平成25年11月22日教育長記者会見における質疑応答

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1020160  更新日 令和1年5月8日

印刷大きな文字で印刷

平成25年11月22日(金曜日)
県庁10階  教育委員室

発表事項:

  • なし

質問事項:

  • 平泉の金鶏山と高舘の答申について
  • 県立高田高校の校舎新築について
  • 職員の懲戒処分について
  • 県学調の結果について

質疑応答

教育企画室
ただいまから、教育長記者会見を始めます。
本日は、教育長からの発表はありませんので記者クラブからの質問をお願いします。

幹事社
記者クラブからの代表質問はありませんので、各社から質問がありましたらお願いします。

記者
先日、文化審議会で平泉の金鶏山と高舘が「おくのほそ道の風景地」の一部として国の名勝指定の答申がありましたが、所感をお聞かせください。

教育長
平泉は岩手を代表する文化遺産ですから、一つひとつ追加登録に向けた調査研究を進めている中で、国からの指定に結びつくということは、平泉の知名度を上げ、県民の方々に理解を深めていただく上で大きな力になると思います。
私どもが目指すところは、一つは平泉の追加登録ですし、もう一つは平泉の価値を県内のみならず世界に発信し、守り育てていくことですから、これを一つの契機として、引き続き力を入れていきたいと思います。

記者
県立高田高等学校の校舎新築について、今定例会に契約議案を提出するようですが、2回入札不調があり3度目ということについて所感をお聞かせください。

教育長
正直ほっとしています。12月県議会に議案を提出し、議決いただければ契約というはこびになります。お話にあったとおり2回の入札不調があったので、予定どおり進めるにはかなり厳しい日程になっているので、正直ほっとしています。これから実際の工事に入るといろいろな事が起こるかもしれませんので、何とか色々と事業者の方々、地域の方々と調整して、一日も早く建築して何とか子どもたちを新しい校舎にお迎えするように、全力を尽くしていきたいと思っています。

記者
この前の定例会で、被災地域の教員が飲酒運転による懲戒免職となりましたが、これに対する所感をお聞かせ願います。

教育長
何よりも、第一に県民の皆さんにお詫びしたいと思います。被災地というお話もありましたが、何よりも、子どもたちをお預かりする学校の教職員が道路交通法違反を2つ重ねるという事案で、懲戒免職の処分をせざるを得なくなり、子どもたちを預けていらっしゃる地域の方々、県民の方々の信頼を大きく裏切ることになりますので、お詫び申し上げなければなりません。また、今後二度とこういったことが起こらないように私どもとしても力を尽くしていかなければなりません。
一方で、被災地というお話がありましたが、厳しい勤務環境の中で地域の方々と一緒になって子どもたちのために取り組んでいる多くの教職員もいる中で、そういった教職員の努力も裏切ることになったので、残念です。やはり、一日も早く教育に対する信頼を回復できるように、また私どもとしてもこういったことが二度と起こらないように努めていきたいと考えます。

記者
前の月にも花巻で懲戒処分がありまして、最近続いているという印象ですが、抜本的対策はないかもしれませんが、改めて対策はどのようにお考えですか。

教育長
抜本的な対策というのは、やはり、最後は、いかに自分たちの行為が子どもたちを裏切ることになるのかということを考え、子どもたち一人ひとりへの想いを致してほしいということです。
もう一つは、職場づくりについて、従前からそれぞれの学校にはお願いしているところですが、教員同士の人間関係、教員と子どもとの人間関係という、よりよい学校づくりをしていただくことによって、教職員の不祥事だけでなく、子どもたちと教員との人間関係であれば体罰の問題ですとか、子どもと子どもの関係であればいじめという問題など、そういったことが起こらないように、人間関係も含めて、一つひとつの学校が学校づくりを取り組んでいかなければならないと思います。
私どもとしても、そういう学校づくりがなされるように、研修など、あらゆる機会を捉えて、取り組んでいきたいと思います。 
体罰の問題については、新たな研修をスタートしたところですが、これは体罰のためだけの研修というよりは、トータルな意味でよりよい学校づくりのための研修と位置づけており、今後も教職員の方々と一緒になって取り組んでいきたいと考えます。

記者
昨日公表された県学調の結果について、所感をお聞かせください。

教育長
一言で言うと、学校の取組によって、授業が分かるという子どもが増えているので、少しずつ成果が表れつつあるものの、やはり、全国学調と同じような課題が明らかになっているということだと思います。最後は子どもたち一人ひとりに、小学校段階、中学校段階で、身に付けるべき学力をしっかり身に付けてもらうように、それに向けて今後とも取り組まなければならない課題が非常にあるな、というのが所感です。
 
記者
全国学調と別に県学調をやっていることから、非常に細かい結果が出ているかと思いますが、今後具体的にこういうことに取り組んでいきたいといったことがあればお聞かせください。

教育長
結果が出ましたので、これから教育センターを中心に詳細な分析を行い、県全体でこれから何に取り組んでいったらいいのか、今までどおりの取り組みでいいのか、今後何か新しいことをする必要があるのか、当然、考えていかないといけません。
今、私どもが議論しているのが、せっかく全国学調、県学調の両方をやっているので、これを関連させて岩手の子どもたちの力を経年変化でずっとみられるような方策はないかということです。それぞれの子どもたちの状況も課題も違うので、各学校で、そういうデータの学校毎の課題を分析の上、対応策を考えてもらい、それに対して市町村教育委員会と、県教育委員会が支援していくということになるのだろうと思います。まずは、県として子どもたちの状況をよりよく把握できるように、全国学調と県学調を併せた基礎的データを学校にお示しできるようなシステムにしていかなければならないと思います。これまで以上に両方を関連付けてデータ整理できないかということを、今検討しています。

教育企画室
 以上をもちまして本日の記者会見を終了します。

このページに関するお問い合わせ

岩手県教育委員会事務局 教育企画室 企画担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-6106 ファクス番号:019-629-6119
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。