第58回放送分 三陸ジオパークについて(平成31年3月)

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ページ番号1017628  更新日 平成31年3月21日

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写真:収録風景
収録風景です。

今回は、大船渡地域振興センター地域振興課の阿部 円香主事が出演しました。

特集テーマ「三陸ジオパークについて」

今回のテーマ「三陸ジオパークについて」

 三陸ジオパークは平成25年9月に日本ジオパークとして認定された、日本一広大なジオパークです。エリアは青森県八戸市から岩手県の沿岸、宮城県気仙沼市までの北から南まで約220キロメートル、東から西まで約80キロメートルにもわたり、その海岸線は約300キロメートルにもなります。三陸ジオパークは、「悠久の大地と海と共に生きる~震災の記憶を後世に伝え学ぶ地域へ~」という全体テーマがあります。私たちは、5憶年にわたって積み重なった地層の上で生活しており、豊かな海や山・川の恵みでなりわいを立ててきました。しかし、豊かな恵みを育む三陸の海は、時に津波として猛威を振るい、急峻な地形は土砂災害や河川の氾濫を引き起こすこともあります。三陸ジオパークは、度重なる災害から復興してきた三陸の教訓を、後世や世界に伝えていくフィールドでもあるのです。

三陸ジオパークの気仙地域内の見どころについて

 三陸ジオパークでは、いくつかの見どころをジオサイトとして指定しています。その中の一つとして、皆さん一度は行ったことがあるかと思います、大船渡市の碁石海岸を紹介します。碁石海岸の名前の由来は、碁石浜にある囲碁の石のような黒くて丸い石と言われています。海岸付近の泥からできた岩石が波によって崩れ、洗われて、どんどん碁石のように丸くなっていきました。黒色なのは、海底に溜まるヘドロなどの有機物がもとになっているそうです。実際に囲碁の碁石として、仙台藩に献上されたとの言い伝えもあります。
 大船渡市内では碁石海岸の他に、合足の津波石や今出山金山跡、陸前高田市内では氷上山、奇跡の一本松、玉山金山跡など、住田町では滝観洞、種山ヶ原、気仙川などがジオサイトとして指定されています。

三陸ジオパーク活動に携わるには

 各地で開催されるジオツアーに参加したり、ジオサイトの清掃活動に参加したりするのもよいと思います。また、平成31年3月30日土曜日午後1時30分から、第1回気仙・三陸ジオパーク推進会議シンポジウムが、大船渡市魚市場3階多目的ホールにて開催されます。ジオパークの仕組みと活用のメリットについて、地域の皆さんと考えるイベントとなっています。「三陸ジオパークって何?」「気仙の観光資源ってどんなものがあるの?」といった疑問をお持ちの方は、是非ご参加いただければと思います。

最後にリスナーのみなさんへ

 地域の人にあまり知られていないジオパークですが、ジオパーク活動は、実は私たちの生活に根差しています。少しでも三陸ジオパークに興味を持っていただき、活動に参加していただければ嬉しいです。

【パーソナリティ】FMねまらいん 菅野 真美恵さん
【出演者】大船渡地域振興センター地域振興課 主事 阿部 円香

振興局からのお知らせ

写真:記念撮影
パーソナリティ菅野さんと記念撮影です。
  1. 山火事に注意しましょう

 

 

 


(注) 「気仙ふっこう スマイル通信」では、番組についての皆様からの御意見や御感想をお待ちしております。下記のフォームにご記入いただくか、お電話など、お気軽にお寄せください。今後の番組制作の参考とさせていただきます。
電話番号は、0192-27-9911です。

このページに関するお問い合わせ

沿岸広域振興局経営企画部大船渡地域振興センター  地域振興課
〒022-8502 岩手県大船渡市猪川町字前田6-1
電話番号:0192-27-9911(内線番号:305) ファクス番号:0192-27-1395
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