『在宅ケア児者サポートブック』の発行

ページ番号1053676  更新日 令和6年3月13日

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表紙

 重い病気や障がいをお持ちの方々が在宅で生活するためには、医療、保健、福祉、療育、保育及び教育など様々な分野の支援者との関わりが必要であり、そのためには、各支援者が個々の事情や悩みを把握及び理解して、切れ目のない支援につなげていく必要があります。

 また、近年多発する自然災害により、膨大な被災者の発生や電気・水道・ガス・交通網などのライフラインの寸断など、即座に公的な支援を受けることが難しくなる状況も想定されることから、「支援を待つ」だけでなく、「自分のいのちは自分で守る」という心構えを持ち、日ごろから災害時の対応について考えておくことも大切です。

 このことから、令和3年度に岩手医科大学において、在宅で生活する重い病気や障がいをお持ちの方々一人一人の特性に合わせた日ごろの生活環境の整備や、災害への備えを行う際の一助として御活用いただくことを目的として「在宅ケア児者サポートブック」を作成しました。

 当サポートブックで取り上げている内容は、主に在宅で人工呼吸器や吸引器、酸素濃縮器等の医療機器を使って生活されている重症心身障がい児者の方を対象としたものとなりますが、ケアの内容やお住まいの地域等によって、準備すべき内容や災害時の対応の仕方も異なることから、それぞれの特性や環境に合わせて、地域の支援者の方々と相談及び協力しながら必要な内容を記入いただき、御活用いただければ幸いです。

 当サポートブックの内容を作成していく過程を通じて、一人でも多くの方々にとって在宅生活における支援の充実や災害への備えについて御検討いただくきっかけとなり、いざというときにお役立ていただける内容となれば幸いです。

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 障がい保健福祉課 療育担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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