーズンを通してしっかり見てから検討したいというようなお話だったと思うのですけれども、現時点ですごい確かに記録を残したのですが、シーズンを見た上で、現時点ではイメージとしたらどんな賞を、例えば何らかの特別なものなのか、先日決まったばかりの小林陵侑選手への県民栄誉賞とかも含めてなのか、イメージとしてはどんなものをお持ちなのかというのがもしあれば。

知事
 今この瞬間、私としては全然イメージがありません。
 前例がないので、20歳にして完全試合、プロ野球28年ぶりですからね。昔15人いたそうなのですけれども、その後プロ野球はレベルが高くなって、ピッチャーが完投することだって珍しい時代ではないですか。それで完全試合というのは、本当すごいことだと思います。これは、菊池雄星君も大谷翔平君もできなかったことでありまして、そのすごさは、先程、シーズンを見てからとは言っていたのですけれども、今回の完全試合のすごさは、やっぱり強調して強調し過ぎるということはないと思っています。しかも、奪三振のすごさがそこに重なっていて、既に球団さんが全てのアウトを動画で、さあっと3分ぐらいで見られるような動画をつくっていますけれども、あれは何度見ても見飽きることがないすばらしいものができていて、本当にどういうふうに顕彰していいかは、どうしていいか分からないというのが本音であります。

記者
 「ケンショウ」というのは、賞を検証するの検証という(ことでしょうか)。

知事
 顕彰は、褒めたたえるというのですか。何らかの賞を差し上げるということも含めてですよね。そういう何らかの賞を差し上げるということは、やっぱりしなければならないのではないかなと思っていますけれども。ただ、中途半端な賞だと断られる可能性がありますし、適切ではない賞を提案したりすると断られたりするかもしれない。そういう意味では最後どのような形で県として栄誉をたたえることができるかというのは、今はちょっと想像がつかないところがあります。

記者
 ありがとうございます。もう一点、参院選の話に何度も戻って申し訳ございません。今回木戸口さんとの連携に関して、選挙活動では今までにやったことがないようなこともしていくというようなお話もありましたけれども、その背景として、昨年の衆院選で小沢一郎さんの歴史的な敗北を喫してしまうような結果になりましたけれども、そういったことも含めて、今の野党共闘の源流と言われている岩手においての野党の力というのを、以前ほど神通力といいますか、そういうのが必ずしも通じなくなってきているということへの危機感の裏返しといいますか、表れとして、これまでにないぐらいの選挙活動をしていきたいという理解でよろしいのかどうか、そこを最後教えていただければと思います。

知事
 私が衆議院議員をやめて知事になったその直後、二、三年後ですけれども、直後の衆議院議員選挙で政権交代が起きたのですけれども、衆議院議員時代、党の最後の役職はマニフェストをつくる特別委員会の委員、政権交代のためのマニフェストづくりを最後まで、があっとやって衆議院議員をやめて知事になっていて、政権交代できたというのは衆議院議員を10年ちょっとやって、それなりの貢献はしたかなと思っていたのですけれども、その後2012年の衆院選で民主党政権から安倍政権になって、あたかも日本がもう二度と政権交代がない、もう民主主義国ではないような時代がそこから始まったかのようになってしまっているということは、私としては非常にじくじたる思いがあります。それは、私個人の問題というより、日本国としてそれでは駄目だろうと。少なくとも、はらはらどきどきといいますか、政権交代の可能性というものが常にあるようでないと、とても民主主義国とは言えないと。日本が経済関係でいろんな国に追い越され、日本だけ平均賃金がどんどん下がっているとか、そういうのはやっぱり政治が成熟した民主主義国水準になっていないところに問題があると。原敬さんが100年間に目指したものがまだ実現していないという、そこは日本としてやっぱり、日本国民としてもうちょっときちんとしなければならないし、まして原敬首相を生み出した岩手県としては、その先頭に立つべきではないかというのがまず前提としてあって、そのために議員を務めるのはある種誰であってもいいというところはあるわけなのですけれども、今までの実績、そして今それを進めていこうという体制の中で木戸口英司さんしかないだろうというか、誰でもいいというのは誤解を招くとあれなのですけれども、誰でもいいというふうには今はなっていないわけでありまして、言いたいのは選挙の主役は有権者ですから、誰が議員になるかは、これは有権者が決めることです。だから、私が誰がいいとか、誰と一体とかというのは、それは二の次、三の次の話で、有権者の皆さんがどう思うかなのです。だから、私がやりたい、やらなければならないと思っているのは、岩手の有権者の皆さんに日本国民として、岩手県民としてふさわしい決断をして投票に臨んでもらうという、そういう形をつくっていくこと。その中で、木戸口英司さんしかないというふうに考えているということです。

広聴広報課
 以上をもちまして、記者会見を終わります。

次回記者会見

次の定例記者会見は4月22日(金曜日)の予定です。

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