平成30年「岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査」結果(速報)について

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ページ番号1002335  更新日 平成30年5月7日

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「岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査」について

1 目的

復興計画に基づいて県が行う施策、事業の実施状況や進捗に関し、県民がどの程度❝重要❞だと感じ、どの程度復旧・復興を❝実感❞しているか等を、毎年継続的に把握することで、復興計画の実行性を高め、長期にわたる復興に向けた取組の着実な推進を図るもの。

2 平成30年調査の実施状況

  • 調査対象:県内に居住する18歳以上の男女個人5,000人
  • 調査時期:平成30年1月~2月
  • 調査方法:郵送法
  • 回収状況:回収率69.1%(回答者数:3,453人)

3 今後の予定

平成30年7月頃にデータ編を公表予定

調査結果(速報)の概要について

グラフ:県全体の復旧・復興の実感(県全域の回答者)(沿岸部の回答者)
沿岸部において、調査以降初めて、県全体の復旧・復興を「進んでいる」「やや進んでいる」と感じる割合が、「遅れている」「やや遅れている」と感じる割合を上回りました。

1 全体的な復旧・復興の実感について

(1)岩手県全体の復旧・復興の実感

県全域
  • 「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:31.8%
  • 「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:38.0%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、3.4ポイントの増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は4.4ポイント減少している。

沿岸部
  • 「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:39.9%
  • 「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:36.9%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、5.5ポイントの増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は1.0ポイント減少している。

(2)お住まいの市町村の復旧・復興の実感

県全域
  • 「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:33.7%
  • 「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:12.6%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、2.1ポイントの増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は1.7ポイント減少している。

沿岸部
  • 「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計:47.7%
  • 「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計:30.1%

前回調査と比較すると、「進んでいると感じる」「やや進んでいると感じる」の合計は、5.0ポイントの増加、「やや遅れていると感じる」「遅れていると感じる」の合計は2.9ポイント減少している。

(3)現在の生活への震災の影響

県全域
  • 「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計:64.1%
  • 「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計:19.4%

前回調査と比較すると、「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計は0.6ポイント増加、「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計は、0.1ポイント増加している。

沿岸部
  • 「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計:42.1%
  • 「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計:39.1%

前回調査と比較すると、「影響を受けていない」「あまり影響を受けていない」の合計は変わっておらず、「影響を受けている」「やや影響を受けている」の合計は、1.3ポイント増加している。

2 施策別の復旧・復興の実感などについて(具体的な取組29項目)

(1)重要度が高い項目

 県全域
  1. 医療機関等の機能回復
  2. 学校施設等の復旧・整備
  3. 信頼性の高い道路網の整備

地域別にみると、沿岸部で「信頼性の高い道路網の整備」の重要度が最も高い。

(2)進捗への実感が低い項目

県全域

 29.放射能影響対策
 28.災害時の高齢者等支援体制
 27.産業集積、新産業創出

地域別にみると、沿岸南部で「観光客の回復・増加」の進捗への実感が最も低い。

(3)復興促進ニーズ度が高い項目

「復興促進ニーズ度」=「重要度」ー「進捗への実感」
(重要度が高く、進捗への実感が低いと、復興を急ぐニーズが高いと解される。)

県全域
  1. 雇用の場の確保
  2. 災害時の高齢者等支援体制
  3. 放射能影響対策

地域別にみると、沿岸部では「災害時の高齢者等支援体制」、内陸部では「雇用の場の確保」の復興促進ニーズ度が高い。

3 復旧・復興に向けた優先施策について

県全域

  1. 防災都市・地域づくり
  2. 生活の安定と住環境の再建等への支援
  3. 交通ネットワークの構築

地域別にみると、沿岸部・内陸部ともに「防災都市・地域づくり」が優先度が高い結果となっている。

復興意識調査の位置付け

復興意識調査の位置付けの模式図

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このページに関するお問い合わせ

復興防災部 復興推進課 推進担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-6935(内線6935) ファクス番号:019-629-6944
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