第48回放送分 受動喫煙対策の協力について(平成30年5月)

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ページ番号1014063  更新日 平成30年5月24日

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写真1
収録風景です。

今回は、大船渡保健所の保健師 山崎菜穂子さんが出演しました。

特集テーマ「受動喫煙対策の協力について」

 気仙地域の喫煙率は県平均よりも高く、タバコが大きな危険因子と言われている肺がんの死亡率は県内でも高い状況です。また、岩手県の平成27年の脳卒中年齢調整死亡率は高い状況ですが、タバコは脳卒中の危険因子とされています。そこで、今回はタバコを吸うことがもたらす健康への影響と、タバコを吸わない方が受動喫煙で受ける健康への影響についてお話ししたいと思います。

タバコがもたらす健康への影響には

 タバコの煙の中には、ニコチン、タール、一酸化炭素の三大有害物質が含まれています。ニコチンは、依存症を引き起こすほか、血管を収縮させて血管の流れを悪くします。タールは発がん性物質を含んでおり、一酸化炭素は、体を酸素欠乏状態にするため、動脈硬化や心臓病を起こしやすくします。そのため、タバコを吸うことや周りの方がタバコの煙を吸うことは肺がんや咽頭がん、虚血性心疾患等の重大な疾患を引き起こす可能性があります。

受動喫煙によるリスクを減らすためには

 例えば、働く人にとって1日の大半を過ごす職場でタバコを吸う方がいると、タバコを吸っていなくても受動喫煙によって、肺がんと心疾患のリスクが1.3倍程度高まるとされています。したがって、タバコを吸わない方が他人のタバコの煙を吸わない環境づくりが必要になります。そのためにも、喫煙の危険性や禁煙の重要性を1人1人が身近な問題としてとらえ、行動する必要があります。

正しい知識を身に付け、しっかりと意識をして行動

 タバコを吸うことは自分にはもちろん、周囲のタバコを吸わない方にも深刻な健康影響を与えます。受動喫煙は、頭痛や眼、鼻、のどの不調を引き起こす危険因子となるほか、肺がんや心疾患等の病気を引き起こす可能性があります。そのほか、妊婦さんの低出生体重児の出産につながることや、赤ちゃんの乳幼児突然死症候群との関連が指摘されています。自分自身だけでなく、家族や周囲の人の健康を守るためにも禁煙を心がけたいですね。

リスナーのみなさんへ

 毎年5月31日は世界保健機関が定める「世界禁煙デー」です。また、厚生労働省では、世界禁煙デーに始まる5月31日から6月6日の1週間を「禁煙週間」と定めて、普及啓発を行っています。この機会に、家族や周囲の人の健康を守るためにも禁煙や受動喫煙防止に御理解と御協力をよろしくお願いします。

【パーソナリティ】FMねまらいん 及川 透子さん
【出演者】大船渡保健所保健課 保健師 山崎 菜穂子

振興局からのお知らせ

写真2
パーソナリティ及川さんと記念撮影です。
  1. 山火事に注意しましょう
  2. 平成30年度6月に行う住宅再建相談会について(本放送)/ 高田松原津波復興祈念公園活動グループの募集について(再放送)
  3. HIV検査普及週間のお知らせ
  4. 歯の健康を守りましょう

※ 「気仙ふっこう スマイル通信」では、番組についての皆様からの御意見や御感想をお待ちしております。下記のフォームにご記入いただくか、お電話など、お気軽にお寄せください。今後の番組制作の参考とさせていただきます。
電話番号は、0192-27-9911です。

このページに関するお問い合わせ

沿岸広域振興局経営企画部大船渡地域振興センター  地域振興課
〒022-8502 岩手県大船渡市猪川町字前田6-1
電話番号:0192-27-9911(内線番号:305) ファクス番号:0192-27-1395
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