平成28年「岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査」結果(速報)

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ページ番号1002339  更新日 平成28年4月26日

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1 目的

復興計画に基づいて県が行う施策・事業の実施状況や進捗に関し、県民がどの程度”重要”だと感じ、どの程度復旧・復興を”実感”しているか等を、毎年継続的に把握することで、計画の実効性を高め、長期にわたる復興に向けた取組の着実な推進を図るもの。

2 平成28年調査の実施状況

  • 調査対象  県内に居住する20歳以上の男女個人5,000人
  • 調査時期 平成28年1月~2月
  • 調査方法 郵送法
  • 回収状況  回収率 66.2%(3,311人/5,000人)

3 今後の予定

平成28年7月下旬頃にデータ編を公表予定

調査結果(速報)の概要について

1 全般的な復旧・復興の実感などについて

(1)岩手県全体の復旧・復興の実感

  • 県全域
    「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:46.7%
    前回調査と比較すると、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は7.3ポイント減少している。
  • 沿岸部
    「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:42.8%
    前回調査と比較すると、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は8.4ポイント減少している。

(2)お住まいの市町村の復旧・復興の実感

  • 県全域
    「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:28.1%
    「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:16.4%
    前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、6.5ポイント増加し、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は5.7ポイント減少している。
  • 沿岸部
    「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:36.8%
    前回調査と比較すると、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は8.8ポイント減少している。

(3)現在の生活への震災の影響

  • 県全域
    「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計:60.3%
    前回調査と比較すると、「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計は、7.1ポイント増加している。
  • 沿岸部
    「やや影響を受けている」「影響を受けている」の合計:40.2%
    前回調査と比較すると、「やや影響を受けている」「影響を受けている」の合計は、8.0ポイント減少している。

2 施策別の復旧・復興の実感などについて(具体的な取組29項目)

(1)重要度が高い項目

  • 県全域
    1 医療機関等の機能回復
    2 学校施設等の復旧・整備
    3 雇用の場の確保
    地域別に見ると、沿岸北部では、「医療施設等の機能回復」、沿岸南部では、「道路網の整備」の重要度が最も高い。

(2)進捗への実感が低い項目

  • 県全域
    29 放射線影響対策
    28 住宅や宅地の供給
    27 再就職に向けた取組
    地域別に見ると、沿岸北部では「放射線影響対策」、沿岸南部では「鉄道網の復旧」の進捗への実感が最も低い。

(3)復興促進ニーズ度が高い項目

「復興促進ニーズ度」=「重要度」-「進捗への実感」
(重要度が高く、進捗への実感が低いと、復興を急ぐニーズが高いと解される。)

  • 県全域
    1 再就職に向けた取組
    2 雇用の場の確保
    3 住宅や宅地の供給
    地域別に見ると、沿岸北部では「雇用の場の確保」、沿岸南部では「鉄道網の復旧」の復興促進ニーズ度が高い。

3 復旧・復興に向けた優先施策について

  • 県全域
    1 防災都市・地域づくり
    2 生活の安定と住環境の再建等への支援
    3 保健・医療・福祉提供体制の整備
    地域別に見ても、ほぼ同様の傾向となっている。

復興意識調査の位置付け

復興意識調査の位置付けの模式図

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このページに関するお問い合わせ

復興防災部 復興推進課 推進担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-6935(内線6935) ファクス番号:019-629-6944
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。